JPH0557987U - 色信号の変換回路 - Google Patents
色信号の変換回路Info
- Publication number
- JPH0557987U JPH0557987U JP11354191U JP11354191U JPH0557987U JP H0557987 U JPH0557987 U JP H0557987U JP 11354191 U JP11354191 U JP 11354191U JP 11354191 U JP11354191 U JP 11354191U JP H0557987 U JPH0557987 U JP H0557987U
- Authority
- JP
- Japan
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- signal
- phase
- chroma
- circuit
- conversion circuit
- Prior art date
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- Pending
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- Color Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 色信号のクロマ信号を、NTSC方式からP
AL方式に変換する場合の調整を不要にし、且つ外的な
影響を受けること無く常に安定した変換信号を出力す
る。 【構成】 発振回路10から副搬送波fscの2倍の周
波数の信号を出力し、この発振信号の位相がクロマ信号
のバースト信号の45度位相と同期するようにフィード
バック処理し、これらのクロマ信号と位相調整された発
振信号とを位相変換回路14に入力して乗算する。
AL方式に変換する場合の調整を不要にし、且つ外的な
影響を受けること無く常に安定した変換信号を出力す
る。 【構成】 発振回路10から副搬送波fscの2倍の周
波数の信号を出力し、この発振信号の位相がクロマ信号
のバースト信号の45度位相と同期するようにフィード
バック処理し、これらのクロマ信号と位相調整された発
振信号とを位相変換回路14に入力して乗算する。
Description
【0001】
本考案は、カラーテレビジョン、VTRのカラー伝送信号に使用されるのクロ マ信号(搬送色信号)を、NTSC方式からPAL方式に変換する変換回路に関 する。
【0002】
一般に、カラー信号の伝送形式には、NTSC方式、PAL方式等があること が知られている。NTSC方式は、光の3原色、赤、緑、青に対応した原色信号 R、G、Bと輝度信号Yとにより、実際に必要な色差信号として互いに位相が9 0度異なるRーY信号と、BーY信号を作って伝送する。即ち、これらの色差信 号で副搬送波を変調してRーY信号、BーY信号の被変調波信号を作り、これら を合成してクロマ信号を作る(直交二相変調方式)。またクロマ信号の位相基準 として、(BーY)軸に対して180度の位相にバースト信号が設けられ、この バースト信号にクロマ信号を重畳して伝送する。
【0003】 またPAL方式は、NTSC方式を変形して画質劣化を少なくするものであり 、RーY信号について一走査線毎にその副搬送波の極性を反転して載せるように なっている。このためNTSC方式をPAL方式に変換するには、クロマ信号の バースト信号の位相に副搬送波周波数の2倍の周波数2fscを合わせて乗算す るように位相変換する方式がある。
【0004】 従来、上記NTSC方式をPAL方式に変換する変換回路としては、図3のも のがある。即ち、搬送波の1つとして使用されている図4(a)のサブキャリア fscを利用するものであり、このサブキャリアを2逓倍回路1により2逓倍し て同図(b)のような2fscに対応した信号を作る。そして2逓倍信号の位相 を移相回路2により調整して、同図(c)のようにクロマ信号のバースト信号の 45度位相に合わせる。その後、位相変換回路3でクロマ信号と2逓倍信号とを 乗算して同図(d)のようなPAL方式のクロマ信号に変換する。
【0005】
ところで、上記従来技術のものにあっては、搬送波のサブキャリアを利用する ことで、構成が簡単になるが、いちいち2逓倍信号を移相することが要求される 。またサブキャリアは温度変化、電源変動、モードの違い等によりクロマ信号に 対して位相がずれることがあり、この場合に位相変換されたクロマ信号の波形も 変動して安定性に欠ける等の問題がある。
【0006】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、色差信号のクロマ信号を、NTS C方式からPAL方式に変換する場合の調整を不要にし、且つ外的な影響を受け ること無く常に安定した変換信号を出力することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案は、発振回路から副搬送波の2倍の周波数の 信号を出力し、この発振信号の位相がクロマ信号のバースト信号の位相と同期す るようにフィードバック処理し、このクロマ信号と位相調整された発振信号とを 位相変換回路に入力して乗算するものである。
【0008】
上記構成に基づき、発振回路から副搬送波fscの2倍の周波数で、且つクロ マ信号のバースト信号と位相の合った発振信号を出力し、この発振信号とクロマ 信号を位相変換回路で乗算することになり、これにより常に安定してPAL方式 のクロマ信号に変換される。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、NTSC方 式からPAL方式に変換する変換回路について説明すると、図2(a)のように 副搬送波fscの2倍の周波数の信号を安定して出力する発振回路10を有する 。そしてこの発振信号を分周回路11に入力して、同図(b)のような1/2の 分周信号を作り、この分周信号を位相比較回路12に入力する。
【0010】 またクロマ信号を移相回路13に入力して、バースト信号を45度移相(同図 (c))して位相比較回路12に入力する。そしてこの位相比較回路12で分周 信号とバースト信号の位相を比較し、両者の位相のずれに応じて発振回路10の 発振信号の位相を調整するようにフィードバック制御するのであり、こうして副 搬送波fscの2倍の周波数の発振信号の位相は、同図(d)のようにクロマ信 号のバースト信号の45度位相と常に同期したものになる。尚、発信回路10、 分周回路11及び位相比較回路12でPLL回路を構成している。
【0011】 そして更に、クロマ信号とそれに対して位相調整された発振信号とを位相変換 回路14に入力して、両者を乗算する。これにより同図(e)のようなPAL方 式のクロマ信号に変換されて出力し、温度変化、電源変動等を生じてもそれに影 響されること無くこのクロマ信号の変換状態に確保される。
【0012】 以上、本考案の実施例について説明したが、これのみに限定されない。
【0013】
以上説明したように、本考案によれば、カラー信号に使用される色差信号のク ロマ信号をNTSC方式からPAL方式に変換する場合において、発振回路で副 搬送波fscの2倍の周波数の信号を出力し、且つクロマ信号のバースト信号の 45度位相と同期するようにフィードバック制御するので、位相の調整が不要に なる。クロマ信号に基づいて位相変換するので、変換時の誤差が少なく、外的影 響を受けなくなって安定性が増す。発振回路等を具備するので、ワンチップに構 成することができる。
【図1】本考案に係る色差信号の変換回路の実施例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図2】各部の信号波形を示す図である。
【図3】従来の色差信号の変換回路を示す回路図であ
る。
る。
【図4】従来の各部の信号波形を示す図である。
10 発振回路 11 分周回路 12 位相比較回路 13 移相回路 14 位相変換回路
Claims (1)
- 【請求項1】 発振回路から副搬送波の2倍の周波数の
信号を出力し、この発振信号の位相がクロマ信号のバー
スト信号の位相と同期するようにフィードバック処理
し、このクロマ信号と位相調整された発振信号とを位相
変換回路に入力して乗算することを特徴とする色信号の
変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11354191U JPH0557987U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 色信号の変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11354191U JPH0557987U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 色信号の変換回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557987U true JPH0557987U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=14614933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11354191U Pending JPH0557987U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 色信号の変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557987U (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11354191U patent/JPH0557987U/ja active Pending
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