JPH0557530U - 回転機軸受の油漏れ防止装置 - Google Patents

回転機軸受の油漏れ防止装置

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JPH0557530U
JPH0557530U JP49892U JP49892U JPH0557530U JP H0557530 U JPH0557530 U JP H0557530U JP 49892 U JP49892 U JP 49892U JP 49892 U JP49892 U JP 49892U JP H0557530 U JPH0557530 U JP H0557530U
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JP
Japan
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bearing
oil leakage
labyrinth seal
air chamber
air
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Withdrawn
Application number
JP49892U
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English (en)
Inventor
次雄 金子
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Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単、且つ、安価な構造で確実に軸受からの
油漏れを防止する。 【構成】 回転軸11を支持する軸受13に隣接して回
転部と固定部と間に曲がった通路16を形成して油漏れ
を防止するラビリンスシール14が設けられた回転機軸
受の油漏れ防止装置において、ラビリンスシール14の
軸受13の反対側に位置してラビリンスシール14やフ
ァンボス17、取付リング19によって通路16に連通
する空気室22を形成すると共に空気室22に空気を送
給するファン21を取付リング19の先端部に設け、回
転軸の回転時にファンが作動して空気室内に空気を送給
して空気室内の圧力を高くすることで空気室から軸受側
に空気の流れが発生させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転部と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れを防止するラビ リンスシールを利用した回転機軸受の油漏れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2には従来の回転機軸受の油漏れ防止装置を表す断面を示してある。
【0003】 図2に示すように、回転軸101は軸受102によって回転自在に支持されて おり、また、この軸受102に隣接した位置にラビリンスシール103が設けら れており、このラビリンスシール103によって油漏れが防止されている。この ラビリンスシール103において、回転軸101の外周部には周方向に沿う円板 状のフィン104が軸方向に複数(本実施例では2つ)設けられた筒状の回転側 ラビリンス105が取付けられる一方、固定側となる軸受箱106に内周部には 周方向に沿う円板状のフィン107が(本実施例では1つ)設けられた筒状の固 定側ラビリンス108が取付けられている。そして、各フィン104,107を 所定の遊隙gをもって互いに噛み合うように遊嵌している。
【0004】 而して、回転軸101の回転時に図2に矢印で示すような空気の流れが発生す ることで、軸受102の油が外部に漏れることが防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ラビリンスシールの場合、軸受箱106の内部の圧力が高くなると 、回転軸101と軸受102の間の軸貫通部分から微少ではあるが、オイルベー パが漏出してしまう。漏出したオイルベーパが長時間がたつと、装置の内側や外 側で液化してしまい、周辺部を汚染してしまうという問題があった。これを防止 するために、従来、多数の出願が提案されている。
【0006】 例えば、実開昭60−172059号公報に開示されたものや実開昭56−1 63818号公報に開示されたものがある。これらはいずれもラビリンスシール の通路に連通する連通口を形成すると共にこの連通口にエア配管し、エア供給源 からラビリンスシールの通路にエアを送給することで、このラビリンスシールか ら軸受側に空気の流れを作って軸受からのオイルベーパの漏出を防止しているも のである。なお、詳細は各公報を参照して頂きたい。
【0007】 ところが、このようにラビリンスシールに連通口を形成したり、エア配管する ことは面倒であると共に構造が複雑となり、且つ、ラビリンスシールとは別に空 気送給源が必要となり、装置自体が高価なものとなってしまうという問題があっ た。また、回転軸に熱膨張などを吸収するための軸方向の遊隙が大きい回転機に あっては、更に構造が複雑となってしまう。
【0008】 本考案はこのような問題を解決するものであって、簡単、且つ、安価な構造で 油漏れを防止した回転機軸受の油漏れ防止装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の回転機軸受の油漏れ防止装置は、回転軸 を支持する軸受に隣接して回転部と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れ を防止するラビリンスシールが設けられた回転機軸受の油漏れ防止装置において 、前記ラビリンスシールの前記軸受の反対側に位置して前記通路に連通する空気 室を形成すると共に該空気室に空気を送給するファンを設けたことを特徴とする ものである。
【0010】
【作用】
回転軸が回転すると、ファンが作動して空気室内に空気を送給する。すると、 空気室内の圧力が軸受の圧力よりも高くなって空気室から軸受側に空気の流れが 生じて軸受からの油の漏出が防止される。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1には本考案の一実施例に係る回転機軸受の油漏れ防止装置を表す断面を示 してある。
【0013】 図1に示すように、回転軸11は軸受箱12に取付けられた軸受13によって 回転自在に支持されている。また、ラビリンスシール14はこの軸受13の両側 (本実施例では片側のみ図示)に隣接して位置し、軸受箱12の延設部に取付け られ、このラビリンスシール14によって軸受13からの油漏れを防止している 。
【0014】 このラビリンスシール14は回転軸11の外周面と対向する内周面に本実施例 では2つの凹部15が形成され、両者の間には通路16が設けられている。また 、ラビリンスシール14に隣接する軸受13とは反対側の位置において、回転軸 11には円板状のファンボス17がこの回転軸11と一体回転できるように固結 され、このファンボス17の外周端部には複数の冷却ファンブレード18が取付 けられている。更に、このファンボス17のラビリンスシール14側の端面には 円筒状の取付リング19の基端部がボルト20によって固定され、その先端内周 面部にはラビリンスシール14の外周面に近接して複数のファン21が取付けら れている。従って、ここにラビリンスシール14及びファンボス17、取付リン グ19によって空気室22が形成され、ファン21は軸流ファンとしての機能を 有し、外部からこの空気室22内に空気を送給することができるようになってい る。
【0015】 而して、回転軸11が回転時すると、この回転軸11と共にファンボス17及 び冷却ファンブレード18が回転して図1に矢印Aで示すような空気の流れが発 生し、図示しない回転機を冷却することができる。また、回転軸11の回転と共 に取付リング19に取付けられたファン21が回転し、図1に矢印Bで示すよう な空気の流れが発生し、空気室22内の圧力が軸受箱12内よりも高くなる。す ると、図1に矢印Cで示すような空気の流れが発生し、軸受13からのオイルベ ーパの流出がなくなって油が回転機の内部及び外部に漏れることが防止される。 また、回転軸11が熱膨張などに対して予め設定された量だけ移動しても油の流 出を確実に防止できる。
【0016】 なお、上述の実施例において、ファン21を取付リング19を介してファンボ ス17に取付けたが、その取付位置や取付方法はこれらに限定されるものではな く、例えば、ファン21を直接回転軸に取付けてもよいものである。また、本実 施例では回転機の機内側(図1において右側)の油漏れ防止装置について説明し たが、機外側(図1において左側)の油漏れ防止装置も同様の構造となっており 、外部への油の流出を防止できる。
【0017】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の回転機軸受の油漏れ防止 装置によれば、回転軸を支持する軸受に隣接して回転部と固定部と間に曲がった 通路を形成して油漏れを防止するラビリンスシールが設けられた回転機軸受の油 漏れ防止装置において、ラビリンスシールの軸受の反対側に位置して通路に連通 する空気室を形成すると共に空気室に空気を送給するファンを設けたので、回転 軸が回転するとファンが作動して空気室内に空気を送給し、空気室内の圧力を軸 受の圧力よりも高くして空気室から軸受側に空気の流れが生じ、軸受からの油の 漏出を防止することとなり、簡単、且つ、安価な構造で確実に油漏れを防止する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る回転機軸受の油漏れ防
止装置を表す断面図である。
【図2】従来の回転機軸受の油漏れ防止装置を表す断面
図である。
【符号の説明】
11 回転軸 13 軸受 14 ラビリンスシール 16 通路 17 ファンボス 19 取付リング 21 ファン 22 空気室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を支持する軸受に隣接して回転部
    と固定部と間に曲がった通路を形成して油漏れを防止す
    るラビリンスシールが設けられた回転機軸受の油漏れ防
    止装置において、前記ラビリンスシールの前記軸受の反
    対側に位置して前記通路に連通する空気室を形成すると
    共に該空気室に空気を送給するファンを設けたことを特
    徴とする回転機軸受の油漏れ防止装置。
JP49892U 1992-01-10 1992-01-10 回転機軸受の油漏れ防止装置 Withdrawn JPH0557530U (ja)

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JP49892U JPH0557530U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 回転機軸受の油漏れ防止装置

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JP49892U JPH0557530U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 回転機軸受の油漏れ防止装置

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JPH0557530U true JPH0557530U (ja) 1993-07-30

Family

ID=11475427

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JP49892U Withdrawn JPH0557530U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 回転機軸受の油漏れ防止装置

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JP (1) JPH0557530U (ja)

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Effective date: 19960404