JP2531013Y2 - クラッチブースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造 - Google Patents
クラッチブースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造Info
- Publication number
- JP2531013Y2 JP2531013Y2 JP212992U JP212992U JP2531013Y2 JP 2531013 Y2 JP2531013 Y2 JP 2531013Y2 JP 212992 U JP212992 U JP 212992U JP 212992 U JP212992 U JP 212992U JP 2531013 Y2 JP2531013 Y2 JP 2531013Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- release fork
- clutch release
- clevis pin
- return spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクラッチブースタとクラ
ッチレリーズフォークシャフトとの連結構造に関する。
ッチレリーズフォークシャフトとの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のクラッチブースタとクラッ
チレリーズフォークシャフトとの連結構造を表す分解斜
視、図6に従来のその連結部の断面を示す。
チレリーズフォークシャフトとの連結構造を表す分解斜
視、図6に従来のその連結部の断面を示す。
【0003】クラッチはエンジンの動力を一時的に断続
することで、車両をスムースに発進、停止させるもので
あり、一般に、自動車ではクラッチペダルを操作するこ
とで行っている。このクラッチの構造はエンジンの動力
をトランスミッションに伝えるクラッチディスクとクラ
ッチディスクをエンジンのフライホイールに圧着させる
プレッシャープレートに分かれている。そして、クラッ
チペダルを解放しているときは、スプリング力によって
プレッシャープレートがフライホイール側に圧着してク
ラッチディスクがフライホイールと共に回転する一方、
クラッチペダルを踏むと、クラッチブースタで発生した
作動力がクラッチレリーズフォークシャフト等を介して
クラッチレリーズフォークを作動させ、クラッチシフタ
がスプリング力に抗してプレッシャープレートを引き戻
し、クラッチディスクとフライホイールとの間に隙間を
形成して駆動力を断つ。
することで、車両をスムースに発進、停止させるもので
あり、一般に、自動車ではクラッチペダルを操作するこ
とで行っている。このクラッチの構造はエンジンの動力
をトランスミッションに伝えるクラッチディスクとクラ
ッチディスクをエンジンのフライホイールに圧着させる
プレッシャープレートに分かれている。そして、クラッ
チペダルを解放しているときは、スプリング力によって
プレッシャープレートがフライホイール側に圧着してク
ラッチディスクがフライホイールと共に回転する一方、
クラッチペダルを踏むと、クラッチブースタで発生した
作動力がクラッチレリーズフォークシャフト等を介して
クラッチレリーズフォークを作動させ、クラッチシフタ
がスプリング力に抗してプレッシャープレートを引き戻
し、クラッチディスクとフライホイールとの間に隙間を
形成して駆動力を断つ。
【0004】即ち、図5に示すように、図示しないクラ
ッチペダルがケーブルを介して連結されるクラッチブー
スタ11はクラッチペダルの操作によって作動するプッ
シュロッド12を有し、その先端部には二又状のクレビ
ス13が取付けられ、このクレビス13には貫通孔14
が形成されている。
ッチペダルがケーブルを介して連結されるクラッチブー
スタ11はクラッチペダルの操作によって作動するプッ
シュロッド12を有し、その先端部には二又状のクレビ
ス13が取付けられ、このクレビス13には貫通孔14
が形成されている。
【0005】一方、クラッチレリーズフォークシャフト
15はクラッチハウジング16内を貫通して回転自在に
支持されており、中間部にクラッチレリーズフォーク1
7が固結され、このクラッチレリーズフォーク17には
クラッチシフタ18が連結されている。また、クラッチ
レリーズフォークシャフト15の一端部にはクラッチレ
リーズフォークレバー19の下端部が固結されており、
このクラッチレリーズフォークレバー19の上端部には
貫通孔20が形成されている。
15はクラッチハウジング16内を貫通して回転自在に
支持されており、中間部にクラッチレリーズフォーク1
7が固結され、このクラッチレリーズフォーク17には
クラッチシフタ18が連結されている。また、クラッチ
レリーズフォークシャフト15の一端部にはクラッチレ
リーズフォークレバー19の下端部が固結されており、
このクラッチレリーズフォークレバー19の上端部には
貫通孔20が形成されている。
【0006】そして、図6に示すように、このクラッチ
レリーズフォークレバー19の上端部を前述した二又状
のクレビス13の間に挿入し、クレビスピン21が両者
の貫通孔14,20を貫通することで連結される。この
とき、クラッチレリーズフォークレバー19を一方(ク
ラッチブースタ11側)に付勢するリターンスプリング
22を係止するためのリターンスプリングクロー23を
取付けるために、クレビスピン21をリターンスプリン
グクロー23の取付孔24に貫通させる。そして、貫通
したクレビスピン21の端部に形成された係止孔25に
スナップピン26を挿入することで、クレビスピン21
の脱落が係止される。
レリーズフォークレバー19の上端部を前述した二又状
のクレビス13の間に挿入し、クレビスピン21が両者
の貫通孔14,20を貫通することで連結される。この
とき、クラッチレリーズフォークレバー19を一方(ク
ラッチブースタ11側)に付勢するリターンスプリング
22を係止するためのリターンスプリングクロー23を
取付けるために、クレビスピン21をリターンスプリン
グクロー23の取付孔24に貫通させる。そして、貫通
したクレビスピン21の端部に形成された係止孔25に
スナップピン26を挿入することで、クレビスピン21
の脱落が係止される。
【0007】而して、クラッチブースタ11で発生した
作動力はプッシュロッド12を軸方向に移動させ、クレ
ビス13及びクレビスピン21を介してクラッチレリー
ズフォークレバー19をリターンスプリング22に抗し
て回動し、クラッチレリーズフォークシャフト15を介
してクラッチレリーズフォーク17を作動させ、クラッ
チシフタ18を駆動することができる。
作動力はプッシュロッド12を軸方向に移動させ、クレ
ビス13及びクレビスピン21を介してクラッチレリー
ズフォークレバー19をリターンスプリング22に抗し
て回動し、クラッチレリーズフォークシャフト15を介
してクラッチレリーズフォーク17を作動させ、クラッ
チシフタ18を駆動することができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
ように、クレビス13とクラッチレリーズフォークレバ
ー19との連結部はクラッチハウジング16の外壁に近
接している。上述した従来のクラッチブースタとクラッ
チレリーズフォークシャフトとの連結構造にあっては、
クレビスピン21の脱落をその端部に形成された係止孔
25へスナップピン26を挿入することで行っている。
従って、図6に示すように、クレビスピン21の端部を
所定長さL0 だけ確保しなければならず、すると、クレ
ビスピン21の先端部とクラッチハウジング16との隙
間が少なくなってしまい、作動時に両者が接触してしま
う虞がある。そのため、クレビスピン21の先端部とク
ラッチハウジング16との隙間を大きく確保するが、す
ると、今度はクラッチレリーズフォークレバー19とク
ラッチハウジング16の取付ボルト27と干渉する虞が
あった。
ように、クレビス13とクラッチレリーズフォークレバ
ー19との連結部はクラッチハウジング16の外壁に近
接している。上述した従来のクラッチブースタとクラッ
チレリーズフォークシャフトとの連結構造にあっては、
クレビスピン21の脱落をその端部に形成された係止孔
25へスナップピン26を挿入することで行っている。
従って、図6に示すように、クレビスピン21の端部を
所定長さL0 だけ確保しなければならず、すると、クレ
ビスピン21の先端部とクラッチハウジング16との隙
間が少なくなってしまい、作動時に両者が接触してしま
う虞がある。そのため、クレビスピン21の先端部とク
ラッチハウジング16との隙間を大きく確保するが、す
ると、今度はクラッチレリーズフォークレバー19とク
ラッチハウジング16の取付ボルト27と干渉する虞が
あった。
【0009】また、スナップピン26は、図6に示すよ
うに、プッシュロッド12の移動方向(軸方向)に対し
て直行する方向にクレビスピン21の係止孔25に挿入
している。ところが、プッシュロッド12の作動時にク
レビスピン21が回転して、図7に示すように、スナッ
プピン26がプッシュロッド12の移動方向と同方向に
回転移動することがある。すると、クレビス13とクラ
ッチレリーズフォークレバー19との連結部が図8
(a)に示す状態から図8(b)に示す状態に作動した
ときに、スナップピン26の先端部がクラッチハウジン
グ16に当接して開いてしまい、スナップピン26がク
レビスピン21の係止孔25から抜け落ちてしまうとい
う問題があった。
うに、プッシュロッド12の移動方向(軸方向)に対し
て直行する方向にクレビスピン21の係止孔25に挿入
している。ところが、プッシュロッド12の作動時にク
レビスピン21が回転して、図7に示すように、スナッ
プピン26がプッシュロッド12の移動方向と同方向に
回転移動することがある。すると、クレビス13とクラ
ッチレリーズフォークレバー19との連結部が図8
(a)に示す状態から図8(b)に示す状態に作動した
ときに、スナップピン26の先端部がクラッチハウジン
グ16に当接して開いてしまい、スナップピン26がク
レビスピン21の係止孔25から抜け落ちてしまうとい
う問題があった。
【0010】本考案はこのような問題点を解決するもの
であって、クレビスピンのクラッチハウジングへの干渉
とクレビスピンの脱落を防止したクラッチブースタとク
ラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造を提供す
ることを目的とする。
であって、クレビスピンのクラッチハウジングへの干渉
とクレビスピンの脱落を防止したクラッチブースタとク
ラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案のクラッチブースタとクラッチレリーズフォ
ークシャフトとの連結構造は、クラッチブースタのプッ
シュロッド先端部に一体に固着された二又形状のクレビ
スの間にクラッチレリーズフォークシャフトの基端部に
一体に固着されたクラッチレリーズフォークレバーを挿
入して両者をクレビスピンが貫通して連結されると共
に、該クレビスピンがクラッチレリーズフォークレバー
のリターンスプリングの一端を係止するリターンスプリ
ングクローを貫通して連結されたクラッチブースタとク
ラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造におい
て、前記クレビスピンの軸部に小径部を形成する一方、
該クレビスピンの小径部と同径の係止孔を前記リターン
スプリングクローの貫通孔に連通して前記リターンスプ
リングの係止部とは反対側に形成し、前記クレビスピン
の軸部を前記リターンスプリングクローの貫通孔に貫通
した後に前記小径部と係止孔とを係合したことを特徴と
するものである。
めの本考案のクラッチブースタとクラッチレリーズフォ
ークシャフトとの連結構造は、クラッチブースタのプッ
シュロッド先端部に一体に固着された二又形状のクレビ
スの間にクラッチレリーズフォークシャフトの基端部に
一体に固着されたクラッチレリーズフォークレバーを挿
入して両者をクレビスピンが貫通して連結されると共
に、該クレビスピンがクラッチレリーズフォークレバー
のリターンスプリングの一端を係止するリターンスプリ
ングクローを貫通して連結されたクラッチブースタとク
ラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造におい
て、前記クレビスピンの軸部に小径部を形成する一方、
該クレビスピンの小径部と同径の係止孔を前記リターン
スプリングクローの貫通孔に連通して前記リターンスプ
リングの係止部とは反対側に形成し、前記クレビスピン
の軸部を前記リターンスプリングクローの貫通孔に貫通
した後に前記小径部と係止孔とを係合したことを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】クレビスピンの軸部にリターンスプリングクロ
ーの貫通孔を貫通した後にこのリターンスプリングクロ
ーをずらして小径部と係止孔とを係合したことで、クレ
ビスピンの小径部とリターンスプリングクローの係止孔
はリターンスプリングの付勢力によって外れることはな
く、クレビスピンの軸長さも短縮できる。
ーの貫通孔を貫通した後にこのリターンスプリングクロ
ーをずらして小径部と係止孔とを係合したことで、クレ
ビスピンの小径部とリターンスプリングクローの係止孔
はリターンスプリングの付勢力によって外れることはな
く、クレビスピンの軸長さも短縮できる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1に本考案の一実施例に係るクラッチブ
ースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構
造を表す分解斜視、図2にクレビスピンの正面、図3に
リターンスプリングクローの正面、図4にクレビスとク
ラッチレリーズフォークレバーとの連結部の断面を示
す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の符
号を付して重複する説明は省略する。
ースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構
造を表す分解斜視、図2にクレビスピンの正面、図3に
リターンスプリングクローの正面、図4にクレビスとク
ラッチレリーズフォークレバーとの連結部の断面を示
す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の符
号を付して重複する説明は省略する。
【0015】図1に示すように、クラッチブースタ11
は軸方向に移動自在なプッシュロッド12を有し、その
先端部には貫通孔14を有する二又状のクレビス13が
取付けられている。一方、クラッチレリーズフォークシ
ャフト15の端部にはクラッチレリーズフォークレバー
19が固結されその上端部には貫通孔20が形成されて
いる。
は軸方向に移動自在なプッシュロッド12を有し、その
先端部には貫通孔14を有する二又状のクレビス13が
取付けられている。一方、クラッチレリーズフォークシ
ャフト15の端部にはクラッチレリーズフォークレバー
19が固結されその上端部には貫通孔20が形成されて
いる。
【0016】図2に示すように、クレビスピン31は頭
部32と軸部33とからなり、軸部33の先端部に小径
部34が形成されている。このとき、軸部33の外径を
d0、小径部34の外径をd1 とする。また、図3に示
すように、リターンスプリングクロー41は一端部にリ
ターンスプリング22の係止部42が形成され、他端部
に貫通孔43が形成されると共にこの貫通孔43に連通
してリターンスプリング22の係止部42とは反対側の
位置に係止孔44が形成されている。このとき、貫通孔
43の内径をd0 、係止孔44の内径をd1 とする。
部32と軸部33とからなり、軸部33の先端部に小径
部34が形成されている。このとき、軸部33の外径を
d0、小径部34の外径をd1 とする。また、図3に示
すように、リターンスプリングクロー41は一端部にリ
ターンスプリング22の係止部42が形成され、他端部
に貫通孔43が形成されると共にこの貫通孔43に連通
してリターンスプリング22の係止部42とは反対側の
位置に係止孔44が形成されている。このとき、貫通孔
43の内径をd0 、係止孔44の内径をd1 とする。
【0017】而して、クレビス13とクラッチレリーズ
フォークレバー19とを連結するには、図4に示すよう
に、このクラッチレリーズフォークレバー19の上端部
を二又状のクレビス13の間に挿入し、クレビスピン3
1を両者の貫通孔14,20を貫通することで連結す
る。更に、クレビスピン31の先端部をクラッチレリー
ズフォークレバー41の貫通孔43に貫通させ、このク
ラッチレリーズフォークレバー41をずらしてクレビス
ピン31の小径部34とクラッチレリーズフォークレバ
ー41の係止孔44とを係合させる。
フォークレバー19とを連結するには、図4に示すよう
に、このクラッチレリーズフォークレバー19の上端部
を二又状のクレビス13の間に挿入し、クレビスピン3
1を両者の貫通孔14,20を貫通することで連結す
る。更に、クレビスピン31の先端部をクラッチレリー
ズフォークレバー41の貫通孔43に貫通させ、このク
ラッチレリーズフォークレバー41をずらしてクレビス
ピン31の小径部34とクラッチレリーズフォークレバ
ー41の係止孔44とを係合させる。
【0018】このとき、クラッチレリーズフォークレバ
ー41はリターンスプリング22によって係止孔44が
小径部34と係止する方向に付勢されていることで、も
とににはもどらない。従って、クラッチレリーズフォー
クレバー41はクレビスピン31から外れることはな
く、クレビス13とクラッチレリーズフォークレバー1
9とが確実に連結される。また、スナップリングが不要
となってクレビスピン31の加工が容易となると共に取
付工数が減少し、更に、クレビスピン31の端部の長さ
を従来のL0 (図6参照)からL1 と短縮することがで
きる。
ー41はリターンスプリング22によって係止孔44が
小径部34と係止する方向に付勢されていることで、も
とににはもどらない。従って、クラッチレリーズフォー
クレバー41はクレビスピン31から外れることはな
く、クレビス13とクラッチレリーズフォークレバー1
9とが確実に連結される。また、スナップリングが不要
となってクレビスピン31の加工が容易となると共に取
付工数が減少し、更に、クレビスピン31の端部の長さ
を従来のL0 (図6参照)からL1 と短縮することがで
きる。
【0019】
【考案の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本考案のクラッチブースタとクラッチレリーズフォ
ークシャフトとの連結構造によれば、クラッチブースタ
のプッシュロッド先端部のクレビスの間にクラッチレリ
ーズフォークシャフトに固着されたクラッチレリーズフ
ォークレバーを挿入して両者をクレビスピンが貫通して
連結されると共にクレビスピンの軸部をリターンスプリ
ングクローの貫通孔に貫通した後にリターンスプリング
クローをずらして係止孔と小径部とを係合して両者を連
結したので、クラッチレリーズフォークレバーはリター
ンスプリングによって係止孔が小径部と係止する方向に
付勢されており、クラッチレリーズフォークレバーはク
レビスピンから外れることはなく、クレビスとクラッチ
レリーズフォークレバーも確実に連結することができ
る。従って、スナップリングが不要となって取付工数が
減少すると共にクレビスピンの脱落を簡単に防止するこ
とができ、また、クレビスピンの端部の長さを短縮して
クレビスピンのクラッチハウジングへの干渉を防止する
ことができる。
うに本考案のクラッチブースタとクラッチレリーズフォ
ークシャフトとの連結構造によれば、クラッチブースタ
のプッシュロッド先端部のクレビスの間にクラッチレリ
ーズフォークシャフトに固着されたクラッチレリーズフ
ォークレバーを挿入して両者をクレビスピンが貫通して
連結されると共にクレビスピンの軸部をリターンスプリ
ングクローの貫通孔に貫通した後にリターンスプリング
クローをずらして係止孔と小径部とを係合して両者を連
結したので、クラッチレリーズフォークレバーはリター
ンスプリングによって係止孔が小径部と係止する方向に
付勢されており、クラッチレリーズフォークレバーはク
レビスピンから外れることはなく、クレビスとクラッチ
レリーズフォークレバーも確実に連結することができ
る。従って、スナップリングが不要となって取付工数が
減少すると共にクレビスピンの脱落を簡単に防止するこ
とができ、また、クレビスピンの端部の長さを短縮して
クレビスピンのクラッチハウジングへの干渉を防止する
ことができる。
【図1】本考案の一実施例に係るクラッチブースタとク
ラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造を表す分
解斜視図である。
ラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造を表す分
解斜視図である。
【図2】クレビスピンの正面図である。
【図3】リターンスプリングクローの正面図である。
【図4】クレビスとクラッチレリーズフォークレバーと
の連結部の断面図である。
の連結部の断面図である。
【図5】従来のクラッチブースタとクラッチレリーズフ
ォークシャフトとの連結構造を表す分解斜視図である。
ォークシャフトとの連結構造を表す分解斜視図である。
【図6】クレビスとクラッチレリーズフォークレバーと
の連結部の断面図である。
の連結部の断面図である。
【図7】クレビスとクラッチレリーズフォークレバーの
連結部とクラッチハウジングとの位置関係を表す概略図
である。
連結部とクラッチハウジングとの位置関係を表す概略図
である。
【図8】作動状態を表す説明図である。
11 クラッチブースタ 12 プッシュロッド 13 クレビス 15 クラッチレリーズフォークシャフト 16 クラッチハウジング 19 クラッチレリーズフォークレバー 22 リターンスプリング 31 クレビスピン 33 軸部 34 小径部 41 リターンスプリングクロー 42 係止部 43 貫通孔 44 係止孔
Claims (1)
- 【請求項1】 クラッチブースタのプッシュロッド先端
部に一体に固着された二又形状のクレビスの間にクラッ
チレリーズフォークシャフトの基端部に一体に固着され
たクラッチレリーズフォークレバーを挿入して両者をク
レビスピンが貫通して連結されると共に、該クレビスピ
ンがクラッチレリーズフォークレバーのリターンスプリ
ングの一端を係止するリターンスプリングクローを貫通
して連結されたクラッチブースタとクラッチレリーズフ
ォークシャフトとの連結構造において、前記クレビスピ
ンの軸部に小径部を形成する一方、該クレビスピンの小
径部と同径の係止孔を前記リターンスプリングクローの
貫通孔に連通して前記リターンスプリングの係止部とは
反対側に形成し、前記クレビスピンの軸部を前記リター
ンスプリングクローの貫通孔に貫通した後に前記小径部
と係止孔とを係合したことを特徴とするクラッチブース
タとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP212992U JP2531013Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | クラッチブースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP212992U JP2531013Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | クラッチブースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558971U JPH0558971U (ja) | 1993-08-03 |
JP2531013Y2 true JP2531013Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=11520735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP212992U Expired - Lifetime JP2531013Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | クラッチブースタとクラッチレリーズフォークシャフトとの連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531013Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100551084B1 (ko) * | 2003-11-20 | 2006-02-10 | 현대자동차주식회사 | 클러치 릴리즈 장치 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP212992U patent/JP2531013Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558971U (ja) | 1993-08-03 |
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