JPH0561496U - 扇風機の首振り機構 - Google Patents

扇風機の首振り機構

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JPH0561496U
JPH0561496U JP9048391U JP9048391U JPH0561496U JP H0561496 U JPH0561496 U JP H0561496U JP 9048391 U JP9048391 U JP 9048391U JP 9048391 U JP9048391 U JP 9048391U JP H0561496 U JPH0561496 U JP H0561496U
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JP
Japan
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connecting rod
washer
fan
connecting portion
crank body
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Pending
Application number
JP9048391U
Other languages
English (en)
Inventor
初男 矢島
Original Assignee
東芝機器株式会社
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連接ロッドとワッシャとの摩擦抵抗を軽減し
て静かで円滑な動作を得られ扇風機の首振り機構を提供
する。 【構成】 首振りモータ4に連動して回転するクランク
体5を有し、このクランク体5の端部の連結部6に、連
接ロッド9の一端部を該連結部6の軸回り方向に回転自
在に連結し、かつこの連接ロッド9の一端部を前記連結
部6の端面に螺挿した止めねじ14で支持し、前記クラ
ンク体5の回転動作で前記連接ロッド9を往復運動さ
せ、この往復運動で扇風機のファンを駆動するファンモ
ータ1を往復回動させるものにおいて、前記連接ロッド
9と止めねじ14との間に、合成樹脂で形成されかつ前
記連結部6に対して非回転状態に係合する厚さの厚いワ
ッシャ20を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、扇風機のファンの向きを左右に反復して換える扇風機の首振り機 構に関する。
【0002】
【従来の技術】
扇風機の首振り機構の構造を図2に示し、1がファンモータで、このファンモ ータ1に扇風機のファン(図示せず)が取り付けられて回転するものである。そ してファンモータ1はネックピース2の軸部2aを介してその軸回り方向に回転 自在に支持されている。
【0003】 ファンモータ1の背面には取付板3を介して首振りモータ4が取り付けられ、 この首振りモータ4の出力軸4aが取付板3の下面側に突出し、この出力軸4a の突出端にクランク体5が取り付けられている。
【0004】 前記クランク体5は一端側の端部に前記出力軸4aに対して偏心する連結部6 を有し、また前記ファンモータ1の下部には水平に延出するアーム7が一体的に 設けられ、このアーム7の端部に前記ネックピース2の軸部2aに対して偏心す る連結ピン8が設けられている。
【0005】 そして前記アーム7の連結ピン8とクランク体5の連結部6との間に連接ロッ ド9が掛け渡されている。この連接ロッド9は金属で形成され、一端側の端部が 前記連結ピン8に回転自在に嵌合し、他端側の端部が連結部6に回転自在に連結 されている。この連結構造について説明すると、図3に示すように、連結部6の 下端面に円形のボス10が一体に突出形成され、さらにこのボス10の下端面に 非円形の係合突起11が一体に突出形成されている。また連接ロッド9の他端側 の端部に前記ボス10に対応する円形の連結孔12が形成されている。
【0006】 そして前記ボス10の外周に連接ロッド9の連結孔12が回転自在に嵌合され 、さらに前記係合突起11の外周に金属製の緩み止めワッシャ13が嵌合され、 この状態で前記ワッシャ13の下面側から連結部6の中心軸部に止めねじ14が 螺挿され、この止めねじ14により連接ロッド9およびワッシャ13が連結部6 に支持されている。
【0007】 このような状態で首振りモータ4が起動しクランク体5が回転すると、連結部 6がクランク体5の回転中心を中心として公転し、この連結部6の公転動作で連 接ロッド9が往復動作し、この連接ロッド9の往復動作でファンモータ1がネッ クピース2の軸部2aを中心にして往復回動つまり首振り運動をし、これにより 扇風機のファンの向きが左右に反復して変換される。
【0008】 クランク体5の回転に応じて連結部6が公転する際には、連接ロッド9とワッ シャ13との間に摩擦が生じ、この摩擦力でワッシャ13に連結部6の軸線を中 心とする回転力が加わるが、このワッシャ13は図3に示すように、連結部6の 係合突起11に対応する非円形の嵌合孔15を有し、この嵌合孔15が係合突起 11に嵌合することにより連結部6に取り付けられており、したがってワッシャ 13が連結部6に対して回転するようなことがない。仮にこのワッシャ13が連 接ロッド9と止めねじ14との間に配置していないとすると、連接ロッド9と止 めねじ14とが接触し、その摩擦力で止めねじ14に回転力が加わり、このため その回転力の方向によっては止めねじ14が緩んで連結部6から離脱してしまう 恐れが生じるが、このような止めねじ14の緩みが前記ワッシャ13により防止 されるものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところがこのような従来の構成においては、連接ロッド9およびワッシャ13 が共に金属で、これら金属同士が接触するため、その摩擦抵抗が大きく、このた め磨耗が激しく、摩擦動作の円滑性が悪く、騒音の原因となる難点があった。
【0010】 そこで連接ロッド9とワッシャ13との間に樹脂フィルムを介在させて摩擦抵 抗を軽減することが考えられるが、しかしこのような樹脂フィルムを用いると、 部品点数が増し、コストが高くなり、また組立が面倒で組立作業の能率性が低下 してしまう。さらに樹脂フィルムではその厚さが薄いため、耐久性が低く比較的 早期に磨滅してしまい、このためたびたび新たな樹脂フィルムと交換しなければ ならなくなる難点がある。
【0011】 この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは 、磨耗を確実に低減して従来の課題を確実に解決することができる扇風機の首振 り機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案はこのような目的を達成するために、首振りモータに連動して回転す るクランク体を有し、このクランク体の端部の連結部に、連接ロッドの一端部を 該連結部の軸回り方向に回転自在に連結し、かつこの連接ロッドの一端部を前記 連結部の端面に螺挿した止めねじで支持し、前記クランク体の回転動作で前記連 接ロッドを往復運動させ、この往復運動で扇風機のファンを駆動するファンモー タを往復回動させるものにおいて、前記連接ロッドと止めねじとの間に、合成樹 脂で形成されかつ前記連結部に対して非回転状態に係合する厚さの厚いワッシャ を設けるようにしたものである。
【0013】
【作用】
クランク体が回転すると連結部が公転し、これに応じて連接ロッドとワッシャ との間で摩擦が生じるが、ここでワッシャが合成樹脂で形成されており、このた め金属製の連接ロッドとワッシャとの間の摩擦抵抗が低減し、したがって磨耗が 減少し、また摩擦動作が円滑となって騒音が減少する。
【0014】 そしてこのワッシャの厚さが厚いから、樹脂フィルムのような場合と異なり、 その耐久性が大幅に向上し、交換を要することなく長期に亘って所定の機能を維 持することができ、さらにこのワッシャが従来の金属製のワッシャの機能を兼ね るから、部品点数が増すこともなく、したがってコストが上昇せず、組立も容易 に能率よく行なうことが可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例について図1を参照して説明する。なお、従来の構 成と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0016】 この考案においては、連接ロッド9と止めねじ14との間に樹脂で形成された 厚さの厚いワッシャ20が設けられ、このワッシャ20で連接ロッド9が支持さ れている。このワッシャ20には連結部6の係合突起11に対応する非円形の嵌 合孔21が形成され、この嵌合孔21が前記係合突起11に嵌合することにより その回り止めが図られている。
【0017】 このような構成においては、金属製の連接ロッド9が樹脂製のワッシャ20と 接触し、このためその摩擦抵抗が低減して磨耗が減少し、また摩擦動作が円滑と なり騒音が減少する。
【0018】 そしてワッシャ20の厚さが厚いから、樹脂フィルムのような場合と異なり、 その耐久性が大幅に向上し、交換を要することなく長期に亘って所定の機能を維 持することができる。またこのワッシャ20が従来の金属製のワッシャの機能を 兼ねるから、部品点数が増すこともなく、したがってコストが上昇せず、組立も 容易に能率よく行なうことができる。
【0019】 なお、前記実施例においては、連結部6に係合突起11を形成し、この係合突 起11にワッシャ20の嵌合孔21を嵌合してワッシャ20の回り止めを図る構 成としたが、このような構成に限らず、例えばこれとは逆にワッシャ20に係合 突起を形成し、連結部6の端面にその係合突起に対応する嵌合孔を形成し、この 嵌合孔にワッシャ20の係合突起を嵌合して連結部6に対するワッシャ20の回 り止めを図るような構成としてもよい。
【0020】 また首振りモータ4はファンモータ1に取り付ける場合に限らず、ネックピー ス2や扇風機基台部などに取り付けることも可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によれば、連接ロッドとワッシャとの摩擦抵抗を軽 減して静かで円滑な動作を得られ、また耐久性を向上させ、コストの上昇を抑え 、かつ能率的に組立てることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による首振り機構の要部の
分解状態の斜視図。
【図2】従来の首振り機構の側面図。
【図3】その首振り機構の一部の分解状態の斜視図。
【符号の説明】
1…ファンモータ 4…首振りモータ 5…クランク体 6…連結部 9…連接ロッド 14…止めねじ 20…ワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首振りモータに連動して回転するクラン
    ク体を有し、このクランク体の端部の連結部に、連接ロ
    ッドの一端部を該連結部の軸回り方向に回転自在に連結
    し、かつこの連接ロッドの一端部を前記連結部の端面に
    螺挿した止めねじで支持し、前記クランク体の回転動作
    で前記連接ロッドを往復運動させ、この往復運動で扇風
    機のファンを駆動するファンモータを往復回動させるも
    のにおいて、前記連接ロッドと止めねじとの間に、合成
    樹脂で形成されかつ前記連結部に対して非回転状態に係
    合する厚さの厚いワッシャを設けたことを特徴とする扇
    風機の首振り機構。
JP9048391U 1991-11-05 1991-11-05 扇風機の首振り機構 Pending JPH0561496U (ja)

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JP9048391U JPH0561496U (ja) 1991-11-05 1991-11-05 扇風機の首振り機構

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JPH0561496U true JPH0561496U (ja) 1993-08-13

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ID=13999811

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019143859A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 株式会社トヨトミ 電気ストーブ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612122B2 (ja) * 1977-03-25 1981-03-19
JPS6012712B2 (ja) * 1977-09-13 1985-04-03 三菱電機株式会社 信号記録装置

Patent Citations (2)

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