JPH0567509U - 空気取入れ構造 - Google Patents

空気取入れ構造

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JPH0567509U
JPH0567509U JP836492U JP836492U JPH0567509U JP H0567509 U JPH0567509 U JP H0567509U JP 836492 U JP836492 U JP 836492U JP 836492 U JP836492 U JP 836492U JP H0567509 U JPH0567509 U JP H0567509U
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JP
Japan
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louver
outer panel
opening
panel
air intake
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Application number
JP836492U
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English (en)
Inventor
細川勝
修一 猪野
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デザイン上の見栄えを損うことなく、二重構
造のフロントパネルから外気を可変に取入れられるよう
にする。 【構成】 外パネルおよび内パネルの二重構造により構
成されたフロントパネルの空気取入れ構造において、外
パネルに複数段の開閉自在のルーバを取付け、内パネル
にルーバを通過した気流を運転席に導入する空気孔を設
け、ルーバを開閉する電動の開閉装置および開閉装置を
制御する操作スイッチを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロントパネルのすぐ内側に運転席が配置されるキャビン構造の自 動車に利用する。本考案は、フロントパネルが外パネルおよび内パネルの二重構 造をなすキャビン構造の自動車に利用する。本考案は自動車の走行時に空気をキ ャビン内に導入する空気取入れ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャブ・オーバ・エンジン型の自動車、特に大型トラックでは、フロントパネ ルを二重構造にするものが多くなった。フロントパネルを外パネルおよび内パネ ルの二重構造にすると、その外パネルと内パネルとの間の空間にウインドウオッ シャー、各種オイルタンク、その他の補機類を運転席から見えないように配置す ることができるとともに、これらの補機類を取付けるためのねじ孔が外部に露出 しないから見栄えがよくなる。また、フロントパネルについてデザインの自由度 が増す利点がある。
【0003】 従来構造では、この外パネルには空気取入れ口を設けず、一枚の鋼板とされて いる。これは、外パネルに空気流通孔を設けるとその孔から内部の補機類が見え てしまいデザイン上好ましくないことが主な理由である。このため、外パネルと フロントバンパーとの間にラジエータグリルを設け、走行中にキャビン内に導入 される空気は、ラジエータグリルを通しての下端から外パネルと内パネルとの間 を通過して、内パネルに設けたキャビンに通じる空気孔からキャビン内に入るよ うになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来構造では、外気温が快適であるときにキャビン内に導入される 空気量が少ない、また夏期炎天下では空気が二重構造のパネルの間を通過するた めに温度上昇があるなどの不具合がある。
【0005】 本考案はこれを改良するもので、デザイン上不都合がなく、操作により空気量 を増大させることができる空気取入れ構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フロントパネルが外パネルおよび内パネルの二重構造をなし、その 内パネルの内側に運転席が設けられるキャビン構造の自動車の空気取入れ構造に おいて、前記外パネルに複数段の開閉自在のルーバが取付けられ、前記内パネル に前記ルーバを通過した気流を運転席に導入する空気孔が設けられ、前記ルーバ を開閉する電動の開閉装置と、この電動の開閉装置を制御する操作スイッチとを 備えたことを特徴とする。
【0007】 前記外パネルはその上部と車体との間がヒンジにより取付けられ車体に対して その外パネルが開閉可能な構造であり、前記電動の開閉装置は前記内パネルと前 記外パネルとの間に配置されるように前記外パネル側に取付けられることが望ま しく、前記操作スイッチに自動モードを設け、外気温度センサと、前記操作スイ ッチが自動モードに設定されたときにこの外気温度センサが検出した検出出力に 応じて前記開閉装置を制御し前記ルーバの開閉角度を設定する温度制御手段とを 備えることができる。
【0008】
【作用】
操作スイッチが複数段設けられた手動モードのいずれかの位置に設定されると 、開閉装置がルーバをその指定角度の位置になるように回動させる。外気はルー バ間の隙間から取入れられ、内パネルに設けられた空気孔から運転席に導入され る。
【0009】 手動モードでのルーバの開閉の角度は、例えば“少開”、“半開”、“全開” のように設定することが可能であり、外気の取込み量を可変させて導入すること ができる。また、自動モードの場合には、外気温センサが検出した外気取入れ口 および運転席側の温度(室温)を取込み、その温度を比較して比較値に対応した 外気の取込み制御を自動的に行う。
【0010】 さらに、構造上外パネルにルーバを備え、内パネルに運転席への空気孔を設け たことにより、デザイン上の見栄えを損うことなく、取入れた外気を余分な経路 を通過させ熱を加えることなく、直接導入することができる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案実施例の構成を 示す断面図、図2は本考案実施例の構成を示す背面斜視図、図3は図2に示すF 部拡大図、図4は本考案実施例におけるルーバの形状を示す斜視図、図5は本考 案実施例における回路構成を示すブロック図、図9は本考案実施例の外観を示す 斜視図である。
【0012】 本考案実施例は、フロントパネル1が外パネル2および内パネル3の二重構造 をなし、その内パネル3の内側20に運転席が設けられるキャビン構造であり、 外パネル2に複数段の開閉自在のルーバ4が取付けられ、内パネル3にルーバ4 を通過した気流を運転席に導入する空気孔5が設けられ、ルーバ4を開閉する電 動の開閉装置6と、この電動の開閉装置6を制御する運転席に設けた操作スイッ チ7(図5参照)とを備える。
【0013】 また、外パネル2はその上部と車体との間がヒンジ8により取付けられ車体に 対してその外パネル2が開閉可能な構造であり、電動の開閉装置6は内パネル3 と外パネル2との間に配置されるように外パネル2側に取付けられる。
【0014】 操作スイッチ7には自動モードの接点が設けられ、手動モードおよび自動モー ドに切替えられる構成であり、手動モードは少開(1)、半開(2)、および全 開(3)の3段階に区分される。
【0015】 さらに、図5に示すように、ラジエータグリル10および空気孔5に外気温セ ンサ11aおよび室温センサ11bが設けられ、操作スイッチ7が自動モード( A)に設定されたときに、外気温センサ11aおよび室温センサ11bが検出し た検出出力を比較して開閉装置6を制御しルーバ4の開閉角度を設定する制御回 路12を備える。開閉装置6はルーバ4を回動させる可動アーム9をリンク13 を介して上下に移動させる電動機6aと、この電動機6aの回動方向および移動 距離を制御する電動機制御回路6bとにより構成される。
【0016】 次に、このように構成された本考案実施例の動作について説明する。図6(a )は本考案実施例におけるルーバ全閉時の状態を説明する図、(b)は全開時の 状態を説明する図である。
【0017】 手動モードの場合には、運転者が操作スイッチ7の位置をルーバ4が全閉状態 のときに図5に示す(3)の位置に設定したとすると、電動機制御回路6bが電 動機6aを制御し図6(b)に示すB方向に回動させる。この回動によりリンク 13に連結されている可動アーム9が下方に移動する。この移動に伴ってルーバ 4が固定ピン14を支点にC方向に回動する。全開の位置になったときに電動機 制御回路6bが電動機6aの回動を停止する。
【0018】 ルーバ4が全開状態にあるときに、操作スイッチ7が(2)の位置に設定され ると、電動機制御回路6bが図6(b)に示すD方向に電動機6aを回動させる 。この回動によりリンク13を介して可動アーム9が上方に移動し、ルーバ4が 固定ピン14を支点にE方向に回動する。半開の状態になったときに電動機制御 回路6bが電動機6aの回動を停止する。全閉状態から半開状態への動作は、前 述した全閉状態から全開状態への動作と同じように行われる。
【0019】 また、ルーバ4が全開または半開状態にあるときに、操作スイッチ7が(1) の位置に設定されると、電動機制御回路6bは電動機6aを図6(b)に示すD 方向に回動させる。この回動により可動アーム9がリンク13により上方に移動 し、この移動に伴ってルーバ4が固定ピン14を支点にE方向に回動する。ルー バ4の位置が同図(a)に示す全閉状態になったときに、電動機制御回路6bが 電動機6aの回動を停止する。
【0020】 図7は本考案実施例における自動モードでの動作の流れを示す流れ図である。
【0021】 運転者が操作スイッチ7を図1に示す自動モード(A)に設定すると、制御回 路12が動作し、ラジエータグリル10に設けられた外気温センサ11aおよび 空気孔5に設けられた室温センサ11bから外気温Tおよび室温tを取込み比較 する。
【0022】 外気温と室温がT<t、すなわち空気孔5の温度tがラジエータグリル10の 温度Tよりも高ければ、外気を多く取入れて温度を下げるための制御信号を開閉 装置6の電動機制御回路6bに送出する。電動機制御回路6bは電動機6aを動 作させルーバ4を手動モードと同様に全開状態にする。
【0023】 外気温と室温がT≒t、すなわち空気孔5の温度tとラジエータグリル10の 温度Tがほぼ等しければ、そのままの状態を維持するために、制御回路12は電 動機制御回路6bにルーバ4を半開状態にする制御信号を送出し、電動機制御回 路6bは電動機6aを動作させルーバ4を半開状態にする。この場合の動作も手 動モードの場合と同様に行われる。
【0024】 また、外気温と室温がT>t、すなわち空気孔5の温度tがラジエータグリル 10の温度Tよりも低ければ、外気の取入れを遮断して温度を上げる制御信号を 電動機制御回路6bに送出する。電動機制御回路6bは電動機6aを動作させル ーバ4を全閉状態にする。この場合の動作も手動モードの場合と同様に行われる 。
【0025】 なお、本考案実施例では外パネル2は図8に示すように前方に開くことができ 、外パネル2と内パネル3との間に配置された補機類の点検整備は外パネル2を 開くことにより容易に行うことができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、デザイン上の見栄えを損うことなく、二 重構造のフロントパネルから外気を直接取入れることができ、かつその取入れ量 を可変にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の構成を示す断面図。
【図2】本考案実施例の構成を示す背面斜視図。
【図3】本考案実施例の図2に示すF部拡大図。
【図4】本考案実施例におけるルーバの形状を示す斜視
図。
【図5】本考案実施例における回路構成を示すブロック
図。
【図6】(a)は本考案実施例におけるルーバ全閉時の
状態を説明する図、(b)は全開時の状態を説明する
図。
【図7】本考案実施例における自動モードの動作の流れ
を示す流れ図。
【図8】本考案実施例における外パネルの開閉を説明す
る図。
【図9】本考案実施例の外観を示す斜視図。
【符号の説明】
1 フロントパネル 2 外パネル 3 内パネル 4 ルーバ 5 空気孔 6 開閉装置 6a 電動機 6b 電動機制御回路 7 操作スイッチ 8 ヒンジ 9 可動アーム 10 ラジエータグリル 11a 外気温センサ 11b 室温センサ 12 制御回路 13 リンク 14 固定ピン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネルが外パネルおよび内パネ
    ルの二重構造をなし、その内パネルの内側に運転席が設
    けられるキャビン構造の自動車の空気取入れ構造におい
    て、 前記外パネルに複数段の開閉自在のルーバが取付けら
    れ、 前記内パネルに前記ルーバを通過した気流を運転席に導
    入する空気孔が設けられ、 前記ルーバを開閉する電動の開閉装置と、 この電動の開閉装置を制御する操作スイッチとを備えた
    ことを特徴とする空気取入れ構造。
  2. 【請求項2】 前記外パネルはその上部と車体との間が
    ヒンジにより取付けられ車体に対してその外パネルが開
    閉可能な構造であり、前記電動の開閉装置は前記内パネ
    ルと前記外パネルとの間に配置されるように前記外パネ
    ル側に取付けられた請求項1記載の空気取入れ構造。
  3. 【請求項3】 前記操作スイッチに自動モードを設け、
    外気温センサと、前記操作スイッチが自動モードに設定
    されたときにこの外気温センサが検出した検出出力に応
    じて前記開閉装置を制御し前記ルーバの開閉角度を設定
    する温度制御手段とを備えた請求項1記載の空気取入れ
    構造。
JP836492U 1992-02-25 1992-02-25 空気取入れ構造 Pending JPH0567509U (ja)

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