JPH0561474U - 冷媒圧縮機の端子箱 - Google Patents

冷媒圧縮機の端子箱

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Publication number
JPH0561474U
JPH0561474U JP728592U JP728592U JPH0561474U JP H0561474 U JPH0561474 U JP H0561474U JP 728592 U JP728592 U JP 728592U JP 728592 U JP728592 U JP 728592U JP H0561474 U JPH0561474 U JP H0561474U
Authority
JP
Japan
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terminal
refrigerant compressor
terminal box
storage cover
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP728592U
Other languages
English (en)
Inventor
安博 緒方
勝也 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP728592U priority Critical patent/JPH0561474U/ja
Publication of JPH0561474U publication Critical patent/JPH0561474U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコンゴム(絶縁物)を充填する際の清掃
のための作業時間を短縮するとともに、絶縁低下をより
確実に回避できる冷媒圧縮機の端子箱を得ることを目的
とする。 【構成】 圧着端子4及びターミナルスタッド6を収納
する収納カバー14を設け、その収納カバー14内を絶
縁物15で充填したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷媒圧縮機へ電源を供給する冷媒圧縮機の端子箱に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図10及び図11は従来の冷媒圧縮機の端子箱を示す断面図及び平面図であり 、図12は図10の冷媒圧縮機の端子箱が取付られる冷媒圧縮機を示す側面図で ある。図において、1は冷媒圧縮機の圧縮部及び電動機(図示せず)を収納する クランクケース、2はクランクケース1の外周に取付られた端子箱、3は端子箱 2内に電源を引き込む電線、4は電線3の先端部に固着された圧着端子、5は電 動機のリード線、6は端子箱2とクランクケース1を連通するように設けられ、 圧着端子4と電動機のリード線5間の電気的接続をとるターミナルスタッドであ る。
【0003】 7は圧着端子4をターミナルスタッド6に固定するナット、8はターミナルス タッド6の各相間を電気的に絶縁する絶縁体、9はターミナルスタッド6と絶縁 体8を支持し、端子箱2とクランクケース1間の開口を閉塞する端子板、10は 端子箱2をクランクケース1に取付るナット、11は端子箱2内に充填されるシ リコンゴム(絶縁物)、12は冷媒ガスの吸込口、13は冷媒ガスの吐出口であ る。
【0004】 次に動作について説明する。 冷媒圧縮機の端子箱2は吸込口12付近に設けられているが、吸入される冷媒 ガスが温度低下すると吸込口12付近のクランクケース1の温度は低下され、ク ランクケース1の熱伝導により端子箱2及び端子板9が冷やされる。従って、端 子板9の外表面及び端子箱2内の温度が外気の露点温度より低下すると、外気中 の水分が凝縮して端子板9の外表面及び端子箱2の内に着霜あるいは着露する現 象が生じる。
【0005】 かかる現象により、絶縁体8の絶縁抵抗値が低下し、感電又はターミナルスタ ッド6間の短絡事故が生じるのを防ぐため、端子箱2内にシリコンゴム11を充 填し、着霜等の影響で絶縁体8の絶縁抵抗値が低下するのを防いでいる。 但し、シリコンゴム11を充填する際には、端子板9の外表面や端子箱2の内 面等を十分清掃することが必要であり、清掃が不十分であると、シリコンゴム1 1と端子板9の外表面等間の密着が悪くなり、密着の不十分な箇所から水分が侵 入し、絶縁低下を招くおそれがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の冷媒圧縮機の端子箱は以上のように構成されているので、シリコンゴム を端子箱内の全体にわたって充填するため、端子箱内全体を清掃することが必要 で、作業時間が長時間になるとともに、清掃が不十分な箇所が存在している可能 性が高いなどの問題点があった。
【0007】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、シリコンゴ ムを充填する際の清掃のための作業時間を短縮するとともに、絶縁低下をより確 実に回避できる冷媒圧縮機の端子箱を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案に係る冷媒圧縮機の端子箱は、圧着端子及びターミナルス タッドを収納する収納カバーを設け、その収納カバー内を絶縁物で充填したもの である。
【0009】 また、請求項2記載の考案に係る冷媒圧縮機の端子箱は、圧着端子及びターミ ナルスタッドを分割自在の収納カバーに収納し、その収納カバー内を絶縁物で充 填したものである。
【0010】
【作用】
請求項1記載の考案における冷媒圧縮機の端子箱は、圧着端子及びターミナル スタッドを収納する収納カバーを設け、その収納カバー内に絶縁物を充填するよ うにしたことにより、絶縁物を充填する際に行う清掃の箇所が減少される。
【0011】 また、請求項2記載の考案における冷媒圧縮機の端子箱は、圧着端子及びター ミナルスタッドを収納する収納カバーを分割自在にしたことにより、収納カバー の取り付け、取り外しが容易になり、また電線の配線作業も容易になる。
【0012】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1及び図2はこの考案の 一実施例による冷媒圧縮機の端子箱を示す断面図及び平面図であり、図において 、従来のものと同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。 14は圧着端子4及びターミナルスタッド6を収納する収納カバー、14aは 収納カバー14の中空(図3参照)、15は収納カバー14内に充填されるシリ コンゴム(絶縁物)である。
【0013】 次に動作について説明する。 絶縁体8の絶縁抵抗値が低下し、感電又はターミナルスタッド6間の短絡事故 が生じるのを防ぐため、従来のものでは端子箱2内にシリコンゴム11を充填し ていたが、この考案では圧着端子4及びターミナルスタッド6を収納する収納カ バー14を設け、その収納カバー14の中空14aにシリコンゴム15を充填し ている。
【0014】 従って、シリコンゴム15を充填する際に行う清掃は収納カバー14内に限ら れるので、従来のものと比べて清掃のための作業時間が大幅に短縮されるととも に、清掃が不十分な箇所が存在する可能性が低下する。
【0015】 実施例2. 図4は及び図5はこの考案の他の実施例による冷媒圧縮機の端子箱を示す断面 図及び平面図であり、図において、4aはL字形状に折り曲げられた圧着端子、 16は収納カバー(図6参照)である。 この実施例では、図4に示す通り、圧着端子4aはL字状に折り曲げられてい るので、収納カバー16の上部から電線3を収納カバー16内に引き込むことが できるため、実施例1の収納カバー14よりも形状が単純となり(圧着端子4を 収納するための凸部が不要となる。)、収納カバー16の形成が容易になる。
【0016】 実施例3. 図7及び図8はこの考案の他の実施例による冷媒圧縮機の端子箱を示す断面図 及び平面図であり、図において、6aはターミナルスタッド6の上部に設けた貫 通孔、17はボルト、18はナットである。 この実施例では、圧着端子4をボルト17とナット18でターミナルスタッド 6に固着するものを示している。
【0017】 図9はこの考案の他の実施例における収納カバーを示す平面図であり、この収 納カバー19は二つに分割することが可能である。 従って、この収納カバー19自体の取り付け、取り外しが容易となり、また電 線3の配線作業も容易になる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、請求項1記載の考案によれば圧着端子及びターミナルスタッド を収納する収納カバーを設け、その収納カバー内を絶縁物で充填するように構成 したので、シリコンゴムを充填する際に行う清掃の箇所が減少され、清掃のため の作業時間が大幅に短縮されるとともに、清掃が不十分な箇所が存在する可能性 が低下し、絶縁低下をより確実に回避できるなどの効果がある。
【0019】 また、請求項2記載の考案によれば圧着端子及びターミナルスタッドを収納す る収納カバーを分割できるように構成したので、収納カバーの取り付け、取り外 しが容易になるとともに、電線の配線作業も容易になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による冷媒圧縮機の端子箱
を示す断面図である。
【図2】図1の冷媒圧縮機の端子箱を示す平面図であ
る。
【図3】収納カバーを示す平面図である。
【図4】この考案の他の実施例による冷媒圧縮機の端子
箱を示す断面図てある。
【図5】図4の冷媒圧縮機の端子箱を示す平面図であ
る。
【図6】収納カバーを示す平面図である。
【図7】この考案の他の実施例による冷媒圧縮機の端子
箱を示す断面図である。
【図8】図7の冷媒圧縮機の端子箱を示す平面図であ
る。
【図9】分割自在の収納カバーを示す平面図である。
【図10】従来の冷媒圧縮機の端子箱を示す断面図であ
る。
【図11】図10の冷媒圧縮機の端子箱を示す平面図で
ある。
【図12】冷媒圧縮機を示す側面図である。
【符号の説明】
1 クランクケース 2 端子箱 3 電線 4 圧着端子 5 電動機のリード線 6 ターミナルスタッド 14,16,19 収納カバー 15 シリコンゴム(絶縁物)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機の圧縮部及び電動機を収納す
    るクランクケースの外周に取付られた端子箱と、上記端
    子箱内に電源を引き込む電線の先端部に固着された圧着
    端子と、上記端子箱と上記クランクケース間を連通する
    ように設けられ、上記圧着端子と上記電動機のリード線
    間の電気的接続をとるターミナルスタッドとを備えた冷
    媒圧縮機の端子箱において、上記圧着端子及び上記ター
    ミナルスタッドを収納する収納カバーを設けるととも
    に、その収納カバー内を絶縁物で充填したことを特徴と
    する冷媒圧縮機の端子箱。
  2. 【請求項2】 冷媒圧縮機の圧縮部及び電動機を収納す
    るクランクケースの外周に取付られた端子箱と、上記端
    子箱内に電源を引き込む電線の先端部に固着された圧着
    端子と、上記端子箱と上記クランクケース間を連通する
    ように設けられ、上記圧着端子と上記電動機のリード線
    間の電気的接続をとるターミナルスタッドとを備えた冷
    媒圧縮機の端子箱において、上記圧着端子及び上記ター
    ミナルスタッドを分割自在の収納カバーに収納するとと
    もに、その収納カバー内を絶縁物で充填したことを特徴
    とする冷媒圧縮機の端子箱。
JP728592U 1992-01-27 1992-01-27 冷媒圧縮機の端子箱 Pending JPH0561474U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257973A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機
JP2009085181A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両空調用電動圧縮機
WO2010041329A1 (ja) * 2008-10-10 2010-04-15 三菱重工業株式会社 車両空調用電動圧縮機
CN102072140A (zh) * 2010-08-25 2011-05-25 唐山斗盛空压机有限公司 易于安装电子零件和布线作业的空气压缩机用控制面板

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