JP2011259576A - 立軸回転機用の油煙漏洩防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】立軸回転機用の油煙漏洩防止装置は、立軸回転機1の軸受カバー3の上面の中央部に設けられたオイルミストシール部4を若干の隙間を介して塞ぐとともにオイルミストシール部4と反対側に向けて送風するように、立軸回転機1の回転軸2の外周面に回転軸2の周方向に沿って等間隔に取り付けられた16枚の羽10と、16枚の羽10を若干の隙間を介して回転軸2の周方向に沿って取り囲むように立軸回転機1の軸受カバー3の上面に設けられた壁20とを具備する。
【選択図】図1
Description
その結果、立軸回転機1の同軸にある発電機の固定子や回転子または周辺機器に油が付着して空気中の塵埃を吸着し、絶縁性能に悪影響を及ぼしている。
また、油の付着により立軸回転機1の周辺が汚損されるとともに滑り易くなって作業上の危険要因となっている。
また、下記の特許文献2には、運転時のシール性能を向上させるとともに運転/停止が繰り返されても潤滑油の漏れを防止できるようにするために、回転ラビリンス側に可動羽根機構と潤滑油戻り機構とを設け、可動羽根機構が、回転停止時には可動羽根部がバネの付勢力により雌ねじ部に案内されて回転しながら上方へ移動して流路開閉部で潤滑油戻り流路を閉鎖し、回転時には羽根部に作用する風圧によりバネの付勢力に抗して可動羽根部が雌ねじ部に案内されて回転しながら下方へ移動して流路開閉部が潤滑油戻り流路を開放し、潤滑油戻り機構が、回転停止時には球がバネの付勢力により径方向の内方に移動して潤滑油戻り流路を閉鎖し、回転時には球に作用する遠心力により、球がバネの付勢力に抗し径方向の外方に移動して潤滑油戻り流路を開放するようにした、立軸回転機のラビリンスシール構造が開示されている。
ここで、前記複数枚の羽を若干の隙間を介して前記回転軸の周方向に沿って取り囲むように前記立軸回転機の前記軸受カバーの上面に設けられた壁(20)をさらに具備してもよい。
前記複数枚の羽が、前記回転軸の外周面に取り付けられるバンド(30)を用いて該回転軸に取り付けられ、前記複数枚の羽がそれぞれ、直方体形状の羽本体(11)および該羽本体の末端側に取り付けられた羽取付部材(12,12’)を備え、前記バンドの羽取付面側に、前記羽取付部材が嵌入される羽取付部材嵌入孔(30a,30a’)が該バンドの長手方向に沿って所定の間隔で形成されており、前記羽取付部材の前記羽本体と反対側の面の中央部に、ねじ(40)と螺合するねじ穴(12a)が形成されており、前記バンドの前記羽取付面と反対側の面側の前記羽取付部材嵌入孔の中央部に、前記ねじを挿入させるためのねじ挿入孔(30b)が形成されていてもよい。
前記羽取付部材(12’)の外周面に、凹凸条が形成されており、前記羽取付部材嵌入孔(30a’)の内周面に、前記羽取付部材の前記凹凸条と相補関係にある他の凹凸条が形成されていてもよい。
(1)軸受カバーの上面の中央部に設けられたオイルミストシール部を若干の隙間を介して塞ぐように複数枚の羽を回転軸の周方向に沿って等間隔に取り付けたり、複数枚の羽を回転軸の周方向に沿って取り囲む壁を軸受カバーの上面に設けたりするだけでよいため、簡単な構造で潤滑油の油煙の漏洩を防止できる。
(2)潤滑油の油煙の漏洩を防止できるため、立軸回転機の付属品の油による潤滑・汚損、絶縁性能の劣化、周辺の汚損および作業上の危険要因を解消できる。
(3)潤滑油の油煙を壁に当てて液化したのちに軸受油槽に戻すことができるため、潤滑油の減少を防止できるとともに、潤滑油の補給回数を減らすことができる。
本発明の一実施例による立軸回転機用の油煙漏洩防止装置は、図1(a),(b)に示すように、立軸回転機1の軸受カバー3の上面の中央部に設けられたオイルミストシール部4を若干の隙間(たとえば、数cm程度)を介して塞ぐとともにオイルミストシール部4と反対側に向けて(すなわち、下向きまたは斜め下向きに)送風するように立軸回転機1の回転軸2の外周面に回転軸2の周方向に沿って等間隔に取り付けられた16枚の羽10と、16枚の羽10を若干の隙間(たとえば、数cm程度)を介して回転軸2の周方向に沿って取り囲むように立軸回転機1の軸受カバー3の上面に設けられた壁20とを具備する。
16枚の羽10は、回転軸2の外周面に取り付けられるバンド30(図2(b)参照)を用いて回転軸2に取り付けられる。
そのため、図2(a)に示すように、各羽10は、直方体形状の羽本体11と、羽本体11の末端側(同図の図示右側)に取り付けられた羽取付部材12とからなり、また、図2(b)に示すように、バンド30の表面(羽取付面)側には、羽10の羽取付部材12が嵌入される16個の羽取付部材嵌入孔30aが、バンド30を回転軸2に取り付けたときに22.5°間隔となる16個の位置にそれぞれ形成されている。
また、羽取付部材12の羽本体11と反対側の面の中央部には、ねじ40(図2(c)参照)と螺合するねじ穴12aが形成されており、バンド30の裏面側の羽取付部材嵌入孔30aの中央部には、ねじ40を挿入させるためのねじ挿入孔30bが形成されている。
(手順1)図2(c)に示すように、羽10の羽取付部材12をバンド30の羽取付部材嵌入孔30aに嵌入したのち、所望の風圧および向きで送風するように羽本体11の角度調整を行う。
(手順2)図2(d)に示すように、バンド30のねじ挿入孔30bからねじ40を挿入したのち、ねじ40を回して羽取付部材12に形成されたねじ穴12aと螺合させることにより、羽10をバンド30に取り付ける。
(手順3)手順1および手順2を繰り返すことにより、残りの15枚の羽10をバンド30に取り付ける。
(手順4)立軸回転機1の回転軸2の16枚の羽10を取り付ける位置に16枚の羽10を取り付けたバンド30を巻き付けたのち、バンド30の両端をボルトおよびナットなどのバンド固定手段を用いて固定する。
これにより、30°間隔で羽本体11の角度調整を行うことができる。
また、立軸回転機用の油煙漏洩防止装置は壁20を具備したが、羽10の長さを長くすれば、壁20を具備しなくても潤滑油6の油煙がオイルミストシール部4から外へ漏洩しないようにすることができる。
2 回転軸
3 軸受カバー
4 オイルミストシール部
5 軸受油槽
6 潤滑油
7 軸受
10 羽
11 羽本体
12,12’ 羽取付部材
12a ねじ穴
12b 突起
20 壁
30 バンド
30a,30a’ 羽取付部材嵌入孔
30b ねじ挿入孔
30c 突起
40 ねじ
Claims (4)
- 立軸回転機(1)用の油煙漏洩防止装置であって、
前記立軸回転機の軸受カバー(3)の上面の中央部に設けられたオイルミストシール部(4)を若干の隙間を介して塞ぐとともに該オイルミストシール部と反対側に向けて送風するように、該立軸回転機の回転軸(2)の外周面に該回転軸(2)の周方向に沿って等間隔に取り付けられた複数枚の羽(10)を具備することを特徴とする、立軸回転機用の油煙漏洩防止装置。 - 前記複数枚の羽を若干の隙間を介して前記回転軸の周方向に沿って取り囲むように前記立軸回転機の前記軸受カバーの上面に設けられた壁(20)をさらに具備することを特徴とする、請求項1記載の立軸回転機用の油煙漏洩防止装置。
- 前記複数枚の羽が、前記回転軸の外周面に取り付けられるバンド(30)を用いて該回転軸に取り付けられ、
前記複数枚の羽がそれぞれ、直方体形状の羽本体(11)および該羽本体の末端側に取り付けられた羽取付部材(12,12’)を備え、
前記バンドの羽取付面側に、前記羽取付部材が嵌入される羽取付部材嵌入孔(30a,30a’)が該バンドの長手方向に沿って所定の間隔で形成されており、
前記羽取付部材の前記羽本体と反対側の面の中央部に、ねじ(40)と螺合するねじ穴(12a)が形成されており、
前記バンドの前記羽取付面と反対側の面側の前記羽取付部材嵌入孔の中央部に、前記ねじを挿入させるためのねじ挿入孔(30b)が形成されている、
ことを特徴とする、請求項1または2記載の立軸回転機用の油煙漏洩防止装置。 - 前記羽取付部材(12’)の外周面に、凹凸条が形成されており、
前記羽取付部材嵌入孔(30a’)の内周面に、前記羽取付部材の前記凹凸条と相補関係にある他の凹凸条が形成されている、
ことを特徴とする、請求項3記載の立軸回転機用の油煙漏洩防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010130762A JP5676925B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | 立軸回転機用の油煙漏洩防止装置 |
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JP2010130762A JP5676925B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | 立軸回転機用の油煙漏洩防止装置 |
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JP5676925B2 JP5676925B2 (ja) | 2015-02-25 |
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Family Applications (1)
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JP2010130762A Active JP5676925B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | 立軸回転機用の油煙漏洩防止装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5694027A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-30 | Fuji Electric Co Ltd | Bearing |
JPH0557530U (ja) * | 1992-01-10 | 1993-07-30 | 株式会社明電舎 | 回転機軸受の油漏れ防止装置 |
JPH0644366U (ja) * | 1992-11-13 | 1994-06-10 | 東芝エンジニアリング株式会社 | 立軸回転機 |
JP2009065743A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-26 | Toyota Motor Corp | ブラシモータユニット用油分侵入防止構造 |
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2010
- 2010-06-08 JP JP2010130762A patent/JP5676925B2/ja active Active
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JPS5694027A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-30 | Fuji Electric Co Ltd | Bearing |
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JP2009065743A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-26 | Toyota Motor Corp | ブラシモータユニット用油分侵入防止構造 |
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JP5676925B2 (ja) | 2015-02-25 |
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