JPH0565079A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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Publication number
JPH0565079A
JPH0565079A JP22918291A JP22918291A JPH0565079A JP H0565079 A JPH0565079 A JP H0565079A JP 22918291 A JP22918291 A JP 22918291A JP 22918291 A JP22918291 A JP 22918291A JP H0565079 A JPH0565079 A JP H0565079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dash
lower panel
panel
dash lower
reinforcement
Prior art date
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Pending
Application number
JP22918291A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Hashimoto
橋本礼生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP22918291A priority Critical patent/JPH0565079A/ja
Publication of JPH0565079A publication Critical patent/JPH0565079A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カウルボックスとダッシュロアパネルとの間
の結合部のシーリングを完全にし、水密性能を向上させ
るとともに、制振,遮音性能を良好とした車体構造を提
供する。 【構成】 制振部材27aはレインフォース11と、発泡剤
入りメルシート26とからなる。レインフォース25の上端
部25bをダッシュアッパパネル3に当接させて、上記結
合部44を含む空間部27bを形成する。この空間部27b内
で発泡剤入りメルシート26を発泡充填することにより、
結合部44のシーリングを行うとともに、三層の制振層27
をダッシュロアパネル24に接続して、ダッシュロアパネ
ル24の上端部24aの近傍における制振を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のカウルボック
スにダッシュロアパネルが結合された部分の車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図4に示す車両のカウルボ
ックス1は、天面を形成するカウルトップパネル2と、
底面を形成するダッシュアッパパネル3とを結合するこ
とによって構成されている。このダッシュアッパパネル
3の前端部3aの下面には、更にダッシュロアパネル4
の上端部4aが溶接されて結合部34が形成されている。
【0003】この前端部3aと前記上端部4aとの間の
結合部34には、結合時にスポットシール剤5を介在させ
てスポット溶接を行なうことにより、シーリングが行な
われている。
【0004】また、該ダッシュアッパパネル3の底面部
3bと縦壁部3cとには、ブラケット6を介してステア
リングシャフト7が取り付けられている。さらに上記カ
ウルトップパネル2の上面には接着剤8を介してフロン
トウインドウパネル9が装着されている。
【0005】上記ダッシュロアパネル4の縦壁部4bの
車室内14側には、レインフォース11とメルシート12とか
らなる制振部材10aが配設されている。このレインフォ
ース11は上端部11aがダッシュロアパネル4の縦壁部4
bの上部に接合され、このレインフォース11とダッシュ
ロアパネル4との間にメルシート12が介在されている。
そして、ダッシュロアパネル4と制振部材10aとによっ
て制振層10が形成されている。
【0006】尚、他のシーリングの方法として、上記ダ
ッシュアッパパネル3の前端部3aとダッシュロアパネ
ル4の上端部4aとの間の結合部34に図4中、2点鎖線
に示すように車室内14側からペイントシール5aを施し
シーリングを行なっているものもある。
【0007】この様にした従来の車両構造では、上記前
端部3aと前記上端部4aとの間の結合部34に施された
シーリングによってエンジンルーム13側と車室内14側と
の水密が保たれている。
【0008】また、制振層10をエンジンルーム13側と車
室内14側との間に介在させることによって、エンジンル
ーム13側の振動の車室内14側への伝達を抑制している。
【0009】なお、図中符号15はカウルボックス1の強
度を確保するためのレインフォースである。
【0010】他の、この種のものとしては、例えば実開
昭59−62073号公報等に記載されたようなものが
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、スポット溶接時にスポットシール剤5が
飛散してしまうことがあり、シーリングがうまく行なわ
れず、水密が保たれない虞があった。
【0012】これに対し、図4中二点鎖線に示すペイン
トシール5aを施す場合には、上記飛散の問題はない
が、ダッシュアッパパネル3に取り付けられたブラケッ
ト6等の存在が邪魔となり、車幅方向全体にわたって完
全なシーリングを行なうことは困難であった。
【0013】また、レインフォース11の上端部11aはダ
ッシュロアパネル4の上端部4aまで延長されて接合さ
れているものでなく、従って、制振層10が、ダッシュロ
アパネル4の上端部4aの近傍部位4cではダッシュロ
アパネル4一層のみとなっている。このため、点線4d
に示すような振動形態を取って、ダッシュロアパネル4
自体が振動してしまうと共に、該近傍部位4cからエン
ジンルーム13側の騒音が、車室内14側に伝わってしまう
という問題もあった。
【0014】そこで、この発明は、カウルボックスとダ
ッシュロアパネルとの間の結合部のシーリングを完全に
し、水密性能を向上させるとともに、制振,遮音性能を
良好とした車体構造を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、車両のカウルボックスの底
面を形成するダッシュアッパパネルの前端部に、ダッシ
ュロアパネルの上端部を結合するとともに、上記ダッシ
ュロアパネルの車室内側に制振部材を配設することによ
り、上記ダッシュロアパネルと前記制振部材とによって
制振層を形成した車体構造において、上記制振部材は、
レインフォースと、該レインフォースと上記ダッシュロ
アパネルとの間に介在する発泡充填剤とを有し、前記レ
インフォースの上端部をダッシュアッパパネルに当接さ
せて上記ダッシュアッパパネル前端部とダッシュロアパ
ネル上端部の結合部を含む空間部を形成し、該空間部に
上記発泡充填剤を充填した車体構造を特徴とする。
【0016】
【作 用】かかる手段によれば、発泡充填剤が、結合部
を含む空間部を充填しているため、上記結合部を該発泡
充填剤が塞ぎ、該結合部のシーリングが行なわれ、従来
のようにスポットシーリングやペイントシーリングを行
う必要がない。
【0017】さらに、レインフォースの上端部をダッシ
ュアッパパネルに当接させて空間部を形成し、該空間部
を発泡充填剤で充填している。このため、ダッシュロア
パネルの上端部の近傍部位でも、制振層は、ダッシュロ
アパネルと発泡充填剤とレインフォースとの三層を有
し、該三層の制振層がダッシュアッパパネルに接続す
る。
【0018】このため、ダッシュロアパネルの上端部の
近傍部位においても該三層の制振層によって遮音、制振
が行なわれる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の車体構造を実施例に基づい
て説明する。
【0020】図1および図2において、従来の説明で用
いた部分と同一の部分については同一符号を付して説明
する。
【0021】車両のカウルボックス1は、天面を形成す
るカウルトップパネル2と、底面を形成するダッシュア
ッパパネル3とを結合することによって構成されてい
る。このダッシュアッパパネル3の前端部3aの下面に
は、更にダッシュロアパネル24の上端部24aが溶接され
て結合部44が形成されている。
【0022】また、該ダッシュアッパパネル3の底面部
3bには、上記前端部3aの後方から略中央部3dにか
けて、車両斜め後方へ向けて傾斜するスロープ部3eが
形成されている。このスロープ部3eにはブラッケット
6の前方支持部材6aが該スロープ部3eの傾斜に沿っ
て取り付けられている。また、ダッシュアッパパネル3
の縦壁部3cには、ブラッケット6の後方支持部材6b
が取り付けられている。そしてこの前方支持部材6aと
後方支持部材6bとによって構成される該ブラケット6
によってステアリングシャフト7が支持されている。
【0023】上記ダッシュロアパネル24の縦壁部24bの
車室内14側にはレインフォース25と発泡充填剤としての
発泡剤入りメルシート26とからなる制振部材27aが配設
されている。
【0024】このレインフォース25は、上端部25bに、
スロープ部3eと当接する傾斜角を有する当接面25cが
形成されている。
【0025】そして、この傾斜した当接面25cは、上記
ブラケット6の前方支持部材6aを一部に介在させて、
上記ダッシュロアパネル3の底面部3bのスロープ部3
eに当接されている。つまり、上記ダッシュアッパパネ
ル3,ダッシュロアパネル24,レインフォース25で形成
される空間部27bは上記結合部44を該空間部27b内に含
むように構成される。そして、この空間部27bに上記発
泡剤入りメルシート26が充填されるようにしている。こ
のようにした車体構造では、制振部材として上記レイン
フォース25と発泡剤入りメルシート26とを採用すること
により、ダッシュロアパネル24を含めた三層の制振層27
が形成されている。また、上記カウルトップパネル2の
上面には接着剤8を介してフロントウインドウパネル9
が装着されている。
【0026】次に図2の(a)(b)を用いてダッシュ
アッパパネル3とダッシュロアパネル24との結合に付い
て説明する。
【0027】まず、図2中(a)に示すようにブラケッ
ト6の支持部材6aを、ダッシュアッパパネル3の底面
部3bのスロープ部3eに取り付けた後、ダッシュロア
パネル24の縦壁部24bにレインフォース25の一部25aが
取り付けられたものを近づける。このとき、ダッシュロ
アパネル24と車室内側縦壁部24bとの間に介在されてい
る発泡剤入りメルシート26は、その体積を上記空間部27
bの容積よりも小としている。
【0028】そして、図2中(b)に示すように、ダッ
シュロアパネル24の上端部24aをダッシュアッパパネル
3の前端部3aの下面に当接させ、上記カウルトップパ
ネル2の前端部2aとともに溶接する。このとき、前記
レインフォース25の上端部25bは、その当接面25cを上
記ダッシュアッパパネル3の底面部3bのスロープ部3
eに、一部に前方支持部材6aを介在させながら当接さ
れている。そして上記のようにダッシュアッパパネル
3,ダッシュロアパネル24,レインフォース25で形成さ
れる該空間部27bは上記結合部44を該空間部27b内に含
むように構成される。
【0029】このような状態で、車体全体に電着塗装を
施こし、乾燥工程の熱によって発泡剤入りメルシート26
が発泡して、その体積は発泡前の1.5〜5倍となる。
このため、該空間部27bに発泡剤入りメルシート26が充
填されることとなる(図1参照)。
【0030】次にこの発明の実施例の作用について説明
する。
【0031】上記のように発泡剤入りメルシート26が、
結合部44を含む空間部27bに充填されると、上記結合部
44に該発泡剤入りメルシート26が流れ込むことにより塞
ぎ、該結合部44のシーリングが確実に行なわれる。この
とき発泡剤入りメルシート26は、空間部27b内で発泡す
るので該空間部27bの外部に溢れ出ることはない。
【0032】また、レインフォース25の上端部25bをダ
ッシュアッパパネル3の底面部3bのスロープ部3e
に、一部に前方支持部材6aを介在させながら、当接さ
せて空間部27bを形成している。そしてこの空間部27b
に発泡剤入りメルシート26が充填されると、レインフォ
ース25の上端部25bはダッシュアッパパネル3の底面部
3bのスロープ部3eに、一部に前方支持部材6aを介
在させながら、押し付けられる。
【0033】このため、ダッシュロアパネル24の上端部
24aの近傍部位では、制振層27がダッシュロアパネル24
と発泡剤入りメルシート26とレインフォース25との三層
を有している。従って、この三層からなる制振層27がダ
ッシュアッパパネル3の底面部3bに接続された状態と
なるため、ダッシュロアパネル4の上端部4aのみでダ
ッシュアッパパネル3の底面部3bと接合していた従来
の車体構造に比べて、ダッシュロアパネル24自体の振動
が抑制されるとともに、上端部24aの近傍部位の遮音性
能が向上している。
【0034】また、前記レインフォース25の上端部25b
は、車両前方方向に傾斜し、その傾斜角を上記スロープ
部3eの傾斜角と略同一としているので、発泡剤入りメ
ルシート26が空間部27b内に充填されても該レインフォ
ース25は車室内14側の方向へ倒れることもない。なお、
この上端部25bをスロープ部3eにスポット溶接するの
は構造上困難であるため、上端部25bをスロープ部3e
に当接させるようにしている。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、上記結合部に該発泡充填剤が充填されているので、
該結合部のシーリングが確実に行なわれ、水密が保たれ
る。このため、従来のようにスポットシールやペイント
シールを用いたシーリング特有の問題が解消された。
【0036】また、ダッシュロアパネルと発泡充填剤と
レインフォースとの三層からなる制振層がダッシュアッ
パパネルの底面部に接続された状態となるため、ダッシ
ュロアパネルの上端部のみでダッシュアッパパネルの底
面部と接合していた従来の車体構造に比べて、ダッシュ
ロアパネル自体の振動が抑制されるとともに、該上端部
の近傍部位の遮音性能が向上するという実用上有益な効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のダッシュアッパパネルとダ
ッシュロアパネルとの結合の様子を示す図4に相当する
断面図である。
【図2】ダッシュアッパパネルとダッシュロアパネルと
の結合前後の様子を示した図4に相当する部分の断面図
である。
【図3】カウルボックスとダッシュロアパネルとを表わ
す全体の斜視図である。
【図4】従来の車体構造のダッシュアッパパネルとダッ
シュロアパネルとの結合の様子を示す図3のA−A断面
図である。
【符号の説明】
1 カウルボックス 3 ダッシュアッパパネル 3a 前端部 24 ダッシュロアパネル 24a 上端部 25 レインフォース(制振部材の一部) 25b 上端部 26 発泡剤入りメルシート(発泡充填剤) 27 制振層 27a 制振部材 27b 空間部 44 結合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のカウルボックスの底面を形成する
    ダッシュアッパパネルの前端部に、ダッシュロアパネル
    の上端部を結合するとともに、上記ダッシュロアパネル
    の車室内側に制振部材を配設することにより、上記ダッ
    シュロアパネルと前記制振部材とによって制振層を形成
    した車体構造において、 上記制振部材は、レインフォースと、該レインフォース
    と上記ダッシュロアパネルとの間に介在する発泡充填剤
    とを有し、前記レインフォースの上端部をダッシュアッ
    パパネルに当接させて上記ダッシュアッパパネル前端部
    とダッシュロアパネル上端部の結合部を含む空間部を形
    成し、該空間部に上記発泡充填剤を充填したことを特徴
    とする車体構造。
JP22918291A 1991-09-09 1991-09-09 車体構造 Pending JPH0565079A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6814605B2 (en) 2001-11-30 2004-11-09 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector having a shielding shell provided with a locking portion
KR100476747B1 (ko) * 2002-04-20 2005-03-16 기아자동차주식회사 진동 성능 개선을 위한 카울 지지 브라킷 보강구조
EP2145797A3 (en) * 2008-07-11 2010-12-08 Maier, S. Coop. Vehicle part provided with sound insulation comprising crumb rubber
JP2012011960A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
US8480164B2 (en) 2010-07-02 2013-07-09 Honda Motor Co., Ltd. Frontal structure of vehicle
US8815431B2 (en) 2009-12-11 2014-08-26 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery module unit and battery module package
JP2020026183A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 トヨタ自動車株式会社 車体構造

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