JPH0560399B2 - - Google Patents

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JPH0560399B2
JPH0560399B2 JP26165685A JP26165685A JPH0560399B2 JP H0560399 B2 JPH0560399 B2 JP H0560399B2 JP 26165685 A JP26165685 A JP 26165685A JP 26165685 A JP26165685 A JP 26165685A JP H0560399 B2 JPH0560399 B2 JP H0560399B2
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JP
Japan
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sewing
presser foot
cloth
needle
raised position
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Yasuo Sakakibara
Etsuzo Nomura
Tetsuo Ozawa
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は試縫作業に伴つて記憶された所定長
さの縫製に関連する縫製データに基づき再生縫作
業を実行できるようにしたプレイバツクミシンに
おいて、特に加工布を押圧するための布押えの昇
降装置に関するものである。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、試縫作業において加工布の特定縫
製部位における布押えの上昇位置を予め記憶させ
ておくことにより、再生縫作業において加工布の
特定縫製部位で前記記憶情報に基づき布押えが所
定の上昇位置に自動的に配置され、作業能率を著
しく向上させることができるプレイバツクミシン
の布押え昇降装置を提供しようとするものであ
る。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は、前記のような問題点に着目してな
されたものであつて、試縫作業に伴い所定長さの
縫製に関連する縫製データを記憶する記憶手段5
3を備え、その記憶された縫製データに基づいて
再生縫作業を実行可能なプレイバツクミシンにお
いて、ミシン機枠1に昇降可能に支持された布押
え4と、その布押え4を昇降させるための駆動手
段18と、その駆動手段18による布押え4の上
昇位置を設定する設定手段35,36と、前記記
憶手段53は試縫作業に伴い前記設定手段35,
36によつて設定された布押え4の上昇位置を記
憶する記憶領域を有することと、再生縫作業に伴
い布押え4が前記記憶手段53の記憶領域に記憶
された情報に対応する上昇位置に配置されるよう
に前記駆動手段18を制御する制御手段51とを
設けている。
(作用) 従つて、この発明のプレイバツクミシンと布押
え昇降装置では、試縫作業において縫製開始時に
加工布を位置決めする場合、あるいは縫製途中で
加工布を回転させる場合等における布押えの上昇
位置が針数や送りピツチ等の縫製データに関連し
て記憶され、再生縫作業において加工布の各縫製
部位で前記記憶手段に記憶された情報に基づき布
押えが所定の上昇位置に配置されて、前記加工布
の位置決めや回転操作を容易に行うことができ、
縫製作業を円滑に遂行することができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面に従つて詳細
に説明する。
さて、この実施例のプレイバツクミシンにおい
ては、第1図に示すようにミシン機枠1の頭部に
押え棒2が昇降可能に支持され、その上端には押
え棒抱き3が取着されるとともに、下端には布押
え4が装着されている。押え棒2上には押えばね
2aが配設され、調節ねじ2bにて調節設定され
たばね力に基づき布押え4を介して加工布に押え
圧力を付与するようになつている。押え棒抱き3
に近接してミシン機枠1内には第1の回転レバー
5が回動可能に支持され、ばね6の作用により押
え棒抱き3と係合する方向に回動付勢されてい
る。第1の回動レバー5に対応してミシン機枠1
内には第2の回動レバー7が回動可能に支持さ
れ、その一方のアーム部と第1の回動レバー5と
の間には連結杆8が介装されるとともに、他方の
アーム部には作動杆9が連結されている。
第1,2図に示すように前記ミシン機枠1の下
部に設けられたオイルパン10にはほほ棒状の連
係部体11が、押え棒2の上昇位置及び加工位置
と対応する上下の二位置間で直線移動可能に貫通
支持され、その上部には前記作動杆9が下端にて
係合されている。そして、前記第1の回動レバー
5、連結杆8、第2の回動レバー7、作動杆9及
びこの連係部体11によつて作動機構12が構成
され、その作動機構12の連係部体11が上方に
移動された時、作動機構12の他の部材及び及び
押え棒抱き3を介して押え棒2及び布押え4が上
昇されるようになつている。
第1図に示すように、前記押え棒2の前方にお
いてミシン機枠1の頭部には針棒13が上下動可
能に支持され、その下端には針14が取着されて
いる。そして、ミシン機枠1の下方に設けられた
第7図に示すモータ15の駆動に基づき、図示し
ないミシン主軸が回転された時、この針14が上
下動されて、ミシン機枠1のベツド部内に設けら
れた図示しない糸輪捕捉器との協動により、ベツ
ド上の加工布に縫目が形成されるようになつてい
る。
第1〜4図に示すように、前記連係部体11の
下端近傍においてオイルパン10の下面には支持
ブラケツト16がねじ17により取付けられてい
る。支持ブラケツト16の下面には駆動手段を構
成するサーボソレノイド18が複数個のねじ19
により取着され、その上面中央にはアーマチヤ2
0が支持ブラツケツト16を貫通して出没可能に
突出されている。そして、この実施例において
は、前記アーマチヤ20の上端面に前記連係部体
11の下端が当接され、連係部体11とアーマチ
ヤ20とが直接係合されている。
又、前記アーマチヤ20の後部には水平二叉ア
ーム21が突設されるとともに、前部には垂直二
叉アーム22が突設されている。アーマチヤ20
の後方において支持ブラケツト16の上面には案
内ピン23が突設され、前記水平二叉アーム21
に係合してアーマチヤ20の出没動作を案内する
ようになつている。そして、前記サーボソレノイ
ド18のアーマチヤ20が第2図に実線で示す下
方位置から突出された時、作動機構12の連係部
体11が上方に直接移動され、作動機構12の他
の部材及び押え棒抱き3を介して押え棒2及び布
押え4が上昇されるようになついる。
前記アーマチヤ20の前方において、サーボソ
レノイド18上の支持ブラケツト16の上面には
運動量検出器としてポテンシヨメータ24が取付
板25を介して装着され、その右側には作動軸2
6が突出されている。作動軸26には回動レバー
27が基端において嵌合固定され、その先端左側
面には前記アーマチヤ20の垂直二アーム22に
係合するピン27aが突設されている。そして、
前記サーボソレノイド18のマーマチヤ20が突
出動作されて、布押え4が上昇される時、アーマ
チヤ20の突出動作に伴い垂直二叉アーム22及
び回動レバー27を介してポテンシヨメータ24
の作動軸26が回動され、そのポテンシヨンメー
タ24から前記アーマチヤ20の運動量に応じた
検出信号が出力されるようになつている。
第1〜4図に示すように、前記アーマチヤ20
の左側近傍においてオイルパン10の下面には前
記一対の支持脚28は突設され、その両支持脚2
8間には回動軸29が水平軸線の回りで回動可能
に支持されている。回動軸29の前端には作動部
材30が嵌合固定され、その両側には一対の作動
突起30aが突出形成されている。作動部材30
の下部には操作レバー31が突設され、この操作
レバー31をひざにより操作して作動部材30を
右方又は左方へ回動させ得るようになつている。
前記作動部材30の両作動突起30aに対応し
て、ミシン機枠1の下部にはスイツチ手段を構成
する第1及び第2操作スイツチ32,33が配設
されている。そして、縫製開始時の加工布の位置
決め操作等に際し、操作レバー31の操作に基づ
き作動部材30が右方に回動された時には、第1
操作スイツチ32が閉成されて、そのスイツチ3
2から前記サーボソレノイド18を作動させるた
めの第1指令信号が出力され、又、縫製途中にお
ける加工布の回転操作等に際し、操作レバー31
の操作に基づき作動部材30が左方に回動された
時には、第2操作スイツチ33が閉成されて、そ
のスイツイ33からサーボソノイド18を作動す
るための第2指令信号が出力されるようになつて
いる。
第1図に示すように、前記ミシン機枠1の下部
には操作ボツクス34が配設され、その操作ボツ
クス34には設定手段を構成する可変抵抗器等の
第1及び第2上昇位置設定器35,36が設けら
れている。そして、前記第1操作スイツチ32か
らの第1指令信号に基づきサーボソレノイド18
の作動に伴つて昇降される布押え4の上昇位置を
第1上昇位置設定器35により加工布の厚み等に
応じて予め設定することができ、又前記第2操作
スイツチ33からの第2指令信号に基づくサーボ
ソレノイド18の作動に伴つて昇降される布押え
4の上昇位置を前記第1指令信号による上昇位置
よりも低い位置で、第2上昇位置設定器36によ
り加工布の厚み等に応じて予め設定することがで
きるようになつている。
第1,5図に示すように、前記操作ボツクス3
4の前面には複数のランプ付きキーよりなるキー
群39は試縫作業に際して、試縫モードの設定及
び全データの転送のために操作される。覚え込み
キー40は試縫作業に際して、加工布の各縫製部
位における縫製データ等の記憶のために操作され
る。再生キー41は再生縫作業に際して、再生縫
いモードの設定のために操作される。又、4個の
パターンキー42は試縫作業及び再生縫作業に際
して、異なつた縫製パターンの選択指定のために
択一的に操作される。
第1図に示すように、前記ミシン機枠1の下方
には前踏みスイツチ66及び後踏みスイツチ67
を備えた足踏操作可能な操作ペダル37が配置さ
れている。そして、この操作ペダル37の後部3
7a側が前踏み込みされた時には前踏みスイツチ
66がONされて踏み込み量に応じた速度にて前
記モータ15を回転駆動させるための起動信号が
出力され、前踏み込みの後に操作ペダル37が中
立状態に戻された時には、前記前踏みスイツチ6
6がOFFされて、前記モータ15の回転を止め
針14を針板より下方の下死点に停止させるため
の信号が出力され、さらに、その後の操作ペダル
37の前部37b側の後踏み込み時には、後踏み
スイツチ67がONされてモータ15を若干回転
させて糸切り行つた後、針14を針板より上方の
上死点に停止させるための信号が出力されるよう
になつている。
次に、前記のように構成されたミシンにおい
て、主としてサーボソレノイド18を作動制御す
るための制御回路の構成を第7図に従つて説明す
ると、中央処理装置(CPU)51制御は、リー
ドオンリーメモリ(ROM)52及び記憶手段と
してのランダムアクセスメモリ(RAM)53が
接続されている。ROM52にはミシン全体を制
御するためのプログラム等が記憶され、RAM5
3には前記サーボソレノイド18のアーマチヤ2
0の運動量に対応してポテンシヨメータ24の作
動量、第1上昇位置設定器35の設定値に対応し
たサーボソレノイド18の作動量、第2上昇位置
設定器36の設定値に対応したサーボソレノイド
18の作動量等が記憶されている。さらにRAM
53には、試縫作業に際し加工布の各縫製部位の
縫製に伴つて発生する針数及び送りピツチ等より
なる縫製データや、前記第1及び第2操作スイツ
チ32,33閉成に伴い第1及び第2上昇位置設
定器35,36の設定値に基づき移動される布押
え4の上昇位置データ等を記憶するための記憶領
域が設けられている。
又、前記CPU51には運動量検出用のポテン
シヨメータ24、第1上昇位置設定器35、第2
上昇位置設定器36、キー群38、第1操作スイ
ツチ32、第2操作スイツチ33、図示しないミ
シン主軸の端部に取着されてミシン主軸の回路に
伴い針上信号と針下信号とを出力する針位置検出
器65、及び操作ペダル37の前記前踏込みスイ
ツチ66、後踏みスイツチ67が入力インターフ
エース54を介して接続され、それらからの各種
信号がCPU51に入力されるようになつている。
また、CPU51は前記針位置検出器65からの
針上信号又は針下信号のいずれかに基づいて縫製
運転中の針数をカウントする針数カウンタ58を
備えている。さらに、CPU51にはサーボソレ
ノイド18及びモータ15が出力インターフエー
ス55及びドライバ56,57を介して接続さ
れ、CPU51からサーボソレノイド18及びモ
ータ15に駆動若しくは停止信号が出力されるよ
うになつている。
次に、前記のように構成されたプレイバツクミ
シンの作用を説明する。
さて、このプレイバツクミシンにおいて、例え
ば第6図に示すように加工布W1の表面にポケツ
ト等の布片W2を縫い付けるために試縫作業を行
う場合には、ミシンの電源を投入すると、第8図
のフローチヤートに示されたプログラムがCPU
51の制御のもとで開始され、まずCPU51は
ステツプS1において記憶キー39のONを待ち、
その記憶キー39がONされるとステツプS2に進
行して縫製パターンの指定を待つ。パターンキー
42の選択操作により1つの縫製パターンが指定
されると、CPU51はステツプS3において第1
及び第2上昇位置設定器35,36の設定操作を
待ち、それらの設定器35,36により布押え4
の上下2段階の上昇位置が最下降位置と最上昇位
置との間で設定されると、プログラムがステツプ
S4に進行する。
このステツプS4においては第1操作スイツチ
32がONされたか否かが判別され、その第1操
作スイツチ32が操作レバー31の操作に基づき
ONされて、CPU51に第1指令信号が入力され
た場合には、プログラムがステツプS5に進行し
て、サーボソレノイド18の作動に基づき布押え
4が第1上昇位置設定器35の設定値に応じた上
位置に移動配置され、この状態で次のステツプS
6に進行する。又、前記ステツプS4において第
1操作スイツチ32がONされない場合には、プ
ログラムがステツプS5を迂回してステツプS6に
進行する。従つて、縫製開始時に加工布W1及び
布片W2の位置決めを必要とする場合には、第1
操作スイツチ32をONさせることにより布押え
4が所定の上昇位置に移動配置されて、加工布
W1及び布片W2上の最初の縫製ポイントP1を針
落ち点に容易に位置決めすることができる。
次のステツプS6においては第2操作スイツチ
33がONされたか否かが判別され、その第2操
作スイツチ33が操作レバー31の操作に基づき
ONされて、CPU51に第2指令信号が入力され
た場合には、ステツプS7においてサーボソレノ
イド18の作動に基づき布押え4が第2上昇位置
設定器36の設定値に応じた上昇位置(前記第1
上昇位置設定器35に基づく上昇位置よりも低い
位置)に移動され、この状態で次のステツプS8
に進行する。又、前記ステツプS6において第2
操作スイツチ33がONされない場合には、プログ
ラムがステツプS7を迂回してステツプS8に進行
する。
ステツプS8においては操作ペダル37の操作
を持ち、その操作ペダル37の後部37a側の前
踏み込み操作により前記前踏みスイツチ66が
ONされて、CPU51に起動信号が入力される
と、プログラムがステツプS9に進行してサーボ
ソレノイド18のOFFに基づき布押え4が最下
降位置まで加工され、加工布W1及び布片W2に
所定の押え圧力が付与される。次のステツプS10
においてはモータ15が前記操作ペダル37の前
踏み込み量に応じた回転速度で起動され、ミシン
の縫製運転が開始される。従つて、第6図に示す
加工布W1及び布片W2上に縫製開始ポイントP1
から、布片W2の一側縁に沿つて縫目が形成され
る。
次のステツプS11においては針数カウンタ58
により1針ごとの針数が検出されて、その検出信
号に基づき針数のカウントが行われ、その後、ス
テツプS12に進行して操作ペダル37の前踏みス
イツチ66のOFF操作を待つ。そして、その前
踏みスイツチ66がOFFされるまでは前記ステ
ツプS10からステツプS12を巡るスキヤンが継続
され、それにより第6図に示す加工布W1上の布
片W2の一側縁に沿つた縫製が続行される。その
縫製が布片W2上の第1コーナポイントP2まで行
われて、前記操作ペダル37の前踏み込み状態か
ら中立状態への戻し操作に伴い前踏みスイツチ6
6がOFFされると、モータ15の回転が止めら
れて針14が下死点に停止される。
次のステツプS13において前記針位置検出器6
5からの針下信号により針14が針板より下方の
針下位置にて停止されたことが確認されると、次
のステツプS14に進み、操作ペダル37の後踏み
込みによる前記後踏みスイツチ67のON操作を
待つ、ところで、前記のように第1コーナポイン
トP2で針下停止されている場合には、縫製の途
中であつて作業者により操作ペダル37の前部3
7b側が後踏み操作されないため、プログラムが
ステツプS15に進行して覚え込みキー40の操作
の持つ。その覚え込みキー40の操作と同時に、
CPU51はステツプS16において、前記縫製開始
ポイントP1における布押え4の上昇位置データ、
及びその縫製開始ポイントP1から第1コーナポ
イントP2までの縫製部位における針数や送りピ
ツチ等の縫製データをRAM53のワーキングエ
リアに書き込む。
その後、前記ステツプS4に戻つて第1操作ス
イツチ32がONされたか否かが判別され、ON
されない場合にはステツプS6に進行して第2操
作スイツチ39がONされたか否かが判別され
る。前記布片W2上の第1コーナポイントP2にお
いて、操作レバー31の操作に基づき第2操作ス
イツチ33がONされて、CPU51に第2指令信
号が入力されると、ステツプS7においてサーボ
ソレノイド18の作動に基づき布押え4が第2上
昇位置設定器36の設定値に応じた上昇位置に移
動配置される。従つて、この状態で前記第1コー
ナポイントP2を中心にして加工布W1及び布片
W2を容易に回転させることができ、次のステツ
プS8において操作ペダル37の前踏みスイツチ
66のON操作に基づく起動信号により、プログ
ラムがステツプS9、S10、……と進行して、布片
W2の次の側縁に沿つた縫製を行うことができる。
このように前記ステツプS4からステツプS15を
巡るスキヤンが繰り返し実行されることにより、
第6図に示す加工布W1上の布片W2の第1コーナ
ポイトP2から第2コーナポイントP3までの縫製
が行われた後、覚え込みキー40の操作に伴い第
1コーナポイントP2における布押え4の上昇位
置データ、及び第1コーナポイントP2から第2
コーナポイントP3までの縫製部位における縫製
データがRAM53のワーキングエリアに記憶さ
れ、さらに、第2コーナポイントP3において第
2操作スイツチ33のONに基づき布押え4が上
昇位置に移動配置された状態で加工布W1及び布
片W2が回転された後、操作ペダル37の前踏み
込み操作に基づき布片W2の残りの側縁に沿つた
縫製が行われる。
そして、前記の縫製が布片W2上の縫製終了ポ
イントP4まで行われて、ステツプS12で操作ペダ
ル37の前踏みスイツチ66のOFFに基づき針
12が下死点に停止された後、ステツS13におい
て針14の針下停止が確認され、ステツプS14に
て操作ペダル37の後踏み操作に基づきCPU5
1に糸切り信号が入力されると、ステツプS17に
進行してモータ15が若干回転され、糸切りが行
われた後に針14が上死点に停止される。次のス
テツプS18において針位置検出器65からの針上
信号により針14が上死点に停止したことが確認
されると、ステツプS19に進行してサーボソレノ
イド18がONされ、布押え4が最上昇位置まで
上昇されて加工布W1及び布片W2の押圧が解放さ
れる。
その後、ステツプS20においてCPU51は記憶
キー39の操作を持ち、記憶キー39が操作され
ると同時に、ステツプS21において布片W2上の
第2コーナポントP3と縫製終了ポイントP4とに
おける布押え4の上昇位置データ、及び両ポイン
トP3,P4間の縫製部位における縫製データが
RAM53のワーキングエリアに記憶される。そ
して、次のステツプS22においてはRAM53中
でワーキングエリアに記憶された各縫製部位の上
昇位置データ及び縫製データが、指定縫製パター
ンと対応する記憶領域に転送されて、試縫運転が
終了する。
次に、前記試縫作業に続いて再生縫作業を行う
場合には、ミシンの電源投入に伴い、第9図のフ
ローチヤートに示されたプログラムがCPU51
の制御のもとで開始され、まずCPU51はステ
ツプS23において再生キー41のONを待ち、そ
の再生キー41がONされるとステツプS24に進
行して縫製パターンの指定を待つ。パターンキー
42の選択操作により1つの縫製パターンが指定
されると、CPU51はステツプS25において
RAM53の記憶領域から前記指定縫製パターン
と対応する記憶データを読み出す。
次のステツプS26においては、前記読み出しデ
ータ中に布押え4を第1上昇位置まで移動させる
駆動信号があるか否かが判別され、駆動信号があ
る場合にはステツプS27に進行して、サーボソレ
ノイド18の作動により布押え4が上昇位置デー
タに基づく上昇位置まで移動配置され、この状態
で次のステツプS28に進行する。又、前記ステツ
プS26において布押え4の駆動信号がない場合に
は、プログラムがステツプS27を迂回してステツ
プS28に進行する。従つて、この再生縫作業の開
始時には、布押え4が所定上昇位置に自動的に配
置されて、加工布W1及びポケツト等の布片W2上
の縫製開始ポイントP1を針落ち点に容易に位置
決めすることができる。
次のステツプS28においては、前記読み出しデ
ータ中に布押え4を第2上昇位置まで移動させる
駆動信号があるか否かが判別され、駆動信号があ
る場合にはステツプS29に進行して、サーボソレ
ノイド18の作動により布押え4が上昇位置デー
タに基づく上昇位置まで移動配置され、この状態
で次のステツプS30に進行する。又、前記ステツ
プS28において布押え4の駆動信号がない場合に
は、プログラムがステツプS29を迂回してステツ
プS30に進行する。
ステツプS30からステツプS33までは、第8図
に示すフローチヤートのステツプS8からステツ
プS11までの動作と同様のプログラムが実行さ
れ、操作ペダル37の後部37a側の踏み込み操
作に伴い前記前踏みスイツチ66がONされる
と、サーボソレノイド18のOFFによつて布押
え4が最下降位置に移動された後、モータ15の
起動により縫製運転が開始されるとともに、針数
カウンタ58により縫製針数がカウントされる。
次のステツプS34においては一縫製部位の縫製針
数が記憶針数に達した否かが判別され、記憶針数
に達するまで前記ステツプS32からステツプS34
を巡るスキヤンが継続されて、縫製運転が続行さ
れる。
そして、前記ステツプS34において一縫製部位
の縫製針数が記憶針数に達して、第6図に示す布
片W2上の第1コーナポイントP2までの縫製が行
われると、プログラムがステツプS35に進行して
針14が下死点にて停止され、この状態で次のス
テツプS36においてパターンが終了であるか否か
が判別される。前記のように第1コーナポイント
P2で針下停止されている場合には、パターンの
途中であるため、プログラムがステツプS36から
ステツプS26に戻つて、布押え4の第1上昇位置
までの駆動信号の有無が判別され、信号なしの時
にはステツプS28に進行して、布押え4の第2上
昇位置までの駆動信号の有無が判別される。
このステツプS28において駆動信号がある場合
には、次のステツプS29においてサーボソレノイ
ド18の作動により布押えが上昇位置データに基
づく上昇位置まで移動配置される。従つて、この
状態で前記第1コーナポイントP2を中心にして
加工布W1及び布片W2を回転させることができ、
次のステツプ30において操作ペダル37の前踏み
スイツチ66がONされることにより、プログラ
ムがステツプS30、S31、……と進行して、布片
W2の次の側縁に沿つた縫製を行うことができる。
このように前記ステツプS26からステツプS36
を巡るスキヤンが繰り返し実行されることによ
り、第6図に示す加工布W1上の布片W2の第1コ
ーナポイントP2から第2コーナポイントP3まで
の縫製、第2コーナポイントP3における布押え
4の上昇位置への移動、及び第2コーナポイント
P3から縫製終了ポイントP4までの縫製が行われ
る。そして、ステツプS35において針下停止され
た後、ステツプS36においてパターンの終了が判
別されると、プログラムが次のステツプS37に進
行する。このステツプS37からステツプS39まで
は、第8図に示すフローチヤートのステツプS17
からステツプS19までの動作と同様のプログラム
が実行され、糸切り動作が行われるとともに針1
4が上死点に停止された後、サーボソレノイド1
8のONに伴い布押え4が最上昇位置まで上昇さ
れてて、再生縫運転が終了する。
なお、この発明は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明は、試縫作業にお
いて加工布の特定縫製部位における布押えの上昇
位置を予め記憶させておくことにより、再生縫作
業において加工布の特定縫製部位で前記記憶情報
に基づき布押えが所定の上昇位置に自動的に配置
され、作業能率を著しく向上させることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したミシンの一実施
例を示す部分斜視図、第2図はサーボソレノイド
の支持構成を拡大して示す部分断面図、第3図は
第2図のA−A線における部分断面図、第4図は
第2図のB−B線における部分断面図、第5図は
操作ボツクスの前面のキー群を拡大して示す部分
正面図、第6図は加工布上にポケツト等の布片を
縫い付ける縫製の一例を示す部分平面図、第7図
はサーボソレノイド及びモータを作動制御するた
めの制御回路図、第8図及び第9図は第6図に示
す加工布上に布片を縫い付ける際の試縫作業及び
再生縫い作業の動作を示すフローチヤートであ
る。 1……ミシン機枠、4……布押え、18……駆
動手段を構成するサーボソレノイド、35,36
……設定手段を構成する第1及び第2上昇位置設
定器、51……制御手段を構成するCPU、53
……記憶手段を構成するRAM。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試縫作業に伴い所定長さの縫製に関連する縫
    製データを記憶する記憶手段53を備え、その記
    憶された縫製データに基づいて再生縫作業を実行
    可能なプレイバツクミシンにおいて、 ミシン機枠1に昇降可能に支持された布押え4
    と、 その布押え4を昇降させるための駆動手段18
    と、 その駆動手段18による布押え4の上昇位置を
    設定する設定手段35,36と、 前記記憶手段53は試縫作業に伴い前記設定手
    段35,36によつて設定された布押え4の上昇
    位置を記憶する記憶領域を有することと、 再生縫作業に伴い布押え4が前記記憶手段53
    の記憶領域に記憶された情報に対応する上昇位置
    に配置されるように前記駆動手段18を制御する
    制御手段51と から構成したことを特徴とするプレイバツクミシ
    ンの布押え昇降装置。
JP26165685A 1985-11-20 1985-11-20 プレイバツクミシンの布押え昇降装置 Granted JPS62120885A (ja)

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