JP2504063Y2 - ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造 - Google Patents

ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造

Info

Publication number
JP2504063Y2
JP2504063Y2 JP778893U JP778893U JP2504063Y2 JP 2504063 Y2 JP2504063 Y2 JP 2504063Y2 JP 778893 U JP778893 U JP 778893U JP 778893 U JP778893 U JP 778893U JP 2504063 Y2 JP2504063 Y2 JP 2504063Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back ring
bag
belt
locking belt
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP778893U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0661127U (ja
Inventor
則通 栗栖
Original Assignee
則通 栗栖
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 則通 栗栖 filed Critical 則通 栗栖
Priority to JP778893U priority Critical patent/JP2504063Y2/ja
Publication of JPH0661127U publication Critical patent/JPH0661127U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2504063Y2 publication Critical patent/JP2504063Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Outdoor Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、体で持ち運びするザッ
ク兼用バッグ(この種のもので、用途に対して構造的に
利便性等の工夫がみられるものを以下ギャジットバッグ
と称する。)の携帯手段の取付構造に係り、詳しくは、
使用形態にあわせてその携帯手段を変更可能とし、取付
け部の強度及び耐久性を向上するギャジットバッグにお
ける背環・背環係止ベルトの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、他の用品に転用できるかばん
類は種々提供されており、これらの使用形態にあわせ
て、携帯手段を変更しようとするものがあった。例え
ば、リュックサック兼用のバッグにおいては、手提げ、
肩掛け又は背負い等複数の携帯手段を予め有したもの
や、携帯手段の変更により兼用可能にしたものがあり、
ツーウェイバッグ、スリーウェイバッグと呼称される場
合もあった。
【0003】ところで、兼用可能なギャジットバッグで
は、背負いバッグとしての用途を求められることが多
く、したがって、背負い手段は不可欠な構成要素であ
り、その改良には関心が集まるところである。(例え
ば、実開平2−74914号及び実開平3−3215号
に見られる背負い手段を参照されたい。)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
にみられるように、背環の取付け部が背当て部となるバ
ッグ面内や側辺部の一箇所に止着(縫着)されており、
このような取付構造では、使用を重ねるとこの部分が破
損してしまうことがしばしばあった。この難点は、ラン
ドセルの背環の取付け部においても経験されたことであ
る。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、上記取付構造に起因する強度的な問題点
を解消し、担いベルトを、背環を介して両肩を通す背負
いベルトとして配置する際に使用され、背環係止ベルト
の両端を別々に止着するとともに背環を半ば遊嵌して、
強度及び耐久性を向上したギャジットバッグにおける背
環・背環係止ベルトの取付構造を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、両端に取り外し自在なフック金具を有した
担いベルトを、背環を介して両肩を通す背負いベルトと
して配置する際に使用され、背当て部となるバッグ背面
の上部位置に、背環を遊嵌・配置するための背環・背環
係止ベルトの取付構造であって、背環係止ベルトの一端
を、バッグ背面に縫着した補強部材に組み込み・止着
し、他端を、背環をくぐらせてその杆部で折り返すよう
に、バッグ上面カバーに設けたスリットを貫通させると
ともに、多少余裕を持たせてバッグ頂部部材に止着して
なり、背環を半ば遊嵌したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】背環係止ベルトの両端を別々にバッグ構成部材
に止着し、背環をくぐらせてその杆部で折り返すよう
に、かつ、多少余裕を持たせて取付けられているので、
背環は半ば遊嵌された状態で使用される。このことによ
り、使用中、バッグ部材と背環係止ベルトとの止着部に
かかる剥離方向の力が分散される。
【0008】
【実施例】本考案の一実施例について添付図面を参照し
て以下説明する。図1は、背環・背環係止ベルトの取付
構造を説明する部分拡大図である。
【0009】図2は、担いベルトを背負いベルトとして
配置して、ザックに転用した状態を示すバッグ背面の説
明図である。
【0010】図3は、背環係止ベルトの一端がバッグ背
面の補強部材に止着されていることを示すバッグ背面の
説明図である。
【0011】図4は、背環係止ベルトの他端がバッグ頂
部部材に止着されていることを示すバッグ上面カバーを
開いた状態の説明図である。
【0012】図5は、図3中のA−A線に沿った断面概
略図である。
【0013】各図に共通して、1が背環、2が背環係止
ベルト、3がスリット、4が補強部材、5がバッグ上面
カバー、6が頂部部材、7が担いベルト(背負いベル
ト)、8がフック金具及びXがギャジットバッグであ
る。
【0014】図1に示すように、背環係止ベルト(2)
の一端を、バッグ背面に縫着した補強部材(4)に組み
込み・止着する。そして、他端を背環(1)をくぐらせ
てその杆部で折り返すように、バッグ上面カバー(5)
に設けたスリット(3)を貫通させるとともに、ベルト
長さに多少余裕を持たせててバッグ頂部部材(6)に止
着する。このときの止着方法は、縫着及びリベット止め
を併用することが好ましい。また、このスリット(3)
は、バッグ上面カバー(5)の縫合不完全部として形成
されてよい。
【0015】こうして、背環(1)は、背環係止ベルト
(2)に遊嵌された状態で配置される。
【0016】図2に示すように、本考案のギャジットバ
ッグ(X)をザック(リュックサック)として使用する
際に、両端に取り外し自在なフック金具(8)を有した
担いベルト(7)を、背当て部となるバッグ背面の上部
に位置する背環(1)を介して反転させ、両肩を通す背
負いベルト(8)として配置する。ここで、担いベルト
(8)は、専用の背負いベルトを用いるか又は肩掛けベ
ルトを切替えて使用してもよい。
【0017】図3、4及び5は、上記説明の理解を補助
するためのものであり、ギャジットバッグの全体像と部
材配置が看取されればそれでよい。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上の構成よりなるものであ
り、これによれば、以下に示す有益な効果を奏する。 (1)背環係止ベルトの両端を別々に止着しているの
で、背環の取付け部の強度及び耐久性を向上することが
できる。
【0019】(2)手提げバッグ、肩掛けバッグとして
の使用からリュックサックへ転用する際に、背負いベル
トの切替え配置を簡単におこなうことができる。
【0020】(3)担いベルトは、専用の肩掛けベルト
及び背負いベルトの2種類を装備附属品として提供すれ
ばよく、必要に応じてベルト類の装備が取外し自在に選
択できる利便性を有するとともに、ギャジットバッグ本
体の美観等意匠性にも寄与することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である背環・背環係止ベルト
の取付構造を説明する部分拡大図である。
【図2】同じく、担いベルトを背負いベルトとして配置
して、ザックに転用した状態を示すバッグ背面の説明図
である。
【図3】同じく、背環係止ベルトの一端がバッグ背面の
補強部材に止着されていることを示すバッグ背面の説明
図である。
【図4】同じく、背環係止ベルトの他端がバッグ頂部部
材に止着されていることを示すバッグ上面カバーを開い
た状態の説明図である。
【図5】図3中のA−A線に沿った断面概略図である。
【符号の説明】
1 背環 2 背環係止ベルト 3 スリット 4 補強部材 5 バッグ上面カバー 6 頂部部材 7 担いベルト(背負いベルト) 8 フック金具 X ギャジットバッグ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体で持ち運びするザック兼用バッグにお
    いて、 両端に取り外し自在なフック金具を有した担いベルト
    を、背環を介して両肩を通す背負いベルトとして配置す
    る際に使用され、背当て部となるバッグ背面の上部位置
    に、背環を遊嵌・配置するための背環・背環係止ベルト
    の取付構造であって、 背環係止ベルトの一端を、バッグ背面に縫着した補強部
    材に組み込み・止着し、他端を、背環をくぐらせてその
    杆部で折り返すように、バッグ上面カバーに設けたスリ
    ットを貫通させるとともに、多少余裕を持たせてバッグ
    頂部部材に止着してなり、背環を半ば遊嵌したことを特
    徴とするギャジットバッグにおける背環・背環係止ベル
    トの取付構造。
JP778893U 1993-02-02 1993-02-02 ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造 Expired - Lifetime JP2504063Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP778893U JP2504063Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP778893U JP2504063Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0661127U JPH0661127U (ja) 1994-08-30
JP2504063Y2 true JP2504063Y2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=11675407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP778893U Expired - Lifetime JP2504063Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2504063Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6159909B1 (ja) * 2016-02-26 2017-07-05 房枝 高橋 3ウエイバッグ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0661127U (ja) 1994-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100092110A1 (en) Bag with adjustable strap adapted to be carried on shoulders or back
US3937374A (en) Pannier bag construction and method of attachment
US5431317A (en) Multimode traveling bag
US4763763A (en) Convertible carrying handle and shoulder strap for an attache case
US7918502B2 (en) Apparatus and method for attaching a child car seat to luggage
US4194602A (en) Convertible bag assembly
US20050103817A1 (en) Combination carrying bag
US4189036A (en) Garment bag with constrained hangers
US11097800B1 (en) Motorcycle backpack
JP2504063Y2 (ja) ギャジットバッグにおける背環・背環係止ベルトの取付構造
US5941638A (en) Convertible bag to a beach mat and viceversa
KR102594302B1 (ko)
JP3041800U (ja) バッグ
JP3023038U (ja) 掛け鞄
JP3834703B2 (ja) 背負いベルト用連結具
JP3013172U (ja) 着脱型背負い専用ベルト
JP4746344B2 (ja) ランドセルの背負い帯取付け装置
JP2584436Y2 (ja) 環体によるバンドの締め具
JP2533737B2 (ja) 携帯バッグ
JPS643379Y2 (ja)
JPH0451614Y2 (ja)
JP3010035U (ja) ウエストポーチ
JP2588963Y2 (ja) 背負い鞄
JPH0511763Y2 (ja)
JP3064770U (ja) 背負鞄