JPH01288667A - 回転軸軸受絶縁シール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸の軸受に関連する潤滑剤が軸受ケース捷た
は軸受支持体の外に漏れないようにすると共に環境内の
異物粒子が潤滑剤内にシールを通って入９込まないよう
にする回転軸シールに関するものである、特に本発明は
そのような目的に設計されたラビリンス式または他の動
的型回転軸シールに関する。

〔従来の技術〕

代表的ラビリンス式回転軸シールがロックウッド（Ｒｏ
ｃｋｗｏｏｄ）ほかの米国特許第１＋、　５７２．５１
７号泣ヒオルロウスキ−（Ｏｒｌｏｗｓｋｉ）の米国特
許第ヰ、０２２．１１７９号、第キ、１４１，９０２号
、第１１．１７５，７５２号、第４．３０１１．１１０
９号、第１１．７０６，９６８号及び第４．１１−６６
．６２０　＠に示されている。このような代表的ラビリ
ンス式シールにおいては、内部ラビリンス式みぞが軸受
ケースに固定された金属シールリング内に設けられてい
る。これらのみそは軸に沿って軸線方向に動く潤滑剤を
取除き、潤滑剤を軸受ケース内に戻すように作用する水
力学的ダム効果を作るように特に輪郭を作られている。

なお、このようなラビリンス式シールは、物質がケース
内部に移動しないようにする密封リングを備えている。

しかし、この形式の従来のシールに関連した間覇は、シ
ールの内側と外側の間に完全なシールがないので、多少
の物質がシールを通して軸受ケース内に移動することが
できることである。さらに−密封リングが軸の密封リン
グに対する回転のためＫＭ耗するので、遂には軸の軸受
の損傷をもたらすのに十分な異物粒子がケース内に入っ
てしまう状態に達する。

さらに、ラビリンス式シールの設計は、心狂い（軸の中
心線が軸受シールの孔の中心線に対して直角にずれてい
る状態）や軸の心振れ（半径方向の回転偏心が軸受の摩
耗、軸の曲が９またはそりなどによって存在する状態）
のような軸の状態が存在するとき効果的でない。

ラビリンスみぞ式シールに代るものとして、シールケー
ス内に配置されたシール部材を用い、シールケースの壁
と保合状態になるように片寄らせた一つ以上のフランジ
状リップを備えた回転軸シールが知られている。しかし
２密封部材は１回転軸と一緒に回転するように回転軸の
周辺に固定きれているので、大きな摩擦力がフランジ状
リップの自由端とフランジ状リップが片寄らされて押付
けられるケースの非回転壁との間の界面に生ずる。

そのような軸シールの例は、オッ）　−（Ｏｔｔｏ）の
米国特許第う、３６８，８１９号口メロ（Ｒｏｍｅｒｏ
）の米国特許第４，１１２８．５８６号、ジョンストン
（ＪｏｈｎｓｔＯｎ）の米国特許第４．１１６２，６０
０号、トヨタほかの米国特許第４．１１６５．２８５号
、ウェールフリツツ（Ｗｅｈｒｆｒｉｔｚ）ほかの米国
特許第１１％５り７８号及びサイモンズ（Ｓｙｍｏｎｓ
）ほかの米国特許第１４、５７２．５１６号に見出すこ
とができる。このようなシールについては、軸の速度が
増加するにつれて接触力が減るように遠心力を用いてフ
ランジ状リップのケースに対する接触力を変えてさえ。

（例えば前記トヨタ、ほか及びサイモンズはがの特許を
参照）、シールの交換を必要とするほどにシールの有効
性をなくずに十分な摩耗が最終的に生ずる。一方一軸が
静止しているか寸たはゆっくり回転しているときだけフ
ランジ状シールリップに接触シールとして働かせる。す
なわちそのときは、軸の回転速度が所定の増加を示すと
シールリップが係合することになっているケース壁から
シールリップを持上げることが提案されていた（上述の
ウエールフリツツほかの特許参照）が、そのようなシー
ルはフランジ状リップを持上げて、より速い速度状態で
異物の侵入するのを防止するために圧搾ガスを用いる必
要があった。そのようなシールはまた。そのように犬き
くなった軸回転速度において圧搾ガスが軸受内に侵入し
、潤滑剤が軸受から出てゆくのを防止するためにラビリ
ンス構成を必要とし、高価で複雑な密封構成を生む。

従って一簡単にかつ経済的に構成できるがなお軸受潤滑
剤がシールケースから移動するのと異物粒子が軸受内に
、そして潤滑剤がケースの外から移動する両方を効果的
になくして長寿命を有する回転軸用の軸受シールの必要
がなお存在している。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のことに鑑み、本発明の主な目的は、簡単かつ経済
的に生産でき使用できる一方、潤滑剤の漏れ及び異物粒
子の侵入を防止できることによって実際上摩損のない回
転軸軸受絶縁シールを提供することである。

本発明のそのほかの目的は潤滑剤及び異物粒子が動的状
態ではなく、静的状態のもとでシールを通して移動しな
いようにするためにフランジ状密封要素を用いる軸受シ
ールを提供することである。

本発明のもう一つの目的は、動的状態のもとで一摩耗を
生ずる密封接触状態をなくすために遠心力効果を用いる
シール構造を提供することである。

本発明の追加の目的は、潤滑剤と異物粒子を遠心力効果
のもとで軸方向に向けられたドレンポートを介して取除
くために、前記シール構造の設計を用い、軸受設計にお
ける変更または特別な取付条件を必要としない軸の軸受
シールを提供することである。

なお本発明のもう一つの目的は、シールケースの一方の
例または両側のし・ずれかで充液状態のもとで静的及び
動的の両方の密封に備えている回転軸の軸シールを提供
することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のこれらその他の目的は、軸受絶縁シールがステ
ータケースとロータからなる軸シール組立体を備えてい
る好ましい実施例に従って達成される。ステータケース
は、内側に半径方向に伸びる面に固定されている直径の
大きい端から直径の小さい自由端に伸びる事実上円錐台
形の環状フランジを持った内ＩＩＩに半径方向に伸びる
面を持っている。ロータはロータのハブに固定された直
径の小さい端と直径の大きい自由端とそれらの間の接触
密封表面を備えた事実上円錐台形の周辺に伸びる半径方
向のフランジを持っている。直径の大きい自由端は、ス
テータケースの内側に半径方向に伸びる面と接触するよ
うにバイアスされており、接触密封表面は、ロータを軸
と一緒に回転させることによって発生される遠心力の影
響を受けるとこれらの接触９域が離れるような具合にス
テータケースの環状フランジの自由端と接触するように
バイアスされている。

好ましい実施例のもう一つの特徴によれば、ドレンポー
トがステータケースの環状フランジの固定端の半径方向
に内側に設けられ、半径方向に伸びるポンピングみぞが
潤滑剤をステータケースの角度のついた環状フランジに
押付けて半径方向に外方に推進させるようにロータの軸
方向端面に設けられ、前記みぞに沿って潤滑剤をドレン
ポートを形成する軸方向に伸びる孔の方へ流してそれを
通過させる。

一つの実施例によれば−１対の環状フランジが鏡像関係
に配列された１対の半径方向フランジと共同作動して、
充液状態のもとでシールの両側において静的及び動的密
封を可能にする。しかし、他の実症例によれば、単一の
環状フランジが単一の半径方向フランジと共同作用し、
静的及び動的密封がなお達成されるが片側しか充液状態
にさらすことができず、この状況は、殆どのポンプの適
用分野に当てはまるであろう。

本発明の他の面によれば、この軸受絶縁シールを３また
け４の構成要素で金属取付はシェルを付けるか寸たは付
けずに形成できる。本発明のこれ（Ｉｌｌ） ら及びその他の目的、特徴及び利点は、本発明による若
干の実症例を例示のためだけに示す添付図面に関連して
行う以下の説明からさらに明らかになるであろう。

〔実施例〕

始めに一図面の種々の図を通じて、対応する構成要素が
実癩例間を区別するために用いられているプライム（′
）を付けた同様の参照数字を持っていることをことわっ
ておく。さらに−特にことわらない限り一用語「内側」
及び「外側ｊは、適宜に軸方向中心線または半径方向中
心平面に関して用いられ、用語「内部」及び「外部」は
、密封されるべき軸受ケース内の軸受の方に向かって内
方に近づく方向および軸受から外方に離れる方向に関し
て用いられる。

まず第１図を参押すると、総括的に参照数字１によって
表わされた本発明の好ましい実施例による回転軸軸受絶
縁シールが軸受ケース１２（破線で示されている部分）
の中に回転軸１１に取付けられているように示されてい
る。普通の方法で軸１１に滑り軸受で結合された普通の
玉せたは円錐ころ軸受１３、が示されている。なお、軸
受１うに潤滑剤を与える普通の手段が設けられている。

シール１は、潤滑剤のケース１２の内部からの漏れ及び
異物粒子のケース１２の外部から軸受１３、まだは潤滑
剤の中への侵入を防止する働きをしている。この目的の
ために、シール１は、参倶数字５によって総括的に表わ
されているステータを形成するシールケースを持ってい
る。ステータ５は、軸受ケース１２の中にしまυばめに
よって固着されている金属取付はシェル１０を介して軸
受ケース１２に固定して取付けられている。なお、ステ
ータは一〇リング密封要素２つ、３０を用いてＪ転軸１
１と共に回転するように固定されているロータ１５と共
同作用する。これらの構成要素は、−緒に単一の軸受絶
縁シールを形成し、このシールは、最初に述べたラビリ
ンス式フランジ状リップシールと共通の特性を持ってい
るが、そのようなシールの考え方とはステータ５のシー
ルケースの片側または両側のいずれかで充液状態のもと
でさえ摩耗に関連した問題やその他のこのようなシール
の欠点なしに静的及び動的密封を達成する方法（以下の
説明で明らかになる）において異なっている。

次に第２図に移ると−この第１の実症例に従って、ステ
ータ５が第１のステータケースリング１４及びはまり合
う第２のステータケースリング１６を備えた二体構成で
形成され、それらのリングは、半径方向に内方に向いた
フランジ１４＝１１２によって金属取付はシェル１０の
中に一つに保持されている。このことについては、第１
のステータケースリング１４が第２のステータケースリ
ング１６の対応する内側端１１５に突き当たる軸方向に
内方の端１７を備え、シェル１０がそれのフランジ１４
゜４２によってリング１４．１６を圧縮してステータケ
ースリング１４１６のシェル１０に対する回転を妨げる
に十分な圧縮力のもとで端１７．４うにおいて突当たり
接触を生ずることを述べておく。

さらに、第１のステータケースリング１４は。

半径方向に伸ひて軸方向に面している端１８全備え、そ
の端の内側から事実上円錐台形の環状フランジ１９、が
突出ている。環状フランジ１っは、端１８に固定された
円錐台形の大きな直径の端と小さな直径の自由端を備え
るように構成されている。

円錐台形環状フランジ１９、は、ステータケースリング
１４の端１８の内側に半径方向に伸びる面を半径方向に
内側の面部分２１と半径方向の外側の面部分２２とに分
ける。第５図に示された組立てた状態において、半径方
向に向側の面部分２１は、ロータ１５のハブの引込んだ
端面２５に沿って位置決めされ、約Ｑ、０２５’ｌ函の
隙間を残しているのが好ましい。やはシ図示のようにリ
ング１４の端１ｇは、中心にあってロータ１５のノ・プ
の軸方向端３１が貫通して伸びている孔及び第６図から
知ることができるように、あとで説明するようにドレン
ポートとして働く軸方向に伸びる貫通孔２６の環状配列
（第２〜ｌ１図に破線で示されている）を備えている。

同様にして一第２のステータケースリング１６は、前述
の内側端１１３ｉ備え、それの内側の半径方向に伸びる
面は一半径方向に内側及び外側の面部分５ｏ＝ｕｕにそ
れぞれ円錐台形環状フランジ４つによって分割され、ド
レンポート２６の環状配列がそれらと関連し、軸方向の
ハブ端３２のだめの中心孔が設けられている。従って、
第１及び第２のステータケースリング１ヰ、１６は互い
に対して鏡像方式で取付けられるだけの同一の部品とし
て構成できる。

ロータ１５は、それの周辺の周シに伸びる１対の半径方
向のフランジ３５＝３６を備えている。

フランジう５．３６は、ロータ１５の中心を通過する半
径方向の平面に対して等しい反対向きの角度で伸びてお
り、半径方向フランジ３５．３６の最も外側の端にそれ
ぞれ軸方向に伸びる端部分３７、う８を備えている。端
部分５７．５ｇはそれぞれ丸みを付けた環状端面３９．
４０を備えている。

丸ミ付き端面う９．１１Ｏをステータケースリング１４
．１６とロータ１５の外側周辺表面との間の利用できる
かなりの度合の半径方向の空間と組合わせて用いること
によってかなシの量の軸と孔の心狂い及び心振れがあっ
ても環状フランジ１９．１１９の端面２１＋−１１５の
間に半径方向フランジ３５．３６の接触密封表面２５．
１１６と生ずる密封係合と共に丸み付き面３９．４０の
リング１４、１６の半径方向外側面部分２２．１Ｉｌｌ
との当接によって達成される軸受絶縁シール１の静的密
封能力に影響を与えない。これに関して、端面２１１．
１１５は、それらが心狂い寸たは心振れがあっても、接
触密封表面２５．４６に密封係合することを保証するこ
とに関して同様の利益を得るために端面う９−４０と同
じ方法で丸みを付けることができる。

ステータケースリング１４．１６及びロータ１５は、す
べて炭素入りポリテトラフルオロエチレンなどの任意の
柔軟な耐摩耗材料のものであってもよい。さらに−ステ
ータ５の組立てた状態における面２２と１Ｉｌｌとの間
の距離は、フランジ３５．３６がシール１の静的な組立
てた状態において、互いの方に軸方向にいくらかたわめ
られるように、シール１の組立前に半径方向フランジう
５．３６の丸み付図う９とｌＩＯとの間の距離より小さ
い必要がある。このことについて、第５図を参照すると
、フランジ５６の破線で示された丸み何面部分は、ステ
ータケースリング１６の半径方向面部分ｌｌ１ｌがなか
った場合に、丸み何面部分がとる位置を示し、フランジ
３５は、組立てたときに実際にとった位置に示されてお
り、それによってフランジは、リング１４、１６をシェ
ル１０によって一つに固めることによって自然の位置（
フランジ３６に対して示されたような）からたわめられ
ている。

フランジ３５に対して示された組立てた状態において、
シールが新しいとき、はんの部分的な接触すなわちＯ，
ｏ　０５Ｃｒ／Ｌ〜０．０１０ｍ（ｏ、ｏ　０２−００
０１Ｉインチ）の隙間が環状フランジ１９，１４９の端
面２＋１．１＋５とそれぞれ接触密封表面２５、ｌＩＯ
との間にできる可能性がある。しかし、フランジ３５．
３６の丸み付図３９，１１０とリング１４、１６の半径
方向表面部分２２．４１１との間のぴったりした密封接
触のために−なお効果的静的シールが達成され、−刃軸
１１の回転動作の始動と停止時に起る表面３１１４０の
わずかな摩滅が、遂には接触密封表面２５、ｌ１６を環
状フランジ１９、ｌＩ９の端面２１１−１＋５と完全に
密封係合するようにさせる。一方、半径方向フランジう
５．３６の動的状態のもとでの重大でかつ潜在的に損傷
を与える摩擦が、避けられる。その理由は軸１１が低い
動作速度に達するときまでに、半径方向のフランジ３５
、う６の軸方向に伸びる端部分３７．３８に与えられた
質量とそれに作用する遠心力のために、これらの端部分
３５．３６が一互いに近寄る方向及びシール１の中心の
半径方向平面の方へ十分に移動しており、丸み何面うつ
、ｉｔｏと半径方向面部分２２、ｌｕｌ＋との間及び環
状フランジ１９゜１４９の端面２）↓、４５と接触密封
表面２５．１１６との間の接触を離すので、それらの間
に結合または摩擦熱の蓄積が起らないからである。従っ
て、動的状態のもとでは、シール１ばもはやロータ１５
とステータ５との間の物理的保合によって密封を達成せ
ず、むしろそのようなことは次に説明するシール１の入
り組んだ構成により作られる。

動的密封状態のもとで、潤滑剤捷たは異物がステータケ
ースリング１ヰ、１６とロータ１５との間に存在する環
状空間１１７及び４ｇを通してステータケース５に入る
ことがあるが、壁２３．２１と３３．５０との間の隙間
の中で働くせん断力が潤滑剤もしくは異物またはその両
方をくぼんだ端面２う、３３の中で均一に間隔をあけて
ロータの周りに（第５回器服）設けられているくぼんだ
半径方向ポンピングみぞう４（丸いみぞまたはＶ形のみ
そであるのが好ましい）の方向に向けさせる。

面２１５．３３と面２１．５０との間に与えられた許容
誤差のために、ポンピング作用を潤滑剤及び異物をみぞ
う４を通して環状フランジ１９．４９の内側に外向きに
押付けるために推進するポンピングみぞによって作るこ
とができ、環状フランジのところで遠心力によって物質
をフランジに沿ってドレンポート２６の方へ移動させて
一ステータ゛　５から外に出す。軸１１が静止している
とき、ロータ１５の用錐台形周辺壁２０に集る可能性の
あるすべての潤滑剤もしくは異物、または半径方向フラ
ンジ３５．３６と環状フランジ１９．４９との間の相互
作用によって静的に密封される予定のすべての潤滑剤寸
たは異物が軸１１の始動時に。

円錐台形環状フランジ１９．１１９の下側及びロータ１
５の周辺表面２０に沿って半径方向フランジ３５−３６
からドレンポート２６の方へ遠ざかるように移動する。

結果として、そのような潤滑剤または異物は、半径方向
フランジ３５．３６が第う図の静的密封状態から第４図
の動的密封位置°へ軸方向に内方に移動するとき、半径
方向フランジ３５、う６の接触密封表面２５．１１６に
沿って半径方向に外方に通過しない。捷だ、動的密封を
生ずるために用いられるポンプ作用が軸の回転が右回り
捷たは左回りのいずれであっても起るということも認め
るべきである。

上述のように軸受絶縁シール１は、シール１の外部側面
及び内部側面の両方において、すなわち外部端１８と軸
受ケースの内部に面するステータケースリング１６の端
において、シールが垂直または水平に向けられた軸につ
いているかどうかに関係なく、充液状態のもとて静的及
び動的密封の両方を考慮している。しかし、はとんどの
ポンプの適用分野のような多くの適用分野において、シ
ールの両側で、充液状態のもとで静的及び動的密封が達
成できることが必要ではない。このような適用分野の場
合、第７図に示されているシール１が単一の半径方向フ
ランジ３５だけを備え、ステータケースリング１６がも
はや環状フランジ１１９を備えていないことがわかる。

従って、第７図に示されているシールの左側は一元液状
態のもとで静的及び動的の両方の密封を達成できるし、
−万一右側は、静的及び動的に密封されるか、充液状態
のもとでは密封されない。

特に、対応するポンプみぞ３１１と同じ半径方向の内側
に半径方向に押付けて推進し、ドレンポート２６を経て
排出し、一方、静的状態のもとでは一密封し、接触密封
表面２５が円錐台形環状フランジ１９の端にもたれて密
封する。一方、シールの右側においては、金属シェル１
０の半径方向フランジ１１２が短くされてリング１６の
ドレンポート２６が重力排液を生ずることができるよう
にするために、内側半径方向面部分ｌＩイの端に移され
た。

さらに、ステータケースリング１）■の周辺壁５２方に
容易に移動できるようにするためにステータきに傾斜し
ている。任意選択的に、凹ん、だロータランジがなくて
も、端面２うと同様にしてポンプみぞを備えることがで
き、それはそのような任意選択的みぞがやはり動的状態
のもとで潤滑剤をドレンポート３６の方に向けるからで
ある。

第８図には一金属取付はシェルの使用を不要にすること
を可能にする第７図の実施例の変形が示されている。こ
の目的のために、ステータ５を軸受ケース１２に取付け
るために１対のＯリングシール５３，５１１が周辺壁５
２（ステータ５の軸方向の全長を走るように伸ばされて
いる）の環状みぞ５５．５６の中に配置されている。さ
お、ユニタリシールを作るために、ステータケースリン
グ１６が環状円盤として形成され、ステータケース表面
内に形成された環状みその中に所定の位置にばちんとは
められる。リング１６を所定の位置にばちんとはめるの
を容易にするために−リングの外側縁は、リングがばち
んとはまるみそと同じようにくさび状に外向きに傾斜の
ついた形のものであるのが好ましい。これらの相異点を
除けば、第８図の実施例は、構造及び動作において第７
図の実施例のものと同じである。

軸受絶縁シールを形成する部品の数を減らすもう一つの
手段として、ステータケースリングを金属取付はシェル
の役目を引継ぐように改造する代シに、金属取付はシェ
ルをステータケースリング１６の役目を引継ぐように改
造してもよい。そのような実施例は、第９図に示されて
いる。第９図かられかるように、金属取付はシェル１０
　は、それのフランジ４２が金属取付はシェルに一体に
されたステータケースリング１６と構造的に等価なもの
を構成するために引伸ばされ、ドレンポーる。サラに、
ステータケースリング１４の周辺壁ポート２６に近接し
て重力排液のためのドレンポを備えている。これらの相
違点を除けば、第９図の実施例は構造及び機能において
第７図のものと同じである。

普通の当業者には第７〜９図の実施例の特徴が第１〜６
図の実施例に適応できるし、その逆もまた云えることを
認めるはずである。例えば、第７〜９図の実施例のロー
タ１５のハブに見られる一定直径の周辺壁２００代９に
、この周辺表面を第゛１〜６図の実施例の周辺壁２０の
ように円錐台形に作ってもよいし、才たは周辺壁２０を
環状に作ってもよい（ロータハブのための円錐台形周辺
壁がステータケースリングの環状フランジに関連して用
いるのに好捷しいけれども）。なお−第１〜６図の実施
例を第８図に用いられたものに匹敵する方法で取付はシ
ェル１０の必要をなくすように改造することもできる。

〔発明の効果〕

本願発明は、以上に説明したように構成されているので
以下のような効果を奏する。

シールの構造は、ステータケースリングおよびロータに
軸方向に伸びる傾斜した環状フランジを形成し、ステー
タケースリングにドレンポートを設けたものなので、非
常に簡単であって経済的である。

軸にこのシールを取付けたとき心の狂いがあっても、′
＝！たは、軸を回転したとき、軸の心振れがあっても、
それらの軸の変位を許す空間を備えているので、本願の
シールは有効に作用する。

静的状態では、ステータケースリングおよびロータのフ
ランジとそれぞれに対応するロータおよびステータケー
スリングの壁との間の接触によって密封を行い、動的状
態では遠心力効果で密封部（２つ） 用を実現するので、動的状態で密封部に摩耗が生じず寿
命が長い。

さらに本願のシールは、充液状態でも静的および動的の
密封を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、軸受に隣接して回転軸に取付けられた本発明
による軸受絶縁シールを示す垂直断面図、第２図は、軸
取付け０リングを取除いた第１図のシールの拡大分解部
分断面図。 第５図は、右側半径方向フランジを本発明のある面を例
示するために改造し、シールが静的密封状態で示されて
いる第１図のシールの拡大部分垂直断面図、 第４図は、動的密封状態で第１図のシールを例示してい
る第う図と同様の図、 第５図は、第１図の実施例のシールのロータの垂直端面
図− 第６図は、第１図の線ｗ−Ｈに沿ってとった垂直断面図
、 第７図は、充液状態がシールの片側にだけ存在するとき
、使用に適する本発明による軸受絶縁シールの改造実施
例、 第８図は、金属取付はシェルの必要をなくすように改造
された第７図のものと同様のシール、第９図は、金属取
付はシェルの一部分にシールのステータケースの一部分
として働かせるように改造した第７図及び第８図の実施
例と同様の実施例である。 １−−シール、５−−ステーター　１０−一金属取付は
シェル、１１−一回転軸−１２−一軸受ケース−１３−
一軸受−１４，１６−−ステータケースリングー１５−
−ローター　１９．’１９−−環状フランジ、２６−−
ドレンポートーろキー−ポンピングみぞ、３５．３６−
一半径方向フランジ。 ＦＩＧ、　／。 ＋１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内側に半径方向に伸びる面を有するステータケース
   と、 前記半径方向に伸びる面に固定された大直径端から小径
   自由端まで半径方向にかつ軸方向に内方に伸びる事実上
   円錐台形の環状フランジと、 前記ステータケースの中に配置され、柔軟な周辺の半径
   方向フランジを有するロータとを備え、 前記半径方向フランジが前記ロータの周辺壁に固定され
   た小径端から静的状態のもとで前記ステータケースの前
   記半径方向に伸びる面と接触するようにバイアスをかけ
   られている大径自由端まで半径方向にかつ軸方向に外方
   に伸び、前記環状フランジの固定端と自由端の間にあり
   、静的密封状態のもとで前記環状フランジの前記自由端
   に押しつけて密封する接触密封表面を有し、 前記環状フランジは、前記ロータの回転によつて生じた
   遠心力が前記バイアスに打ち勝ち、ロータの半径方向の
   フランジの前記自由端を前記ステータケースの半径方向
   に伸びる面および前記接触密封面との接触から外れるよ
   うに変位させて前記ステータケースの環状フランジの自
   由端から離させるように構成されていることを特徴とす
   る回転軸軸受絶縁シール。 ２、前記円錐台形環状フランジの半径方向に内側に近接
   して配置された場所で前記内側に半径方向に伸びる面を
   定める前記ステータケースの壁にドレンポートが設けら
   れている請求項１に記載の回転軸軸受絶縁シール。 ３、前記ロータが前記ステータケースの前記半径方向に
   伸びる面の一部分に事実上平行にかつごく接近して位置
   決めされた端面を有し、前記で半径方向に伸びるポンピ
   ングみぞが前記ロータ端面と前記ステータケースの半径
   潤滑剤を推進する手段として形成されている、方向に伸
   びる面の前記部分との間に、動的状態のもとで前記ドレ
   ンポートを通して排出するために前記環状フランジの半
   径方向に内側に向けて入る請求項２に記載の回転軸軸受
   絶縁シール。 ４、前記ポンピングみぞがＶ形の断面積のものである請
   求項３に記載の回転軸軸受絶縁シール。 ５、前記ロータが前記ドレンポートに向かう方向に増加
   する直径の円錐台形周辺壁を有する請求項４に記載の回
   転軸軸受絶縁シール。 ６、前記ロータが前記ドレンポートに向かう方向に増加
   する直径の円錐台形周辺壁を有する請求項うに記載の回
   転軸軸受絶縁シール。 ７、前記ステータケースが互いに対向する関係にある第
   １および第２の前記内側の半径方向に伸びる面と、互い
   に対向する関係にある第１および第２の前記環状フラン
   ジを備え、前記ロータが第１および第２の前記半径方向
   フランジを備え、前記各半径方向フランジは、前記第１
   および第２の半径方向に伸びるフランジならびに前記第
   １および第２の環状フランジのそれぞれのフランジと共
   同作動する請求項３に記載の回転軸軸受絶縁シール。 ８、前記ステータケースが互いに鏡像関係に配置された
   １対の同一のステータケースリングで形成されている請
   求項７に記載の回転軸軸受絶縁シール。 ９、前記ステータケースリングがステータケースを軸受
   ケースに取付けるための取付けシェルによつて一つに固
   着されている請求項８に記載の回転軸軸受絶縁シール。 １０、前記ステータケースが互いに対向する関係にある
   第１および第２の前記内側の半径方向に伸びる面と、互
   いに対向する関係にある第１および第２の前記環状フラ
   ンジを備え、前記ロータが第１および第２の前記半径方
   向フランジを備え、前記各半径方向フランジは、前記第
   １および第２の半径方向に伸びるフランジならびに前記
   第１および第２の環状フランジのそれぞれのフランジと
   共同作動する請求項１に記載の回転軸軸受絶縁シール。 １１、前記ステータケースが互いに鏡像関係に配置され
   た１対の同一のステータケースリングで形成されている
   請求項１０に記載の回転軸軸受絶縁シール。 １２、前記ステータケースリングがステータケースを軸
   受ケースに取付けるための取付けシェルによつて一つに
   固着されている請求項１１に記載の回転軸軸受絶縁シー
   ル。 １３、前記半径方向のフランジが各れ前記遠心力に半径
   方向のフランジの前記変位を生じさせる手段として働く
   に十分な質量の軸方向に伸びる端部分を備えている請求
   項１０に記載の回転軸軸受絶縁シール。 １４、単一の前記環状フランジおよび単一の前記半径方
   向のフランジが設けられ、前記ステータケースが前記半
   径方向のフランジの前記環状フランジを有する内側に半
   径方向に伸びる面と反対側に配置された第２の内側に半
   径方向に伸びる面の周辺部分に複数の重力ドレンポート
   を有する請求項３に記載の回転軸軸受絶縁シール。 １５、前記環状フランジが周辺壁を有する第１のステー
   タケースリングに設けられ、前記周辺壁は前記ステータ
   ケースを軸受ケースに取付けるためのＯリングシールが
   配置されている外表面を有し、前記第２の内側の半径方
   向に伸びる表面が前記第１のステータケースリングの周
   辺壁の内側表面にある内側円周みぞの中にぱちんとはま
   る環状ディスク形第２のステータケースの内側表面によ
   つて形成されている請求項１４に記載の回転軸軸受絶縁
   シール。 １６、前記環状フランジは、周辺壁を有するステータケ
   ース内に設けられ、前記周辺壁は、前記ステータケース
   を軸受ケースに取付けるための金属取付けシェルに固着
   され、前記第２の内側の半径方向に伸びる表面は、前記
   金属取付けシェルの半径方向に内方に伸びるフランジの
   内側表面によつて形成されている請求項１４に記載の回
   転軸軸受絶縁シール。１７、前記周辺壁は、潤滑剤を前
   記重力ドレンポートへ案内する傾斜断面を有する請求項
   １６に記載の回転軸軸受絶縁シール。 １８、前記周辺壁は、潤滑剤を前記重力ドレンポートへ
   案内する傾斜断面を有する請求項１５に記載の回転軸軸
   受絶縁シール。 １９、前記周辺壁は、潤滑剤を前記重力ドレンポートへ
   案内する傾斜断面を有する請求項１４に記載の回転軸軸
   受絶縁シール。 ２０、前記半径方向のフランジが前記遠心力に半径方向
   のフランジの前記変位を生じさせる手段として働くに十
   分な質量の軸方向に伸びる端剖分を備えている請求項１
   ４に記載の回転軸軸受絶縁シール