JPH0558934U - ケーブルと被操作部材との連結構造 - Google Patents

ケーブルと被操作部材との連結構造

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JPH0558934U
JPH0558934U JP607492U JP607492U JPH0558934U JP H0558934 U JPH0558934 U JP H0558934U JP 607492 U JP607492 U JP 607492U JP 607492 U JP607492 U JP 607492U JP H0558934 U JPH0558934 U JP H0558934U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】インナケーブル62とアウタチューブ61とか
らなるケーブル6のインナケーブル端のケーブルエンド
62aを被操作部材であるスライダ12の係合溝12c
内に挿入係合させて連結したものにおいて、インナケー
ブル62にスプリング受け14を固着し、又端面にテー
パ穴部15cをもったスライドブッシュ15をスライド
可能に嵌装し、スプリング受け14とスライドブッシュ
15との間に圧縮コイルスプリング16を介装してスラ
イドブッシュ16のテーパ穴部15cとスライダ12の
テーパ部12dとがテーパ圧接嵌合する構造とした。 【効果】上記により、ケーブルエンド61aを係合溝1
2cに挿入した時テーパ圧接嵌合にて自動調芯されると
共に、圧縮コイルスプリングのばね力がケーブル操作荷
重として作用せず、ケーブル操作が軽くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】
本考案はケーブルと該ケーブルにて操作される被操作部材との連結構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車においては、操作側部材と被操作部材とを直線的に連結できずケーブル の引きまわしにより操作側部材と被操作部材とを連結することが多い。
【0003】 ケーブルは一般的にインナケーブルとアウタチューブとの組合せにより構成さ れ、アウタチューブの少くとも両端部は車体又は車体に固着した部材に固定具に より固定され、インナケーブルの一端部を操作側部材に結合ピン等により取付け ると共に、該インナケーブルの他端部を被操作部材に連結する。このインナケー ブルの他端部と被操作部材との連結は、従来は図4に示すように、ケーブルaの インナケーブルc端に固着したケーブルエンドdを被操作部材fの係合溝g内に 嵌合させ、アウタチューブb端部を車体又は車体に固着した部材に固定する固定 具hと被操作部材fとの間に圧縮コイルスプリングeを介装し、その圧縮コイル スプリングeのばね力でケーブルエンドdの端面を係合溝gの一端面に押しつけ て、ケーブルエンドdが係合溝g内でがたつくことによるケーブルの伝達効率の 低下を防いだりそのがたつきによって係合がはずれたりすることのないようにし ている(例えば実開平2−145316号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来構造のものは、ケーブルエンドdを被操作部材fの係合溝g 内に挿入組付ける場合、被操作部材fの端面(平面)に圧縮コイルスプリングe を当てそれを圧縮させて組付けることになるので、ケーブルエンドdの挿入不足 がおこりやすく、挿入不足であるとインナケーブルcと被操作部材fとのセンタ ーずれが生じフリクションが増加したりケーブルエンドdがはずれやすくなると いった問題が生じる。
【0005】 また、ケーブル操作時、圧縮コイルスプリングeの圧縮力が操作荷重となって 作用するので、操作が重くなるという課題を有している。
【0006】 即ち例えば、図1に示すように自動変速機のセレクトレバー3のブラケット4 に設けたロックプレート5とイグニッションスイッチのキーシリンダ1部に設け たスライダとをケーブル6で連繋し、セレクトレバー3がパーキング位置以外の シフト位置にあるときはスライダがキープレート2の抜き取り位置(オフ位置) への回動を拘止してキーシリンダ1からキープレート2を抜き取ることができず 、セレクトレバー3をパーキング位置にシフトしキープレート2を抜き取った後 は上記スライダのスライド移動が拘止されこれによりセレクトレバー3がパーキ ング位置にロックされ他のシフト位置へのシフト操作ができないようになってい るキーインタロック装置の場合は、ケーブル6の操作はセレクトレバー3のグリ ップ部に設けられている押ボタン32の押圧操作で行われるので、上記圧縮コイ ルスプリングeの圧縮力で該押ボタン32の押圧操作が重くなるということは極 力避けなければならない。
【0007】 本考案は、上記ケーブル式のキーインタロック装置のようにケーブルの操作力 をできるだけ軽くする必要がある場合に好適なインナケーブル端と被操作部材と の連結構造を提供することを主目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、インナケーブル端のケーブルエンドを被操作部材の係合溝に挿入嵌 合させてインナケーブルと被操作部材とを連結するものにおいて、インナケーブ ルにスプリング受けを固着し、該スプリング受けとケーブルエンドとの間に、ス プリング受け部となるフランジ部をもち先端に被操作部材の端面とテーパ嵌合す るテーパ嵌合部を形成したスライドブッシュをインナケーブルにスライド可能に 嵌装し、上記スプリング受けとスライドブッシュとの間に圧縮コイルスプリング を介装して上記スライドブッシュを被操作部材にテーパ圧接嵌合させたことを特 徴とするものである。
【0009】
【作用】
上記により、ケーブルエンドを被操作部材の係合溝に挿入する時は、スライド ブッシュをスプリング受け側に少しスライドさせておいてケーブルエンドを係合 溝内に挿入する。このときケーブルエンドが挿入不足であってもスライドブッシ ュと被操作部材とのテーパ圧接嵌合にてインナケーブルと被操作部材とは自動調 芯されるので、ケーブルエンドの挿入作業が容易確実となる。又圧縮コイルスプ リングのばね力はケーブル操作には全く無関係となり、操作が重くなるおそれは なくなる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の実施例を付図を参照して説明する。
【0011】 図1は本考案を適用すべき自動変速装置付き自動車のキーインタロック装置の 全体図を示すもので、1はイグニッションスイッチのキーシリンダ、2は該キー シリンダ1に挿入されるキープレート、3は図示しない車体部材に固着されたブ ラケット4に回動可能なるよう軸着された自動変速機用のセレクトレバー、5は 上記ブラケット4に回動可能なるよう軸着されパーキング位置にあるセレクトレ バー3に係合して回動するロックプレートで、該ロックプレート5の回動はケー ブル6を介して上記キーシリンダ1に内蔵されているスライダ12(図2参照) に伝達され、該ロックプレート5とスライダ12との連結組合せにより後述する ように、セレクトレバー3がパーキング位置にないときはキープレート2を抜き とることができず、セレクトレバー3をパーキング位置としてキープレートを抜 き取った後はセレクトレバー3はパーキング位置にロックされるよう構成されて いる。
【0012】 7は上記ブラケット4に回動可能なるよう軸着されパーキング位置にあるセレ クトレバー3のロックピン下部に近接対向するシフトロックプレート、8は車体 側部材であるペダルブラケット10に回動可能なるよう軸着されたブレーキペダ ルで、上記シフトロックプレート7とブレーキペダル8とはケーブル9にて連結 され、キープレート2を挿し込みエンジンをスタートしたときブレーキペダル8 を踏み込まないとセレクトレバー3をパーキング位置以外のシフト位置にシフト できないよう構成されている。
【0013】 図2はセレクトレバー3とロックプレート5との関連構成およびロックプレー ト5とスライダ12との連結構成の詳細を説明する図で本考案の実施例を示すも のであり、図3はセレクトレバー3の詳細を示している。
【0014】 セレクトレバー3は、上端のノブ31と、該ノブ31内に嵌装され傾斜カム面 をもった押ボタン32と、スプリング34により上方にスライドするよう中空筒 状のセレクトレバー3内に嵌装されその下端部にセレクトレバー3の側外方に突 出するロックピン33aを設けたロッド33とを有しブラケット4に軸35によ り回動操作可能なるよう取り付けられ、ブラケット4に設けたガイド穴41に上 記ロックピン33aが嵌合し、上記押ボタン32を押圧操作することにより上記 ロッド33はスプリング34に抗して押し下げられ該ロッド33の下端部に設け たロックピン33aがガイド穴41の上縁に設けられた係止溝から離脱し、パー キング,ニュートラル,ドライビング等の各シフト位置を選択できるよう構成さ れており、上記の構造は従来より一般に用いられているセレクトレバー構造と同 じである。
【0015】 ロックプレート5は軸51により上記ブラケット4に回動可能なるよう軸着さ れ、上記ブラケット4のガイド穴41下縁にほぼ沿う案内部52と該案内部52 の先端を上方に屈曲して形成したかぎ形のロック溝53とを有しリターンスプリ ング54とストッパピン55とによりロック溝53がガイド穴41のパーキング 位置側の下縁端部に位置するアンロック位置に保持するよう附勢されている。
【0016】 11はキーシリンダ1内に回動可能なるよう嵌装されキープレート2の回動操 作により回動するローテータで該ローテータ11の外周部にはストッパ部11a が設けてある。スライダ12は該ローテータ11の軸方向に所定範囲摺動可能な るようキーシリンダ1に支持され、その先端近傍には上記ローテータ11に近接 対向する爪部12aを有し、スライダ12が摺動可能な所定範囲の先端部以外の 位置にあるときキープレート2の操作によるローテータ11のオフ位置(キープ レート抜き取り位置)への回動はストッパ部11aの側面とスライダ12の爪部 12aとの当接によって拘止され、スライダ12が摺動可能な所定範囲の先端に 位置すると上記爪部12aがストッパ部11a側面よりはずれてキープレート2 の操作によるローテータ11の上記オフ位置への回動が可能となり、該ローテー タ11のオフ位置ではストッパ部11aの端面とスライダ12の爪部12aとの 当接によってスライダ12の軸方向の摺動が拘止されるよう構成されている。
【0017】 ケーブル6は、そのアウタチューブ61の両端をブラケット4とキーシリンダ 1にそれぞれ固定具61a,61bにて固定され、インナケーブル62の一端を 上記ロックプレート5に固定ピン13によって結合し、該インナケーブル62の 他端に固定した円筒状のケーブルエンド62aをスライダ12の基端部12bに 設けた係合溝12c内に挿入嵌合することにより、操作側部材であるロックプレ ート5と被操作部材であるスライダ12とを連結している。インナケーブル62 のケーブルエンド62a側端部付近にはスプリング受け14がかしめ固定され該 スプリング受け14とケーブルエンド62aとの間にはスライドブッシュ15が スライド可能に嵌装され又該スプリング受け14とスライドブッシュ15との間 に圧縮コイルスプリング16が介装されている。上記スライドブッシュ15は中 心にインナケーブル62にスライド可能に嵌装される中心孔15aをもちスプリ ング受け部となるフランジ部15bをもち且つ先端に内周が円錐面をなすテーパ 穴部15cをもった構造に構成され、又スライダ12の基端部12bの端部は上 記スライドブッシュ15のテーパ穴部15cに適合するテーパ部12dに構成さ れている。従ってケーブル6の取り付け前、圧縮コイルスプリング16及びスラ イドブッシュ15はインナケーブル62の端部に組み付け保持されており、スラ イドブッシュ15をスプリング受け14方向にスライドさせておいてケーブルエ ンド62aをスライダ12の係合溝12cに挿入することにより圧縮コイルスプ リング16のばね力でスライドブッシュ15がスライダ12方向にスライドしテ ーパ穴部15cとテーパ部12dとがテーパ嵌合してスライダ12を押圧しケー ブルエンド62aと係合溝12cとのがたつきを無くすると共に、テーパ嵌合に よって自動調芯されるようになっている。尚スライダ12側をテーパ穴としスラ イドブッシュ15の先端部をそのテーパ穴に嵌るテーパ部としてもよい。
【0018】 上記において、セレクトレバー3がパーキング位置以外のシフト位置にあると きは、ロックプレート5は図2(A)の実線示のようにリターンスプリング54 にてストッパピン55に押しつけられたアンロック位置に保持されている。この アンロック位置では、案内部52はガイド穴41の下縁にほぼ沿い、ロック溝5 3はガイド穴41の上縁端部に形成したパーキング位置の係止溝42の下方に位 置している。
【0019】 上記ロックプレート5がアンロック位置にあるときは、該ロックプレート5に ケーブル6で連結されたスライダ12は図2(A)の実線示及び図2(C)のよ うに爪部12aがローテータ11のストッパ部11aの側面に対向し、該ローテ ータ11のオフ位置への回動を拘止している。従ってこの状態ではキープレート 2をオフ位置に回動させて抜き取ることができない。
【0020】 押ボタン32を押しロックピン33aを下降させてセレクトレバー3をパーキ ング位置に回動させると、先ず該ロックピン33aがアンロック位置にあるロッ クプレート5のロック溝53内に係合する。そして押ボタン32の押圧を解除す るとロックピン33aはスプリング34により上方へ移動して係止溝42内に係 合しパーキング位置へのシフト操作が完了するが、そのときロックピン33aの 上方への移動に引きずられてロックプレート5はリターンスプリング54に抗し て回動し、図2(A)鎖線示のロック位置となる。
【0021】 このロックプレート5のアンロック位置からロック位置への回動はケーブル6 を介してスライダ12に伝達され、該スライダ12は図2(A)の実線示から鎖 線示へとスライドし、図2(A)鎖線示のように爪部12aがローテータ11の ストッパ部11aの側面からはずれた位置となり、ローテータ11のオフ位置へ の回動が可能となり、キープレート2をまわしてオフ位置として抜き取ることが できる。
【0022】 ローテータ11がオフ位置になるとスライダ12の爪部12aは図2(D)に 示すようにストッパ部11aの端面に近接対向した位置となり、スライダ12の スライド移動は拘止され、該スライダ12にケーブル6を介して連結されている ロックプレート5はアンロック位置への回動を拘止され、従ってローテータ11 がオフ位置にあるときはセレクトレバー3をパーキング位置以外のシフト位置に シフトすることができない。
【0023】 キープレート2を挿し込みオン操作するとローテータ11のストッパ部11a 端面がスライダ12の爪部12aに対向しない位置となり、スライダ12のスラ イドが可能となり、ロックプレート5のロック位置での拘止も解除される。
【0024】 上記のように、セレクトレバー3がパーキング位置以外の位置にあるときは、 イグニッションスイッチのオフ操作及びキープレートの抜き取りを不可能とし、 セレクトレバー3がパーキング位置にあり且つイグニッションスイッチがオフの 状態ではセレクトレバーの他のシフト位置へのシフト操作を不可能とし、これに よりエンジンを停止させたときセレクトレバーは必ずパーキング位置にあり、次 にエンジンをスタートさせるときもセレクトレバーが必ずパーキング位置に保持 されているという所期の機能を的確に達成すことができるものである。
【0025】 上記においてロックプレート5のアンロック位置からロック位置への回動はセ レクトレバー3内のスプリング34のばね力によって行われ、ロック位置からア ンロック位置への回動は押ボタン32の押圧操作によって行われるものであり、 インナケーブルのケーブルエンドがたつき防止用の圧縮コイルスプリングを図4 の従来構造のようにアウタチューブ固定具と被作動部材であるスライダの端面と の間に設けると該圧縮コイルスプリングの圧縮力が押ボタンの押圧荷重として作 用し、操作が重くなり過ぎるという問題を生ずる。それに対し本考案はケーブル エンド62aのがたつき防止用の圧縮コイルスプリング16をスプリング受け1 4とスライドブッシュ15との間に設け、該スライドブッシュ15を介してスラ イダ12を押圧する構成としているので、圧縮コイルスプリング16のばね力は 押ボタン32には全く無関係となり、又ロックプレート5のリターンスプリング 54のばね力は押ボタン32の操作を軽くする方向に作用するので、キーインタ ロック機構の作動抵抗とリターンスプリング54のばね力とを考慮してスプリン グ34のばね力を適切に決定することにより、押ボタン32の押圧操作力を実用 的に支障の無い範囲に設定することができる。又圧縮コイルスプリング16があ らかじめインナケーブル端に組み込み保持されていること及びケーブルエンド挿 入組み付け時テーパ嵌合とばね押圧力とでインナケーブルとスライダの自動調芯 が行われること等によりケーブル6の組み付けが容易確実となり組み付け作業時 間の短縮をもはかり得るものである。
【0026】 シフトロックプレート7は、ブレーキペダル8を踏み込んでいないときは、ガ イド孔41の上縁に設けたパーキング位置の係止溝42の下縁部に近接対向し、 該係止溝42に係合しているロックピン33aが該係止溝42より離脱できない よう拘止し、ブレーキペダル8を踏み込むと該シフトロックプレート7は係止溝 42の下縁部に対向しない位置に回動し、ロックピン33aが係止溝42より離 脱できる状態となるものである。
【0027】 上記により、キープレート2をキーシリンダ1に挿し込みエンジンをスタート させた後、セレクトレバー3をパーキング位置から他の位置へシフト操作する場 合、必ずブレーキペダル8を踏み込んだ制動状態にあることになり、不注意なシ フト操作にて車体が動きだすといったことがないようにしている。このシフトロ ックプレート7とブレーキペダル8とを連結するケーブル9にも本考案のケーブ ルエンド連結構造を適用することができる。
【0028】 上記実施例では本考案をキーインタロック装置のロックプレートとスライダと を連結するケーブルに適用した例を示しているが、本考案は上記以外操作側部材 と被操作部材とをケーブルで連結するものすべてに適用することができる。
【0029】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、一端を操作側部材に結合したインナケーブルの 他端のケーブルエンドを被操作部材の係合溝に挿入嵌合させて操作側部材と被操 作部材とをケーブルで連結するものにおいて、インナケーブルのケーブルエンド 側の部分にスプリング受けを固着し、インナケーブルの該スプリング受けとケー ブルエンドとの間にスプリング受け部となるフランジ部を有するスライドブッシ ュをスライド可能なるよう嵌装し、該スプリング受けとスライドブッシュのフラ ンジ部との間に圧縮コイルスプリングを介装し、ケーブルエンドを上記被操作部 材の係合溝内に挿入したとき圧縮コイルスプリングのばね力にてスライドブッシ ュの端面と被操作部材の端面とがテーパ圧接嵌合し係合溝内でのケーブルエンド のがたつきを防止するよう構成したことにより、ケーブルエンドの取り付け前圧 縮コイルスプリングはインナケーブルに組み付け保持されており、又ケーブルエ ンドを係合溝に挿入すると上記テーパ圧接嵌合によりインナケーブルと被操作部 材との自動調芯が行われるので、ケーブルエンドの取り付けが極めて容易確実と なると共に、圧縮コイルスプリングのばね荷重が操作側部材に作用しないので操 作が重くなることはなく、軽荷重用のケーブルの連結構造として極めて効果的な るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用すべき車両のキーインタロック装
置の一例を示す全体斜視説明図である。
【図2】図 1におけるロックプレートとキーシリンダ部
に内装されたスライダとの連結構造を示す本考案の実施
例であり、(A)は斜視説明図、(B)は(A)のX部
の断面図、(C)は(A)のキーシリンダ部の正面図、
(D)はキープレートを抜き取った後のキーシリンダ部
の正面図である。
【図3】セレクトレバーの詳細を示す断面図である。
【図4】従来のインナケーブル端と被作動部材との連結
構造例を示す説明図である。
【符号の説明】
5 ロックプレート 6 ケーブル 12 スライダ 12c 係合溝 12d テーパ部 14 スプリング受け 15 スライドブッシュ 15b フランジ部 15c テーパ穴部 16 圧縮コイルスプリング 61 アウタチューブ 62 インナケーブル 62a ケーブルエンド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタチューブとインナケーブルとから
    なるケーブルの該インナケーブルの一端部を操作側部材
    に結合し該インナケーブルの他端部に固着したケーブル
    エンドを被操作部材の係合溝に挿入係合させて操作側部
    材と被操作部材とをケーブルにて連結したものにおい
    て、インナケーブルのケーブルエンド側の部分にスプリ
    ング受けを固着し、該インナケーブルの上記スプリング
    受けとケーブルエンドとの間の部分に、スプリング受け
    部となるフランジ部をもち先端に上記被操作部材の端面
    とテーパ嵌合するテーパ嵌合部を形成したスライドブッ
    シュをスライド可能に嵌装し、上記スプリング受けとス
    ライドブッシュのフランジ部との間に圧縮コイルスプリ
    ングを介装してスライドブッシュを被操作部材にテーパ
    圧接嵌合させたことを特徴とするケーブルと被作動部材
    との連結構造。
JP607492U 1992-01-20 1992-01-20 ケーブルと被操作部材との連結構造 Expired - Lifetime JP2541423Y2 (ja)

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