JPH0560441B2 - - Google Patents

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JPH0560441B2
JPH0560441B2 JP60166359A JP16635985A JPH0560441B2 JP H0560441 B2 JPH0560441 B2 JP H0560441B2 JP 60166359 A JP60166359 A JP 60166359A JP 16635985 A JP16635985 A JP 16635985A JP H0560441 B2 JPH0560441 B2 JP H0560441B2
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cis
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Tsutomu Negishi
Masaharu Kamei
Masaru Nishikawa
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Earth Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ハエ用誘引殺虫剤組成物に関する。 従来の技術及びその問題点 ハエ成虫の駆除剤としては、従来より例えば乳
剤、油剤、エアゾール剤、食毒剤等が知られてお
り、之等のうち乳剤、油剤及びエアゾール剤につ
いては、近年殺虫活性に優れ且つ人畜に対する安
全性の高い殺虫剤が開発され、これが上記各種の
剤型に応用され実用されるに至つている。しかし
食毒剤については、フライマツト他2〜3の商品
が存在するが、実用上満足できる製品は開発され
るに至つていない。 該食毒剤(毒餌剤)とは、ハエの餌となるもの
に殺虫剤を含浸乃至含有させたものであるが、そ
の処方の選択、毒餌剤の調製等に当つては、実用
性を考慮すると、以下の如き非常に高度の技術が
要求される。即ち、まず第1に選択される殺虫剤
成分がハエに対してできるだけ忌避性を持たない
こと、第2にその毒餌にハエを誘引するための物
理的及び(又は)化学的な手段を必要とするこ
と、第3に毒餌に飛来したハエが摂食行動を開始
するようにハエにとつて充分な味覚的誘惑性があ
ること、第4に毒餌を摂食し始めてから何らかの
嫌気性や中毒症状が発現するまでに、ハエに充分
な致死量を取込ませ得ること、等である。勿論上
記各要件は、個々に別個のものではなく、相互に
密接に関連している。之等要件のいずれか一つで
も欠けると、得られる毒餌剤の有効性は極端に劣
悪となり、満足な結果は得られない。 また、現在知られている毒餌剤の殺虫成分とし
ては、有機燐系又はカーバメート系殺虫剤のある
種のものが利用されているのみであり、ピレスロ
イド系殺虫剤は一般に利用されていない。即ち、
ピレスロイド系殺虫剤は概して、ハエ成虫(以下
単にハエという)に対して速効的に作用し、優れ
たノツクダウン効力を有することが知られている
が、これはハエの皮膚や気門から体内に入つて神
経系に極めて速やかに作用する特性を持つてお
り、従つてその応用は気門呼吸経路及び皮膚接触
経路に限られている。ハエに限らず蚊やゴキブリ
等に対しても、ピレスロイド系殺虫剤は、上記特
性より例えば蚊取線香(空気門経路)、電気蚊取
マツト(同上)、エアゾール(空気門経路及び接
触経路)、燻煙・蒸散剤(同上)等の剤型で実用
されており、これを経口経路で用いて殺虫を行な
う食毒剤としての応用は未だ実用されていない。 ピレスロイド系殺虫剤を経口経路で用いて殺虫
を行なう試みとしては、例えばケイデング(J.
Keiding)の報告(Danish Pest Infection
Laboratory Annual Report、1978、“Paint−on
−baits”Laboratory tests)があるが、この報
告ではピレスロイド系殺虫剤を用いた毒餌を検討
したが満足な結果は得られなかつたとしている。
この報告結果は、ピレスロイド系殺虫剤が、昆虫
に対して摂食忌避作用を持つという一般学術情報
からみれば当然のことであろう。更に近年、ピレ
スロイド系殺虫剤の一種である2,2−ジメチル
−3−(β,β−ジクロロビニル)−シクロプロパ
ンカルボン酸 α−シアノ−3−フエノキシ−4
−フルオロベンゼンが、ハエの毒餌に有効である
旨の報告がなされている(特開昭59−78111号公
報参照)が、この報告では上記化合物のみが有効
であるとされており、他のピレスロイド系殺虫剤
では毒餌として不適であると記載されている。こ
のように現在ピレスロイド系殺虫剤が昆虫に忌避
作用を持つこと、その経口摂取では効力が劣るこ
とは、当業界で一般常識となつている。 しかし、一般にピレスロイド殺虫剤は、人畜に
対して安全性が高く、殺虫活性も高いと言われて
おり、また害虫の抵抗性も発達し難い殺虫剤であ
ることから、ハエに対してのピレスロイド系殺虫
剤の適用は重要な課題であり、且つ毒餌剤への適
用も重大な課題であつた。 問題点を解決するための手段 本発明者は、斯かる現状に鑑み、ハエに有効な
殺虫剤組成物の開発を続けるうち、多くのピレス
ロイド系化合物の中でも特に(5−ベンジル−3
−フリル)メチル d−シス/トランス−クリサ
ンテマート、3−フエノキシベンジル d−シ
ス/トランス−クリサンテマート又は3−フエノ
キシベンジル dl−シス/トランス−3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1−
シクロプロパンカルボキシレートが、殺虫効力発
現に充分な時間ハエを引きつけておくことができ
る作用を有し、しかもハエに対する殺虫効果も強
力であり抵抗性を有するハエ、感受性を有するハ
エのいかんを問わず少量の使用で有効に駆除でき
ることを見出した。斯かる知見に基づき更に研究
を重ねた結果、上記殺虫成分とハエの性誘引物質
とを併用した場合には、ハエの誘引効果を増強で
きる結果上記殺虫成分の使用量をより一層少なく
しても充分な殺虫効果を発現し得ることを見出し
た。本発明は、斯かる知見に基づき完成されたも
のである。 即ち本発明は、(5−ベンジル−3−フリル)
メチル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト、3−フエノキシベンジル d−シス/トラン
ス−クリサンテマート及び3−フエノキシベンジ
ル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロ
パンカルボキシレートからなる群より選ばれた少
なくとも1種並びに9−トリコセン、シス−9−
トリコセン、10−メチル−9−トリコセン、シス
−2−メチル−8−ドコセン、シス−9−ドコセ
ン、シス−8−ドコセン及びシス−10−トリコセ
ンからなる群より選ばれた少なくとも1種の性誘
引物質を有効成分として含有することを特徴とす
るハエ用誘引殺虫剤組成物に係る。 本発明において、(5−ベンジル−3−フリル)
メチル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト、3−フエノキシベンジル d−シス/トラン
ス−クリサンテマート及び3−フエノキシベンジ
ル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロ
パンカルボキシレートからなる群より選ばれた少
なくとも1種と上記性誘引物質との使用割合とし
ては、特に制限がなく広い範囲内から適宜選択す
ることが可能であるが、通常前者1重量部に対し
て後者を0.001〜1重量部程度、好ましくは0.005
〜0.5重量部程度とするのがよい。 本発明の組成物は、上記有効成分化合物をその
ままハエの防除が要求される区域等に適用するこ
ともできるが、通常好ましくは適当な担体その他
の配合剤を用いて適用区域、適用方法等に適した
各種の形態例えば液剤、固剤等に調製して利用さ
れる。 液剤の形態に調製するに当り用いられる担体と
しては例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、ヘキサン、ケロシン、パラ
フイン、石油ベンジン等の脂肪族炭化水素類、ベ
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、酢酸エ
チル等のエステル類、ジクロロエタン等のハロゲ
ン化炭化水素類等を例示できる。これら液剤形態
の本発明組成物には、更に通常の塗膜形成剤、乳
化剤、分散剤、展着剤、湿潤剤、安定剤、噴射剤
等の添加剤を配合することができ、塗料形態、接
着剤形態、乳剤、分散剤、懸濁剤、ローシヨン、
クリーム、噴射剤、エアゾール剤等の形態で利用
することができる。これらの添加剤としては、例
えばニトロセルロース、アセチルセルロース、ア
セチルブチリルセルロース、メチルセルロース等
のセルロース誘導体、酢酸ビニル樹脂等のビニル
系樹脂、アルキツド系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂、ユリア系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹
脂、アクリル系樹脂、塩化ゴム、ポリビニルアル
コール等の塗膜形成剤、石鹸類、ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル等のポリオキシエチレン脂
肪アルコールエステル、ポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル等のポリオキシエチレンアル
キルアリルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン脂肪酸
エステル、高級アルコールの硫酸エステル、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ等のアルキルアリ
ルスルホン酸塩等の界面活性剤、液化石油ガス、
ジメチルエーテル、フルオロカーボン等の噴射
剤、カゼイン、ゼラチン、アルギン酸、CMC等
を例示できる。 また固剤の形態に調製するに当り用いられる担
体としては、例えばケイ酸、カオリン、活性炭、
ベントナイト、珪藻土、タルク、クレー、炭酸カ
ルシウム、陶磁器粉等の鉱物質粉末、木粉、大豆
粉、小麦粉、澱粉等の植物質粉末、砂糖、シクロ
デキストリン等の包接化合物等を例示できる。 また本発明の組成物は、例えばポリビニルアル
コールやCMC等を用いたスプレードライ法、ゼ
ラチン、ポリビニルアルコール、アルギン酸等を
用いた液中硬化法、コアセルベーシヨン法等に従
いマイクロカプセル化した形態に調製することも
できる。 更に本発明の組成物には、公知の摂食誘引物
質、効力増強剤、酸化防止剤、分解防止剤、殺菌
剤、防黴剤、肥料、着香剤、着色料等を配合する
ことができる。配合可能な摂食誘引物質として
は、例えば粉乳、卵粉、サナギ粉、オキアミ粉、
食肉エキス、果汁、アルブミン、グロブミン、ペ
プチド、アミノ酸(例えばプロリン)、カラメル、
麦芽エキス、ワニリン、ホエイ、穀粉、酵母、脂
肪族ラクトーン、ブドウ糖、蔗糖、麦芽糖、単糖
類、二糖類等やこれらの蛋白質もしくは炭水化物
を含有する物質等を例示できる。効力増強剤とし
ては、例えばN−(2−エチルヘキシル)−ビシク
ロ−〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジカ
ルボキシイミド、6−(ブロピルピペロニル)−ブ
チルカルビチルエーテル、N−(2−エチルヘキ
シル)−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ
〔2,2,2〕オクト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド等を例示できる。酸化防止剤とし
ては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ジブ
チルヒドロキシトルエン、トコフエロール、γ−
オリザノール等を例示できる。分解防止剤として
は、例えばフエニルグリシジルエーテル等を例示
できる。殺菌剤としては、例えばサリチル酸、安
息香酸、ソルビン酸、p−クロロ−m−キシレノ
ール、2−(4′−チアゾイル)ベンゾイミダゾー
ル等を例示できる。また防黴剤としては、例えば
α−ブロモシンナミツクアルデヒド、N−ジメチ
ル−N−フエニル−N′−(フルオロジクロロメチ
ル)チオスルフアミド等を例示できる。 斯くして調製される各種形態を有する本発明の
組成物を使用するに際しては、例えばハエの発生
区域、例えば農作物栽培畑、果樹園、温室、ビニ
ールハウス、蓄鶏舎、穀物倉庫、食堂の厨房、一
般家庭等に本発明組成物を載置、散布、噴霧、塗
布、張り付け等すればよい。本発明における駆除
対象となるハエの種類としては、特に限定がな
く、例えばイエバエ科(イエバエ、オオイエバ
エ、サシバエ、ヒメクロバエ等)、ヒメイエバエ
科(ヒメイエバエ等)、クロバエ科(オオクロバ
エ、ケブカクロバエ、ヒロズキンバエ、ヒツジキ
ンバエ、キンバエ、ミドリキンバエ、オビキンバ
エ、クロバエ等)、ニクバエ科(センチニクバエ、
ナミニクバエ等)、シヨウジヨバエ科(キイロシ
ヨウジヨバエ、クロシヨウジヨバエ等)、チーズ
バエ科(チーズバエ等)、フンバエ科(ヒメフン
バエ等)、ベツコウバエ科(ベツコウバエ等)、ノ
ミバエ科(ノミバエ等)等いずれのハエに対して
も有効である。 本発明組成物中に含有されるべき(5−ベンジ
ル−3−フリル)メチル d−シス/トランス−
クリサンテマート等及び上記性誘引物質(以下こ
れらを総称して「有効成分化合物」という)の量
並びに本発明組成物の適用量としては、その剤型
や適用方法、適用場所等に応じて適宜に決定すれ
ばよく、特に限定されるものではない。例えば分
散剤や水和剤等の液剤の形態で用いる場合には、
液剤中に有効成分化合物を通常1〜25重量%程
度、好ましくは5〜15重量%程度配合しておくの
がよく、粉剤等の固剤の形態で用いる場合には、
固剤中に有効成分化合物を通常0.1〜15重量%程
度、好ましくは0.3〜4重量%程度配合しておく
のがよい。、またその適用量としては、例えば塗
布使用の場合、塗布すべき面積1cm2当りに有効成
分化合物を通常0.01mg以上、好ましくは0.05〜0.1
mg程度とするのがよく、固剤その他の形態で用い
る場合、散布面積1m2当り有効成分化合物を通常
1mg以上、好ましくは3〜10mg程度とするのがよ
い。 発明の効果 本発明の組成物は、殺虫効力発現に充分な時間
ハエを引きつけておくことができる作用を有し、
しかもハエに対する殺虫効果も強力であり、従つ
て本発明組成物を使用すれば、抵抗性を有するハ
エ、感受性を有するハエのいかんを問わず少量の
使用で有効に駆除することができる。 実施例 以下に製剤例及び試験例を掲げて本発明をより
一層明らかにする。尚、単に「部」とあるのは
「重量部」を意味する。 製剤例1 (粉剤) (5−ベンジル−3−フリル)メチル d−シ
ス/トランス−クリサンテマート(以下「化合物
A」という)2部にシス−9−トリコセン1部を
加え、これをアセトンに溶解し、次いで300メツ
シユタルク97部を加えて充分に攪拌した後、アセ
トンを除去し、本発明の粉剤を得た。 製剤例2 (乳剤) 化合物A5部にシス−9−トリコセン0.1部を加
え、次にキシレン60部及びソルポール〔界面活性
剤〕35部を順次加えて混合、攪拌して本発明の乳
剤を得た。 製剤例3 (乳剤) 化合物A10部にシス−9−トリコセン0.3部を
加え、次にキシレン60部及びソルポール30部を順
次加えて混合、攪拌して本発明の乳剤を得た。 製剤例4 (乳剤) 化合物A20部にシス−9−トリコセン1部を加
え、次にキシレン60部及びソルポール20部を順次
加えて混合、攪拌して本発明の乳剤を得た。 製剤例5 (乳剤) 化合物A20部にシス−9−トリコセン1部を加
え、次にキシレン60部及びポリオキシエチレンス
チレン化フエニルエーテルポリマー〔界面活性
剤〕20部を順次加えて混合、攪拌して本発明の乳
剤を得た。 製剤例6 (乳剤) 化合物A20部にシス−9−トリコセン1部を加
え、次にキシレン60部、グリセロールの脂肪酸エ
ステル15部及びCMC5部を順次加えて混合、攪拌
して本発明の乳剤を得た。 製剤例7 (乳剤) 化合物A20部にシス−9−トリコセン1部を加
え、次にキシレン60部、パラフインスルホン酸
〔界面活性剤〕20部及びカゼイン2部を順次加え
て混合、攪拌して本発明の乳剤を得た。 製剤例8 (水和剤) 化合物A20部にシス−9−トリコセン0.1部を
加え、次にソルポール5部を加えて混合し、更に
ホワイトカーボン55部を加え、擂漬器中にて充分
攪拌、混合して本発明の水和剤を得た。 製剤例9 (油剤) 化合物A5部及びシス−9−トリコセン0.1部を
ケロシン90部に溶解して本発明の油剤を得た。 製剤例10 (油剤) 化合物A5部及び9−トリコセン0.1部を灯油90
部に溶解して本発明の油剤を得た。 製剤例11 (油剤) 化合物A10部及び9−トリコセン0.5部をケロ
シン90部に溶解して本発明の油剤を得た。 製剤例12 (エアゾール) 化合物A1部、シス−9−トリコセン0.05部及
び脱臭灯油3部を混合溶解し、エアゾール容器に
充填し、バルブ部分を取付けた後、該バルブ部分
を通じて液化石油ガス85部を加圧充填することに
より本発明のエアゾールを得た。 製剤例13 (微粒剤) 化合物A2部及びシス−9−トリコセン0.01部
を微粒ベントナイト96.5部に吸着させ、ナウター
ミキサーで20分間混合した。更にカープレツクス
1部を加えて15分間混合し、本発明の微粒剤を得
た。 製剤例 14 化合物Aの代りに3−フエノキシベンジル d
−シス/トランス−クリサンテマートを使用する
以外は製剤例13と同様にして本発明の微粒剤を得
た。 製剤例 15 化合物Aの代りに3−フエノキシベンジル dl
−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカ
ルボキシレートを使用する以外は製剤例13と同様
にして本発明の微粒剤を得た。 試験例 1 製剤例2で得られた乳剤を100倍に希釈し、こ
れを木製プレートにスプレーし、該プレートを畜
舎内に設置した。1日後該プレートの周囲に死亡
しているハエの数を調べた。この試験を3回繰返
した。その結果、平均46匹のハエの死亡を確認し
た。 製剤例13で得られた微粒剤10gをプラスチツク
容器にいれ、ハエの発生した場所に設置した。1
日後該容器内及びその周囲に死亡しているハエの
数を調べた。この試験を3回繰返した。その結
果、平均66匹のハエの死亡を確認した。 試験例 2 試験用のハエとして抵抗性固体群(高知系)を
使用した。ハエ雌成虫100匹を入れたプラスチツ
クカツプ(KP−430)に製剤例13、製剤例14及び
製剤例15で得られた微粒剤を各2g入れ、転倒固
体数を経時的に調べた。結果を第1表に示した。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (5−ベンジル−3−フリル)メチル d−
    シス/トランス−クリサンテマート、3−フエノ
    キシベンジル d−シス/トランス−クリサンテ
    マート及び3−フエノキシベンジル dl−シス/
    トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,
    2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシレ
    ートからなる群より選ばれた少なくとも1種、並
    びに9−トリコセン、シス−9−トリコセン、10
    −メチル−9−トリコセン、シス−2−メチル−
    8−ドコセン、シス−9−ドコセン、シス−8−
    ドコセン及びシス−10−トリコセンからなる群よ
    り選ばれた少なくとも1種の性誘引物質 を有効成分として含有することを特徴とするハエ
    用誘引殺虫剤組成物。
JP60166359A 1985-07-18 1985-07-26 ハエ用誘引殺虫剤組成物 Granted JPS6226208A (ja)

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