JP4091651B1 - 二部式帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えのよい二部式帯を提供するため、特に太鼓結びの取り扱いについて検討し、前記太鼓結びの姿勢に優れた二部式帯を提供する。
【解決手段】着物に対して着脱自在にした太鼓結び11と、前記太鼓結び11に通して着物2に締め付ける帯本体12とからなる二部式帯1であり、太鼓結び11は、太鼓結び取付面112を取り付けてあり、着物受け面13を剥離容易な接着面131により着物2に貼り付け、また帯揚げ14及び帯締め15のいずれか一方又は両方を着脱自在に取り付ける構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、二部式帯に関する。
着物を容易に着脱できるように、上衣及び下衣の分かれた二部式着物や太鼓結びと帯本体とが分かれた二部式帯が種々提案されている。太鼓結びと帯本体とが分かれた二部式帯は、例えば特許文献1に見られるように、着物に締め付けた帯本体(上帯及び下帯)に対し、係止具(カギ)を備えた太鼓結び(お太鼓)を引っ掛ける構成が用いられている。太鼓結びは、帯本体に引っ掛けた後、通常の帯同様、帯揚げや帯締めをすることにより、帯本体からずれたり、落ちたりすることを防止する。
特開2000-192303号公報
帯の見栄えは、着物に対する帯本体の位置に加え、やはり着物に対する太鼓結びの位置及び姿勢が重要である。この点、特許文献1ほかに見られる従来の二部式帯は、太鼓結びの位置が先に着物に締め付けた帯本体の位置に左右され、また着物に締め付けた帯本体にぶら下げる太鼓結びの姿勢が崩れやすかった。帯本体に太鼓結びを引っ掛ける二部式帯は、着物を容易に着脱できるようにする点で有効であるが、前記のような太鼓結びの位置及び姿勢に問題があった。そこで、見栄えのよい二部式帯を提供するため、特に太鼓結びの取り扱いについて検討した。
検討の結果開発したものが、着物に対して着脱自在にした太鼓結びと、前記太鼓結びに通して着物に締め付ける帯本体とからなる二部式帯である。帯本体は、太鼓結びに設けたベルト通し様の袋部に通すとよい。本発明の二部式帯は、太鼓結びが着物に支持されることから、着物に締め付ける帯本体と無関係に位置決めできる。また、着物に取り付けた太鼓結びは、上方から着物に吊り下げられ、着物に締め付けた帯本体を通して下方が支えられるため、姿勢を維持しやすい。こうして、本発明の二部式帯は太鼓結びの位置及び姿勢に優れ、従来同種の二部式帯に比べて見栄えをよくすることができる。
太鼓結びは、前面(着物に接する面)に面ファスナーの一方を取り付けてあり、面ファスナーの他方を剥離容易な接着面により着物に貼り付ける構成とする。面ファスナーの一方は、フックを備えたオス面とループを備えたメス面とのいずれか一方、面ファスナーの他方は、前記オス面及びメス面の残る他方を意味する。太鼓結びにオス面及びメス面のいずれを割り当ててもよいことから、面ファスナーの一方と表現しているが、着物に対して太鼓結びを着脱することから、太鼓結びにオス面、着物にメス面を割り当てる構成が好ましい。着物に割り当てたメス面、すなわち面ファスナーの他方は、剥離容易な接着面により着物に貼り付け、不要になれば適宜剥がすことができる。これにより、本発明の太鼓結びは、高価な着物を加工することなく、着物に対して着脱自在にできる。
太鼓結びの姿勢は、上方が着物に吊り下げられ、下方が帯本体で締め付けられて姿勢が保持されるが、よりよい姿勢を作って維持するには、帯揚げ及び帯締めで締めることが好ましい。そこで、本発明の太鼓結びは、帯揚げ及び帯締めのいずれか一方又は両方を着脱自在に取り付けるとよい。これにより、太鼓結びを着物に取り付け、前記太鼓結びに通した帯本体を着物に締め付けた後、直ちに帯揚げ又は帯締めを締めて、太鼓結びの姿勢を整えるほか、二部式帯全体の見栄えを整えることができる。
本発明の二部式帯は、これまでの二部式帯に比べて、特に太鼓結びの姿勢を整えて見栄えをよくし、しかも前記見栄えのよい姿勢を維持しやすい効果を有する。しかしながら、本発明の二部式帯は、着物に取り付けた太鼓結びに帯本体を通し、前記帯本体を着物に締め付けるだけで装着できることから、簡易な装着を目指した二部式帯としての利点を失っていない。これから、本発明の二部式帯は、二部式帯本来の簡易な装着を維持しながら、太鼓結びの姿勢を整え、二部式帯全体の見栄えを改善できる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は本発明の二部式帯1の一例を前面側から見た斜視図、図2は本例の二部式帯1を背面側から見た斜視図、図3は本例の二部式帯1の太鼓結び11を表す側面図、図4は別例の帯本体12について端部のみを抜粋した部分斜視図、図5は更に別例の帯本体12について端部のみを抜粋した斜視図、図6〜図9は本例の二部式帯1の装着手順を表す背面図(図6〜図7及び図9)及び側面図(図8)であり、図6は着物受け面13を着物2に貼り付けた段階、図7は着物受け面13に太鼓結び取付面112を係合させて太鼓結び11を着物2に取り付けた段階、図8は帯本体12の本体取付面121を本体受け面122に係合して帯本体12を着物2に締め付けている段階、図9は帯揚げ14及び帯締め15を締めて二部式帯1の装着を完了した段階をそれぞれ表している。各図における前面及び背面は、着物2の着用者における前面及び背面に準じる。
まず、本例の二部式帯1の構成について説明する。本例の二部式帯1は、図1〜図3に見られるように、着物2に対して着脱自在にした太鼓結び11と、前記太鼓結び11に通して着物2に締め付ける帯本体12とから構成される。太鼓結び11は、下方に突出した垂れ115から背面側にかけ回して膨らませた外観の布製品で、着物2(図6以下参照。以下、同じ)に接する前面下段にベルト通し様の袋部111を縫着し、同じく前面上段に面ファスナーのオス面からなる太鼓結び取付面112を同じく縫着している。太鼓結び取付面112は、面ファスナーのメス面からなり、接着面131により着物2に貼り付けられる着物受け面13に係合し、前記着物受け面13を介して着物2に太鼓結び11の上方を支持させる。袋部111は、帯本体12を通し、着物2に締め付けた帯本体12により太鼓結び11の下方を支持させる。
このほか、本例の太鼓結び11は、面ファスナーのメス面からなる帯揚げ受け面113を内部上段に、そして同じく面ファスナーのオス面からなる帯締め受け面114を内部下段にそれぞれ縫着している(図3参照)。これにより、面ファスナーのオス面からなる帯揚げ取付面141を備えた帯揚げを前記帯揚げ受け面113に着脱自在とし、また同じく面ファスナーのオス面からなる帯締め取付面151を備えた帯締め15を前記帯締め受け面114に着脱自在とする。帯揚げ14及び帯締め15共に太鼓結び11に取り付けておくことで、装着手順の最後に帯揚げ14及び帯締め15を要領良く締めることができる。
帯本体12は、一端部の内側に縫着した面ファスナーのオス面である本体取付面121を、他端部の外側に縫着した面ファスナーのメス面である本体受け面122に係合させたとき、ちょうどよい周長となる帯状の布製品で、太鼓結び11と別体であり、着物2に装着させる場合、太鼓結び11の袋部111に通して着物2に締め付ける。このため、本体取付面121を本体受け面122に係合した後、環になった帯本体12は太鼓結び11に対して回すことができ、突出する一端を太鼓結び11の袋部111までずらし、隠すことができる(図8参照)。帯本体12が着物2を締め付けたときの周長は、本体受け面122に対する本体取付面121の係合位置により調整する。
帯本体12が着物2を締め付けたときの周長を連続的に調整するには、帯本体12の両端に面ファスナーの一方及び他方を割り当てる構成が好ましい。しかし、例えば図4に見られるように、帯本体12の一端部の内側に1列の本体取付ファスナー123、他端部に外側に複数列の本体受けファスナー124をそれぞれ縫着し、前記本体受けファスナー124から適宜選択して本体取付ファスナー123を係合させる構成や、図5に見られるように、帯本体12の一端部の内側に1列の本体取付フック125、他端部に外側に複数の本体受けループ126をそれぞれ縫着し、前記本体受けファスナー124から適宜選択して本体取付ファスナー123を係合させる構成としてもよい。このほか、図示は省略するが、本例及び前記各構成を選択的に組み合せてもよい。
次に、本例の二部式帯1の装着手順を説明する。まず、図6に見られるように、着物2の適当位置に着物受け面13を接着面131(図1参照)の接着により貼り付ける。着物受け面13は、接着面131の接着により着物2に貼り付けられるだけであり、不要になれば容易に取り外すことができるし、着物2を傷つけることも、跡を残す虞もない。こうして着物2に貼り付けられた着物受け面13は、背面側に面ファスナーのメス面を見せる。太鼓結び11は、図7に見られるように、前面に縫着した太鼓結び取付面112を前記着物受け面13(図1又は図2参照)に係合させ、着物2に取り付けられる。このとき、太鼓結び取付面112は太鼓結び11の上方に配置しているので、太鼓結び11は着物2に吊り下げられる格好になる。
本例は、着物2に取り付ける太鼓結び11に対して、予め帯揚げ14及び帯締め15を取り付け、また帯本体12を袋部111に通している。これにより、装着に必要なすべてが一度に着物2に対して取り付けられることになり、二部式帯1の装着を容易にする。しかし、装着手順は自由であるほか、帯揚げ14及び帯締め15は太鼓結び11にそれぞれ着脱自在であり、また帯本体12は太鼓結び11の袋部111に通しているだけであるから、帯揚げ14、帯締め15及び帯本体12を取り外して太鼓結び11のみを着物2に取り付けるようにしてもよい。
帯本体12は、図8に見られるように、着物2の脇で、本体取付面121を本体受け面122に係合して、着物2に締め付けるとよい。既述したように、帯本体12は太鼓結び11の袋部111に通しているだけで、本体取付面121を本体受け面122に係合して環にしても、太鼓結び11に対してぐるぐると回すことができるため、前記本体取付面121を本体受け面122に係合する際は、帯本体12の両端部を取り扱いやすい着物2の脇又は前面に持ってくるとよい。こうして環にした帯本体12は、突出する一端部を太鼓結び11の袋部111に回して隠す(図8中黒矢印参照)。こうして一端部を隠すことができるのも、帯本体12が太鼓結び11に対してぐるぐると回すことができることによる。
こうして帯本体12を着物2に締め付けて、一端部を隠すことができたら、図9に見られるように、帯揚げ14及び帯締め15を締めたら、二部式帯1の装着が完了する。太鼓結び11は、上方から着物2に吊り下げられ、着物2に締め付けた帯本体12を通して下方が支えられる。ここで、太鼓結び11は主に帯本体12で支えられているので、太鼓結び取付面112及び着物受け面13(図1又は図2参照)の係合や着物受け面13の着物2に対する貼り付けに負荷がかからず、前記係合や貼り付けが解除される虞は少ない。こうして太鼓結び11の姿勢は維持される。
本発明の二部式帯の一例を前面側から見た斜視図である。 本例の二部式帯を背面側から見た斜視図である。 本例の二部式帯の太鼓結びを表す側面図である。 別例の帯本体について端部のみを抜粋した部分斜視図である。 更に別例の帯本体について端部のみを抜粋した斜視図である。 着物受け面を着物に貼り付けた段階を表す背面図である。 着物受け面に太鼓結び取付面を係合させて太鼓結びを着物に取り付けた段階を表す背面図である。 帯本体の本体取付面を本体受け面に係合して帯本体を着物に締め付けている段階を表す側面図である。 帯揚げ及び帯締めを締めて二部式帯の装着を完了した段階を表す背面図である。
符号の説明
1 二部式帯
11 太鼓結び
111 袋部
112 太鼓結び取付面
113 帯揚げ受け面
114 帯締め受け面
12 帯本体
121 本体取付面
122 本体受け面
13 着物受け面
131 接着面
14 帯揚げ
15 帯締め
2 着物

Claims (1)

  1. 着物に対して着脱自在にした太鼓結びと、前記太鼓結びに通して着物に締め付ける帯本体とからなる二部式帯において、太鼓結びは、前面に面ファスナーの一方を取り付けてあり、面ファスナーの他方を剥離容易な接着面により着物に貼り付けることを特徴とする二部式帯
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