JPH042771Y2 - - Google Patents

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JPH042771Y2
JPH042771Y2 JP11415786U JP11415786U JPH042771Y2 JP H042771 Y2 JPH042771 Y2 JP H042771Y2 JP 11415786 U JP11415786 U JP 11415786U JP 11415786 U JP11415786 U JP 11415786U JP H042771 Y2 JPH042771 Y2 JP H042771Y2
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JP
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main shaft
spindle
main
bearing
fluid
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JP11415786U
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は平面研削盤や半導体ウエフアーのダイ
シングおよびスライシング装置等に用いられる流
体静圧軸受を備えた外周回転型スピンドルの構造
に関する。
〔従来の技術〕
従来より知られている外周回転型スピンドルと
しては、例えば第2図に示すような、空気静圧軸
受を用いたスピンドルがありこの図を用いて説明
する。第2図に従来例の空気静圧軸受を用いた外
周回転型スピンドルの断面図を示す。
外周回転型スピンドルは両端をスピンドルホル
ダー108,109にて支持された主軸102と
静圧空気軸受によつて保持された回転部材101
から構成されている。さらに主軸102の給気管
路に104より供給された加圧空気は、空気室1
05を経て多孔質材料よりなる軸受面103の微
小穴を通過して、空気静圧軸受を構成している。
空気は主軸102と回転部材101のすきま10
6,107から大気中に放出されるため回収管路
は不要である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
空気静圧軸受を用いたスピンドルは、負荷容量
が小さく剛性が一般に低く、高剛性にするために
は、軸受すきまを通常は5〜10μmに設定する必
要があり、加工精度を厳しく管理しなければなら
ず、製造コストが高くなる等の問題点がある。
一方、油静圧軸受を外周回転型スピンドルに用
いた場合、空気静圧軸受のすきま5〜10μmに対
して10〜20μmに設定すれば、負荷容量も大きく
高剛性の実用上支障のないスピンドルが得られる
が、油静圧軸受の作動油と加工液の混入を防ぐた
めに、作動油の回収管路が必要であり、かつスピ
ンドルの主軸に作動油の供給および回収管路をス
ペース効率よく配置する必要がある。
また油静圧軸受の作動油と加工液の混入を防止
するためにエアーシールを用いたときは、空気の
供給管路もスピンドルの主軸に形成する必要があ
る。
さらに油静圧軸受では、油は空気の約1000倍粘
度が高いため、摩擦発熱が空気静圧軸受より大き
くなり、スピンドルの熱変形を低減するために、
スピンドル部を冷却する必要がある。
本考案の目的は、油静圧軸受のための作動油の
供給管路と回収管路およびエアーシール用の空気
の供給管路をスペース効率良く配置し、スピンド
ル部の冷却も考慮した構造の高剛性で加工精度向
上に寄与できる外周回転型スピンドルを提供する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案においては、
油静圧軸受の作動油の回収管路を主軸の軸方向の
中央部に設け、この回収管路の周縁部に油静圧軸
受の作動油の供給管路と、エアーシール用の空気
の供給管路を形成し、主軸のスペースを効率的に
利用した構造とした。
さらに油静圧軸受の摩擦発熱によるスピンドル
の熱変形を低減するために、冷却用の油を回収管
路の排出側の対向面より導入した。
また加工精度向上を図る目的のために、工具を
ラジアル軸受の中央でかつスラスト軸受の近傍に
取付ける、構造とした。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本考案の外周回転型スピンドルの構造
を示したもので、第1図aは正面断面図、第1図
bは主軸部の右側面図、第1図cは主軸部の左側
面図である。
駆動プーリと工具取付部材17よりなる回転部
材14はスピンドルホルダー21,22で両端を
支持された主軸11a,11bの外周をベルト1
5により回転し、かつ回転部材14は油静圧ラジ
アル軸受12a,12bと油静圧スラスト軸受1
3a,13bにより主軸11a,11bに保持さ
れている。
工具16は工具取付部材17を介してラジアル
軸受12a,12bの中央部でかつスラスト軸受
13a,13bの近傍の回転部材14に取付ける
構造となつている。
油静圧軸受の作動油は油圧タンク32から油圧
ポンプ33を用いて主軸11a,11bの軸方
向の中央部に設けた主回収管路30の周縁部に形
成された供給管路20を通り油静圧ラジアル軸受
の絞り23a,23bおよび油静圧スラスト軸受
の絞り24a,24bに供給している。
一方、回転部材14の回転による摩擦発熱によ
り温度上昇した作動油は、回収支管路25,2
6,27,28,29を通り主回収管路30を経
て、油圧タンク32に回収される。
油圧ポンプ34は油温コントローラ35で冷
却された作動油をスピンドル冷却用供給管路31
を経て、主回収管路30の排出側の対向面に形成
した導入口38から導入することにより、主軸1
1a,11bを冷却し熱変形を防止する構造とな
つており、温度上昇した作動油と混合して、主回
収管路30内の作動油の冷却を行つた後、作動油
は回収管路39を通り油圧タンク32に回収され
る。
空気供給管路36,37よりエアーシール用の
空気の供給を行なう構造とし、エアーシール部4
0a,40bで油静圧軸受の作動油の漏れおよび
加工液との混入を防止している。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように本考案によれば、
油静圧軸受の作動油の供給と回収のための管路お
よびエアーシール用の空気の供給管路を、限られ
たスペースの外周回転型スピンドルの主軸に効率
よく配置できる。
また冷却された油を主回収管路内に導入するこ
とにより作動油の温度上昇を押え、スピンドルの
熱変形を低減することができる。
さらに工具をラジアル軸受の中央部で、かつス
ラスト軸受の近傍に設けることにより、加工時に
発生する例えば研削抵抗に対しても充分な剛性を
得ることができ、加工精度向上に寄与するなど実
用上の効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の外周回転型スピンドルの実施
例を示し、第1図aは断面図、第1図bは主軸部
の右側面図、第1図cは主軸部の左側面図であ
る。第2図は従来例の空気静圧軸受を用いた外周
回転型スピンドルの断面図である。 11a,11b……主軸、14……回転部材、
20……供給管路、30……主回収管路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端を支持され静圧軸受用の流体供給部を形
    成した主軸と、工具取付部材と駆動プーリによ
    つて構成される回転部材を備えた外周回転型ス
    ピンドルの構造において、前記主軸の軸方向の
    中心部に静圧軸受用流体を回収するための主回
    収管路とこの主回収管路の周縁部に前記流体を
    供給する供給管路およびエアーシールに用いる
    空気供給管路を形成したことを特徴とする外周
    回転型スピンドルの構造。 (2) 主軸は主回収管路の排出側の対向面から冷却
    用流体を導入するための導入口を設けたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の外周回転型スピンドルの構造。
JP11415786U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH042771Y2 (ja)

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JP11415786U JPH042771Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JP11415786U JPH042771Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JPS6321558U JPS6321558U (ja) 1988-02-12
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JP6008135B2 (ja) * 2013-06-10 2016-10-19 トヨタ自動車株式会社 回転軸装置

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