JPH0557444U - 回転機軸受の油漏れ防止装置 - Google Patents
回転機軸受の油漏れ防止装置Info
- Publication number
- JPH0557444U JPH0557444U JP49692U JP49692U JPH0557444U JP H0557444 U JPH0557444 U JP H0557444U JP 49692 U JP49692 U JP 49692U JP 49692 U JP49692 U JP 49692U JP H0557444 U JPH0557444 U JP H0557444U
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- JP
- Japan
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- oil leakage
- bearing
- rotating
- labyrinth
- rotating machine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸に熱膨張などによる軸方向の遊隙が大
きい回転機であっても装置を大型化することなく、確実
に油漏れを防止する。 【構成】 回転軸11を支持する軸受13に隣接して回
転部と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れを防
止した回転機軸受の油漏れ防止装置において、回転部側
としての回転軸11と固定部側としての軸受箱12にそ
れぞれ回転軸の軸方向に沿うと共に所定の間隙をもって
遊嵌する凹部及び凸部としてのフィン16,18を形成
し、回転側ラビリンス15及び固定側ラビリンス18の
対向面は凹凸形状になり、所定の遊隙をもって互いに噛
み合うように遊嵌してラビリンスシール14を構成す
る。
きい回転機であっても装置を大型化することなく、確実
に油漏れを防止する。 【構成】 回転軸11を支持する軸受13に隣接して回
転部と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れを防
止した回転機軸受の油漏れ防止装置において、回転部側
としての回転軸11と固定部側としての軸受箱12にそ
れぞれ回転軸の軸方向に沿うと共に所定の間隙をもって
遊嵌する凹部及び凸部としてのフィン16,18を形成
し、回転側ラビリンス15及び固定側ラビリンス18の
対向面は凹凸形状になり、所定の遊隙をもって互いに噛
み合うように遊嵌してラビリンスシール14を構成す
る。
Description
【0001】
本考案は回転部と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れを防止するラビ リンスシールを利用した回転機軸受の油漏れ防止装置に関する。
【0002】
図2には従来の回転機軸受の油漏れ防止装置を表す断面を示してある。
【0003】 図2に示すように、回転軸101は軸受102によって回転自在に支持されて おり、また、この軸受102に隣接した位置にラビリンスシール103が設けら れており、このラビリンスシール103によって油漏れが防止されている。この ラビリンスシール103において、回転軸101の外周部には周方向に沿う円板 状のフィン104が軸方向に複数(本実施例では2つ)設けられた筒状の回転側 ラビリンス105が取付けられる一方、固定側となる軸受箱106に内周部には 周方向に沿う円板状のフィン107が(本実施例では1つ)設けられた筒状の固 定側ラビリンス108が取付けられている。そして、各フィン104,107を 所定の遊隙gをもって互いに噛み合うように遊嵌している。
【0004】 而して、回転軸101の回転時に図2に矢印で示すような空気の流れが発生す ることで、軸受102の油が外部に漏れることが防止される。
【0005】
ところで、回転軸101に熱膨張などを吸収するための軸方向の遊隙がない回 転機、例えば、ころがり軸受やスラスト軸受を利用した回転機については、前述 した従来の回転機軸受の油漏れ防止装置を適用することで問題はない。ところが 、回転軸101に熱膨張のための軸方向の遊隙が大きい回転機にあっては、回転 側ラビリンス105のフィン104と固定側ラビリンス108のフィン107と の接触を防止するために、フィン104と107の遊隙gを大きくしなければな らない。すると、回転側ラビリンス105と固定側ラビリンス108とから構成 されるラビリンスシール全体の軸方向の厚さが大きくなって装置の大型化を招い てしまうという問題があった。
【0006】 本考案はこのような問題を解決するものであって、装置の小型化を図った回転 機軸受の油漏れ防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
上述の目的を達成するための本考案の回転機軸受の油漏れ防止装置は、回転軸 を支持する軸受に隣接して回転部と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れ を防止した回転機軸受の油漏れ防止装置において、前記回転部側と固定部側にそ れぞれ前記回転軸の軸方向に沿うと共に所定の間隙をもって遊嵌する凹部及び凸 部を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
回転部側と固定部側にそれぞれ回転軸の軸方向に沿うと共に所定の間隙をもっ て遊嵌する凹部及び凸部を形成したことで、回転軸に熱膨張を吸収するための軸 方向の遊隙が大きい回転機であっても装置を大型化することなく対応が図れる。
【0009】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 図1には本考案の一実施例に係る回転機軸受の油漏れ防止装置を表す断面を示 してある。
【0011】 図1に示すように、回転軸11は軸受箱12に取付けられた軸受13によって 回転自在に支持されている。また、ラビリンスシール14はこの軸受13の両側 に隣接して設けられており、このラビリンスシール14によって油漏れが防止さ れている。
【0012】 このラビリンスシール14において、回転側となる回転軸11の外周部には円 板状の回転側ラビリンス15が取付けられおり、この回転側ラビリンス15には 回転軸11の軸方向に沿う(本実施例では2つ)のテーパ状のフィン16が設け られている。一方、固定側となる軸受箱12には円板状の固定側ラビリンス18 が取付けられており、この固定側ラビリンス18には回転軸11の軸方向に沿う テーパ状のフィン19(本実施例では2つ)が設けられている。
【0013】 回転側ラビリンス15及び固定側ラビリンス18の各フィン16,19はそれ ぞれ対向するように設けられ、且つ、その形成位置は回転軸11の径方向に沿っ て若干ずれている。従って、回転側ラビリンス15及び固定側ラビリンス18の 対向面は凹凸形状になり、所定の遊隙をもって互いに噛み合うように遊嵌される ことでラビリンスシール14が構成されている。なお、各フィン16,19の遊 隙は回転軸11が熱膨張などに対して予め設定された量だけ移動しても両者が接 触しないような、また、噛み合いが外れないような隙間となっている。
【0014】 而して、回転軸11の回転時に、回転側ラビリンス15及び固定側ラビリンス 18の各フィン16,19の間には遠心力によって図1に矢印で示すような内径 側から外形側への空気の流れが発生することで、軸受13内の空気に含まれるオ イルベーパの流出がなくなって軸受13の油が外部に漏れることが防止される。
【0015】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の回転機軸受の油漏れ防止 装置によれば、回転軸を支持する軸受に隣接して回転部と固定部と間に曲がった 通路を形成して油漏れを防止した回転機軸受の油漏れ防止装置において、回転部 側と固定部側にそれぞれ回転軸の軸方向に沿うと共に所定の間隙をもって遊嵌す る凹部及び凸部を形成したので、回転軸に熱膨張などを吸収するための軸方向の 遊隙が大きい回転機であっても装置を大型化することなく、確実に油漏れを防止 することができる。
【図1】本考案の一実施例に係る回転機軸受の油漏れ防
止装置を表す断面図である。
止装置を表す断面図である。
【図2】従来の回転機軸受の油漏れ防止装置を表す断面
図である。
図である。
11 回転軸 13 軸受 14 ラビリンスシール 15 回転側ラビリンス 16,18 フィン 18 固定側ラビリンス
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸を支持する軸受に隣接して回転部
と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れを防止し
た回転機軸受の油漏れ防止装置において、前記回転部側
と固定部側にそれぞれ前記回転軸の軸方向に沿うと共に
所定の間隙をもって遊嵌する凹部及び凸部を形成したこ
とを特徴とする回転機軸受の油漏れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49692U JPH0557444U (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 回転機軸受の油漏れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49692U JPH0557444U (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 回転機軸受の油漏れ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557444U true JPH0557444U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11475369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49692U Withdrawn JPH0557444U (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 回転機軸受の油漏れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557444U (ja) |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP49692U patent/JPH0557444U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |