JPH056524A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH056524A
JPH056524A JP788491A JP788491A JPH056524A JP H056524 A JPH056524 A JP H056524A JP 788491 A JP788491 A JP 788491A JP 788491 A JP788491 A JP 788491A JP H056524 A JPH056524 A JP H056524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording medium
magnetic recording
acid
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP788491A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ishikawa
彰 石川
Hidehiko Nakayama
英比古 中山
Kazutaka Yamashita
和孝 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP788491A priority Critical patent/JPH056524A/ja
Publication of JPH056524A publication Critical patent/JPH056524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性や表面性が向上され、再生出力、C/N
比などの電磁変換特性の優れている磁気記録媒体を提供
する。 【構成】 磁気記録媒体を構成する磁性塗料のバインダ
ーとしてスルホン酸金属塩基を有するポリウレタン樹脂
(I) 及びスルホン酸金属塩基を有するポリ塩化ビニル共
重合体(II)を用い、硬化剤として脂肪族系炭化水素にイ
ソシアナート基が結合したポリイソシアナート(III) を
用いる。また、潤滑剤としては下記一般式(1) で表され
るエステル化合物を用いるのが好ましい。 【化3】 〔式中、R1及びR2は炭素数1〜25(ただしR1とR2の炭素
数の和は22〜34である)の直鎖又は分岐を有する飽和ア
ルキル基、R3は炭素数7〜29の直鎖又は分岐を有する飽
和又は不飽和アルキル基である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオテープ、ビ
デオテープ、磁気ディスク等に用いることができる磁気
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】磁気記録媒体は、磁性粉、
結合剤、有機溶剤及び必要に応じて他の添加剤からなる
磁性塗料をポリエステルフィルムなどの非磁性支持体上
に塗布、乾燥することにより製造される。
【0003】磁気記録媒体において、高再生出力、高 C
/N比などの優れた電磁変換特性を得るためには、上記塗
料中における磁性粉が均一に分散していること、磁性塗
膜表面が平滑であること、そして得られた磁気記録媒体
が耐久性に優れていることなどの諸性質が要求されてい
る。
【0004】そこで、磁性粉の分散について種々の観点
から研究がなされており、磁性塗料配合に適当な界面活
性剤を加えて分散性を改良することが提案されている。
また、磁性層の耐久性の向上をバインダーと潤滑剤の選
択と組み合わせによって達成しようとする試みがある。
【0005】しかしながら、これらの方法によっても満
足すべき磁気記録媒体は未だ提供されていないのが実情
であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、スルホン酸金属塩基を含
有するポリウレタン樹脂及びポリ塩化ビニル共重合体を
バインダーとして用い、脂肪族系炭化水素にイソシアナ
ート基が結合したポリイソシアナートを併用することに
よって、耐久性が向上し、更に表面性及び電磁変換特性
に優れた磁気記録媒体が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、非磁性支持体上に磁性
層を有する磁気記録媒体において、当該磁性層が次の
(I)〜(III) 成分を含有することを特徴とする磁気記録
媒体を提供するものである。 (I) 成分;スルホン酸金属塩基を含有するポリウレタン
樹脂。 (II)成分;スルホン酸金属塩基を含有するポリ塩化ビニ
ル共重合体。 (III) 成分;脂肪族系炭化水素にイソシアナート基が結
合したポリイソシアナート。
【0008】本発明の(I) 成分であるスルホン酸金属塩
基を含有するポリウレタン樹脂は、数平均分子量が1000
〜70000 のものが好ましい。また、スルホン酸金属塩基
の濃度は 0.1〜100 個/ウレタン1分子が好ましい。
【0009】本発明に用いられるスルホン酸金属塩基を
含有するポリウレタン樹脂は、以下の方法によって製造
することができる。5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、5−カリウムスルホイソフタル酸、2−ナトリウム
スルホイソフタル酸、2−カリウムスルホイソフタル酸
等のスルホン酸金属塩基を有するジカルボン酸とポリオ
ール化合物とからスルホン酸金属塩基を有するポリヒド
ロキシ化合物を合成し、次いでこの化合物にポリイソシ
アナート化合物を反応させてスルホン酸金属塩基を有す
るポリウレタン樹脂を得る。ポリオール化合物としては
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,4 ブタンジオール、1,5 −ペンタン
ジオール、1,6 −ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、2,2,4 −トリメチル−1,3 −ペンタンジオール、1,
4 −シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールA の
エチレンオキシド付加物およびプロピレンオキシド付加
物、水素化ビスフェノールA のエチレンオキシド付加物
およびプロピレンオキシド付加物、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールなどがある。またトリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト
ールなどのトリおよびテトラオールを併用してもよい。
【0010】また、ポリイソシアナート化合物としては
2,4 −トリレンジイソシアナート、2,6 −トリレンジイ
ソシアナート、 p−フェニレンジイソシアナート、ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、 m−フェニレンジイソ
シアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、テトラ
メチレンジイソシアナート、3,3'−ジメトキシ−4,4'−
ビフェニレンジイソシアナート、2,4 −ナフタレンジイ
ソシアナート、3,3'−ジメチル−4,4'−ビフェニレンジ
イソシアナート、4,4'−ジフェニレンジイソシアナー
ト、4,4'−ジイソシアナート−ジフェニルエーテル、1,
5 −ナフタレンジイソシアナート、 p−キシリレンジイ
ソシアナート、 m−キシリレンジイソシアナート、1,3
−ジイソシアナートメチルシクロヘキサン、1,4 −ジイ
ソシアナートメチルシクロヘキサン、4,4'−ジイソシア
ナートジシクロヘキサン、4,4'−ジイソシアナートジシ
クロヘキシルメタン、イソホロンジイソシアナート等が
挙げられるが、必要により2,4,4'−トリイソシアナート
−ジフェニル、ベンゼントリイソシアナート等を少量使
用することもできる。
【0011】ジカルボン酸としては、スルホン酸金属塩
基の濃度を調整する目的でスルホン酸金属塩基を有しな
いジカルボン酸も併用することができ、そのようなジカ
ルボン酸の例としてはテレフタル酸、イソフタル酸、オ
ルソフタル酸、1,5 −ナフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸、p−オキシ安息香酸、p− (ヒドロキシエトキシ)
安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボ
ン酸等の樹脂族ジカルボン酸、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸等のトリ及びテトラカルボン酸
等が挙げられる。
【0012】ポリウレタン化反応の際には、前記のポリ
オール化合物を鎖延長剤として用いることもできる。更
に前記のジカルボン酸とポリオール化合物から得られる
分子末端が水酸基のポリエステルジオールも鎖延長剤と
して使用することができる。例えば、ポリブチレンアジ
ペートジオール、ポリヘキシレンアジペートジオール、
ポリプロピレンアジペートジオール等が挙げられる。
【0013】本発明の(II)成分であるスルホン酸金属塩
基を含有するポリ塩化ビニル共重合体は、数平均分子量
が5000〜40000 のものが好ましい。また、スルホン酸金
属塩基の濃度は 0.1〜100個/ポリ塩化ビニル共重合体
1分子が好ましい。また、磁性塗料の粘度の上昇を抑制
するために分子中にエポキシ基を導入してもよい。本発
明の(II)成分のポリ塩化ビニル共重合体は通常の方法で
製造されたものでよく、市販品としては、日本ゼオン製
の MR-110 、日信化学製MPR シリーズのDS、DSA 等が挙
げられる。
【0014】本発明の(I) 成分のポリウレタン樹脂及び
(II)成分のポリ塩化ビニル共重合体の磁性塗料中の配合
量は、磁性粉100 重量部に対して(I) 成分と(II)成分の
合計で5〜50重量部、好ましくは8〜30重量部である。
また、(I) 成分と(II)成分の配合比率(重量比)は
(I):(II)=5:95〜95:5、好ましくは20:80〜80:2
0である。
【0015】本発明においては上記のバインダーの他に
も通常のバインダーを併用することもできる。そのよう
なバインダーとしては、スルホン酸金属塩基を有しない
ポリウレタン樹脂、ポリエステル、スルホン酸金属塩基
を有しないポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニ
ル共重合体、ポリアクリロニトリル、ニトリルゴム、エ
ポキシ樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリアクリ
ル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリビニルブチラール、塩化ビニリデン、塩化ビ
ニリデン共重合体、硝化綿、マレイン酸変性塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体、エチルセルロース等の各種樹脂
が挙げられる。本発明のバインダー以外のバインダーを
併用する場合、全バインダー中の(I) 成分と(II)成分の
総量が50重量%以上となるようにするのが好ましい。
【0016】本発明の(III) 成分である脂肪族系炭化水
素にイソシアナート基が結合したポリイソシアナートと
しては以下のものが挙げられる。直鎖脂肪族系のポリイ
ソシアナートとしては、ヘキサメチレンジイソシアナー
ト (住友バイエルウレタン社製のデスモジュールH)、デ
スモジュール N、スミジュール N 3200(共に住友バイエ
ルウレタン社製)、デュラネート 24A−90CX (旭化成
製)、1,8 −ジイソシアナート−4−イソシアナートメ
チルオクタン、2−イソシアナートエチル−2,6 −ジイ
ソシアナートヘキサノエート、コロネートHL(日本ポリ
ウレタン製)等が挙げられる。イソシアヌレート結合含
有系のポリイソシアナートとしては、コロネートEH、デ
スモジュール Z 4370(共に住友バイエルウレタン社製)
等が挙げられる。また、脂環式系のポリイソシアナート
としては、デスモジュールZ −4273(住友バイエルウレ
タン社製) 、マイラックNY−210 A(三菱化成製) 等が挙
げられる。(III) 成分の脂肪族系炭化水素にイソシアナ
ート基が結合したポリイソシアナートの磁性塗料中の配
合量は、磁性粉100 重量部に対して0.5 〜50重量部、好
ましくは1〜30重量部である。
【0017】本発明の磁気記録媒体においては、潤滑剤
として下記の一般式(1) で表されるエステル化合物を用
いるのが好ましい。
【0018】
【化2】
【0019】〔式中、R1及びR2は炭素数1〜25(ただし
R1とR2の炭素数の和は22〜34である)の直鎖又は分岐を
有する飽和アルキル基、R3は炭素数7〜29の直鎖又は分
岐を有する飽和又は不飽和アルキル基である。〕本発明
に係わる前記一般式(1) で表されるエステル化合物は非
常に限定されたものであり、アルコールに由来する部分
は、炭素数24〜36の分岐アルコールである必要がある。
また、脂肪酸に由来する部分の炭素数も8〜30の範囲に
あることが必要である。かかる特定のエステル化合物を
潤滑剤に用いた場合に、磁気記録媒体の耐久性が大きく
改善される理由については明らかではない。本発明者ら
の検討によれば、潤滑剤としてはバインダーとの相溶性
の関係からエステル系が最適であり、潤滑性の向上のた
めには分子量の比較的大きなものがより効果的であっ
た。しかしながら、分子量の大きな通常のエステルの多
くのものは融点が高く、比較的高い温度領域での潤滑性
は良いが例えば5℃といった低い温度では流動性と浸透
性が不良となり、低温では媒体に良好な耐久性を与える
ことはできなかった。以上のことから推測するに、分岐
鎖を有するエステルは、分岐鎖を有しないエステルと同
じ大きさの分子量であっても、融点が低いので、このた
めに磁気記録媒体に良好な潤滑性を付与し、その結果耐
久性を向上させるものであると考えられる。
【0020】本発明に係る前記一般式(1) で表されるエ
ステル化合物は炭素数24〜36の分岐型アルコールと、炭
素数が8〜30の一塩基性脂肪酸を用いたエステル化反応
によって得ることができる。また、ここに用いる分岐型
アルコールは、その合成方法からゲルベアルコールと呼
ばれるものである。本発明に係るエステル化合物は、磁
性塗料中に添加して用いてもよいし、適当な溶剤に溶解
させて磁性塗膜上に散布してもよい。また、本発明に係
るエステル化合物に更に通常の潤滑剤を加えることは差
支えない。本発明に係るエステル化合物の磁性塗料中の
配合量は磁性粉100重量部に対して 0.2〜20重量部、好
ましくは 0.5〜10重量部である。
【0021】本発明の磁気記録媒体に用いることができ
る磁性粉としては針状形の微細なγ−Fe2O3, Fe3O4, Cr
O2のような金属酸化物、またCo被着γ−Fe2O3,Coドープ
γ−Fe2O3 のような加工処理を施したγ−Fe2O3 、鉄を
主体とする金属粉、微小板状のバリウムフェライト及び
そのFe原子の一部がTi, Co, Zn, V, Nb 等で置換された
磁性粉、Co, Fe−Co, Fe−Ni等の金属又は合金の超微粉
等が挙げられる。これらの中でも特に鉄を主体する金属
磁性粉(通常メタル粉と呼ばれる)又はバリウムフェラ
イト粉末を用いた時に、より高い分散効果が得られる。
【0022】本発明の磁気記録媒体に用いることができ
る非磁性支持体としては、ポリエステル(例えば、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト)、ポリアミド、ポリオレフィン、セルロース誘導
体、非磁性の金属、紙等が挙げられ、その形状は、フィ
ルム、テープ、シート、カード、ディスク等である。
【0023】本発明の磁気記録媒体の磁性層には上記の
成分の他、この分野で通常使用される添加剤として分散
剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴剤等が加えられ
ても良い。
【0024】
【実施例】以下実施例にて本発明を更に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、
例中の部及び%は特記しない限り重量基準である。
【0025】<ポリウレタンの製造>表1に示す原料を
用いて、常法によりA、B2種類のイソフタル酸系縮合
ポリエステルを製造した。
【0026】
【表1】
【0027】次いで表2に示すA、B2種のポリエステ
ルと鎖延長剤、ポリイソシアナート等を原料として、常
法により合計4種類のポリウレタンU1〜U4を製造した。
【0028】
【表2】
【0029】実施例1〜4 下記の配合物をバスケットミル(浅田鉄工製、バッチ
式)で4時間(1200rpm)混練して混合物を得た。 配合物 ・メタル粉 100 部 (比表面積50 m2 /g、抗磁力(Hc)1500 Oe 、飽和磁化(σs) 122emu/g) ・表3に示すポリウレタン樹脂 6 ・表3に示すポリ塩化ビニル樹脂 9 ・カーボンブラック 2 ・酸化クロム 7 ・表3に示す潤滑剤 5 ・メチルエチルケトン 220 ・シクロヘキサノン 180 このようにして得た混合物 100重量部に硬化剤として表
3に示すポリイソシアナート化合物4重量部を添加し、
混合攪拌し、磁性塗料を得た。次いでこの磁性塗料を32
μ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの両面に各
乾燥膜厚が4μになるように塗布し、無配向化処理を施
してから乾燥した。次いでカレンダー処理により鏡面加
工し、60℃のもとで2日間キュァリングを施したのち、
47mmφの円板状に打ち抜いてビデオフロッピイーディス
クを作製した。これらの磁性塗料及び磁気ディスクにつ
いて反射率(グロス、単位%)、C/N比(7MHz 、単位d
B) 及び耐久性を調べた。耐久性は次のようにして求め
た。40℃、80%RHの環境下でビデオフロッピィーを駆動
装置(3600rpm) に装填し、走行させ、一定時間おきに取
り出して塗膜面の傷付き状態を目視にて調べた。耐久性
は傷が付くまでのパス回数で表す。以上の結果を表3に
示す。
【0030】比較例1、2 ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、潤滑剤及びポ
リイソシアナートとして表3に示す配合物を使用して実
施例1〜4と同様にしてビデオフロッピィーディスクを
作製し、同様の評価を行なった。その結果を表3に示
す。
【0031】
【表3】
【0032】実施例5〜8 磁性粉としてバリウムフェライト(Ba−Fe)を用い、以
下の配合物より磁気ディスクを作成した。 配合物 ・バリウムフェライト (Ba−Fe) (比表面積40 m2 /g) 100 部 ・表4に示すポリウレタン樹脂 6 ・表4に示すポリ塩化ビニル樹脂 9 ・カーボンブラック 4 ・アルミナ 6 ・表4に示す潤滑剤 4 ・リン酸エステル*1 0.5 ・トルエン 80 ・メチルエチルケトン 70 ・シクロヘキサノン 100 (注) * 1 :商品名 Gafac RE610(東邦化学製) 上記配合物をバスケットミルにて4時間混合した後、フ
ィルタを通して取出し、更に塗布直前に硬化剤として表
4に示すポリイソシアナート化合物4部を添加して撹拌
した。この塗料を75μ厚のポリエチレンテレフタレート
フィルム上に、乾燥後の磁性層の厚さが 2.5μになるよ
うにして両面に塗布し乾燥し巻き取った。これをカレン
ダー処理後硬化をしてから3.5 インチフロッピーディス
クの円盤状に打ち抜き、試料ディスクを作製した。この
磁気ディスクについてカレンダー処理後の反射率(グロ
ス、単位%)及び耐久性を実施例1〜4と同様に調べ
た。ただし耐久性は25℃、60%RHの環境下で4メガバイ
ト用ドライブにかけ(回転数300rpm)、キズが発生 (目
視により確認) するまでのパス回数で表した。これらの
結果を表4に示す。
【0033】比較例3、4 ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、潤滑剤及びポ
リイソシアナートとして表4に示す配合物を使用して実
施例5〜8と同様にして磁気ディスクを作製し、同様の
評価を行なった。その結果を表4に示す。
【0034】
【表4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に磁性層を有する磁気記
    録媒体において、当該磁性層が次の(I) 〜(III) 成分を
    含有することを特徴とする磁気記録媒体。 (I) 成分;スルホン酸金属塩基を含有するポリウレタン
    樹脂。 (II)成分;スルホン酸金属塩基を含有するポリ塩化ビニ
    ル共重合体。 (III) 成分;脂肪族系炭化水素にイソシアナート基が結
    合したポリイソシアナート。
  2. 【請求項2】 更に磁性層が下記一般式(1) で表される
    エステル化合物を含有することを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録媒体。 【化1】 〔式中、R1及びR2は炭素数1〜25(ただしR1とR2の炭素
    数の和は22〜34である)の直鎖又は分岐を有する飽和ア
    ルキル基、R3は炭素数7〜29の直鎖又は分岐を有する飽
    和又は不飽和アルキル基である。〕
JP788491A 1991-01-25 1991-01-25 磁気記録媒体 Pending JPH056524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP788491A JPH056524A (ja) 1991-01-25 1991-01-25 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP788491A JPH056524A (ja) 1991-01-25 1991-01-25 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH056524A true JPH056524A (ja) 1993-01-14

Family

ID=11678030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP788491A Pending JPH056524A (ja) 1991-01-25 1991-01-25 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH056524A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS595424A (ja) 磁気記録媒体
JP3494309B2 (ja) 磁気記録媒体
US5030481A (en) Process of producing magnetic recording medium
US5415941A (en) Magnetic recording medium comprising magnetic particles and a specified polyurethane resin
JPH056524A (ja) 磁気記録媒体
US6517942B1 (en) Magnetic recording medium and manufacturing method thereof
JP2606238B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2701303B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3085408B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH07114013B2 (ja) 磁気記録媒体
US4647501A (en) Magnetic recording medium
JPH04106718A (ja) 磁気記録媒体
JP3494311B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3496353B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2934440B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3250631B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2726512B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3049762B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH031727B2 (ja)
JP2623614B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3023683B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2882500B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2621222B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0719366B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH07296370A (ja) 磁気記録媒体