JP2002204890A - 景品捕獲ゲーム方法および装置 - Google Patents

景品捕獲ゲーム方法および装置

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JP2002204890A
JP2002204890A JP2001004416A JP2001004416A JP2002204890A JP 2002204890 A JP2002204890 A JP 2002204890A JP 2001004416 A JP2001004416 A JP 2001004416A JP 2001004416 A JP2001004416 A JP 2001004416A JP 2002204890 A JP2002204890 A JP 2002204890A
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catcher
arm
gripping
grip
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JP2001004416A
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Jun Yasuda
純 安田
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NMK TRADING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペイアウト率を調整することで、不公平感
を低減させる。 【解決手段】 把持アーム30、31の閉止力をソレノイド
49、50への通電遮断により一時的に弱めることで、景品
14を把持している場合にも、該景品14を落下させる。こ
こで、把持アーム30、31の閉止力を弱めるか否かは、予
め入力されたペイアウト率に基づいて制御手段が決定す
る。例えば、ペイアウト率が2割に設定されていれば、
10回のゲームに対し2回だけ景品14が払い出されるよ
う、把持アーム30、31の閉止力が弱められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、景品をキャッチ
ャーの把持アームで把持捕獲する景品捕獲ゲーム方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の景品捕獲ゲームは、遊技
者が操作ボタンを操作し、把持アームが設けられたキャ
ッチャーを捕獲しようとする景品に向かって水平移動さ
せることからスタートする。そして、捕獲しようとする
景品の直上までキャッチャーが移動すると、遊技者は前
記ボタンの操作を停止する。この結果、該キャッチャー
はその位置で景品に向かって下降限まで自動的に下降
し、その後、把持アームを閉止させる。
【0003】このとき、運が良ければ景品が把持アーム
に把持されるが、把持に失敗することもある。次に、キ
ャッチャーは自動的に上昇限まで上昇した後、景品排出
口の直上まで水平移動し、この位置で把持アームが開放
される。このとき、把持アームに景品が把持されている
と、該景品は把持アームから解放され景品排出口を通じ
て遊技者に払い出される。
【0004】ここで、前述の把持アームを揺動させる揺
動手段は、通常、特開平5−68750号公報に記載さ
れているように、外周縁が把持アームに接触する楕円形
の水平なカム板と、該カム板を水平面内で回転させるモ
ータと、両端が把持アームに係止された引張スプリング
とから構成されており、この結果、把持アームを閉止さ
せる閉止力(景品の把持力)は引張スプリングの付勢力
によって一義的に決定され、一定値である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、上手な遊技
者は景品を次々と捕獲することができるが、下手な遊技
者は景品を殆ど捕獲することができず、この結果、不公
平感が残り、すぐに飽きられてしまうという問題点があ
る。
【0006】この発明は、ペイアウト率を調整すること
で不公平感を低減させることができる景品捕獲ゲーム方
法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、複数の把持アームが設けられたキャッチャーを所定
位置まで水平移動させる工程と、該キャッチャーを下降
限まで下降させた後、把持アームを閉止させて該把持ア
ームに景品を把持させる工程と、キャッチャーを上昇限
まで上昇させる工程と、キャッチャーを景品排出口の直
上まで水平移動させるとともに、把持アームを開放させ
る工程とを備えた景品捕獲ゲーム方法において、前記景
品を把持させるために把持アームを閉止させた時点か
ら、景品排出口の直上で把持アームを開放させる時点ま
での間に、制御手段からの信号に基づいて把持アームの
閉止力を一時的に弱めることで、景品のペイアウト率を
調整するようにした景品捕獲ゲーム方法により、
【0008】第2に、複数の揺動する把持アームが設け
られたキャッチャーと、該キャッチャーを水平移動させ
る移動手段と、該キャッチャーを昇降させる昇降手段
と、把持アームが開放されたとき、該把持アームから解
放された景品を誘導排出する景品排出口とを備え、前記
キャッチャーを移動手段により所定位置まで水平移動さ
せた後、該キャッチャーを昇降手段により下降限まで下
降させるとともに、把持アームを閉止させて該把持アー
ムに景品を把持させ、次に、キャッチャーを昇降手段に
より上昇限まで上昇させた後、該キャッチャーを移動手
段により景品排出口の直上まで水平移動させるととも
に、把持アームを開放させるようにした景品捕獲ゲーム
装置において、前記景品を把持させるために把持アーム
を閉止させた時点から、景品排出口の直上で把持アーム
を開放させる時点までの間に、制御手段からの信号に基
づいて、把持アームの閉止力を一時的に弱めることで、
景品のペイアウト率を調整する調整手段を設けた景品捕
獲ゲーム装置により達成することができる。
【0009】この発明においては、景品を把持させるた
めに把持アームを閉止させた時点から、景品排出口の直
上で把持アームを開放させる時点までの間に、調整手段
により把持アームの閉止力を一時的に弱めることがあ
る。この場合には、把持アームによる閉止力(把持力)
が小さくなるため、景品を把持していても、該景品は落
下してしまう。ここで、前述のように把持アームの閉止
力を弱めるか否かは、予め入力されたペイアウト率に基
づいて制御手段が決定する。例えば、ペイアウト率が2
割に設定されていれば、10回のゲームに対し2回だけ
景品が払い出されるよう、把持アームの閉止力が弱めら
れる。これにより、上手、下手による景品捕獲の差が小
さくなって不公平感が低減し、誰でも楽しく遊べるゲー
ム装置となる。
【0010】ここで、キャッチャーは景品排出口の直上
に向かって水平移動を開始するときに、急激な移動によ
って一番大きく揺れるため、通常のゲーム時にも、この
時点で景品が把持アームから落下することが多い。この
ため、請求項3に記載のように、この時点において把持
アームの閉止力を弱め、把持した景品が揺れで自然に落
下したように思わせれば、作為的な不自然さがなくな
る。さらに、請求項4に記載のように構成すれば、簡単
な構成で容易に把持アームの閉止力を弱めることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2において、11は、通
常、クレーンゲーム装置と呼ばれている景品捕獲ゲーム
装置であり、このゲーム装置11は四角箱形のフレーム12
を有し、このフレーム12の上部には透明プレートにより
囲まれた景品ケース13が設けられている。この景品ケー
ス13の底部には、図示していない水平な仕切り板が設置
され、この仕切り板上にはぬいぐるみ等の大型景品14が
多数載置されている。
【0012】15はフレーム12の上端部に取り付けられた
水平な一対のガイドレールであり、これらのガイドレー
ル15は同一高さに位置するとともに左右方向に延びてい
る。16は前記ガイドレール15にそれぞれ支持された走行
台であり、これらの走行台16は、内蔵された図示してい
ない走行機構によりガイドレール15にガイドされながら
左右方向に同期して走行する。17は前記走行台16に両端
が取り付けられた前後方向に延びる水平なガイドレール
であり、このガイドレール17には移動台18が支持されて
いる。そして、この移動台18は内蔵された図示していな
い移動機構によりガイドレール17に案内されながら前後
方向に移動する。前述したガイドレール15、17、走行台
16、移動台18は全体として、後述するキャッチャーを水
平移動させる移動手段19を構成する。
【0013】この移動台17には、モータ21および該モー
タ21の出力軸に連結された巻上げドラム22からなる昇降
手段23が内蔵され、この昇降手段23の巻上げドラム22に
上端部が巻き取られた吊り下げ索24は前記移動台17から
吊り下げられている。この吊り下げ索24の下端にはキャ
ッチャー25が取り付けられ、この結果、前記昇降手段23
が作動して吊り下げ索24が巻き取られると、キャッチャ
ー25は上昇し、一方、吊り下げ索24が巻き出されると、
キャッチャー25は下降する。
【0014】前記キャッチャー25は中空ケース26を有
し、この中空ケース26内には支持フレーム27が収納固定
されている。30、31は支持フレーム27に回転可能に支持
されたピン32、33に上端部が固定された複数、ここでは
一対の把持アームであり、これらの把持アーム30、31は
くの字形を呈してほぼ上下方向に延びるとともに、周方
向に 180度離れて配置されている。また、これら把持ア
ーム30、31の上端部(基端部)内側にはブラケット34、
35を介してローラ37、38が回転可能に支持されている。
【0015】40は支持フレーム27の中央部に取り付けら
れたモータであり、このモータ40の回転軸41の先端(下
端)には水平な楕円状のカム板42が固定されている。そ
して、このカム板42は前記ローラ37、38間に位置すると
ともに、その外周がこれらローラ37、38の外周に転がり
接触している。この結果、前記モータ40が作動してカム
板42が回転すると、把持アーム30、31はピン32、33を中
心として、図2に実線で示す閉止位置Hと、仮想線で示
す開放位置Kとの間を揺動し開閉する。このとき、把持
アーム30、31の上端部は中空ケース26に形成された上下
方向に延びるスリット43、44内を通過するため、中空ケ
ース26から干渉を受けることはない。
【0016】45は両端が前記ブラケット34、35に係止さ
れた引張スプリングであり、この引張スプリング45は前
記把持アーム30、31を閉止方向、即ち下端(先端)同士
が接近する方向に付勢し、ローラ37、38をカム板42に押
し付ける。ここで、前記引張スプリング45自身の付勢力
は従来の引張スプリングよりかなり弱く、この結果、把
持アーム30、31が閉止して景品14を両側から把持したよ
うに見えても、上昇すると、景品14の自重で把持アーム
30、31は開いてしまうのである。前述したローラ37、3
8、モータ40、カム板42、引張スプリング45は全体とし
て、把持アーム30、31を揺動させることで開閉させる揺
動手段46を構成する。また、前述した中空ケース26、支
持フレーム27、把持アーム30、31、揺動手段46は全体と
して、前述のキャッチャー25を構成する。
【0017】49、50はピン32、33の直上の支持フレーム
27にそれぞれ固定された調整手段としてのソレノイドで
あり、これらのソレノイド49、50のプランジャ51、52の
先端(下端)にはピン53、54がそれぞれ固定されてい
る。55、56は前記ピン32、33に基端が固定され、前記ピ
ン53、54に向かって延びるアームであり、これらのアー
ム55、56には長手方向に延び前記ピン53、54がそれぞれ
挿入された長孔57、58が形成されている。この結果、ソ
レノイド49、50のプランジャ51、52はアーム55、56、ピ
ン32、33を介して把持アーム30、31に連結されることに
なる。
【0018】そして、前記ソレノイド49、50に通電され
ると、プランジャ51、52が引っ込んでアーム55、56が上
方に向かって揺動するため、把持アーム30、31の閉止力
(把持力)は、引張スプリング45の付勢力にプランジャ
51、52による揺動力が付加されて従来の把持アームの閉
止力より強力となり、この結果、把持アーム30、31によ
る景品14の把持の確率が高くなる。一方、前記ソレノイ
ド49、50に対する通電が遮断されてプランジャ51、52が
フリー状態となると、揺動アーム30、31の閉止力は引張
スプリング45の付勢力だけとなり、この結果、前述のよ
うに景品14を把持しても、持ち上げると落下してしま
う。
【0019】60はフレーム12の下部に設けられた誘導通
路であり、この誘導通路60の上端は景品ケース13内にお
いて景品排出口61として開口し、一方、その下端はフレ
ーム12の下部前面に景品取り出し口62として開口してい
る。そして、前述の把持アーム30、31に景品14が把持さ
れているとき、キャッチャー25が景品排出口61の直上ま
で移動するとともに、把持アーム30、31が開放すると、
該景品14は把持アーム30、31から解放されて、景品排出
口61から誘導通路60に排出され、該誘導通路60の下端ま
で落下する。63は誘導通路60の途中に設けられた検出セ
ンサであり、この検出センサ63は景品14が誘導通路60内
を通過したとき、これを検出して後述の制御手段65に出
力する。
【0020】65は、例えばCPU等の制御手段、66は前
記制御手段65からの信号を受けてソレノイド49、50に通
電される電力を制御する駆動部であり、この駆動部66
は、例えば、パルス発生器、サイリスタ、トライアック
等からなる。そして、この駆動部66はパルス数、通電時
間を制御することで、プランジャ51、52から把持アーム
30、31に付与する揺動力を制御しており、この結果、把
持アーム30、31の閉止力は容易に調整される。
【0021】68、69はフレーム12の操作台67に設置され
た操作ボタンであり、前記操作ボタン68が押されている
間だけ、制御手段65は走行台16の走行機構を作動させて
該走行台16を矢印方向と同一方向、即ち右方に走行させ
る。また、制御手段65は、前記操作ボタン69が押されて
いる間だけ移動台18の移動機構を作動して該移動台18を
矢印方向と同一方向、即ち後方に向かって移動させる。
さらに、前記制御手段65はモータ21、40の作動も制御す
る。なお、70は操作台67に設置されたコイン投入口であ
る。
【0022】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。ゲーム開始前においては、走行台16は左方
限に、また、移動台18は前方限に、さらに、吊り下げ索
24は最大量まで巻き取られ、この結果、キャッチャー25
は景品ケース13の左前上部の待機位置で停止している。
このとき、把持アーム30、31はカム板42により図2に仮
想線で示す開放位置Kまで揺動しており、また、ソレノ
イド49、50への通電は遮断されている。
【0023】次に、遊技者がコイン投入口70に所定枚数
のコインを投入した後、操作ボタン68を押すと、走行台
16は移動台18、キャッチャー25と共にガイドレール15に
ガイドされながら右方に水平移動する。そして、この右
方への移動は、遊技者が操作ボタン68を押している間だ
けであり、遊技者がタイミングを見計らって操作ボタン
68から手を離すと、その移動を停止する。
【0024】次に、遊技者が操作ボタン69を押すと、移
動台18はキャッチャー25と共にガイドレール17にガイド
されながら後方に水平移動する。そして、この後方への
移動も、遊技者が操作ボタン69を押している間だけであ
り、遊技者がタイミングを見計らって操作ボタン69から
手を離すと、その移動を停止する。
【0025】このようにキャッチャー25が所定位置まで
水平移動すると、制御手段65はモータ21を作動して巻上
げドラム22を回転させ、吊り下げ索24を巻上げドラム22
から巻き出す。これにより、キャッチャー25は把持アー
ム30、31が開放位置Kのまま下降する。そして、キャッ
チャー25が下降限まで下降し、把持アーム30、31が景品
14に接触すると、制御手段65はモータ40を作動して回転
軸41、カム板42を回転させる。これにより、把持アーム
30、31は引張スプリング45に引っ張られて閉止方向に揺
動する。このとき、運が良ければ把持アーム30、31は景
品14を両側から把持する。
【0026】そして、把持アーム30、31が図2に実線で
示す閉止位置Hに到達すると、制御手段65から駆動部66
に信号を出力され、該駆動部66は前記信号に基づいた値
の電力をソレノイド49、50に通電する。これにより、プ
ランジャ51、52が引っ込んでアーム55、56が上方に向か
って揺動し、把持アーム30、31の閉止力(把持力)は、
引張スプリング45の付勢力にプランジャ51、52による揺
動力が付加されて従来より強力となる。この結果、従来
では景品14が把持されていないような場合でも、把持さ
れることがあり、把持の確率が高くなる。
【0027】ここで、前述のように把持アーム30、31が
閉止位置Hに到達したとき、ソレノイド49、50から把持
アーム30、31に揺動力を付与するのは、把持アーム30、
31が揺動している途中で揺動力を付与すると、把持アー
ム30、31の揺動が不自然となるが、この時期であると、
このような不自然さが出ないからである。
【0028】次に、制御手段65はモータ21を作動して巻
上げドラム22を回転させ、吊り下げ索24を巻上げドラム
22に巻き取る。これにより、キャッチャー25は上昇限ま
で上昇するが、このとき、把持アーム30、31が景品14を
把持していると、その把持が移動台18に設けられた把持
センサ(図示していない)により検出され、把持信号が
制御手段65に出力される。次に、制御手段65は移動台18
をガイドレール17に沿って前方に移動させるとともに、
走行台16をガイドレール15に沿って右方に移動させ、キ
ャッチャー25を景品排出口61の直上まで水平移動させ
る。
【0029】その後、制御手段65はモータ40を作動して
カム板42を回転させ、把持アーム30、31を引張スプリン
グ45に対抗して開放方向に揺動させるとともに、ソレノ
イド49、50に対する通電が継続している場合には、その
通電を遮断し、把持アーム30、31に対する揺動力の付与
を終了させる。このとき、把持アーム30、31に景品14が
把持されていると、該景品14は把持アーム30、31による
把持から解放され、景品排出口61を通過した後、誘導通
路60の下端まで落下する。このように景品14が誘導通路
60内を通過すると、検出センサ63は該景品14を検出し、
検出信号を制御手段65に出力する。そして、景品14が払
い出された場合には、遊技者は該景品14を景品取り出し
口62を通じて取り出す。
【0030】そして、この実施形態においては、景品14
を把持させるために把持アーム30、31を閉止させた時点
から、景品排出口61の直上で把持アーム30、31を開放さ
せる時点までの間に、ソレノイド49、50に対する通電を
遮断して把持アーム30、31の閉止力を一時的に弱めるこ
とがある。この場合には、把持アーム30、31の閉止力
(把持力)が引張スプリング45の付勢力だけとなって小
さくなるため、該把持アーム30、31が景品14を把持して
いても、把持アーム30、31が景品14の自重により開き、
該景品14は落下してしまう。
【0031】ここで、前述のように把持アーム30、31の
閉止力を景品14の搬送の途中で弱めるか否か、即ちソレ
ノイド49、50に対する通電を遮断するか否かは、制御手
段65が予め入力されたペイアウト率に基づいて決定す
る。例えば、ペイアウト率が2割に設定されていれば、
把持センサからの把持信号を考慮しながら、10回のゲ
ームに対し2回だけ景品14が払い出されるよう、把持ア
ーム30、31の閉止力が弱められる。実際には、景品14を
把持できないゲームがあるので、前述のペイアウト率で
は、把持アーム30、31の閉止力を弱める回数は8回より
少なくなる。このようにソレノイド49、50によって景品
14のペイアウト率がある値に常に調整されるため、上
手、下手による景品14の捕獲の差が小さくなって不公平
感が低減し、誰でも楽しく遊べるゲーム装置11となる。
【0032】そして、キャッチャー25は景品排出口61の
直上に向かって水平移動を開始するときに、急激な移動
によって一番大きく揺れるため、通常のゲーム時にも、
この時点で景品14が把持アーム30、31から落下すること
が多い。このため、キャッチャー25が景品排出口61の直
上に向かって水平移動を開始するときに、ソレノイド4
9、50に対する通電を遮断して把持アーム30、31の閉止
力を弱めるようにすれば、把持した景品14が揺れで自然
に落下したように思われ、作為的な不自然さをなくする
ことができるので、この時点で把持アーム30、31の閉止
力を弱めるようにすることが好ましい。
【0033】なお、前述の実施形態においては、調整手
段をプランジャ51、52が把持アーム30、31に連結された
ソレノイド49、50から構成したが、この発明において
は、引張スプリングを引き伸ばしたり戻したりするクラ
ンク機構、ラック・ピニオン機構等から構成したり、あ
るいは、引張スプリングの中央部に係合する楕円状のカ
ム板、および、該カム板を回転させることで引張スプリ
ングを真っ直ぐとしたりくの字形に変形させるモータと
から構成するようにしてもよい。
【0034】また、前述の実施形態においては、ソレノ
イド49、50のプランジャ51、52を引っ込ませたとき、把
持アーム30、31に把持力を付加するようにしたが、この
発明においては、ソレノイドのプランジャを突出させた
とき、把持アームに把持力を付加するようにしてもよ
い。さらに、前述の実施形態においては、ソレノイド4
9、50(調整手段)の作動時に把持アーム30、31に揺動
力を付加する一方で、その非作動時に前記揺動力を消失
させて把持アーム30、31の閉止力を一時的に弱めるよう
にしたが、この発明においては、調整手段の作動時に引
張スプリングによる付勢力と逆方向の揺動力を付与する
ことで、把持アームの閉止力を一時的に弱めるようにし
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ペイアウト率を調整することで、不公平感を低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す全体斜視図であ
る。
【図2】キャッチャーの正面断面図である。
【符号の説明】
11…景品捕獲ゲーム装置 14…景品 19…移動手段 23…昇降手段 25…キャッチャー 30、31…把持アーム 49、50…調整手段 61…景品排出口 65…制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の把持アームが設けられたキャッチャ
    ーを所定位置まで水平移動させる工程と、該キャッチャ
    ーを下降限まで下降させた後、把持アームを閉止させて
    該把持アームに景品を把持させる工程と、キャッチャー
    を上昇限まで上昇させる工程と、キャッチャーを景品排
    出口の直上まで水平移動させるとともに、把持アームを
    開放させる工程とを備えた景品捕獲ゲーム方法におい
    て、前記景品を把持させるために把持アームを閉止させ
    た時点から、景品排出口の直上で把持アームを開放させ
    る時点までの間に、制御手段からの信号に基づいて把持
    アームの閉止力を一時的に弱めることで、景品のペイア
    ウト率を調整するようにしたことを特徴とする景品捕獲
    ゲーム方法。
  2. 【請求項2】前記キャッチャーが景品排出口の直上に向
    かって水平移動を開始するときに把持アームの閉止力を
    弱めるようにした請求項1記載の景品捕獲ゲーム方法。
  3. 【請求項3】複数の揺動する把持アームが設けられたキ
    ャッチャーと、該キャッチャーを水平移動させる移動手
    段と、該キャッチャーを昇降させる昇降手段と、把持ア
    ームが開放されたとき、該把持アームから解放された景
    品を排出する景品排出口とを備え、前記キャッチャーを
    移動手段により所定位置まで水平移動させた後、該キャ
    ッチャーを昇降手段により下降限まで下降させるととも
    に、把持アームを閉止させて該把持アームに景品を把持
    させ、次に、キャッチャーを昇降手段により上昇限まで
    上昇させた後、該キャッチャーを移動手段により景品排
    出口の直上まで水平移動させるとともに、把持アームを
    開放させるようにした景品捕獲ゲーム装置において、前
    記景品を把持させるために把持アームを閉止させた時点
    から、景品排出口の直上で把持アームを開放させる時点
    までの間に、制御手段からの信号に基づいて、把持アー
    ムの閉止力を一時的に弱めることで、景品のペイアウト
    率を調整する調整手段を設けたことを特徴とする景品捕
    獲ゲーム装置。
  4. 【請求項4】前記調整手段を、プランジャが把持アーム
    に連結されたソレノイドから構成し、該ソレノイドに通
    電することで、プランジャから把持アームに閉止力を付
    加する一方、把持アームの閉止力を弱めるときには、ソ
    レノイドに対する通電を遮断してプランジャをフリー状
    態とした請求項3記載の景品捕獲ゲーム装置。
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