JPH0733134Y2 - 光学式変位検出装置 - Google Patents

光学式変位検出装置

Info

Publication number
JPH0733134Y2
JPH0733134Y2 JP1989073540U JP7354089U JPH0733134Y2 JP H0733134 Y2 JPH0733134 Y2 JP H0733134Y2 JP 1989073540 U JP1989073540 U JP 1989073540U JP 7354089 U JP7354089 U JP 7354089U JP H0733134 Y2 JPH0733134 Y2 JP H0733134Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
light receiving
optical displacement
light
receiving section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989073540U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0314420U (ja
Inventor
和男 白鳥
一正 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP1989073540U priority Critical patent/JPH0733134Y2/ja
Publication of JPH0314420U publication Critical patent/JPH0314420U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0733134Y2 publication Critical patent/JPH0733134Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Transform (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は3格子システムの光学式変位検出装置に係り、
特に、3つの格子のうちの一つを受光素子で兼用したコ
ンパクトな構造の光学式変位検出装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕 工作機械等においては、固定部材と移動部材との間の相
対変位量を測定する手段として、光学式変位検出器が用
いられることがある。第6図は、従来最も良く知られて
いる光学式変位検出器を示している。この装置におい
て、照明系1から出た光はインデックススケール2上の
刻線を通り、メインスケール3の刻線を経て光電変換素
子4に入るようになっている。そして光電変換素子4に
入射する光はメインスケール3の移動に伴って明暗を生
じ、該光電変換素子4はこの変化を検出して出力する。
この装置における明暗のコントラストは、インデックス
スケール2とメインスケール3の刻線の間隔が広くなる
と低下し、また照明系1によっても異なってくる。
かかる問題点を改良する方法として、3枚の格子を使用
する方法がある。第7図は、3枚の格子5,6,7の重なり
合いの変化を利用する3格子システム(threegrating s
ystem)を示す図である。第1格子5と第2格子6の間
隔をL1、第1格子5と第3格子7の間隔をL2とすると、
この3格子システムを用いれば、第6図の例に比べて格
子間隔L1,L2を大きく設定できるため、機構的に余裕が
生じる。そして、第1,第2,第3格子5,6,7の各ピッチを
それぞれP1,P2,P3とし、L2/L1=mとすると、P2=P1
×(m+1)/mであれば、第1格子5の移動に伴なって
第3格子7の位置にピッチがP1×(m+1)の明暗が生
じる。これを第3格子7の後方に設けた光電変換素子8
によって検出し、周期的に変化する電気信号としてとり
出すことで測定対象の変位が検出できる。
次に、第8図は、特開昭63-249015号に記載されている
光学式変位検出器である。この検出器は前記3格子シス
テムに改良を加えたものであり、格子ピッチ等のパラメ
ータを適宜に設定することによって第1格子9の透過光
が含む高調波を選択的に使用し、これによって分解能の
向上を図ったものである。第8図に示すように、第1格
子9と第2格子10の間隔をu、第1格子9と第3格子11
の間隔をvとし、第1格子9のピッチP1を基本ピッチr
のm倍とする。そして第1格子9におけるm次高調波の
幾何学的に拡大された影像のピッチの整数倍を第3格子
11のピッチ とし、さらにこれにあわせて第2格子10のピッチP2を図
示のように と定める。これによって第1格子9のm次高調波が選択
され、受光素子12のプリアンプ13において基本ピッチr
に等しい検出信号が得られるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した3格子システムによれば、照明系1は拡散光で
よく又、格子間隔を大きく設定できる等の利点を有する
が、その反面、2格子の場合に比べて部品点数が増える
ため、広いスペースが必要となり、製造コストが上昇す
るという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の光学式変位検出装置は、光源と、所定ピッチで
格子状に配設した2組の受光素子を有する受光部と、前
記光源と前記受光部の間に配設され、それぞれ所定のピ
ッチを有し、前記受光部に対して相対移動可能な2つの
格子とを備えて成る光学式変位検出装置において、1枚
の透光性基板の両面に前記2つの格子のそれぞれが形成
されていることを特徴とする。
〔作用〕
2つの格子と、3つめの格子を構成する受光部の受光素
子とによって3格子システムが構成される。光源からの
光は、これら周期的な3つの格子によって制限され、受
光部からは格子の相対変位に応じた周期的な検出信号が
出力される。
〔実施例〕
本考案は、3格子システムの光学式変位検出装置におい
て、1つの格子を、所定ピッチで格子状に配設した受光
素子で兼用したことを基本的前提とするものである。ま
ず、このような光学式変位検出装置の基本的な構成と作
用について第1図〜第4図を参照して説明する。
第1図に示すように、光源である照明系20の前方には、
透光性基板の一方の面に所定ピッチの第2格子21を形成
したインデックススケール22が設けられている。インデ
ックススケール22のさらに前方には、透光性基板の一方
の面に所定ピッチの第1格子23を形成したメインスケー
ル24が移動自在に設けられている。そしてメインスケー
ル24の前方には、第3格子としての格子状の受光素子25
を有する受光部26が設けられている。第2図に示すよう
に、この受光部26は、所定のピッチPで格子状に配設さ
れた2組の受光素子25a,25bを有しており、各組の受光
素子25a,25bは配線部27,28によってそれぞれ共通に接続
されている。両組の受光素子25a,25bは互いに1/4Pずれ
てくし歯状に組合わされて配設されており、両受光素子
25a,25bからは電気的に90°位相がずれた2相信号(A
相信号及びB相信号)を得ることができるようになって
いる。また、受光部26には受光量を検出する帯状の受光
素子29が形成されており、信号出力の中点を検出するこ
とによって照明系20のコントロールを行なうことができ
るようになっている。
第1図に示すように、インデックススケール22の第2格
子21とメインスケール24の第1格子23の間隔をL1、メイ
ンスケール24の厚さをt、メインスケール24と受光部26
の間隔をL2aとし、メインスケール24の屈折率をnとす
ると、メインスケール24の第1格子23と受光部26との光
学的距離L2はt/n+L2aとなる。なお、これら距離L1,L2
や各格子21,23のピッチ、そして受光素子25のピッチ等
のパラメータは〔従来の技術〕の項で説明した3格子シ
ステムと同様の考え方で設定すればよい。
以上の構成において、メインスケール24を移動させれ
ば、照明系20から照射された光は、インデックススケー
ル22の第2格子21とメインスケール24の第1格子23を経
て受光部26に達する。受光部26の両受光素子25a,25bか
らは互いに90°(1/4波長)位相がずれた2相信号(A
相信号及びB相信号)が出力され、これによって分解能
の高い測定が可能になると共に、メインスケール24とイ
ンデックススケール22の相対的な移動方向が検出可能と
なる。
受光部26における受光素子25の配設パターンとしては、
第3図に示すように、第2図に示すような受光量の検出
部をもたないものでもよい。また、第4図に示すよう
に、A相信号を出力するピッチPの受光素子30と、B相
信号を出力するピッチPの受光素子31とを、5/4Pの間隔
をおいて一列の格子状に並べたパターンであってもよ
い。
このように3格子システムの光学式変位検出装置におい
て1つの格子を受光素子で兼用すれば、従来の2格子シ
ステムと同等の部品点数で3格子システムを実現でき、
製造コストの低減を達成できる。さらに、3格子システ
ムであるから格子間の距離を比較的大きくとることがで
き、部品の組立精度が低くても所望の検出精度を実現で
きる。
次に、以上説明した光学式変位検出装置を前提とする本
考案の一実施例について第5図を参照して説明する。こ
の実施例では、第1格子40と第2格子41が、共通部材で
ある1枚の透光性基板としてのメインスケール42上の両
面にそれぞれ形成されている。照明系20及び受光部26の
構成は第1図を参照して説明した光学式変位検出装置と
同様である。本考案の実施例によれば、まず1つの格子
を格子状の受光素子で兼用した3格子システムの光学式
変位検出装置としての作用・効果が得られる。さらに第
1格子40と第2格子41を1枚の基板上に構成したので、
第1格子と第2格子を形成する基板の枚数を減らすこと
ができ、部品点数の削減によって寸法上及び製造コスト
上さらに有利となる。
〔考案の効果〕 本考案の光学式変位検出装置は、3格子システムにおい
て、1つの格子を受光素子で兼用している。従って本考
案によれば、3格子システム型の光学式変位検出装置で
ありながら、2格子システム型の装置と同様の少い部品
点数で製作することができ、製造コストの低減を達成す
ることができた。さらに、受光素子以外の2つの格子の
それぞれを、1枚の透光性の基板の両面に形成したの
で、部品点数をさらに減少させて装置全体の寸法形状を
小さくすると共に製造コストを低減させることができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が前提とする3格子システムの光学式変
位検出装置の基本構造を示す平面図、第2図は第1図に
示す装置の受光部における受光素子のパターンを示す
図、第3図及び第4図は同受光部における受光素子の他
のパターン例を示す図、第5図は本考案の一実施例を示
す平面図、第6図は2格子システムの従来の光学式変位
検出装置を示す平面図、第7図は従来の3格子システム
の光学式変位検出装置を示す模式的平面図、第8図は従
来の3格子システムの光学式変位検出装置を示す平面図
である。 20……光源としての照明系、41……第2格子、40……第
1格子、25,25a,25b,30,31……受光素子、26……受光
部、42……透光性基板としてのメインスケール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、所定ピッチで格子状に配設した2
    組の受光素子を有する受光部と、前記光源と前記受光部
    の間に配設され、それぞれ所定のピッチを有し、前記受
    光部に対して相対移動可能な2つの格子とを備えて成る
    光学式変位検出装置において、1枚の透光性基板の両面
    に前記2つの格子のそれぞれが形成されていることを特
    徴とする光学式変位検出装置。
JP1989073540U 1989-06-26 1989-06-26 光学式変位検出装置 Expired - Lifetime JPH0733134Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989073540U JPH0733134Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26 光学式変位検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989073540U JPH0733134Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26 光学式変位検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0314420U JPH0314420U (ja) 1991-02-14
JPH0733134Y2 true JPH0733134Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31612442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989073540U Expired - Lifetime JPH0733134Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26 光学式変位検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733134Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4588227B2 (ja) * 2000-02-03 2010-11-24 株式会社ミツトヨ 変位測定装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6224315U (ja) * 1985-07-26 1987-02-14
JPH068737B2 (ja) * 1987-04-03 1994-02-02 株式会社ミツトヨ 光学式変位検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0314420U (ja) 1991-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4465373A (en) Encoder
JPH0132450B2 (ja)
JPH0131127B2 (ja)
JPH01180615U (ja)
JPH0245126B2 (ja)
JPH07286861A (ja) 光学変換器および方法
CN1979096B (zh) 光电式编码器
CN106949837B (zh) 一种阶梯形光电传感器阵列高灵敏度的光栅尺
JPS61189415A (ja) 高精度高分解能絶対位置スケール
JP2007248302A (ja) 光電式インクリメンタル型エンコーダ
JPH0733134Y2 (ja) 光学式変位検出装置
JPH08178613A (ja) 干渉計用光検出器
JP2000321097A (ja) 光学式エンコーダ
JP3738742B2 (ja) 光学式絶対値エンコーダ及び移動装置
JPS63290916A (ja) 光学式リニアスケ−ル装置
JPH0648339Y2 (ja) 光学式変位検出装置
JPH0599638A (ja) 測角装置
JPH0617045Y2 (ja) 光学式変位検出器
JPH0555804B2 (ja)
JPS6363916A (ja) 光学式変位検出器
JP2861804B2 (ja) 測長装置
JPH0755457Y2 (ja) 光電型エンコーダ
JP2004239855A (ja) 反射型光電式エンコーダ
KR100292806B1 (ko) 위상 변환 격자를 이용한 엔코더
JPH0411807B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term