JPH0561771B2 - - Google Patents

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JPH0561771B2
JPH0561771B2 JP6479888A JP6479888A JPH0561771B2 JP H0561771 B2 JPH0561771 B2 JP H0561771B2 JP 6479888 A JP6479888 A JP 6479888A JP 6479888 A JP6479888 A JP 6479888A JP H0561771 B2 JPH0561771 B2 JP H0561771B2
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JP
Japan
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electrolytic capacitor
capacitor element
electrode foil
winding
electrolytic
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Susumu Ando
Ikuo Hagiwara
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Nippon Chemi Con Corp
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Nippon Chemi Con Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンデンサの改良にかかり、特
に、偏平状の電解コンデンサ素子を製造する方法
に関する。
〔従来の技術〕
通常、偏平状の電解コンデンサ素子、例えば楕
円状、長円状等の電解コンデンサ素子は、電極箔
を電解紙とともに巻回して円柱状に形成した電解
コンデンサ素子に押圧加工を施して形成してい
た。
すなわち、第4図に示したような電解コンデン
サ素子1を巻回する工程では、中央部に溝部を備
える巻軸2が電極箔および電解紙4を共に巻回す
る。このとき巻軸2は、電極箔および電解紙4の
一部を巻軸2の溝部で把持するとともに、一定方
向に回転する。この巻軸2によつて把持される電
極箔および電解紙4が巻始め部10となる。
そして、第4図bに示すように、電極箔および
電解紙4が所望の長さに巻回されて所望の径寸法
に形成された後、巻軸2は巻始め部10から離脱
して、電解コンデンサ素子1を形成する。そのた
め、この電解コンデンサ素子1の、巻軸2が離脱
した部分、すなわち中心部8には、巻軸2で把持
された巻始め部10が介在することになる。
そして、第4図cに示すように、円筒状に形成
された電解コンデンサ素子1には、プレス等の手
段で押圧加工が施され、所望の楕円状もしくは長
円状の電解コンデンサ素子1を得ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、円筒状に形成された電解コンデンサ
素子1を押圧して長円状に形成する場合、任意の
方向から押圧加工を施すと、電解コンデンサ素子
1の中心部8に介在する電極箔が押し潰されてし
まうことがあつた。特に、第4図cに示したよう
に、中心部8にある巻始め部10の平面方向と同
じ方向に押圧すると、この巻始め部10の電極箔
は圧縮するように破潰されてしまう。
そのため、押し潰された電極箔が電解紙を突き
破つて、他方の電極箔と接触してしまい、短絡事
故の原因となる場合があつた。また、漏れ電流等
の電気的特性に対しても悪影響を及ぼすことがあ
つた。
更には、電解コンデンサ素子1の中心部8で巻
始め部10が押し潰されるため、偏平状にプレス
加工する場合に、所望の楕円状、長円状に形成さ
れず、あるいは形成されにくくなり、製造工程を
煩雑にしている。
この発明の目的は、偏平状の電解コンデンサ素
子の製造を容易にするとともに、電極箔の破潰に
よる短絡事故等を防止することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、電解コンデンサ素子を、電極箔の
巻始め部を把持しつつ巻回した後、電極箔の巻始
め部を把持した方向とほぼ同一の方向に押圧して
偏平状に形成することを特徴としている。
〔作用〕
第3図に示すように、電解コンデンサ素子1
は、従来のものと同様に、両極電極箔および電解
紙4を巻回することにより形成している。したが
つて、電解コンデンサ素子1の中心部7には巻始
め部9、すなわち巻回工程で巻軸2に把持される
電極箔および電解紙4が介在する。
そしてこの電解コンデンサ素子1を偏平状に加
工するプレス加工では、この巻始め部9を把持す
る方向A、すなわち、巻始め部9の平面方向とほ
ぼ直交する方向Bにプレス方向を施している。そ
のため、第1図に示すように、電解コンデンサ素
子1の中心部7に介在する巻始め部9、特に電極
箔は、S字状もしくはZ字状に規則正しく折り畳
まれ、従来のように押し潰されることがなくな
る。
〔実施例〕
以下この発明による電解コンデンサ素子の製造
方法を図面にしたがつて説明する。
第1図は、この発明の実施例により製造された
電解コンデンサ素子の平面図、第2図は同じく電
解コンデンサ素子の斜視図、第3図は、この発明
の製造工程を説明する工程説明図である。
電極箔は、アルミニウム等の弁作用金属箔から
なり、表面に拡大処理を施され、更に陽極側の電
極箔には酸化被膜形成処理が施される。そして、
これらの電極箔には、外部引出し用のリード線3
がステツチ等の手段で電気的に接続されていると
ともに、両極電極箔の間隙にマニラ紙等からなる
電解紙が介在している。
これらの電極箔および電解紙4は、第3図aに
示すように、巻軸2により巻回される。この巻軸
2は、中心部にスリツト状の溝部を有しており、
電極箔および電解紙4は、ある特定の部分でこの
巻軸2の溝部により把持される。そして、この把
持された部分が電極箔等の巻始め部9になるとと
もに、巻回される電解コンデンサ素子1の中心部
7に介在することになる。
巻軸2により把持された電極箔および電解紙4
は、第3図bに示すように、巻回されて電解コン
デンサ素子1を形成する。この電解コンデンサ素
子1の外観形状は、ほぼ円筒状に形成されてお
り、その外表面に粘着テープ6等が貼着される。
次いで電解コンデンサ素子1は、第3図cに示
すように、プレス治具5により、押圧加工を施さ
れる。そして、この押圧加工においては、前記電
解コンデンサ素子1の中心部7に介在する巻始め
部9の平面方向とほぼ直交する方向、すなわち、
電極箔および電解紙4が巻軸2により把持される
方向Aとほぼ同じ方向Bにプレス加工を施して、
第2図に示すような電解コンデンサ素子1を得
る。
プレス加工において、電解コンデンサ素子1の
中心部7を形成する円筒状の空間は、その加圧に
より徐々に押し潰され、ついには第1図に示すよ
うにほぼ直線状に変形される。この時、中心部7
の円筒状の空間は、中心部7に介在する巻始め部
9の上下から巻始め部9の表面に向かつて変形さ
れる。そのため、直線状に変形された中心部7
は、S字状もしくはZ字状の規則正しい積層状態
になる。
なお、電極箔に電気的に接続されたリード線3
は、電解コンデンサ素子1の湾曲部から導出した
場合、電極箔を破損させてしまうため、第1図お
よび第2図に示すように、平面状に形成された部
分から導出することになる。
また、この実施例でのプレス治具5は、電解コ
ンデンサ素子1と当接する面を平面状に形成した
ものを使用した。そのため、プレス加工を施され
た電解コンデンサ素子1は、対向する一対の平面
部を有する長円形状に形成される。他の非真円
状、例えば楕円状の電解コンデンサ素子を得るに
は、プレス治具の当接面を所望曲率に形成したも
のを使用することになるが、その場合でも電解コ
ンデンサ素子の中心部における電極箔の状態に影
響はない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、電解コンデンサ素
子を、電極箔の巻始め部を把持しつつ巻回した
後、電極箔の巻始め部を把持した方向とほぼ同一
の方向に押圧して偏平状に形成することを特徴と
しているので、従来のように、電解コンデンサ素
子の中心部が破潰されることがなくなる。そのた
め、破潰された電極箔の巻始め部が電解紙を突き
破り、他方の電極箔と接触して短絡の原因となる
ことはなくなり、短絡事故を防止することができ
るとともに、製造工程における歩留りを向上させ
ることが可能となる。
また、電極箔の破損がなくなるので、完成した
電解コンデンサ素子の電気的特性も、偏平状に加
工しない、円筒状の電解コンデンサ素子と比較し
ても何ら遜色のないものとなり、信頼性が向上す
る。
更に電解コンデンサ素子中心部は、積層状に規
則正しく形成されるため、偏平状、特に長円形状
の電解コンデンサ素子を形成する場合、巻回状態
の歪みが少なくなる。そのため、この長円形状に
形成した電解コンデンサ素子の形状に適合した外
装ケースに収納することが容易となり、製造工程
を簡略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例により製造された
電解コンデンサ素子の平面図、第2図は同じく電
解コンデンサ素子の斜視図、第3図は、この発明
の製造工程を説明する工程説明図である。第4図
は、従来の製造工程を説明する説明図である。 1……電解コンデンサ素子、2……巻軸、3…
…リード線、4……電極箔および電解紙、5……
プレス治具、6……粘着テープ、7,8……中心
部、9,10……巻始め部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電極箔の巻始め部を把持しつつ巻回した後、
    電極箔の巻始め部を把持した方向とほぼ同一の方
    向に押圧して偏平状に形成することを特徴とする
    電解コンデンサ素子の製造方法。
JP6479888A 1988-03-18 1988-03-18 電解コンデンサ素子の製造方法 Granted JPH01238009A (ja)

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JP6479888A JPH01238009A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 電解コンデンサ素子の製造方法

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