JPH0561848U - ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロッピーディスク装置を薄くする。 【構成】 フロッピーディスクのハブ２ｂの孔１０ｂに
挿入される駆動ピン２３を支持するバネ性を有する支持
板２４のアーム状部分２６に屈曲部２６ａを設けて先端
部２４ａを他の部分よりも高くする。支持板２４の先端
部２４ａはターンテーブル１１の孔３２の中に配置す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、マイクロフロッピーディスク又はこれに類似のディスクカートリッ ジを使用して信号の記録又は再生を行うためのディスク装置に関し、更に詳細に は、駆動ピンの支持機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】

マイクロフロッピーディスクと呼ばれている直径８６mm（約３．５インチ）の 磁気ディスク及びこれを使用してデータの記録又は再生を行う装置は公知である 。フロッピーディスク即ち磁気ディスクカートリッジ１は、図９及び図１０に示 すように、記録媒体ディスク２を剛性を有する合成樹脂ケース３に収容すること により構成されている。ケース３はその表面４と裏面５との両方にヘッド挿入用 開口６、７を有し、非使用時にはこの開口６、７はスライド式のシャッタ８によ って閉じられている。シャッタ８は図９で右方向にバネ（図示せず）によって偏 倚されており、使用時にはこの偏倚力に抗してシャッタ８を左に移動させる。こ のディスクカートリッジ１のディスク２は磁気シート２ａとこの中央に装着され た金属円板から成るハブ２ｂとから成る。ディスク２はクランパで押圧して回転 させるものではないので、ケース３の裏面５にのみハブ２ｂを露出させるための 開口９が設けられ、ここからハブ２ｂが露出されている。このハブ２ｂはスピン ドル挿入孔１０ａと駆動ピン１０ｂとが設けられている。

【０００３】 図８はハブ２ｂのスピンドル挿入孔１０ｂと駆動ピン挿入孔１０ｂに対するス ピンドル２２と駆動ピン２３との位置関係を示す。駆動ピン２３及びこの挿入孔 １０ｂはディスク２とターンテーブル１１との間の位置決め機能を有する。この 位置決めを達成するために、駆動ピン挿入孔１０ｂの外周縁３６とスピンドル２ ２との間の距離が時計回り方向（回転方向）に進むに従って短くなり、Ｄ1 点で 最小になっている。ハブ２ｂがターンテーブル上に載置された時に駆動ピン２３ が孔１０ｂに一致していない場合には、ターンテーブルの回転に従って駆動ピン ２３の位置が鎖線の位置から実線の位置に変化し、駆動ピン２３は孔１０ｂの縁 のＤ1 とＤ2 に位置決めされる。

【０００４】 駆動ピン２３の駆動ピン挿入孔１０ｂへの挿入及び位置決めを容易且つ確実に 達成するために、駆動ピン２３は、図１１に示す板バネから成る支持板４０のア ーム状部分の先端部４１に装着されている。支持板４０は固定用孔４２、４３を 使用してターンテーブルの下面に装着される。支持板４０は固定用孔４２からア ーム状に延びた部分（片持ち支持部分）の先端部４１は遊端となっているので、 駆動ピン２３の軸方向に弾性変位可能である。また、支持板４０の弾性変形によ ってディスクの中心に向う方向（ディスク半径方向）に傾動可能である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、最近、フロッピーディスク装置の薄型化が要求されている。このた め、支持板４０の下方に十分のスペースを取ることができない。特に、ターンテ ーブルを回転させるためのモータの固定子コイルをターンテーブルの下のプリン ト回路基板に設け、回転子としての永久磁石をターンテーブルに一体に形成する 場合には、支持板４０と固定子コイルとの間隔は極めて小さくなり、支持板４０ の先端部４１が駆動ピン２３と共に下方に変位すると、固定子コイルに接触し、 これを損傷する恐れがある。

【０００６】 そこで、本考案の目的は、ディスク装置の薄型化を可能にするための駆動ピン 支持機構を提供することにある。

【０００７】 上記目的を達成するための本考案は、実施例を示す図面の符号を参照して説明 すると、ハブ２ｂとこのハブ２ｂに固着された記録媒体シート２ａとから成り且 つ前記ハブ２ｂの略中央にスピンドル挿入孔１０ａが設けられ且つこのスピンド ル挿入孔１０ａと一定の位置関係を有して前記ハブ２ｂに駆動ピン挿入孔１０ｂ が設けられている記録媒体ディスク２を回転駆動するために、ターンテーブル１ １と、前記スピンドル挿入孔１０ａに挿入するように前記ターンテーブル１１の 中央から突出しているスピンドル２２と、前記駆動ピン挿入孔１０ｂに余裕を有 して挿入される駆動ピン２３と、前記駆動ピン２３を支持するためのアーム状部 分２６を有している支持板２４とを具備し、前記支持板２４は前記ターンテーブ ル１１の裏面側に配置され、且つ弾性変形可能に形成され、且つ前記駆動ピン２ ３を前記アーム状部分２６の先端部２４ａで支持しており、前記ターンテーブル には前記駆動ピン２３を挿通させるための貫通孔３２又は切欠部が設けられてい るディスク装置において、前記駆動ピン２３が前記駆動ピン挿入孔１０ｂに挿入 されている時に、前記支持板２４の前記先端部２４ａが前記貫通孔３２又は切欠 部に挿入されるように前記アーム状部分が屈曲されていることを特徴とするディ スク装置に係わるものである。 なお、請求項２に示すように支持板２４を回動自在にターンテーブル１１に装 着し、且つスピンドル２２と駆動ピン２３を結ぶ仮想直線に直交する方向に僅か に移動自在に装着し、偏倚用バネ手段を設けることが望ましい。

【０００８】

【作用及び効果】

支持板２４のアーム状部分２ｂの先端近傍を屈曲させてこの先端部２４ａをタ ーンテーブル１１の駆動ピン挿通用の貫通孔３２又は切欠部に挿入した分だけ、 薄型化が可能になる。また、支持板２４とこの下方に配置されている部材との間 隔を従来と同一に設定した場合には、支持板２４の先端部２４ａが下方の部材へ の接触が防止される。 請求項２の構成にすると、駆動ピン２３がこれとスピンドル２２を結ぶ直線に 対して直交する方向に移動可能であるので、この方向における駆動ピン２３の傾 きが実質的になくなり、駆動ピン２３の位置のバラツキをなくすことが可能にな る。また、スピンドル挿入孔１０ａと駆動ピン挿入孔１０ｂとの間隔の誤差に無 関係に駆動ピン２３の角度位置を決定することができる。

【０００９】

【実施例】

次に、図１〜図１０を参照して本考案の実施例に係わるフロッピーディスク装 置を説明する。 フロッピーディスク装置の主要部は図７に示すように、ディスク吸着台即ちタ ーンテーブル（回転台又は回転板）１１と、モータ１２と、モータ１２等を設け るための回路基板１３とから成るディスク駆動部分を有する。

【００１０】 ディスク２に接触する信号変換磁気ヘッド１４、１５はキャリッジ１６とヘッ ド支持アーム１７とに取り付けられている。アーム１７は板バネ１８によってキ ャリッジ１６に回動自在に支持され、且つバネ１９によって時計回り方向に偏倚 されている。カートリッジ１をディスク駆動部分に装着する時には一対の磁気ヘ ッド１４、１５間に空間が生じるようにアーム１７は反時計回り方向に強制的に 回動される。なおヘッド１４、１５は移動機構２０によってディスク２の半径方 向に移動される。

【００１１】 ターンテーブル１１には図１及び図２から明らかなように、ハブ２ｂを吸着す るためのプラスチックマグネットから成るハブ吸着磁石２１が固着されている。 このターンテーブル１１は磁気回路を形成するために磁性体金属板から成り、こ の中央にスピンドル２２が固着されている。なお、ハブ２ｂの滑性の良い載置面 を得るために滑性の良い合成樹脂から成るリング状シート１１ａがターンテーブ ル１１に貼り付けられている。

【００１２】 モータ１２はアウターロータ型であり、図２及び図７に示すように回転子とし ての永久磁石１２ａがターンテーブル１１の外周側下面に固着され、固定子巻線 １２ｂは回路基板１３上に配設されている。なお、ターンテーブル１１に固着さ れたスピンドル２２は回路基板１２に軸受１３ａを介して取り付けられている。

【００１３】 ハブ２ｂの孔１０ｂに挿入するための駆動ピン２３は、ステンレススチール等 の板バネから成る円弧状の支持板２４の先端部分２４ａに装着されている。即ち 、駆動ピン２３は軸２３ａとこれに回転自在に装着されたローラ（カラー）２３ ｂとから成り、軸２３ａが支持板２４の先端部分２４ａに設けられた孔２５に挿 入され、かしめによって固着されている。

【００１４】 支持板２４はアーム状部分２６を有し、この先端部２４ａを上方に位置させる ための屈曲部２６ａを有する。この結果、正常状態においては、図３から明らか なように支持板２４のターンテーブル１１に対する装着部の高さ位置即ちターン テーブル１１の下面よりも下方に先端部２４ａが位置している。図５に示すよう に支持板２４に形成された長孔２７に軸３４が挿入されている。この軸３４はか しめによってターンテーブル１１に固着されている。この軸３４を支持板２４を 固着するものではなく、回動自在に支持するものである。なお、長孔２７は図５ に示すようにスピンドル２２の中心と駆動ピン２３の中心とを結ぶ仮想直線２８ に直交する直線２９と同一方向に延びている。従って、支持板２４は軸３４を中 心にして回動自在であると共に、直線２９の方向に移動自在である。

【００１５】 支持板２４の駆動ピン支持端と反対の端部の孔２４ｂに引張りコイルバネ３０ の一端が係止されている。コイルバネ３０の他端はターンテーブル１１の孔３１ ａに係止されているので、バネ３０は支持板２４を図５で反時計方向の偏倚力を 与える。バネ３０は直線２８に対して傾きを有するので、この力Ｆは図３でＦ1 で示す分力とＦ2 で示す分力とを有する。分力Ｆ1 は直線２９と同一方向に延び ているので、支持板２４を直線２９に沿って移動する力を支持板２４に与える。 分力Ｆ2 は直線２８と同一方向に延びているので、支持板２４を図３で反時計方 向に回動させる偏倚力を支持板２４に与える。なお、支持板２４の端部には立上 り突出部２４ｃが設けられており、これがターンテーブル１１の孔３１ｂに余裕 を有して挿入されている。これにより、支持板２４のターンテーブル１１の下面 に対する安定的接触状態が得られる。

【００１６】 ターンテーブル１１には図１及び２に示すように、駆動ピン２３を余裕を有し て挿通するための略四角形の孔３２が設けられている。この孔３２の１つの辺の 縁に沿って配置されている磁石２１の縁は駆動ピン２３の第１の制限部３３ａと なり、孔３２の別の１つの辺の縁の立上り部分は駆動ピン２３の第２の制限部３ ３ｂとなっている。第１の制限部３３ａは長孔２７と同一方向に延び、駆動ピン ２３がこれよりもスピンドル２２から離れて外周方向に移動することを制限して いる。第２の制限部３３ｂは図５の直線２８と同一方向に延びており、駆動ピン ２３がハブ２ｂで押圧された時に駆動ピン２３がこれよりも図１で上方に移動す ることを制限する。

【００１７】

【動作】

記録又は再生を行う場合には、ターンテーブル１１の上にディスク２のハブ２ ｂの部分を置き、スピンドル２２をハブ２ｂのスピンドル挿入孔１０ａに挿入し 、駆動ピン２３を駆動ピン挿入孔１０ｂに挿入する。なお、駆動ピン２３が孔１ ０ｂに係合しない場合には、図４に示すようにハブ２ｂによって下方に押圧され 、支持板２４が下方に弾性変形し、駆動ピン２３も下方に変位する。支持板２４ の遊端となっている先端部２４ａが屈曲部２６によって上方に配置され、先端部 ２４ａ以外の部分との間に段差があるので、支持板２４の最も先端の高さ位置が 屈曲部２６の下面側の高さ位置とほぼ同一になり、屈曲部２６を設けない場合よ りも上方になり、固定子コイル１２ｂとの間隔を従来と同一に設定した場合には 、図３における固定子コイル１２ｂの上面から駆動ピン２３の下面までの距離（ 高さ）を従来よりも小さくすることができる。なお、支持板２４の先端部２４ａ が図３に示すようにターンテーブル１１の孔３２に入り込むので、先端部２４ａ から駆動ピン２３の上面までの距離（高さ）は従来より小さくなっている。モー タ１２が駆動され、ターンテーブル１１が回転し、駆動ピン２３と駆動ピン挿入 孔１０ｂとの位置が一致すると、ハブ２ｂによる駆動ピン２３の押圧が解除され 、駆動ピン２３は支持板２４の上方への戻りに伴なって上方に変位して図３に示 すように駆動ピン挿入孔１０ｂに入り込む。

【００１８】 駆動ピン２３はハブ２ｂの孔１０ｂに挿入された直後には図８の鎖線の位置に ある。孔１０ｂの外周側の縁３６は円弧状に形成されておらず、スピンドル２２ からは距離が時計回り方向に進むに従って短くなり、Ｄ1 点で最小になる。駆動 ピン２３が孔１０ｂの縁３６に接していない時には、駆動ピン２３はハブ２ｂか ら半径方向及び円周方向の力を受けないので、支持板２４は図１、図２及び図３ の状態にある。その後、駆動ピン２３が孔１０ｂの縁３６に接すると、この縁３ ６とハブ２ｂの中心との距離が徐々に小さくなっているので、駆動ピン２３が孔 １０ｂの縁３６で内側（スピンドル側）に押圧される。支持板２４及び駆動ピン ２３は偏倚用バネ３０の分力Ｆ2 によって外周方向に偏倚されているので、この 偏倚力に抗してハブ２ｂが駆動ピン２３を内側に押圧する。駆動ピン２３を支持 している支持板２４は固定されておらず、回動自在であるので、駆動ピン２３が ハブ２ｂで内側方向に押圧された時に図５で時計回り方向に回動する。この結果 、支持板２４の捩じれ及び駆動ピン２３の傾きを殆んど伴なわないで駆動ピン２ ３が内側に移動する。

【００１９】 駆動ピン２３が孔１０ｂのＤ1 点及びＤ2 点に接すると、駆動ピン２３がハブ ２ｂを駆動する反作用としてハブ２ｂの孔１０ｂの縁Ｄ2 点は駆動ピン２３を回 転方向と反対方向に押圧する。このハブ２ｂによる駆動ピン２３の回転方向と反 対方向の押圧は支持板２４の偏倚用バネ３０の分力Ｆ1 に抗してなされる。支持 板２４は長孔２７によって軸３４に装着されているので、駆動ピン２３がディス ク回転方向に対して反対の方向に押圧されると、軸３４をガイドとして図５で直 線２９が延びる方向に移動し、駆動ピン２３の中心が図５の直線２８よりも少し 上に移動し、図６に示す位置になる。図６に示すようにハブ２ｂは駆動ピン挿入 孔３２を有し、この１つの辺が駆動ピン２３の第２の制限部３３ｂとなっている ので、駆動ピン２３はこの第２の制限部３３ｂに突き当たるまで移動する。支持 板２４が直線２９に沿って移動自在であるから、支持板２４の弾性変形及び駆動 ピン２３の傾きを殆んど伴なわないで駆動ピン２３を第２の制限部３３ｂまで移 動することができる。

【００２０】 図６に示すように駆動ピン２３とハブ２ｂ及び制限部３３ｂとの係合が成立す ると、駆動ピン２３はハブ２ｂの孔１０ｂの縁Ｄ1 及びＤ2 に接触し、且つター ンテーブル１１の制限部３３ｂに接した状態となり、安定的に位置決めされる。 この駆動ピン２３が位置決めされた状態においてバネ３０の分力Ｆ2 が駆動ピン ２３をハブ２ｂの孔１０ｂのＤ1 点に押し当てる方向に作用しているので、駆動 ピン２３の孔１０ｂに対する位置を維持することができる。

【００２１】 駆動ピン２３は、支持板２４のターンテーブル１１の半径方向と円周方向の移 動に伴なって移動するので、駆動ピン２３の傾きが実質的に発生しなくなり、傾 きの変動による駆動ピン２３の位置決め誤差の発生を防ぐことができる。また、 ハブ２ｂのスピンドル挿入孔１０ａと駆動ピン挿入孔１０ｂとの間隔の誤差が生 じたと仮定しても、図５の直線２９に沿う方向における駆動ピン２３の位置は制 限部３３ｂによって決定されるので、これに基づく誤差が生じない。

【００２２】

【変形例】

本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば次の変形が可能なもの である。 （１） 図１２に示すように、支持板２４に図１１と同様に孔４２、４３を設 け、この孔４２、４３を使用して支持板２４を図１のターンテーブル１１に固定 し、支持板２４を回動不可能に片持ち支持する場合にも本考案を適用することが できる。即ち、この場合も屈曲部２６ａを設けて駆動ピン２３を支持する先端部 ２４ａに段差をつけることができる。 （２） 図５の長孔２７を円形にして支持板２４の直線２９の方向の移動を不 可能にし、回動のみさせる構成にすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係わるディスク装置の回転駆
動部分を示す平面図である。

【図２】図１の装置をＡ−Ａ線で切断して示す断面図で
ある。

【図３】駆動ピンがハブの孔に挿入された状態を図１の
Ｂ−Ｂ線で示す拡大断面図である。

【図４】駆動ピンがハブの孔に挿入される前の状態を図
１のＢ−Ｂ線で示す拡大断面図である。

【図５】支持板及びこれに関係する部分を示す平面図で
ある。

【図６】駆動ピンがハブに係合した後の支持板及びこれ
に関係する部分を示す平面図である。

【図７】フロッピーディスク装置の主要部を示す正面図
である。

【図８】ハブと駆動ピンとの関係を示す拡大平面図であ
る。

【図９】ディスクカートリッジの平面図である。

【図１０】図７のディスクカートリッジの底面図であ
る。

【図１１】従来の駆動ピンの支持機構を示す平面図であ
る。

【図１２】本考案の変形例の駆動ピン支持機構を示す平
面図である。

【符号の説明】

２３ 駆動ピン ２４ 支持板 ２４ａ 先端部 ２６ａ 屈曲部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハブ（２ｂ）とこのハブ（２ｂ）に固着
   された記録媒体シート（２ａ）とから成り且つ前記ハブ
   （２ｂ）の略中央にスピンドル挿入孔（１０ａ）が設け
   られ且つこのスピンドル挿入孔（１０ａ）と一定の位置
   関係を有して前記ハブ（２ｂ）に駆動ピン挿入孔（１０
   ｂ）が設けられている記録媒体ディスク（２）を回転駆
   動するために、ターンテーブル（１１）と、前記スピン
   ドル挿入孔（１０ａ）に挿入するように前記ターンテー
   ブル（１１）の中央から突出しているスピンドル（２
   ２）と、前記駆動ピン挿入孔（１０ｂ）に余裕を有して
   挿入される駆動ピン（２３）と、前記駆動ピン（２３）
   を支持するためのアーム状部分（２６）を有している支
   持板（２４）とを具備し、 前記支持板（２４）は前記ターンテーブル（１１）の裏
   面側に配置され、且つ弾性変形可能に形成され、且つ前
   記駆動ピン（２３）を前記アーム状部分（２６）の先端
   部（２４ａ）で支持しており、 前記ターンテーブルには前記駆動ピン（２３）を挿通さ
   せるための貫通孔（３２）又は切欠部が設けられている
   ディスク装置において、 前記駆動ピン（２３）が前記駆動ピン挿入孔（１０ｂ）
   に挿入されている時に、前記支持板（２４）の前記先端
   部（２４ａ）が前記貫通孔（３２）又は切欠部に挿入さ
   れるように前記アーム状部分が屈曲されていることを特
   徴とするディスク装置。
2. 【請求項２】 前記支持板（２４）は前記ターンテーブ
   ル（１１）に回動自在に支持されていると共に前記スピ
   ンドル（２２）の中心と前記駆動ピン（２３）の中心と
   を結ぶ仮想直線に対して直交する方向に僅かに移動する
   ことができるように支持されており、 前記駆動ピン（２３）を前記スピンドル（２２）から離
   れる方向に移動させるための偏倚力を前記支持板（２
   ４）に与えると共に、前記直交する方向の偏倚力を前記
   支持板（２４）に与えるバネ手段が設けられており、 前記駆動ピン（２３）が前記スピンドル（２２）に近づ
   く方向に移動すること及び前記直交する方向に移動する
   ことは許すが、前記駆動ピン（２３）が前記スピンドル
   （２２）から離れる方向に移動することを制限するよう
   に前記駆動ピン（２３）又は前記支持板（２４）を制限
   する第１の制限部が前記ターンテーブル（１１）に設け
   られており、 前記ターンテーブル（１１）の回転方向と反対の方向に
   前記駆動ピン（２３）が移動することを制限するための
   第２の制限部が設けられていることを特徴とする請求項
   １記載のディスク装置。