JP2656863B2 - クレーンゲーム機における把持部の上下動制御装置 - Google Patents
クレーンゲーム機における把持部の上下動制御装置Info
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Description
る把持部(以下キャッチャーという)の上下動制御装置
に関するものである。
6に示すように、前後左右に移動可能に取り付けられた
公知のクレーン43を図示しない操作ボタンにより所望
の景品44上まで移動させた後、前記クレーン43のア
ーム41を有するキャッチャー42を景品44位置まで
駆動手段により下降させ、アーム41を収斂させて景品
44を把持するようになっている。
キャッチャー42を吊り下げるワイヤー46、及び昇降
用モータ45により回転駆動される回転ドラム47とか
らなる。前記ワイヤー46の一端は回転ドラム47に取
り付けられているとともに、その他端には滑車48を介
してキャッチャー42が吊下されている。そして、昇降
用モータ45によって回転ドラム47が回転されると、
ワイヤー46が巻取り又は巻戻されて前記キャッチャー
42が昇降するようになっている。
ーンゲーム機のキャッチャー42の上下動タイミング
は、景品44が少なくなっても、キャッチャー42が景
品44に届くように、景品44が最も少ない場合を基準
にしてタイマー制御されていた。
くさん入り、垂直方向の移動可能な上端から最上部にあ
る景品44までの距離が短い場合、図6に実線で示すよ
うに、キャッチャー42がその景品44位置まで下降し
てからも前記タイマーの設定時間に至るまでは、ワイヤ
ー46がゆるむ方向に回転ドラム47が回転し続けてい
た。
多くなるほど設定時間に至るまでの待ち時間が長くな
り、即ちキャッチャー42のアーム41が景品44を把
持するまでの時間が長くなり、プレーヤーに大きな不快
感を与えていた。また、必要以上にゆるんだワイヤー4
6が、回転ドラム47において絡まって円滑に作動しな
くなったり、滑車48から外れる等のトラブルが起こる
おそれがあるという問題点があった。
れたものであって、その目的は、把持部材が対象物の位
置まで下降してから対象物を把持するまでの待ち時間を
無くしてプレーヤーに不快感を与えることなく、しかも
吊下索が絡まったりすることなく円滑に作動するクレー
ンゲーム機における把持部の上下動制御装置を提供する
ことである。
決するため、基端部が回転体に取付けられた吊下索の先
端部に対象物を把持するための把持片を備えた把持部材
を取付けるとともに、前記把持部材を駆動源の駆動力に
基づき回転体を回転させて前記吊下索を巻取り又は巻戻
しすることにより上下動可能に設け、前記把持部材の把
持片を収斂させて、対象物を把持するようにしたクレー
ンゲーム機において、前記吊下索を上下動可能に設けら
れた滑車に巻掛けて案内支持し、同滑車を付勢部材によ
り上方へ付勢するとともに、同付勢部材の付勢力を前記
把持部材の重量によって生じる張力に基づき吊下索が滑
車を下方へ押下げる力よりも小さく設定し、前記張力の
減少に伴い滑車が上方位置へ変位したとき、この変位状
態を検出した位置検出センサからの検出信号に基づき前
記駆動源の駆動を停止制御するようにしたことをその要
旨とする。
て吊下索の張力が減少すると、吊下索を案内支持する滑
車が付勢部材の付勢力によって上方位置へ変位される。
すると、この変位状態が位置検出センサにより検出さ
れ、この位置検出センサからの検出信号を受けて駆動源
の駆動が停止されるため、把持部材はそれ以上下降しな
くなる。そして、その後、把持部材の把持片が対象物を
掴むべく収斂し、その状態で把持部が上昇する。
図5に従って説明する。
部の操作パネル2の上面には、前後進ボタン3、左右移
動ボタン4、昇降ボタン5、及び硬貨投入口6が設けら
れている。前記操作パネル2前面には、景品を取り出す
取出口7、及び不良硬貨返却口8が設けられている。
に形成された透明なガラスケースにより景品スペース9
が設けられ、同景品スペース9には景品12が入れられ
ている。そして、プレーヤーは景品スペース9内にある
景品12を見ながらクレーンゲームを行うことができる
ようになっている。前記景品スペース9の下部には、前
記景品取出口7と連通する景品落し口13が設けられて
いる。
把持手段と、その把持手段を上下動させる駆動手段とか
ら構成されている。そして、クレーン14は公知の方法
により、景品スペース9の左右の内側面上部の案内レー
ル15に沿って前後方向に移動可能な第1の移動盤16
及び第1の移動盤16の案内レール17に沿って左右方
向に移動可能な第2の移動盤18によって前後左右に移
動可能に設けられている。また第2の移動盤18下面に
は、前記クレーン14が景品落し口13の真上にあると
きにオンする位置検出スイッチ39が設けられている。
2の移動盤18内に設けられ、駆動源たる昇降用モータ
19、把持部材としてのキャッチャー20を吊り下げる
吊下索としてのワイヤー21、及びベルト22を介して
昇降用モータ19により回転駆動される回転体としての
回転ドラム23とからなる。ワイヤー21の一端は回転
ドラム23に取り付けられているとともに、その他端に
は滑車24を介してキャッチャー20が吊下されてい
る。前記キャッチャー20には、景品12を把持するた
めの把持片としてのアーム25が備えられている。そし
て、昇降用モータ19によって回転ドラム23が回転さ
れると、ワイヤー21が巻取り又は巻戻しされて前記キ
ャッチャー20が昇降するようになっている。
26が設けられ、同支持アーム26には、支持棒28が
軸27にて回動可能に軸支されている。前記支持棒28
の一端28aには、滑車24が回動可能に軸支されてい
る。また、他端28b側下部には、一端が前記移動盤1
8に固定されたバネ29が取り付けられ、同バネ29に
よって支持棒28は、常に時計方向に傾動するよう付勢
されている。また、第2の移動盤18上には、支持棒2
8が軸27を中心に時計方向に傾動したときに、その他
端28bと接触可能な位置に位置検出センサとしてのマ
イクロスイッチ30が設けられている。
す制御手段としてのコントローラ31に接続されてお
り、支持棒28の他端28bとマイクロスイッチ30の
ボタン32とが接触したときに、オン信号をコントロー
ラ31に出力するようになっている。そして、図5に示
すように、コントローラ31はこのオン信号に基づいて
前記昇降用モータ19を駆動停止させるようになってい
る。その結果、回転ドラム23によるキャッチャー20
の下降動作を停止させる。
20の重力がかかっている状態のときには、バネ29の
付勢力よりもワイヤー21の張力の方が大きく、前記支
持棒28は、軸27を中心にして反時計方向に傾動して
いる。キャッチャー20が景品12に到達し、ワイヤー
21の張力が無くなると同時に、前記支持棒28は、バ
ネ29の付勢力によって軸27を中心にして時計方向に
傾動されるようになっている。そして、支持棒28の他
端28bとマイクロスイッチ30のボタン32とが接触
すると、同マイクロスイッチ30がオンする。
品12を掴むべく収斂するとともに、キャッチャー20
が上昇する。そして、第2の移動盤18が前後又は左右
に移動することにより、景品落し口13の真上まで移動
する。景品落し口13の真上まで達すると、位置検出ス
イッチ39が作動してアーム25が開き、景品12が景
品落とし口13に落ちる。
ム機1におけるキャッチャー20の上下動制御装置の作
用について説明する。プレイヤーが所定の金額の硬貨を
硬貨投入口6に投入すると、クレーンゲーム機1の操作
が可能となる。この状態で、前後進ボタン3及び左右移
動ボタン4を操作して、キャッチャー20を所望の景品
12の真上まで移動させる。
まで移動させることができたら、昇降ボタン5を押す。
すると、図2に示すように、昇降用モータ19が駆動さ
れることにより、回転ドラム23が回転し、ワイヤー2
1が下降し始めると同時に、アーム25が開く。
20が、景品12に到達すると、キャッチャー20を吊
下していたワイヤー21の張力が無くなり、支持棒28
を時計方向に付勢しているバネ29の付勢力の方が、滑
車24を下方に引っ張っているワイヤー21の張力より
も大きくなる。そのため、支持棒28が時計方向に傾動
し、支持棒28の他端部28bとマイクロスイッチ30
のボタン32とが接触し、マイクロスイッチ30がオン
する。そして、マイクロスイッチ30のオン信号がコン
トローラ31に入力される。
のオン信号に基づいて昇降用モータ19を停止させ、回
転ドラム23によるキャッチャー20の下降動作が停止
する。次いで、アーム25が景品12を掴むべく収斂さ
れる。アーム25が収斂された後、昇降用モータ19を
逆転させる。そして、図4に示すように、キャッチャー
20を、もとの高さまで上昇させる。次に、クレーン1
4が前後に移動し、キャッチャー20は景品落し口13
の真上まで移動する。景品落し口13の真上まで移動す
ると、位置検出スイッチ39が作動して、アーム25が
開いて景品12が景品落し口13に落とされる。その落
とされた景品12が、景品取出口7から出てきて、ゲー
ムが終了する。
23と滑車24との間に支持棒28の他端28bの接触
によってオンするマイクロスイッチ30を設けたことに
より、キャッチャー20が景品12に到達すると、速や
かにアーム25が収斂され、その状態で同キャッチャー
20は、上昇し始めるのでアーム25が景品12を把持
するまでの待ち時間を無くすことができる。従ってプレ
ーヤーに、待ち時間による不快感を与えずに済む。
絡まったり、滑車24や回転ドラム23から外れること
がなくなって円滑に作動する。しかも、ワイヤー21の
張力変化を一端28aに滑車24が回動可能に軸支され
ている支持棒28の上下位置によりオンオフするマイク
ロスイッチ30によって検出しているので、キャッチャ
ー20が景品12の位置まで下降するときに、中空上で
揺れていても、ワイヤー21の張力は変わらないため、
そのことが到達時検出の精度に影響を与えるおそれはな
い。
れるものでなく、吊下索として平ベルトを使用してもよ
い。また、位置検出センサとしては、支持アーム26の
傾動角度を検出し、それが予め設定された角度に達した
ときに、アーム25が景品12に到達したことに伴い滑
車24が上方位置に変位したものとして検出信号を出力
するポテンショメータ等を使用してもよい。
持部材が対象物の位置まで下降してから対象物を把持す
るまでの待ち時間を確実に無くすことができ、プレーヤ
ーに不快感を与えずに済むとともに、把持部材が対象物
の位置まで下降するときに、中空上で揺れていても、吊
下索の張力は変わらず、しかも滑車は上下方向へ移動可
能な構成であるため、位置検出センサの検出精度に影響
を与えるおそれがないという優れた効果を奏する。
概略斜視図である。
る。
の要部断面説明図である。
て上昇した状態の要部断面説明図である。
ある。
9…駆動源としての昇降用モータ、20…把持部材とし
てのキャッチャー、21…吊下索としてのワイヤー、2
3…回転体としての回転ドラム、24…滑車、25…把
持片としてのアーム、29…付勢部材としてのバネ、3
0…位置検出センサとしてのマイクロスイッチ、31…
コントローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】 基端部が回転体(23)に取付けられた
吊下索(21)の先端部に対象物(12)を把持するた
めの把持片(25)を備えた把持部材(20)を取付け
るとともに、前記把持部材(20)を駆動源(19)の
駆動力に基づき回転体(23)を回転させて前記吊下索
(21)を巻取り又は巻戻しすることにより上下動可能
に設け、前記把持部材(20)の把持片(25)を収斂
させて、対象物(12)を把持するようにしたクレーン
ゲーム機(1)において、前記吊下索(21)を上下動可能に設けられた滑車(2
4)に巻掛けて案内支持し、同滑車(24)を付勢部材
(29)により上方へ付勢するとともに、同付勢部材
(29)の付勢力を前記把持部材(20)の重量によっ
て生じる張力に基づき吊下索(21)が滑車(24)を
下方へ押下げる力よりも小さく設定し、前記張力の減少
に伴い滑車(24)が上方位置へ変位したとき、この変
位状態を検出した位置検出センサ(30)からの検出信
号に基づき前記駆動源(19)の駆動を停止制御するよ
うにした ことを特徴とするクレーンゲーム機における把
持部の上下動制御装置。
Priority Applications (1)
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1991
- 1991-08-02 JP JP3194523A patent/JP2656863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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