JPH0555804B2 - - Google Patents

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JPH0555804B2
JPH0555804B2 JP62300494A JP30049487A JPH0555804B2 JP H0555804 B2 JPH0555804 B2 JP H0555804B2 JP 62300494 A JP62300494 A JP 62300494A JP 30049487 A JP30049487 A JP 30049487A JP H0555804 B2 JPH0555804 B2 JP H0555804B2
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Hidekazu Imamura
Keiichi Noda
Toshihiko Sasaki
Kazuo Watanabe
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ロータリエンコーダやリニアエンコ
ーダのような光電式エンコーダ、または、マグネ
スケールのような磁気式エンコーダを用いて、寸
法測定、回転角度測定、位置検出などを行う計測
装置に係り、特に高分解能の計測装置に関する。
<従来の技術> 従来、測長機や工作機械などにおいて、精密測
長、回転角度測定、位置検出などを電気的に行う
ためにロータリエンコーダやリニアエンコーダの
ような光電式エンコーダなどを用いた計測装置が
広く使用されており、特に、この種の装置には、
測定精度の向上のために高分解能のエンコーダが
要求されている。
周知のように、光電式ロータリエンコーダは、
多数の格子目盛が放射状に形成された回転スリツ
ト板を介して光検出を行うことによつて、回転ス
リツト板の回転角度量に応じた数のパルス信号を
出力している。したがつて、ロータリエンコーダ
の分解能は、回転スリツト板の1回転当たりに得
られるパルス数によつて決まる。そこで、高分解
能を要求されるロータリエンコーダでは、回転ス
リツト板に形成される格子目盛の数を多くするこ
とにより、1回転当たりのパルス数を増して、分
解能を高めるようにしていた。
しかし、同一径の回転スリツト板において、格
子目盛の数を増していくと、これに伴い格子間隔
を狭く設定しなければならないが、格子の刻み精
度の関係上、格子間隔を狭くすることには限度が
ある。そのため、この種のロータリエンコーダで
は、格子間隔をあまり狭くすることなく、その数
を増やすために、回転スリツト板の径を大きくし
ており、その結果、ロータリエンコーダが大型化
するという問題点がある。
一方、光電式リニアエンコーダの場合、その動
作原理はロータリエンコーダと同様ではあるが、
格子目盛が直線状に形成されたスケールを介して
光検出を行つている関係上、ロータリエンコーダ
のように外径を大きくすることによつて分解能を
上げるというわけにはいかない。そのため、分解
能を上げるために、格子目盛の間隔を小さく設定
せざるを得ない。しかし、格子目盛の間隔をあま
り小さくすると上述したような格子の刻み精度の
問題のみならず、光の回折現象の影響を多く受
け、信号対雑音比(SN比)が低下するという問
題点も生じる。
このように光電式エンコーダの格子目盛を細分
化することにより、分解能を上げることには種々
の問題があるので、格子目盛の間隔は適当な値に
止めておき、光検出された信号を処理することに
よつて分解能を上げる手段として抵抗分割法が提
案されている。
抵抗分割法は、例えば機械設計第26巻第6号
(1982年5月号)第46頁図5にも記載されている
ように周知の技術ではあるが、その概要を以下に
述べる。なお、ここでは、リニアエンコーダの光
検出信号を抵抗分割する場合の例について説明す
るが、ロータリエンコーダの場合も同様である。
第12図は、リニアエンコーダの概略構成を示
した斜視図である。
同図において、1は主スケール、21,22は主
スケール1と若干の間隔を隔てて相対移動可能に
形成された副スケール(インデツクススケール)
である。主スケール1には、多数のスリツトが直
線状に配列された格子目盛が形成されており、格
子目盛の間隔は例えば、20μmに設定されている。
副スケール21,22には、主スケール1の格子目
盛と対向する数個のスリツトがそれぞれ形成され
ている。主スケール1と副スケール21,22とを
挟んで、発光ダイオード31,32と受光素子41
2とが対向して配置されている。発光ダイオー
ド31,32から照射された光を、主スケール1と
副スケール21,22を介して受光素子41,42
検出したときに、各光検出信号の位相差が90度に
なるように、副スケール21、22の間隔が調整さ
れている。
第13図は、抵抗分割法を使用した従来例の回
路図である。
図において、11および12は増幅器、13は
反転増幅器を示している。第12図に示したリニ
アエンコーダからは、第14図aに示すように第
1光検出信号と、第1光検出信号と90度の位相差
をもつ第14図bに示すような第2光検出信号と
が出力される。第1光検出信号は増幅器11に、
第2光検出信号は増幅器12にそれぞれ与えられ
る。反転増幅器13には、増幅器11の出力が与
えられる。増幅器11および12、反転増幅器1
3の各出力は、抵抗R1〜R8から構成される抵抗
ラダー回路14に与えられる。これにより、第1
光検出信号は、位相が1/5周期ずつ遅れた5個の
信号に、第2光検出信号も同様な5個の信号にそ
れぞれ分割されて出力される。
これらの分割された信号は、波形整形回路15
で波形整形された後、2相変換論理回路16に与
えられて、第14図c,dに示すようにA相、B
相信号にそれぞれ変換される。A相、B相信号
は、第1、第2光検出信号の1/5の周期で、90度
の位相差をもつている。即ち、第1、第2光検出
信号の1周期は、リニアエンコーダの格子目盛の
間隔である20μmの長さに相当するから、A相信
号およびB相信号の1周期は4μmに相当する。
さらに、A相、B相信号を論理回路17に与え
て、各信号のエツジを検出することにより、第1
4図eに示すような、周期がさらに1/4になつた
信号を得ることができる。この信号によれば、1
周期が最初の光検出信号の1/20になるから、1周
期は1μmに相当する。
このようにして分割された信号のパルス数が次
のように計数される。即ち、論理回路17の出力
信号はアツプ・ダウンカウンタ18のクロツク信
号として入力される。一方、A相、B相信号は、
論理回路17とともに方向弁別回路19に与えら
れる。方向弁別回路19は、リニアエンコーダの
スケールの進み方向に応じたA相信号とB相信号
の位相関係により、HレベルまたはLレベルの切
り換え信号を発生する。この切り換え信号がアツ
プ・ダウンカウンタ18の制御端子に与えられ
て、アツプ/ダウンが切り換えられることによ
り、リニアエンコーダの進み量に応じた計数値が
得られる。したがつて、アツプ・ダウンカウンタ
18の計数値に、論理回路17の出力信号の1周
期に相当する最小分割長さ(この例では、1μm)
を乗算することによつて、スケールのトタール移
動量を高い精度で測定することができる。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、上述した従来例によると、次の
ような問題点がある。
即ち、第13図に示した従来装置において分解
能をさらに向上させようとすると、抵抗ラダー回
路14の段数を増やして分割数を多くする必要が
あり、これに伴い、波形整形回路15や2相変換
論理回路16の構成も拡大させる必要が生じる。
このように従来装置を用いて、高い分解能を得よ
うとすると、装置全体の構成が複雑化するという
問題がある。しかも、分解能を向上させるために
は、高精度の抵抗器で抵抗ラダー回路14を構成
しなければならなず、一般的な抵抗器の精度を考
えれば、あまり高い分解能を期待することができ
ないという問題点もある。
本発明は、このような問題点を解決するために
なされたものであつて、比較的に簡単な構成によ
つて高い分解能を得ることができる、エンコーダ
を用いた計測装置を提供することを目的としてい
る。
<問題点を解決するための手段> 第12図において説明したような光電式エンコ
ーダに形成されるスリツトの形状が理想的な矩形
状であれば、主スケール1のスリツトSL1と副ス
ケール21,22のスリツトSL2の重なり部分は第
2図aにおいて斜線領域で示すようにスケールの
相対移動量に比例して増減するから、各受光素子
1,42の光検出信号の波形は、理想的には第2
図bに鎖線で示すような三角波形になるはずであ
る。しかし、実際には、各スケールのスリツト
SL1,SL2を通過する光の回折や光束分布、およ
び、受光素子41,42の感度の指向性などの特性
により、第2図bに実線で示すように光検出信号
の波形は丸みを帯び、三角関数波形(正弦波形あ
るいは余弦波形)に極めて近似した波形となる。
本発明は、このようなエンコーダの検出信号の波
形が三角関数波形に極めて近似していることに着
目してなされたものである。
以下、第1図を参照して、本発明の構成を説明
する。
第1検出信号と第2検出信号(以下、総称する
場合は、検出信号Sと言う)とを出力するエンコ
ーダ21を用いて寸法測定、回転角度測定、位置
検出などを行う計測装置であつて、前記エンコー
ダ21は、測定対象との相対的な機械的変位に伴
つて機械的に変位する入力手段(例えば、リニア
エンコーダのスケール)の変位量を前記第1検出
信号および第2検出信号のサイクル数および位相
θに変換するものであり、前記第1検出信号およ
第2検出信号は、0〜90度で0から単調増加、90
〜180度で0まで単調減少、180〜270度で0から
単調減少、270〜360度で0まで単調増加する関数
またはその位相をずらせた関数であつて、かつ、
前記両信号は90度の位相差があつて合同な波形の
周期関数であり、さらに、計測の開始および終了
のタイミングT1,T2を与えるタイミング発生手
段22と、前記計測開始のタイミングT1が与え
られてから、測定終了のタイミングT2が与えら
れるまでの間に、エンコーダ21から出力された
検出信号Sのサイクル数Nを計数する計数手段2
3と、前記検出信号Sを三角関数波形と見立て
て、前記各タイミングT1,T2が与えられたとき
の前記検出信号Sの値から、計測開始および計測
終了時における前記検出信号Sの1サイクル内の
位相α1,α2(例えば、<単位ラジアン>)をそれぞ
れ後述するように算出する位相算出手段24と、
前記検出信号Sの1サイクルに相応する寸法また
は回転角度の単位情報Pを設定する単位情報設定
手段25と、前記サイクル数Nと計測終了時の位
相に対応するサイクル数との加算値(上例では、
N+α2/2π)から、計測開始時の位相に相応す
るタイクル数を差し引いた値(上例では、N+
α2/2π−α1/2π)に、前記単位情報Pを乗算し
てトータル量〔上例では、(N+α2/2π−α1
2π)P〕算出するトータル量算出手段26とを
具備したことを特徴としている。
位相算出手段24は、前記第1検出信号を正弦
波と、前記第2検出信号を余弦波と見立てて、各
検出信号の1サイクル内を8等分した領域A1
A8に分け、各領域ごとに位相算出用の演算式を
次のように予め定めておき、 A1……θ=tan-1|sin θ/cos θ| A2……θ=π/2−tan-1|cos θ/sin θ| A3……θ=π/2+tan-1|cos θ/sin θ| A4……θ=π−tan-1|sin θ/cos θ| A5……θ=π+tan-1|sin θ/cos θ| A6……θ=3/2π−tan-1|cos θ/sin θ| A7……θ=3/2π+tan-1|cos θ/sin θ| A8……θ=2π−tan-1|sin θ/cos θ| 計測の開始および終了のタイミングが与えられ
たときの第1検出信号および第2検出信号の各値
の大小関係から、そのときの両検出信号の位相が
前記8個の領域の何れにあるかをそれぞれ判断
し、前記判断された領域に該当する演算式におけ
るsin θに前記第1検出信号の値を、cos θに前
記第2検出信号の値をそれぞれ代入して、計測開
始および計測終了時における各位相θ(α1,α2))
をそれぞれ算出する。
<作用> 第2図c,dに例示的に示した波形図を参照し
て、本発明の作用を説明する。
まず、単位情報設定手段25によつて、検出信
号Sの1サイクルに相当する寸法または回転角度
の単位情報Pが設定される。例えば、寸法測定な
どを行う場合には、検出信号Sの1サイクルに相
当する寸法が入力され、回転角度測定を行う場合
などには、検出信号Sの1サイクルに相当する角
度が単位情報Pとして設定される。
そして、例えば、エンコーダ21から、第2図
cに示すような検出信号Sが出力されているとす
る。第2図dに示すような計測開始のタイミング
T1が、タイミング発生手段22から計数手段2
3と位相算出手段24とに与えられる。計数手段
23は、タイミングT1が与えられることにより、
検出信号Sのサイクル数Nの計数を開始する。
一方、位相算出手段24は、検出信号Sを三角
関数波形と見立てて、タイミングT1が与えられ
たときの検出信号Sの値から計測開始時の位相α1
を算出する。これは、計測開始時において、検出
信号Sの位相が必ずしも零でないから、その分だ
け計数手段23の計数値を後に補正することが必
要だからである。
次に、第2図dに示すような計測終了のタイミ
ングT2がタイミング発生手段22から与えられ
る。これにより計数手段23は検出信号Sのサイ
クル数の計数動作を停止する。また、位相算出手
段24は、タイミングT2が与えられたときの、
検出信号Sの1サイクル内の位相α2を、前記位相
α1の場合と同様に算出する。
位相算出手段22は、次のようにして位相α1
α2を算出する。第8図を参照する。同図に示すよ
うに、第1検出信号を正弦波(sin θ)と、第2
検出信号を余弦波(cos θ)と見立てて、各検出
信号の1サイクル内を8等分した領域A1〜A8
分ける。そして、計測開始および終了のタイミン
グが与えられたときの第1検出信号(sin θ)と
第2検出信号(cos θ)との大小関係から、その
時の両検出信号の位相が前記8個の領域A1〜A8
の何れにあるかをそれぞれ判断する。このように
して判断された領域に対する演算式を、上記した
8個の演算式群の中から選び出し、sin θに計測
開始および終了時の第1検出信号の値を、cos θ
に計測開始および計測終了時の第2検出信号の値
をそれぞれ代入して、計測開始および計測終了時
における各位相α1,α2を算出する。
トータル量算出手段26は、計数手段23によ
つて計数された計数値Nに、計測終了時の位相α2
に対応するサイクル数を加算し、その加算値(N
+α2/2π)から計測開始時の位相α1に対応する
サイクル数を差し引くことによつて計数値を補正
し、その減算値(N+α2/2π−α1/2π)に単位
情報Pを乗算してトータル量(N+α2/2π−
α1/2π)Pを算出する。
このように、本発明に係るエンコーダを用いた
計測装置は、エンコーダ21の検出信号Sを三角
関数波形と見立てて、計測開始時および計測終了
時の位相を算出して、計数手段23の計数値を補
正している。したがつて、本発明に係る計測装置
の計測精度は、主として検出信号Sの実際の波形
と理想的な三角関数波形との誤差によつて定まる
が、上述したように検出信号Sは三角関数波形に
極めて近似しているので、本発明に係る計測装置
の計測精度は極めて高くなる。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第3図は、本発明の一実施例に係るリニアエン
コーダを用いた寸法測定装置の構成の概略を示し
たブロツク図である。
図示しないリニアエンコーダからは、90度の位
相差がある第1光検出信号S1と第2光検出信号S2
とが出力される。第1光検出信号S1は増幅器31
に、第2光検出信号S2は増幅器32にそれぞれ与
えられる。増幅器31の出力はサンプルホールド
回路33に、増幅器32の出力はサンプルホール
ド回路34にそれぞれ与えられる。各サンプルホ
ールド回路33,34の出力は、切り換え回路3
5を介してアナログ・デジタル変換器(A/D変
換器)36に与えられる。
各光検出信号S1,S2をデジタル信号に変換する
ためのA/D変換器は、各光検出信号S1,S2ごと
に設けてもよい。しかし、二つのA/D変換器を
使用した場合に、それらのA/D変換器の間に生
じ得る変換出力の差の問題を無くするために、本
実施例では、切り換え回路35によつて、サンプ
ルホールド回路33,34の各出力を直列化し、
これを一つのA/D変換器36に与えて信号変換
を行つている。
また、同様に光検出信号S1,S2のサンプリング
のズレによる計測誤差を無くするために、本実施
例では同じタイミングパルスをサンプルホールド
回路33,34に与えることによつて、サンプリ
ングのタイミングを同一にしている。
一方、増幅器31の出力の一部は波形整形回路
37に、増幅器32の出力の一部は波形整形回路
38にそれぞれ与えられる。波形整形回路37お
よび38の出力S3およびS4は、各々、方向判別部
39の入力端子IA,IBに入力され、また、方向判
別部39の出力SUおよびSDは、各々、アツプ・
ダウンカウンタ42のUP端子およびDOWN端子
に与えられる。アツプ・ダウンカウンタ42の出
力は、データラツチ回路43に与えられる。
上述したA/D変換器36およびデータラツチ
回路43は入出力インターフエイス47を介して
中央演算処理装置(CPU)44に接続されてい
る。CPU44は、後述するように寸法算出のた
めに必要な種々の演算などを行う。CPU44に
関連してRAM45およびROM46がある。
RAM45は、A/D変換器36やデータラツ
チ回路43から与えれた計測データの他、キーボ
ード48によつて設定される単位情報などを記憶
する。ここで、単位情報とは、光検出信号S1,S2
の1サイクルに相当する寸法をいう。本実施例の
場合、リニアエンコーダの格子目盛のピツチ寸法
が単位情報に該当する。なお、ROM46には、
演算処理などに必要なプログラムが格納されてい
る。
さらに、CPU44は、入出力インターフエイ
ス47を介して、計測開始のタイミングを与える
ためのスタートスイツチSW1、計測終了のタイ
ミングを与えるためのストツプスイツチSW2、
計測結果を表示するための表示器49などに接続
されている。CPU44は、スイツチSW1,SW
2が押されたことに基づき、計測開始および終了
を示すタイミングパルスT1,T2や切り換え回路
35に与える切り換え信号を出力する。このタイ
ミングパルスT1,T2は、サンプリングのタイミ
ングとしてORゲート50を介してサンプルホー
ルド回路33,34に与えられる他、アツプ・ダ
ウンカウンタ42のリセツト用およびデータラツ
チ回路43のラツチタイミング用としても用いら
れる。
次に、上述したような計測装置を備えたテーブ
ル型測長機を、第4図および第5図を参照して説
明する。
第4図において、符号60はテーブル型測長機
全体を示し、この測長機60は、基枠61の上に
設けられたテーブル62と、テーブル62上に設
けられた撮像用のテレビカメラ63を搭載した移
動機構66と、移動機構66のX方向の移動量お
よびY方向の移動量を読み取り出力する計測装置
80と、テレビカメラ63に接続したモニタ用の
テレビジヨン64とを具備している。
テーブル62は、乳白色の光拡散板とその上に
重ねて設けたガラス板とを組み合わせた透孔板6
5と、この透孔板65の下側に配置した複数の照
明用蛍光灯(図示せず)とを有し、透孔板65上
に載置したシート状原板などの被側定物(図示せ
ず)を下方より照明するように構成されている。
移動機構66は、テーブル62の左右両側部に
並設した1対のレール67と、このレール67に
掛け渡され、Y方向に移動可能に設けられた架台
68と、架台68上のレール69に沿つてX方向
に移動可能に設けられ、テレビカメラ63を固定
支持した基台70と、それぞれ架台68および基
台70を駆動伝達機構(図示せず)を介して移動
する駆動ハンドル71,72とを具備しており、
前記透孔板65と平行なX−Y平面内でテレビカ
メラ63を移動することができるように構成され
ている。
計測装置80は、駆動機構66のX方向の移動
量とY方向の移動量とを読み取る二つのリニアエ
ンコーダ(第5図にY方向の取り付け図を示す)
に接続されている。計測装置80は、第3図にお
いて説明した構成を備え、そのパネル面に測定結
果を表示するための表示器49、計測の開始およ
び終了のタイミングを与えるためのスイツチSW
1,SW2、単位情報を設定するためのキーボー
ド48などが配置されている。
また、第5図において、符号90はY方向の移
動量を検出するためのリニアエンコーダであつ
て、主スケールが収納されたスケール本体91
は、一方のレール67に固定して取り付けられて
おり、副スケールや信号を取り出すための回路部
分が収納された移動部92は、ブラケツト93を
介して架台68の下部に連結されている。X方向
の移動量を検出するリニアエンコーダの取り付け
も同様に行われるが、この場合、移動部が基台7
0に連動するように取り付けられる。
次に上述した構成を備えた実施例の動作を、第
6図および第7図を参照して説明する。なお、こ
の実施例では、第3図に示した鎖線部分の構成が
X方向およびY方向にそれぞれ設けられる(一方
は図示を省略)。X方向およびY方向の計測は同
様に行われるから、ここではX方向の計測手順に
ついてだけ説明する。第6図は、計測時における
CPU44の動作手順を示したフローチヤート、
第7図は各部の動作波形図である。
計測開始に先立つて、オペレータがキーボード
48を操作することによつて、単位情報が設定さ
れる。例えば、格子目盛のピツチが20μmのリニ
アエンコーダを使用した場合、単位情報として
20μmが設定され、この単位情報は、計測装置8
0内のRMA45に記憶される。
次にオペレータは、駆動ハンドル71,72に
操作して被測定物の位置合わせを行う。例えば、
この実施例では、テレジヨン64の中央部分に縦
横のスケールが映し出されている。オペレータ
は、被測定物において測定しようとする例えば、
画線の一端を縦方向のスケール上に一致させる。
被測定物の位置合わせが終わると、オペレータ
によつてスタートスイツチSW1が押される。第
6図のステツプ#1に示したように、CPU44
は、スタートスイツチSW1が押されたか否かを
監視している。スタートスイツチSW1が押され
たと判断した場合は、第7図cに示すような計測
開始のタイミングパルスT1を出力する(ステツ
プ#2)。
タイミングパルスT1がアツプ・ダウンカウン
タ42に与えられると、その計数値がリセツトさ
れる。一方、タイミングパルスT1はORゲート5
0を介してサンプルホールド回路33,34に与
えられる。これにより、第7図a,bに示すよう
な計測開始時の光検出信号S1の値D11がサンプル
ホールド回路33に、光検出信号S2の値D12がサ
ンプルホールド回路34にそれぞれ保持される。
次に、オペレータがハンドル71,72を操作
して駆動機構66を介してテレビカメラ63を駆
動させ、テレビジヨン64上のカーソルを測定対
象である画線のもう一方の端に移動させる。この
とき、駆動機構66のX,Y方向の移動量が二つ
のリニアエンコーダによつてそれぞれ検出され
る。第7図a,bは、そのX方向のリニアエンコ
ーダから出力された光検出信号S1,S2を示してい
る。
以下、光検出信号S1,S2のサイクル数の計数動
作について説明する。
第1光検出信号S1を与えられた波形整形回路3
7は、これを波形整形して第7図dに示すような
パルス信号S3に出力する。一方、波形整形回路3
8は、第7図eに示すようなパルス信号S4を出力
する。ハンドル71の操作によつて、テレビカメ
ラ63が正のX方向(第4図における右方向)に
移動している場合、第7図d,eのように、パル
ス信号S3は、パルス信号S4よりも90度だけ位相が
進んでいる。
一方、ハンドル71の操作によつて、テレビカ
メラ63が、負のX方向(第4図における左方
向)に移動している場合は、パルス信号S4の位相
が、パルス信号S3よりも90度進む。
方向判別部39は、このS3とS4の位相関係を判
別し、前者の場合はOU端子よりカウントアツプ
のパルス信号SUを、また、後者の場合はOD端子
よりカウントダウンのパルス信号SDを出力し、ア
ツプ・ダウンカウンタ42はこれらの出力パルス
を計数する。
このようにして、アツプ・ダウンカウンタ42
から、テレビカメラ63のX方向移動量に応じた
計数値Nが出力される。
次に、前述したタイミングパルスT1が出力さ
れることに基づいて行われる、計測開始時の位相
算出動作について説明する。
第6図に戻つて、ステツプ#2においてタイミ
ングパルスT1が出力された後、ステツプ#3に
進み、データ切り換え信号がCPU44から切り
換え回路35に出力される。この切り換え信号に
基づき、切り換え回路35はサンプルホールド回
路33の出力を、その次にサンプルホールド回路
34の出力を、A/D変換器36に出力する。各
出力は、デジタル信号に変換されて、CPU44
に出力される。
ステツプ#4において、CPU44はデジタル
信号に変換された、計測開始時の各光検出信号
S1,S2のサンプリングデータD11,D12を読み込
む。これらのデータD11,D12は、RAM45に記
憶され(ステツプ#5)、次に説明するような手
順によつて、計測開始時の位相θ1が算出される。
以下、第8図を参照して説明する。
位相算出にあたつて、第1光検出信号S1は正弦
波形(sin θ)と、第2光検出信号S2は余弦波形
(cos θ)とそれぞれ見立てられる。そして、各
波形の1サイクル内(0〜2π)を、π/4の間
隔で8つの領域A1〜A8に分割し、任意時刻にお
ける位相が、どの領域に属しているかを、次のよ
うにして判別する。
即ち、 (1) sin θ≧0、cos θ>0であつて、 |sin θ|<|cos θ|の場合は領域A1 |sin θ|≧|cos θ|の場合は領域A2 (2) sin θ>0、cos θ≦0であつて、 |sin θ|>|cos θ|の場合は領域A3 |sin θ|≦|cos θ|の場合は領域A4 (3) sin θ≦0、cos θ<0であつて、 |sin θ|<|cos θ|の場合は領域A5 |sin θ|≧|cos θ|の場合は領域A6 (4) sin θ<0、cos θ≧0であつて、 |sin θ|>|cos θ|の場合は領域A7 |sin θ|≦|cos θ|の場合は領域A8 のように判別する。
このようにして、任意時刻における位相の属す
る領域が判別されると、任意時刻における位相θ
は、次に示すように各領域A1〜A8ごとに定めら
れた演算式から容易に求めることができる。
A1……θ=tan-1|sin θ/cos θ| A2……θ=π/2−tan-1|cos θ/sin θ| A3……θ=π/2+tan-1|cos θ/sin θ| A4……θ=π−tan-1|sin θ/cos θ| A5……θ=π+tan-1|sin θ/cos θ| A6……θ=3/2π−tan-1|cos θ/sin θ| A7……θ=3/2π+tan-1|cos θ/sin θ| A8……θ=2π−tan-1|sin θ/cos θ| したがつて、第6図に示すステツプ#6の位相
θ1の算出過程では、RAM45に記憶された第1
光検出信号S1の計測開始時のサンプリングデータ
D11(sin θに該当)と第2光検出信号S2のサンプ
リングデータD12(cos θに該当)との大小関係
に基づき、まず、計測開始時における位相θ1が属
する領域を判別し、該当領域の演算式のsin θに
第1光検出信号S1のサンプリングデータD11を、
cos θに第2光検出信号S2のサンプリングデータ
D12を、それぞれ代入することによつて、計測開
始時の位相θ1を算出することができる。第9図
は、上述したような位相算出の手順を示したフロ
ーチヤートである。
以下、第6図に戻つて説明を行う。
ステツプ#6において、計測開始時の位相θ1
算出すると、この位相θ1をRAM45に記憶する
(ステツプ#7)。
次にストツプスイツチSW2が押された否かを
判断する(ステツプ#8)。オペレータは、ハン
ドル71,72を操作してテレビジヨン64のカ
ーソルを、測定しようとしている線幅の終端に一
致させると、ストツプスイツチSW2を押す。
ストツプスイツチSW2が押されたと判断する
と、CPU44は第7図cに示すような計測終了
を示すタイミングパルスT2を出力する(ステツ
プ#9)。これにより、計測終了時におけるアツ
プ・ダウンカウンタ42の計数値Nがデータラツ
チ回路43にラツチれれる。一方、タイミングパ
ルスT2がORゲート50を介して、サンプルホー
ルド回路33,34に与えられることにより、第
7図a,bに示すような計測終了時における第1
光検出信号S1および第2光検出信号S2の値D21
D22が保持される。
そして、CPU44は、前述したステツプ#3
〜ステツプ#7と同様の手順によつて、計測終了
時の位相θ2を算出して、これをRAM45に記憶
する(ステツプ#10〜ステツプ#14)。また、デ
ータラツチ回路43にラツチされた計数値Nを読
み込み(ステツプ#15)、これをRAM45に記
憶する(ステツプ#16)。
以上のようにして、計測開始時の位相θ1,θ2
よび計数値NがRAM45に記憶されると、次
に、これらの位相θ1,θ2,計数値Nおよび先に設
定された単位情報PをRAM45から読み出し
(ステツプ#17)、トータル量の算出を次のように
して行う(ステツプ#18)。
計測対象である例えば、線幅のトータル長さを
Lとすると、トータル長さLは、計数値Nと計測
終了時の位相θ2に対応するサイクル数との加算値
からの計測開始時の位相θ1に対応するサイクル数
を差し引いた値に、単位情報Pを乗算した値にな
るから、次式から容易にLを算出することができ
る。
L=(N+θ2/2π−θ1/2π)×P ただし、位相θ1,θ2は、ラジアンで算出されて
いるものとする。また、位相θ1,θ2が角度で算出
されている場合は、当然ながら L=(N+θ2/360−θ1/360)×P で、Lを算出する。
このようにして、トータル長さLを算出する
と、その計測結果を表示器49に表示し(ステツ
プ#9)、一連の計測処理を終了する。なお、Y
方向についても同様の計測処理が行われる。
また、計測開始時および終了時の各位相に対応
するサイクル数の計算は、位相算出手段で行い、
その値をRAM45に記憶し、トータル量計算時
にその値を読み出すようにすれば、上式では不要
となる。
上述した実施例では、計測の開始および終了の
タイミングを与える手段として、オペレータによ
つて操作さるスイツチSW1,SW2をそれぞれ
用いたが、以下のようにして計測の開始および終
了のタイミングを自動的に発生させるようにして
もよい。
例えば、第4図において説明したように、テレ
ビカメラ63を用いて被測定物を撮像している場
合、テレビカメラ63の移動に伴つて、被測定物
を撮像した映像信号が得られる。この映像信号を
第10図に示すようなエツジ検出回路を通すこと
によつて、計測開始および終了のタイミングパル
スT1,T2を容易につくることができる。なお、
第10図において、101は波形整形回路、10
2は遅延回路、103は排他的論理和(Ex−
OR)回路であり、第11図に画線幅Wを測定し
た場合の各部の動作波形を示す。
また、第3図に示した実施例では、単位情報の
設定手段としてキーボード48を用いたが、これ
は例えば、デジタルスイツチなどによつて単位情
報を設定するものであつてもよい。
さらに、上述の実施例では、単位情報として光
検出信号の1サイクルに相当する寸法を設定した
が、単位情報の形態は、必ずしもこれに限定され
るものではない。例えば、格子目盛のピツチが2
0μmのリニアエンコーダを使用した場合、従来
のエンコーダでよく行われるように、1サイクル
を分割して読み取り単位を設定するような場合
は、その分割態様に合わせて、単位情報として、
光検出信号の1サイクル内の分割数M(例えば、
分割数200)と、最小単位長さR(例えば、分割数
が200の場合、Rは0.1μm)とを個別に設定して
もよい。このように分割数および最小単位長さR
を単位情報として設定した場合、トータル量の算
出は次式に基づいて行われる。
L=(N・M+θ2・M/2π−θ1・M/2π)×R また、上述の実施例では、計測の開始および終
了のタイミングが与えられたときにのみ、光検出
信号の1サイクル内の位相をそれぞれ算出するよ
うに説明したが、本発明はこれに限られるもので
はない。例えば、計測の開始および終了のタイミ
ングとは別に、一定周期の繰り返しパルスをサン
プルホールド回路33,34などに与えることに
よつて、このパルスが出力されるごとに位相を逐
次算出する。一方、例えば測長機のデーブル上の
任意点を予め原点として設定しておき、この原点
からの座標(即ち、原点からの距離)を光検出信
号のサイクル数と前記算出された位相および単位
情報によつて逐次算出する。そして、計測開始の
タイミング与えれたときの座標値と、計測終了の
タイミングが与えられたときの座標値との差を取
ることによつて、被測定物の座標値とともに、そ
のトータル長さを算出するようにしてもよい。
また、実施例では光電式リニアエンコーダを使
用した寸法測定を例にとつて説明したが、本発明
は、光電式のロータリエンコーダを使用して回転
角度を測定する場合や、位置決め検出などを行う
場合にも容易に適用することができる。
さらに、本発明は光電式エンコーダだけではな
く、検出信号が三角関数波形と見立てることがで
きるようなエンコーダ全般、例えばマグネスケー
ルのような磁気式エンコーダにも適用することが
できる。
<発明の効果> 以上の説明から明らかなように、本発明に係る
エンコーダを用いた計測装置は、エンコーダの検
出信号を三角関数波形と見立てて、少なくとも計
測開始時および計測終了時の位相を算出し、これ
らの位相によつて計数手段の計数値を補正するこ
とに基づいて、トータル量を算出している。一般
にエンコーダの検出信号の波形は、三角関数波形
に極めて近似しているから、計測開始時および計
測終了時の位相を精度よく算出することができ
る。したがつて、本発明に係るエンコーダを用い
た計測装置よれば、高い分解能を得るために従来
装置のように構成が複雑化することがなく、比較
的に簡単な構成によつて、高い分解能を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示したブロツク図、第
2図は本発明の作用説明に供する波形図、第3図
は本発明の一実施例の概略構成を示したブロツク
図、第4図は第3図に示した計測装置が適用され
る測長機の外観斜視図、第5図は第4図に示した
測長機におけるリニアエンコーダの取り付け構造
の説明図、第6図は前記実施例の動作手順を示し
たフローチヤート、第7図は前記実施例の各部の
動作波形図、第8図は前記実施例における位相算
出手段の原理を示した説明図、第9図は前記位相
算出手順を示したフローチヤート、第10図は計
測開始および終了のタイミングを発生する手段の
別実施例、第11図は第10図に示した実施例の
動作波形図、第12図はリニアエンコーダの概略
構成図、第13図は従来例に係る抵抗分割法を使
用した装置の概略ブロツク図、第14図は第13
図に示した従来例の動作波形図である。 21……エンコーダ、22……タイミング発生
手段、23……計数手段、24……位相算出手
段、25……単位情報設定手段、26……トータ
ル量算出手段、33,34……サンプルホールド
回路、36……A/D変換器、39……方向判別
部、42……アツプ・ダウンカウンタ、43……
データラツチ回路、44……CPU、45……
RAM、46……ROM、48……キーボード、
SW1……スタートスイツチ、SW2……ストツ
プスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1検出信号と第2検出信号とを出力するエ
    ンコーダを用いて寸法測定、回転角度測定、位置
    検出などを行う計測装置であつて、 前記エンコーダは、測定対象との相対的な機械
    的変位に伴つて機械的に変位する入力手段の変位
    量を前記第1検出信号および第2検出信号のサイ
    クル数および位相θに変換するものであり、 前記第1検出信号および第2検出信号は、0〜
    90度で0から単調増加、90〜180度で0まで単調
    減少、180〜270度で0から単調減少、270〜360度
    で0まで単調増加する関数またはその位相をずら
    せた関数であつて、かつ、前記両信号は90度の位
    相差があつて合同な波形の周期関数であり、さら
    に、 計測の開始および終了のタイミングを与えるタ
    イミング発生手段と、 前記計測開始のタイミングが与えられてから、
    測定終了のタイミングが与えられるまでの間に、
    エンコーダから出力された検出信号のサイクル数
    を計数する計数手段と、 前記第1検出信号を正弦波と、前記第2検出信
    号を余弦波と見立てて、各検出信号の1サイクル
    内を8等分した領域A1〜A8に分け、各領域ごと
    に位相算出用の演算式を次のように予め定めてお
    き、 A1……θ=tan-1|sin θ/cos θ| A2……θ=π/2−tan-1|cos θ/sin θ| A3……θ=π/2+tan-1|cos θ/sin θ| A4……θ=π−tan-1|sin θ/cos θ| A5……θ=π+tan-1|sin θ/cos θ| A6……θ=3/2π−tan-1|cos θ/sin θ| A7……θ=3/2π+tan-1|cos θ/sin θ| A8……θ=2π−tan-1|sin θ/cos θ| 計測の開始および終了のタイミングが与えられ
    たときの第1検出信号および第2検出信号の各値
    の大小関係から、そのときの両検出信号の位相が
    前記8個の領域の何れにあるかをそれぞれ判断
    し、前記判断された領域に該当する演算式におけ
    るsin θに前記第1検出信号の値を、cos θに前
    記第2検出信号の値をそれぞれ代入して、計測開
    始および計測終了時における各位相θをそれぞれ
    算出する位相算出手段と、 前記各検出信号の1サイクルに相応する寸法ま
    たは回転角度の単位情報を設定する単位情報設定
    手段と、 前記サイクル数と、計測終了時の位相に対応す
    るサイクル数との加算値から、計測開始時の位相
    に対応するサイクル数を差し引いた値に、前記単
    位情報を乗算してトータル量を算出するトータル
    量算出手段と、 を具備したことを特徴とするエンコーダを用いた
    計測装置。
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