JPH0561065U - 環体によるバンドの締め具 - Google Patents
環体によるバンドの締め具Info
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- JPH0561065U JPH0561065U JP1127992U JP1127992U JPH0561065U JP H0561065 U JPH0561065 U JP H0561065U JP 1127992 U JP1127992 U JP 1127992U JP 1127992 U JP1127992 U JP 1127992U JP H0561065 U JPH0561065 U JP H0561065U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所要形状の二つの環体を別々に離れた状態と
した環体によるバンドの締め具において、バンドを装着
するのに二つの環体を寄せ集めてまとめなければならな
い手間を掛けずにバンドの装着を行いやすくする。 【構造】 上となる環体1に結合している上連結部2と
下となる環体3に結合している下連結部4とを、一諸に
抱え込んで移動する摺動環5を設けてバンドの締め具を
形成する。
した環体によるバンドの締め具において、バンドを装着
するのに二つの環体を寄せ集めてまとめなければならな
い手間を掛けずにバンドの装着を行いやすくする。 【構造】 上となる環体1に結合している上連結部2と
下となる環体3に結合している下連結部4とを、一諸に
抱え込んで移動する摺動環5を設けてバンドの締め具を
形成する。
Description
【0001】
この考案は、環体を別々に離して設けた、緩めることが容易である環体による バンドの締め具に関するものである。
【0002】
従来の環体を別々に離して緩めやすくした環体によるバンドの締め具としては 、二つの環体を離れた連結部に分けて設ける結束具の特願平2−228614号 があり、二つの環体を一本のバンドの両端に分けて設け、そのバンドを折り返し て使うバンドの締め具の実願平3−100045号もあった。 また、二つの環体とは別の環体を、今一つのバンドによって、締め付けバンド に固着した実開昭61−63911号もあった。
【0003】
この従来の締め具にバンドを装着するときには、離れた環体を寄せ集めてまと めなければならない手間が掛り、片手で環体をまとめておきながらバンドを環体 の内側にくぐり通すバンドの装着をすることが容易でない欠点があった。 実開昭61−63911号にあっては、環体が三つもあるので、なおのことバ ンドをくぐり通すことが面倒で間違える欠点が殖えるものであった。
【0004】
四角環や円環等の所要形状の二つの環体を別々に離れた状態とした環体による バンドの締め具において、上となる環体(1)に結合している上連結部(2)と 下となる環体(3)に結合している下連結部(4)とを一諸に抱え込んで移動す る摺動環(5)を設けてバンドの締め具を形成する。 この摺動環(5)を二つの環体の方に移動することによって、離れていた二つ の環体を、バンドの装着に適切な距離とすることができる。 摺動環(5)は、棒状の細いものや板状の幅広のものなどにでき、その材質を 金属などの硬質素材や皮などの軟質素材等とすることができるものであって、こ のような摺動環(5)に手で移動しやすくする取手部(6)を設けてもよい。
【0005】 上となる環体(1)に結合している上連結部(2)と摺動環(5)の内側又は 外側とを、縫い付けや接着剤などによる固着、それに面フアスナーやボタンなど による着脱ができる接合等の所要手段によって結合することができる。 上連結部(2)と摺動環(5)とが結合したものでは、上となる環体(1)が バンド(7)から離れ落ちることがないため、上連結部(2)をバンド(7)よ り切り離してもよいことになる。そこで、上連結部(2)とバンド(7)とが結 合している部分を、面フアスナーやボタン等によって着脱自在のものとした着脱 部(8)とすることができる。 更に、摺動環(5)を、上連結部(2)のない上となる環体(1)だけを設け たものとして形成し、下連結部(4)を抱え込んで移動するものにもできる。
【0006】 これらのような摺動環(5)は、抱え込んでいるものからの取り外しと装着す ることとができるものとして形成することができる。 それは、硬質素材のものであれば、その下となる部分にバンドの厚さが通れる 幅の切り離れた切れ目を設ける。また、硬質素材のものであれば、摺動環(5) が鉢巻状にして結び重なる部分に、面フアスナーやボタン等による着脱自在とな る着脱部(8)を設けることで形成することができる。
【0007】
この考案に係るバンドの締め具を使用するときには、摺動環(5)と上連結部 (2)とが結合していないものでは摺動環(5)を二つの環体の方へ移動するこ とによって、上となる環体(1)と下となる環体(3)とを寄せ集めて適切な距 離を保った状態にし、バンドの装着を行う。そして、締め付けられたバンドを緩 めるときには、摺動環(5)を二つの環体から引き離して上連結部(2)が手で 握れる部分をつくり、その上連結部(2)を引張るとバンドは緩む。 摺動環(5)と上連結部(2)とが結合しているものでは、摺動環(5)を二 つの環体から引き離せばバンドは緩む。 すなわち、摺動環(5)は、二つの環体の方に移動してバンドの装着を容易に し、二つの環体より引き離しによってバンドの緩めを行う状態をつくる働きをす るものである。 また、バンドを締めた後に、摺動環(5)を二つの環体に引き寄せて置くと、 他の荷物などと接触して緩むことを防ぎ、締め付け状態を安定にする。
【0008】
図1及び図2は、実施例1を示す斜視図である。実施例1のものでは、上とな る環体(1)に結合している上連結部(2)と下となる環体(3)に結合してい る下連結部(4)とを一諸に抱え込んで移動する硬質素材による摺動環(5)を 設けたものである。そして、図2のものは、摺動環(5)が移動しやすくする取 手部(6)を設けたものである。 実施例1のもので荷物を締めるには、摺動環(5)を二つの環体側に寄せた状 態にして、バンド(7)を荷物に巻き付ける。それから、バンド(7)の先端を 下となる環体(3)と上となる環体(1)との内側に、下から上へと通し、上と なる環体(1)の外側を通って下となる環体(3)の内側へくぐり通す。 このくぐり通ったバンド(7)を引張ることによって、荷物に巻き付いたバン ド(7)が締まる。このようにバンドを締めてから、摺動環(5)を二つの環体 に接触するように引き寄せておくと、他の荷物などとの一寸した接触による緩み を防ぎ、締め付け状態はより安定する。 緩めるときには、摺動環(5)を二つの環体より遠く引き離してから、上連結 部(2)を引張れば簡単に緩む。
【0009】 図3は、実施例2を示す斜視図である。実施例2のものでは、上となる環体( 1)に結合している上連結部(2)と軟質素材の摺動環(5)とを、縫い付けに よって固着したものである。上連結部(2)と軟質素材の摺動環(5)との固着 には、接着剤や溶着などの方法もある。また、面フアスナーやボタン等のような 着脱ができるものによって結合することもできる。 図3で示すものは、摺動環(5)の内側に上連結部(2)を設けているが、摺 動環(5)の上に載せるような上側に上連結部(2)を設けることもできる。
【0010】 図4は、実施例3を示す斜視図である。実施例3のものでは、上連結部(2) と摺動環(5)とをボタン(9)によって結合した。そして、上連結部(2)と バンド(7)とが結合している部分を、切り離しと接合とができる着脱部(8) として面フアスナーを使用したものである。この着脱部(8)の構成としては、 ボタン、ホックなど様々なものが考えられる。
【0011】 図5は、実施例4を示す斜視図である。実施例4のものでは、摺動環(5)に 上となる環体(1)を設けたものとして形成し、その摺動環(5)が下連結部( 4)を抱え込んで移動する構造としたものである。そして、この上となる環体( 1)を設けた摺動環(5)に、手で移動しやすくしたり上となる環体(1)を引 張たりしやすくするための取手部(6)を設けた。 この取手部(6)は、紐、帯、鎖及び環体等によって様々にできる。 取手部(6)を設けなくてもよいが、指との滑りを防ぐ滑り止めを摺動環(5 )に設けることも考えられる。 図6は、実施例4のものの摺動環(5)を軟質素材で形成し、この環を切り開 いたりつなげたりする着脱部(8)を設けたものの斜視図である。 このような着脱部(8)を設けた上となる環体(1)のある摺動環(5)は、 バンドの適当なところに設けてある環体とも、締め具として使用することができ るものである。
【0012】
本考案に係るバンドの締め具を使用するときには、上となる環体(1)と下と なる環体(3)との離れた環体を、摺動環(5)によって適切な距離にして片手 で持つことができる。そのため、この二つの環体にバンドをくぐり通すバンドの 装着が行いやすくなるものである。そして、バンドを緩めるにも摺動環(5)の 移動や上連結部(2)の引張りで簡単にできる。 また、摺動環(5)は安全装置としても働き、実願平3−78288号の隙設 環を本考案に組み合わせたものは、安価で簡単な構造による締めと緩めとができ る完全な機能を備えたバンドの締め具となるものである。
【図1】本考案の実施例1を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例1を示す斜視図である。
【図3】本考案の実施例2を示す斜視図である。
【図4】本考案の実施例3を示す斜視図である。
【図5】本考案の実施例4を示す斜視図である。
【図6】本考案の実施例4での摺動環に着脱部を設けた
ものを示す斜視図である。
ものを示す斜視図である。
1 上となる環体 2 上連結部 3 下となる環体 4 下連結部 5 摺動環 6 取手部 7 バンド 8 着脱部
Claims (5)
- 【請求項1】 所要形状の二つの環体を別々に離れた状
態とした環体によるバンドの締め具において、上となる
環体(1)に結合している上連結部(2)と下となる環
体(3)に結合している下連結部(4)とを抱え込んで
移動する摺動環(5)を設けたことを特徴とする環体に
よるバンドの締め具。 - 【請求項2】 摺動環(5)と上連結部(2)とを、接
着等による固着や面フアスナー等の着脱による接合など
の所要手段によって結合したものである、請求項1記載
の環体によるバンドの締め具。 - 【請求項3】 上となる環体(1)に結合している上連
結部(2)を、バンド(7)より切り離しと接合とがで
きる面フアスナーやボタン等によって着脱自存のものと
した、請求項1又は請求項2に記載の環体によるバンド
の締め具。 - 【請求項4】 下となる環体(3)と結合している下連
結部(4)を抱え込んで移動する摺動環(5)に、上と
なる環体(1)を直接装着したことを特徴とする環体に
よるバンドの締め具。 - 【請求項5】 摺動環(5)に、抱え込んでいるものよ
り取り外しと装着とができる切れ目や面フアスナー等の
着脱部(8)を設けたものである、請求項1から請求項
4のうちいずれか1項に記載の環体によるバンドの締め
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992011279U JP2584436Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 環体によるバンドの締め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992011279U JP2584436Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 環体によるバンドの締め具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561065U true JPH0561065U (ja) | 1993-08-10 |
JP2584436Y2 JP2584436Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=11773559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992011279U Expired - Lifetime JP2584436Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 環体によるバンドの締め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584436Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182383A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Ricoh Co Ltd | 製品固定機構、及びこれを用いた製品搬送装置 |
JP2014046923A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Vuteq Corp | 自動車用窓ガラス固定具および自動車用窓ガラスの固定方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414960Y1 (ja) * | 1966-11-01 | 1969-06-26 | ||
JPS62137245U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP1992011279U patent/JP2584436Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414960Y1 (ja) * | 1966-11-01 | 1969-06-26 | ||
JPS62137245U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182383A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Ricoh Co Ltd | 製品固定機構、及びこれを用いた製品搬送装置 |
JP4587211B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-11-24 | 株式会社リコー | 製品固定機構 |
JP2014046923A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Vuteq Corp | 自動車用窓ガラス固定具および自動車用窓ガラスの固定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584436Y2 (ja) | 1998-11-05 |
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