JP3232682B2 - モータの回転軸密閉装置 - Google Patents

モータの回転軸密閉装置

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JP3232682B2
JP3232682B2 JP23676392A JP23676392A JP3232682B2 JP 3232682 B2 JP3232682 B2 JP 3232682B2 JP 23676392 A JP23676392 A JP 23676392A JP 23676392 A JP23676392 A JP 23676392A JP 3232682 B2 JP3232682 B2 JP 3232682B2
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JP
Japan
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motor
ball bearing
sensor
sealing device
shaft
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泰明 松下
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの回転軸密閉装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの回転軸密閉装置には接触
型のオイルシールやメカニカルシールや、非接触型のク
リアランスシールやラビリンスシール等が用いられてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
軸を貫通する穴を有する構造のモータに従来のシール方
法を用いる場合、次のような問題を有する。すなわち、
モータのセンサー部分を密閉、保護するために従来の接
触型のオイルシールを用いる場合、軸の面粗さ、軸の硬
さ、ケースのそのものの変更や組立精度が必要であり、
コストアップとなり、磨耗による寿命、摩擦トルクによ
る損失が大きい等の問題がある。このオイルシール法の
問題点を解決できる手段としてVリングを用いる方法が
あるが、回転軸の周速が規定以上達すればリップが浮き
磨耗による寿命や摩擦トルクによる損失等の問題は解決
できるが、通常のモータの使用域では規定以下となり、
Vリングのメリットを生かせない。一方、非接触型のク
リアランスシールやラビリンスシールはコンタミネーシ
ョンによる汚れはないが、耐圧、漏れ量、機械的精度保
持など仕様条件にかなりの規約があるため、モータセン
サー部分の密閉には不向きである。また、ボールベアリ
ングをケースに設けることでボールベアリングによりシ
ールすることが考えられるが、モータ部の2ヶ所とケー
ス部の3点支持となるため、ボールベアリングの組み立
て誤差によるコジレ等の影響大のため、組立精度をアッ
プする等、構造上大幅に変更する必要がある。
【0004】本発明は、本構成のモータに対し構造を大
幅に変更することもなく、低コストのモータの回転軸密
閉装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決するために、センサー部のケースとモータ軸と
の間の隙間を密閉するために、回転軸に固定されたシー
ル型ボールベアリングと、このシール型ボールベアリン
グとセンサー部のケースの間をシール型ボールベアリン
グの外輪に取り付けてあるゴムなどの樹脂で密閉する。
あるいは、シール型ボールベアリングの外輪をセンサー
部のケースに固定させ、シール型ボールベアリングの内
輪と回転軸との間をゴム等の樹脂を取り付けて回転軸と
の間を密閉する構成としたものである。
【0006】
【作用】このような構成によって、シール型ボールベア
リングの外輪と内輪は、ゴム等の樹脂で軸またはケース
の間で密閉され、各々がカバーおよび回転軸と一緒に回
転することになる。たとえば、シール型ボールベアリン
グの取付が少々偏心していたり、ケースの面に傾きがあ
ったとしても、ゴムの変形により吸収できるので、密封
性は損なわれない。さらに、ボールベアリング自体もシ
ール型を用いることによりシールが可能である。またゴ
ム等の緊迫力でシール型ボールベアリングに予圧がかか
るので、ベアリングの振動、騒音も抑えることができ
る。もちろん、摩擦部がないので低トルク、低損失であ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0008】図1にモータ全体の概略構造図を示す。モ
ータにはセンサー部2を有し、そのセンサー部2と外気
とを密閉するために図2に示すような密閉装置を有す
る。図2に示すように、回転軸3にシール型ボールベア
リング5が固定されており、このシール型ボールベアリ
ング5は回転軸方向に動かないように圧入、焼ばめ、接
着等で固定されている。このシール型ボールベアリング
の外輪5bとセンサー部のケース4とをゴム等の樹脂6
で密閉する。回転軸3とシール型ボールベアリングの内
輪5aは固定されており、シール型ボールベアリングの
内輪5aが回転しても、シール型ボールベアリングの外
輪5bはセンサー部のケース4に接触したゴム等の樹脂
6で固定されているため、シール型ボールベアリングの
外輪5bは回転しない。
【0009】また、もう1つの実施例として図3に示す
ように、センサー部のケース7にシール型ボールベアリ
ングの外輪5bを固定し、シール型ボールベアリングの
内輪5aと回転軸3の間をゴム等の樹脂8で固定するこ
とによっても同じ効果を得ることができます。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明のモータの回転軸
密閉装置は接触タイプの損失、音の発生、熱の発生、ゴ
ムの磨耗がなく、取付部の精度も従来のままで大きな変
更も必要なく、取付容易でかつ低トルク、低損失で回転
軸とカバーの空間を密閉することができ、実用上きわめ
て効果のある回転軸の密閉装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータ全体の概略構成図
【図2】本発明の一実施例における回転軸密閉装置を示
す断面図
【図3】本発明の他の実施例における回転軸密閉装置を
示す断面図
【符号の説明】
1 モータ部 2 センサー部 3 回転軸 4,7 センサー部のケース 5a シール型ボールベアリングの内輪 5b シール型ボールベアリングの外輪 5c ボールベアリングのシール 6,8 ゴム等の樹脂

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ回転軸を支持するボールベアリン
    グとケーシングとを有するモータ部と、モータの速度や
    位置などを検出するセンサー部と、このセンサー部を覆
    いモータ回転軸が貫通する孔部を有するセンサーケース
    とを備え、前記センサー部はセンサーケースとモータ回
    転軸との間に配置され、前記モータ回転軸に内輪を取り
    付けたシール型ボールベアリングと、前記シール型ボー
    ルベアリングの外輪に取り付けたゴム等の樹脂とでセン
    サーケースの孔部を密閉したモータの回転軸密閉装置。
  2. 【請求項2】 モータ回転軸を支持するボールベアリン
    グとケーシングとを有するモータ部と、モータの速度や
    位置などを検出するセンサー部と、このセンサー部を覆
    いモータ回転軸が貫通する孔部を有するセンサーケース
    とを備え、前記センサー部はセンサーケースとモータ回
    転軸との間に配置され、前記モータ回転軸にシール型ボ
    ールベアリングの内輪をゴム等の樹脂を介して固定、外
    輪をセンサーケースで直接保持することでセンサーケー
    スの孔部を密閉したモータの回転軸密閉装置。
  3. 【請求項3】 シール型ボールベアリングにゴム等の樹
    脂の緊迫力でシールをすると同時に予圧をかけた請求項
    1または2記載のモータの回転軸密閉装置。
JP23676392A 1992-09-04 1992-09-04 モータの回転軸密閉装置 Expired - Lifetime JP3232682B2 (ja)

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JP3444675B2 (ja) * 1994-12-08 2003-09-08 株式会社日立ユニシアオートモティブ 内燃機関の空燃比学習制御装置
JP5267780B2 (ja) * 2008-06-06 2013-08-21 株式会社ジェイテクト モータ及び電動パワーステアリング装置

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