JPH0411807B2 - - Google Patents
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- JPH0411807B2 JPH0411807B2 JP15690786A JP15690786A JPH0411807B2 JP H0411807 B2 JPH0411807 B2 JP H0411807B2 JP 15690786 A JP15690786 A JP 15690786A JP 15690786 A JP15690786 A JP 15690786A JP H0411807 B2 JPH0411807 B2 JP H0411807B2
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Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Description
この発明は反射型光学式変位測定装置にかか
り、特に、直線型変位測定器に用いるに好適な、
検出対象物の固定側に取付けられた変位検出用固
定光学格子と、検出対象物の可動側に取付けられ
た変位検出用可動光学格子とを相対移動させた時
に生ずる変位検出用光信号を捉えて、検出対象物
間の相対移動量を検出する反射型光学式変位測定
装置の改良に関する。
り、特に、直線型変位測定器に用いるに好適な、
検出対象物の固定側に取付けられた変位検出用固
定光学格子と、検出対象物の可動側に取付けられ
た変位検出用可動光学格子とを相対移動させた時
に生ずる変位検出用光信号を捉えて、検出対象物
間の相対移動量を検出する反射型光学式変位測定
装置の改良に関する。
一般に、物体の長さ等を測定する変位測定装置
において、その本体に測定する測定子の移動量、
コラムに対するスライダーの移動量等のように、
相対移動する物の移動量を測定する場合、光学格
子が形成されたメインスケール、及びインデツク
ススケールを含む検出器を測定対象物に固定し、
メインスケールと検出器の相対変位量を光学的に
読み取る光学式変位測定装置が知られている。 この光学式変位測定装置は、工作機械や光学機
械及び精密測定装置等の位置決め装置として広く
用いられている。 このような光学式変位測定装置としては、通
常、透過型あるいは反射型の光学式変位測定装置
が用いられている。 このうち、透過型の変位測定装置は、発光源と
受光素子が変位検出用固定光学格子と可動光学格
子を間にして対向して配置されている。 これに対して、反射型の光学式変位測定装置
は、第7図に示されるように、変位検出用の可動
光学格子1を備えたインデツクススケール2及び
変位検出用の固定光学格子3を備えたメインスケ
ール4に対して一方の側(インデツクススケール
2側)に発光素子5及びフオトダイオードからな
る受光素子6とが配置されているので、透過型の
光学式変位測定装置と比較して、小型化及び低コ
スト化を図ることができる。 第7図及び第9図において、符号7はメインス
ケール4に設けられた基準原点検出用固定学格
子、第7図読及び第8図において、符号8はこの
基準原点検出用固定光学格子7に対面して、イン
デツクススケール2に配置された基準原点検出用
可動光学格子を示し、これらは共に同一のランダ
ムパターンとされている。 上記第7図に示される反射型光学式変位測定装
置においては、発光素子5から射出された照明光
はコリメータレンズ9で平行光線とされた後可動
光学格子1を通つてメインスケール4の格子形成
面4Aで反射され、更に可動光学格子1を通過し
た後に受光素子6のうち計数用受光素子6Aに受
光され、ここで電気信号に変換されて、プリアン
プ10Aを経て信号処理回路11に入力される。 又、発光素子5から射出された光は、一部が、
基準原点検出用可動光学格子8を通り、基準原点
検出固定光学格子7で反射され、再度基準原点検
出用可動光学格子8を通つて、受光素子6のうち
原点検出用受光素子6Bに受光されてここで電気
信号に変換される。 この電気信号はプリアンプ10Bを経て信号処
理回路11に入力される。 ここで、製造コストを考慮した場合、可動光学
格子1と固定光学格子3の隙間、即ち格子間隔S
は可能な限り大きい方が良い。 格子間隔Sを大きくすると、発光素子5からの
照明光が、拡散光である場合に可動光学格子1と
固定光学格子3の重なり合いの繰返しによつて得
られる相対変位検出用の計数信号は、SN比が小
さくなり測定精度が低下する。これに対して、例
えばUSP−3812352に開示されるように、可動光
学格子と固定光学格子のパターンの明暗ピツチを
特定の値に選択することによつて、拡散照明を利
用した場合であつても、両光学格子の格子間隔を
大きくできるようにしたものである。 しかしながら、前記第8図及び第9図に示され
るように、基準原点検出用固定光学格子7及び可
動光学格子8を備えた反射型光学式変位測定装置
においては、これら光学格子7及び8がランダム
パターンであつて両者が重ね合せられる時、第1
0図Bに示されるように原点信号Bの立ち下が
り、この立ち下がりを参照レベル信号Vrefと比
較することにより、原点位置の信号を得られるよ
うにしている。 第10図Aは計数信号の波形を示す。 上記のような原点信号Bは前記信号処理回路1
1において参照レベル信号Vrefと比較される。 原点信号Bによつて得られる基準原点の位置決
め精度を向上させるためには、第10図Bにおけ
る信号ピークの幅Qを小さくする必要がある。 このためには、ランダムパターンの基準原点検
出用固定光学格子7及び可動光学格子8の最小線
幅を前記幅Qと同程度にする必要があり、且つ、
鋭いピークを得るためにはコリメータレンズ9を
設けらければならない。 即ち、コリメータレンズ9を設けない場合は、
第10図Bで破線で示されるように、信号波形が
なまつてしまうからである。
において、その本体に測定する測定子の移動量、
コラムに対するスライダーの移動量等のように、
相対移動する物の移動量を測定する場合、光学格
子が形成されたメインスケール、及びインデツク
ススケールを含む検出器を測定対象物に固定し、
メインスケールと検出器の相対変位量を光学的に
読み取る光学式変位測定装置が知られている。 この光学式変位測定装置は、工作機械や光学機
械及び精密測定装置等の位置決め装置として広く
用いられている。 このような光学式変位測定装置としては、通
常、透過型あるいは反射型の光学式変位測定装置
が用いられている。 このうち、透過型の変位測定装置は、発光源と
受光素子が変位検出用固定光学格子と可動光学格
子を間にして対向して配置されている。 これに対して、反射型の光学式変位測定装置
は、第7図に示されるように、変位検出用の可動
光学格子1を備えたインデツクススケール2及び
変位検出用の固定光学格子3を備えたメインスケ
ール4に対して一方の側(インデツクススケール
2側)に発光素子5及びフオトダイオードからな
る受光素子6とが配置されているので、透過型の
光学式変位測定装置と比較して、小型化及び低コ
スト化を図ることができる。 第7図及び第9図において、符号7はメインス
ケール4に設けられた基準原点検出用固定学格
子、第7図読及び第8図において、符号8はこの
基準原点検出用固定光学格子7に対面して、イン
デツクススケール2に配置された基準原点検出用
可動光学格子を示し、これらは共に同一のランダ
ムパターンとされている。 上記第7図に示される反射型光学式変位測定装
置においては、発光素子5から射出された照明光
はコリメータレンズ9で平行光線とされた後可動
光学格子1を通つてメインスケール4の格子形成
面4Aで反射され、更に可動光学格子1を通過し
た後に受光素子6のうち計数用受光素子6Aに受
光され、ここで電気信号に変換されて、プリアン
プ10Aを経て信号処理回路11に入力される。 又、発光素子5から射出された光は、一部が、
基準原点検出用可動光学格子8を通り、基準原点
検出固定光学格子7で反射され、再度基準原点検
出用可動光学格子8を通つて、受光素子6のうち
原点検出用受光素子6Bに受光されてここで電気
信号に変換される。 この電気信号はプリアンプ10Bを経て信号処
理回路11に入力される。 ここで、製造コストを考慮した場合、可動光学
格子1と固定光学格子3の隙間、即ち格子間隔S
は可能な限り大きい方が良い。 格子間隔Sを大きくすると、発光素子5からの
照明光が、拡散光である場合に可動光学格子1と
固定光学格子3の重なり合いの繰返しによつて得
られる相対変位検出用の計数信号は、SN比が小
さくなり測定精度が低下する。これに対して、例
えばUSP−3812352に開示されるように、可動光
学格子と固定光学格子のパターンの明暗ピツチを
特定の値に選択することによつて、拡散照明を利
用した場合であつても、両光学格子の格子間隔を
大きくできるようにしたものである。 しかしながら、前記第8図及び第9図に示され
るように、基準原点検出用固定光学格子7及び可
動光学格子8を備えた反射型光学式変位測定装置
においては、これら光学格子7及び8がランダム
パターンであつて両者が重ね合せられる時、第1
0図Bに示されるように原点信号Bの立ち下が
り、この立ち下がりを参照レベル信号Vrefと比
較することにより、原点位置の信号を得られるよ
うにしている。 第10図Aは計数信号の波形を示す。 上記のような原点信号Bは前記信号処理回路1
1において参照レベル信号Vrefと比較される。 原点信号Bによつて得られる基準原点の位置決
め精度を向上させるためには、第10図Bにおけ
る信号ピークの幅Qを小さくする必要がある。 このためには、ランダムパターンの基準原点検
出用固定光学格子7及び可動光学格子8の最小線
幅を前記幅Qと同程度にする必要があり、且つ、
鋭いピークを得るためにはコリメータレンズ9を
設けらければならない。 即ち、コリメータレンズ9を設けない場合は、
第10図Bで破線で示されるように、信号波形が
なまつてしまうからである。
上記のように従来の反射型光学式変位測定装置
においては、基準原点検出用の固定光学格子及び
可動光学格子に設ける場合、コリメータレンズを
設けなければ格子間隔Sを大きくすることができ
ず、したがつて製造コストが増大し、且つ、検出
器が大型化してしまうという問題点がある。 又、一般的に、上記のような反射型光学式変位
測定装置においては、発光素子5からの光の一部
が基準原点検出用可動光学格子8の裏面で反射さ
れ、直接受光素子6Bに入射するために、受光素
子6Bで得られる原点信号のSN比が悪く、誤動
作しやすいという問題点がある。
においては、基準原点検出用の固定光学格子及び
可動光学格子に設ける場合、コリメータレンズを
設けなければ格子間隔Sを大きくすることができ
ず、したがつて製造コストが増大し、且つ、検出
器が大型化してしまうという問題点がある。 又、一般的に、上記のような反射型光学式変位
測定装置においては、発光素子5からの光の一部
が基準原点検出用可動光学格子8の裏面で反射さ
れ、直接受光素子6Bに入射するために、受光素
子6Bで得られる原点信号のSN比が悪く、誤動
作しやすいという問題点がある。
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、コリメータレンズを使用すること
なく適度な格子間隔を保ち、且つ、基準原点信号
として透過型光学式変位測定装置におけると同程
度のSN比の信号を得ることができるようにした
反射型光学式変位測定装置を提供することを目的
とする。
ものであつて、コリメータレンズを使用すること
なく適度な格子間隔を保ち、且つ、基準原点信号
として透過型光学式変位測定装置におけると同程
度のSN比の信号を得ることができるようにした
反射型光学式変位測定装置を提供することを目的
とする。
この発明は、検出対象物の固定側に取付けられ
るメインスケールと、検出対象物の可動側に取付
けられ、且つ、前記メインスケールにそつて往復
動可能なインデツクススケールと、これらメイン
スケールとインデツクススールの相互に対向する
格子形成面にそれぞれ形成された変位検出用固定
光学格子及び変位検出用可動光学格子と、前記イ
ンデツクススケールの、前記可動光学格子と反対
側に配置された発光源及び受光素子と、を有して
なり、前記インデツクススケールが前記メインス
ケールに対して相対移動されたときに、前記発光
源から射出され、前記可動光学格子を通つて前記
メインスケールの格子形成面で反射され、更に可
動光学格子を通る変位検出用光信号を前記受光素
子により捉えて検出対象物間の相対移動変位量を
検出する反射型変位検出装置において、前記メイ
ンスケールの前記格子形成面に、前記固定光学格
子に対して、光学格子の高さ方向にオフセツトし
て設けられた基準原点検出用固定光学格子と、こ
の基準原点検出用固定光学格子に対面して、前記
インデツクススケールの格子形成面に、前記可動
光学格子に対して高さ方向にオフセツトして設け
られた基準原点検出用可動光学格子と、前記メイ
ンスケールの前記格子形成面と反対側に設けら
れ、前記発光源から光学格子形成面を通つて入射
した光を、前記基準原点検出用固定光学格子に向
けて反射する反射手段と、この反射手段により反
射され、且つ、前記基準原点検出用固定光学格子
及び基準原点検出用可動光学格子を通つた光を受
光して原点検出用信号に変換する原点検出用受光
素子と、を備えることにより上記目的を達成する
ものである。 又、前記固定光学格子を、前記発光源と反射手
段との間に配置し、該発光源から射出される光が
前記固定光学格子を通つて反射手段に至るように
して上記目的を達成するものである。 又、前記インデツクススケールには、前記反射
手段と前記発光源との間の位置で、照明光透過窓
を設けることにより上記目的を達成するものであ
る。 又、前記インデツクススケールの可動光学格子
を複数に区画し、前記照明光透過窓を、該複数の
区画の間に配置することにより上記目的を達成す
るものである。 又、前記発光源、固定光学格子、可動光学格
子、反射手段、基準原点検出用固定光学格子、及
び、基準原点検出用可動光学格子は、該発光源か
らの光が固定光学格子及び可動光学格子に対する
基準原点検出用固定光学格子及び基準原点検出用
可動光学格子の格子高さ方向の隙間を通つて前記
反射手段に至るように配置することにより上記目
的を達成するものである。 又、前記反射手段を、前記メインスケールの前
記格子形成面とは反対側の面に形成された反射面
とすることにより上記目的を達成するものであ
る。 又、前記反射手段を、前記メインスケールの前
記格子形成面と反射側の面に隣接して配置した反
射鏡とすることにより上記目的を達成するもので
ある。 又、前記反射鏡を、前記インデツクススケール
と一体的に往復動可能にすることにより上記目的
を達成するものである。
るメインスケールと、検出対象物の可動側に取付
けられ、且つ、前記メインスケールにそつて往復
動可能なインデツクススケールと、これらメイン
スケールとインデツクススールの相互に対向する
格子形成面にそれぞれ形成された変位検出用固定
光学格子及び変位検出用可動光学格子と、前記イ
ンデツクススケールの、前記可動光学格子と反対
側に配置された発光源及び受光素子と、を有して
なり、前記インデツクススケールが前記メインス
ケールに対して相対移動されたときに、前記発光
源から射出され、前記可動光学格子を通つて前記
メインスケールの格子形成面で反射され、更に可
動光学格子を通る変位検出用光信号を前記受光素
子により捉えて検出対象物間の相対移動変位量を
検出する反射型変位検出装置において、前記メイ
ンスケールの前記格子形成面に、前記固定光学格
子に対して、光学格子の高さ方向にオフセツトし
て設けられた基準原点検出用固定光学格子と、こ
の基準原点検出用固定光学格子に対面して、前記
インデツクススケールの格子形成面に、前記可動
光学格子に対して高さ方向にオフセツトして設け
られた基準原点検出用可動光学格子と、前記メイ
ンスケールの前記格子形成面と反対側に設けら
れ、前記発光源から光学格子形成面を通つて入射
した光を、前記基準原点検出用固定光学格子に向
けて反射する反射手段と、この反射手段により反
射され、且つ、前記基準原点検出用固定光学格子
及び基準原点検出用可動光学格子を通つた光を受
光して原点検出用信号に変換する原点検出用受光
素子と、を備えることにより上記目的を達成する
ものである。 又、前記固定光学格子を、前記発光源と反射手
段との間に配置し、該発光源から射出される光が
前記固定光学格子を通つて反射手段に至るように
して上記目的を達成するものである。 又、前記インデツクススケールには、前記反射
手段と前記発光源との間の位置で、照明光透過窓
を設けることにより上記目的を達成するものであ
る。 又、前記インデツクススケールの可動光学格子
を複数に区画し、前記照明光透過窓を、該複数の
区画の間に配置することにより上記目的を達成す
るものである。 又、前記発光源、固定光学格子、可動光学格
子、反射手段、基準原点検出用固定光学格子、及
び、基準原点検出用可動光学格子は、該発光源か
らの光が固定光学格子及び可動光学格子に対する
基準原点検出用固定光学格子及び基準原点検出用
可動光学格子の格子高さ方向の隙間を通つて前記
反射手段に至るように配置することにより上記目
的を達成するものである。 又、前記反射手段を、前記メインスケールの前
記格子形成面とは反対側の面に形成された反射面
とすることにより上記目的を達成するものであ
る。 又、前記反射手段を、前記メインスケールの前
記格子形成面と反射側の面に隣接して配置した反
射鏡とすることにより上記目的を達成するもので
ある。 又、前記反射鏡を、前記インデツクススケール
と一体的に往復動可能にすることにより上記目的
を達成するものである。
この発明において、基準原点検出用固定光学格
子を照明する光は、メインスケールの格子形成面
から該格子形成面の反対側に設けられた反射手段
に至り、ここで反射され、再びメインスケールの
格子形成面に形成された基準原点検出用固定光学
格子及びこれに対面する基準原点検出用光学格子
を照明する。 従つて、これら基準原点検出用固定光学格子及
び可動光学格子は発光源から、メインスケールの
厚さの2倍以上遠ざかることになり、これらを照
明する光は平行光線の成分が多くなつてコリメー
タレンズを用いると同じ効果を得られる。 このため、格子間隔を大きく設定できる。 更に、これら基準原点検出用固定光学格子及び
可動光学格子は透過型の光学式変位測定装置にお
けると実質的に同等に照明されることになり、イ
ンデツクススケールの格子形成面による反射成分
がなくなり、得られる原点信号のSN比も改善さ
れる。
子を照明する光は、メインスケールの格子形成面
から該格子形成面の反対側に設けられた反射手段
に至り、ここで反射され、再びメインスケールの
格子形成面に形成された基準原点検出用固定光学
格子及びこれに対面する基準原点検出用光学格子
を照明する。 従つて、これら基準原点検出用固定光学格子及
び可動光学格子は発光源から、メインスケールの
厚さの2倍以上遠ざかることになり、これらを照
明する光は平行光線の成分が多くなつてコリメー
タレンズを用いると同じ効果を得られる。 このため、格子間隔を大きく設定できる。 更に、これら基準原点検出用固定光学格子及び
可動光学格子は透過型の光学式変位測定装置にお
けると実質的に同等に照明されることになり、イ
ンデツクススケールの格子形成面による反射成分
がなくなり、得られる原点信号のSN比も改善さ
れる。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。 第1図は本発明にかかる反射型光学式変位測定
装置の第1実施例を示す断面図である。 この第1実施例は、検出対象物(図示省略)の
固定側に取付けられるメインスケール12、検出
対象物の可動側に取付けられ、且つ、前記メイン
スケール12に沿つて往復動可能なインデツクス
スケール14と、これらメインスケール12とイ
ンデツクスケール14と相互に対向する格子形成
面12A,14Aにそれぞれ形成された変位検出
用固定光学格子16及び変位検出用可動光学格子
18と、前記インデツクススケール14の、前記
可動光学格子18と反射側に配置された発光源2
0及び受光素子22と、を有してなり、前記イン
デツクススケール14が前記メインスケール12
に対して相対移動されたときに、前記発光源20
から射出され、前記可動光学格子18を通つて前
記メインスケール12の格子形成面12Aで反射
され、更に可動光学格子18を通る変位検出用光
信号を前記受光素子22により捉えて検出対象物
間の相対移動変位量を検出する反射型変位測定装
置において、前記メインスケール12と前記格子
形成面12Aに、前記固定光学格子16に対し
て、光学格子の高さ方向にオフセツトして設けら
れた基準原点検出用固定光学格子24と、この基
準原点検出用固定光学格子24に対面して、前記
インデツクススケール14の格子形成面14A
に、前記可動光学格子18に対して高さ方向にオ
フセツトして設けられた基準原点検出用可動光学
格子26と、前記メインスケール12の前記格子
形成面13Aと反対側に設けられ、前記発光源2
0から光学格子形成面12Aを通つて入射した光
を、前記基準原点検出用固定光学格子24に向け
て反射する反射手段28と、この反射手段28に
より反射され、且つ、前記基準原点検出用固定光
学格子24及び基準原点検出用可動光学格子26
通つた光を受光して原点検出用信号に変換する原
点信号検出用受光素子30とを備えたものであ
る。 前記反射手段28は、メインスケール12の格
子形成面12Aとは反射側の裏面12Bにクロー
ムなどの金属反射膜を蒸着あるいはコーテイング
することによつて形成された反射面とされてい
る。 図の符号32は信号処理回路を示し、この信号
処理回路32に対して、前記受光素子22及び原
点信号検出用受光素子30からの電気信号はプリ
アンプ34A,34Bを介して増幅して入力され
るようになつている。 受光素子22及びプリアンプ34Aは位相の異
なつた信号に対応して2組以上必要であるが、こ
こでは1組で代表している。 信号処理回路32及びその結果の表示手段33
等の構成は周知であるので説明は省略する。 この実施例においては、発光源20から射出さ
れる光はコリメータレンズを通ることなく、拡散
照明光として固定光学格子16及び可動光学格子
18を照明する。 ここで、これら固定光学格子16及び可動光学
格子18の明暗ピツチは、前者をP、後者を2P
とすると、周期Pの計数信号が得られ、格子間隔
Sも比較的大きくすることができる。 又、発光源20からの拡散照明光の一部は、イ
ンデツクススケール14における可動光学格子1
8と基準原点検出用可動光学格子26の間を通つ
てメインスケール12の格子形成面12Aに至
り、ここで、該格子形成面12Aに設けられた固
定光学格子16及び基準原点検出用固定光学格子
24との間を通つて、メインスケール12内に入
り、反対側の裏面12Bに形成された反射膜たる
反射手段28よつて反射され、再びメインスケー
ル12内を通り、基準原点検出用固定光学格子2
4及び基準原点検出用可動光学格子26を照明し
た後に原点信号検出用受光素子30に到達する。 従つて、従来の反射型光学式変位測定装置にお
いては、メインスケール12の格子形成面12A
において照明光が反射されているのに対して、こ
の実施例では、照明光がメインスケール12の裏
面12Bに形成された反射手段28によつて反射
されているので、発光源20から基準原点検出用
固定光学格子24に至るまでの距離が、従来と比
較してメインスケール12の厚さの2倍以上長く
なり、これら基準原点検出用固定光学格子24及
び可動光学格子26を照明する光の平行光線の成
分が多くなる。 このため、発光源20の前にコリメータレンズ
を設けた場合と同等の効果が生じて、格子間隔S
を大きくすることができる。 更に、基準原点検出用固定光学格子24及び可
動光学格子26は、透過型の光学式変位測定装置
におけると同様に、発光源20の反対方向から照
明されるので、インデツススケール14の格子形
成面14Aにおける照明光反射成分がなくなり、
原点信号検出用受光素子30によつて得られる信
号のSN比が改善されることになる。 ここで、原点信号検出用受光素子30によつて
得られる原点信号Bは第2図に示されるように、
従来と比較して、原点位置、即ち基準原点検出用
固定光学格子24と可動光学格子26とが一致し
た位置で鋭く立ち上がる。 次に第3図に示される本発明の第2実施例につ
き説明する。 この第2実施例は、前記第1実施例における反
射手段28を、メインスケール12の裏面12B
から離間した位置に設けたものである。 即ち、反射手段を構成する反射鏡28Aを、イ
ンデツクススケール14に取付けられた支持部材
36によつて裏面12Bに対向する位置に支持す
るようにしたものである。 他の構成は前記第1実施例と同一であるので、
第1図と同一の符号を附することにより説明を省
略する。 この第2実施例においては、前記第1実施例に
おいては、反射手段28を、メンイスケール12
の長手方向の適宜間隔に配置された複数の基準原
点検出用固定子光学格子24に対応して同数(複
数)又は全長に亘り設けなければならないのに対
して、インデツクススケール14側の基準原点検
出用可動光学格子26−個のみに対応して反射鏡
28Aを設ければ良いという利点がある。更に、
基準原点検出用固定光学格子24及び可動光学格
子26に至る照明光の光路長をより長くできると
いう利点がある。 次に第4図乃至第6図に示される本発明の第3
実施例につき説明する。 この第3実施例は、インデツクススケール14
に設けられる可動光学格子を90度ずつ位相をずら
してブロツク(田型)状に配置された4個の可動
光学格子18A〜18Dから構成すると共に、イ
ンデツクススケール14に、発光源20と反射手
段28との間の位置で、且つ、可動光学格子18
C及び18Dとの間に照明光透過窓38を設け、
更に、反射手段28に至る照明光が固定光学格子
16を通るようにしたものである。 第4図の符号22A〜22Dは前記4個の可動
光学格子18A〜18Dに対応して設けられた受
光素子、35A〜35Dはこれら受光素子22A
〜22Dによつて得られる電気信号を増幅するた
めのプリアンプを示す。 この第3実施例の場合は、発光源20から射出
された照明光が照明光透過窓38を通つて反射手
段28に到達するようにされ、且つ、反射手段2
8Aに到達する照明光が、固定光学格子16を通
過した後の光であるので、前記第1及び第2実施
例におけるように、計測用の固定光学格子16、
可動光学格子18と、基準原点検出用の固定光学
格子24、可動光学格子26の上下方向の隙間を
設ける必要がない。 従つて、インデツクススケール14をより小型
にすることができる。
る。 第1図は本発明にかかる反射型光学式変位測定
装置の第1実施例を示す断面図である。 この第1実施例は、検出対象物(図示省略)の
固定側に取付けられるメインスケール12、検出
対象物の可動側に取付けられ、且つ、前記メイン
スケール12に沿つて往復動可能なインデツクス
スケール14と、これらメインスケール12とイ
ンデツクスケール14と相互に対向する格子形成
面12A,14Aにそれぞれ形成された変位検出
用固定光学格子16及び変位検出用可動光学格子
18と、前記インデツクススケール14の、前記
可動光学格子18と反射側に配置された発光源2
0及び受光素子22と、を有してなり、前記イン
デツクススケール14が前記メインスケール12
に対して相対移動されたときに、前記発光源20
から射出され、前記可動光学格子18を通つて前
記メインスケール12の格子形成面12Aで反射
され、更に可動光学格子18を通る変位検出用光
信号を前記受光素子22により捉えて検出対象物
間の相対移動変位量を検出する反射型変位測定装
置において、前記メインスケール12と前記格子
形成面12Aに、前記固定光学格子16に対し
て、光学格子の高さ方向にオフセツトして設けら
れた基準原点検出用固定光学格子24と、この基
準原点検出用固定光学格子24に対面して、前記
インデツクススケール14の格子形成面14A
に、前記可動光学格子18に対して高さ方向にオ
フセツトして設けられた基準原点検出用可動光学
格子26と、前記メインスケール12の前記格子
形成面13Aと反対側に設けられ、前記発光源2
0から光学格子形成面12Aを通つて入射した光
を、前記基準原点検出用固定光学格子24に向け
て反射する反射手段28と、この反射手段28に
より反射され、且つ、前記基準原点検出用固定光
学格子24及び基準原点検出用可動光学格子26
通つた光を受光して原点検出用信号に変換する原
点信号検出用受光素子30とを備えたものであ
る。 前記反射手段28は、メインスケール12の格
子形成面12Aとは反射側の裏面12Bにクロー
ムなどの金属反射膜を蒸着あるいはコーテイング
することによつて形成された反射面とされてい
る。 図の符号32は信号処理回路を示し、この信号
処理回路32に対して、前記受光素子22及び原
点信号検出用受光素子30からの電気信号はプリ
アンプ34A,34Bを介して増幅して入力され
るようになつている。 受光素子22及びプリアンプ34Aは位相の異
なつた信号に対応して2組以上必要であるが、こ
こでは1組で代表している。 信号処理回路32及びその結果の表示手段33
等の構成は周知であるので説明は省略する。 この実施例においては、発光源20から射出さ
れる光はコリメータレンズを通ることなく、拡散
照明光として固定光学格子16及び可動光学格子
18を照明する。 ここで、これら固定光学格子16及び可動光学
格子18の明暗ピツチは、前者をP、後者を2P
とすると、周期Pの計数信号が得られ、格子間隔
Sも比較的大きくすることができる。 又、発光源20からの拡散照明光の一部は、イ
ンデツクススケール14における可動光学格子1
8と基準原点検出用可動光学格子26の間を通つ
てメインスケール12の格子形成面12Aに至
り、ここで、該格子形成面12Aに設けられた固
定光学格子16及び基準原点検出用固定光学格子
24との間を通つて、メインスケール12内に入
り、反対側の裏面12Bに形成された反射膜たる
反射手段28よつて反射され、再びメインスケー
ル12内を通り、基準原点検出用固定光学格子2
4及び基準原点検出用可動光学格子26を照明し
た後に原点信号検出用受光素子30に到達する。 従つて、従来の反射型光学式変位測定装置にお
いては、メインスケール12の格子形成面12A
において照明光が反射されているのに対して、こ
の実施例では、照明光がメインスケール12の裏
面12Bに形成された反射手段28によつて反射
されているので、発光源20から基準原点検出用
固定光学格子24に至るまでの距離が、従来と比
較してメインスケール12の厚さの2倍以上長く
なり、これら基準原点検出用固定光学格子24及
び可動光学格子26を照明する光の平行光線の成
分が多くなる。 このため、発光源20の前にコリメータレンズ
を設けた場合と同等の効果が生じて、格子間隔S
を大きくすることができる。 更に、基準原点検出用固定光学格子24及び可
動光学格子26は、透過型の光学式変位測定装置
におけると同様に、発光源20の反対方向から照
明されるので、インデツススケール14の格子形
成面14Aにおける照明光反射成分がなくなり、
原点信号検出用受光素子30によつて得られる信
号のSN比が改善されることになる。 ここで、原点信号検出用受光素子30によつて
得られる原点信号Bは第2図に示されるように、
従来と比較して、原点位置、即ち基準原点検出用
固定光学格子24と可動光学格子26とが一致し
た位置で鋭く立ち上がる。 次に第3図に示される本発明の第2実施例につ
き説明する。 この第2実施例は、前記第1実施例における反
射手段28を、メインスケール12の裏面12B
から離間した位置に設けたものである。 即ち、反射手段を構成する反射鏡28Aを、イ
ンデツクススケール14に取付けられた支持部材
36によつて裏面12Bに対向する位置に支持す
るようにしたものである。 他の構成は前記第1実施例と同一であるので、
第1図と同一の符号を附することにより説明を省
略する。 この第2実施例においては、前記第1実施例に
おいては、反射手段28を、メンイスケール12
の長手方向の適宜間隔に配置された複数の基準原
点検出用固定子光学格子24に対応して同数(複
数)又は全長に亘り設けなければならないのに対
して、インデツクススケール14側の基準原点検
出用可動光学格子26−個のみに対応して反射鏡
28Aを設ければ良いという利点がある。更に、
基準原点検出用固定光学格子24及び可動光学格
子26に至る照明光の光路長をより長くできると
いう利点がある。 次に第4図乃至第6図に示される本発明の第3
実施例につき説明する。 この第3実施例は、インデツクススケール14
に設けられる可動光学格子を90度ずつ位相をずら
してブロツク(田型)状に配置された4個の可動
光学格子18A〜18Dから構成すると共に、イ
ンデツクススケール14に、発光源20と反射手
段28との間の位置で、且つ、可動光学格子18
C及び18Dとの間に照明光透過窓38を設け、
更に、反射手段28に至る照明光が固定光学格子
16を通るようにしたものである。 第4図の符号22A〜22Dは前記4個の可動
光学格子18A〜18Dに対応して設けられた受
光素子、35A〜35Dはこれら受光素子22A
〜22Dによつて得られる電気信号を増幅するた
めのプリアンプを示す。 この第3実施例の場合は、発光源20から射出
された照明光が照明光透過窓38を通つて反射手
段28に到達するようにされ、且つ、反射手段2
8Aに到達する照明光が、固定光学格子16を通
過した後の光であるので、前記第1及び第2実施
例におけるように、計測用の固定光学格子16、
可動光学格子18と、基準原点検出用の固定光学
格子24、可動光学格子26の上下方向の隙間を
設ける必要がない。 従つて、インデツクススケール14をより小型
にすることができる。
本発明は上記のように構成したので、照明用の
光源にコリメータレンズを用いることなく、格子
間隔を広く形成することができると共に検出器を
小型化でき、基準原点検出用固定光学格子及び可
動光学格子の照明を実質的に透過型の光学式変位
測定装置におけると同一として、得られる原点信
号のSN比を透過型と同程度に改善することがで
きるという優れた効果を有する。
光源にコリメータレンズを用いることなく、格子
間隔を広く形成することができると共に検出器を
小型化でき、基準原点検出用固定光学格子及び可
動光学格子の照明を実質的に透過型の光学式変位
測定装置におけると同一として、得られる原点信
号のSN比を透過型と同程度に改善することがで
きるという優れた効果を有する。
第1図は本発明にかかる反射型光学式変位測定
装置の実施例を示す一部ブロツク図を含む断面
図、第2図は同実施例により得られた原点信号を
示す線図、第3図は本発明の第2実施例を示す第
1図と同様の断面図、第4図は本発明の第3実施
例を示す第1図と同様の断面図、第5図は同第3
実施例におけるインデツクススケールを示す正面
図、第6図は同第3実施例におけるメインスケー
ルを示す正面図、第7図は従来の反射型光学式変
位測定装置を示す一部ブロツク図を含む断面図、
第8図は同従来のインデツクスススケールを示す
正面図、第9図は同従来のメインスケール要部を
示す正面図、第10図は同従来の反射型光学式変
位測定装置において得られる計数信号と原点信号
を示す線図である。 12……メインスケール、12A……格子形成
面、12B……裏面、14……インデツクススケ
ール、16……固定光学格子、18……可動光学
格子、20……発光源、22,22A〜22D…
…受光素子、24……基準原点検出用固定光学格
子、26……基準原点検出用可動光学格子、28
……反射手段、28A……反射鏡、30……原点
信号検出用受光素子、38……照明光透過窓。
装置の実施例を示す一部ブロツク図を含む断面
図、第2図は同実施例により得られた原点信号を
示す線図、第3図は本発明の第2実施例を示す第
1図と同様の断面図、第4図は本発明の第3実施
例を示す第1図と同様の断面図、第5図は同第3
実施例におけるインデツクススケールを示す正面
図、第6図は同第3実施例におけるメインスケー
ルを示す正面図、第7図は従来の反射型光学式変
位測定装置を示す一部ブロツク図を含む断面図、
第8図は同従来のインデツクスススケールを示す
正面図、第9図は同従来のメインスケール要部を
示す正面図、第10図は同従来の反射型光学式変
位測定装置において得られる計数信号と原点信号
を示す線図である。 12……メインスケール、12A……格子形成
面、12B……裏面、14……インデツクススケ
ール、16……固定光学格子、18……可動光学
格子、20……発光源、22,22A〜22D…
…受光素子、24……基準原点検出用固定光学格
子、26……基準原点検出用可動光学格子、28
……反射手段、28A……反射鏡、30……原点
信号検出用受光素子、38……照明光透過窓。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 検出対象物の固定側に取付けられるメインス
ケールと、検出対象物の可動側に取付けられ、且
つ、前記メインスケールに沿つて往復動可能なイ
ンデツクススケールと、これらメインスケールと
インデツクススケールの相互に対向する格子形成
面にそれぞれ形成された変位検出用固定光学格子
及び変位検出用可動光学格子と、前記インデツク
ススケールの、前記可動光学路子と反対側に配置
された発光源及び受光素子と、を有してなり、前
記インデツクススケールが前記メインスケールに
対して相対移動されたときに、前記発光源から射
出され、前記可動光学格子を通つて前記メインス
ケールの格子形成面で反射され、更に可動光学格
子を通る変位検出用光信号を前記受光素子により
捉えて検出対象物間の相対移動変位量を検出する
反射型変位検出装置において、前記メインスケー
ルの前記格子形成面に、前記固定光学格子に対し
て、光学格子の高さ方向にオフセツトして設けら
れた基準原点検出用固定光学格子と、この基準原
点検出用固定光学格子に対面して、前記インデツ
クススケールの格子形成面に、前記可動光学格子
に対して高さ方向にオフセツトして設けられた基
準原点検出用可動光学格子と、前記メインスケー
ルの前記格子形成面と反対側に設けられ、前記発
光源から光学格子形成面を通つて入射した光を、
前記基準原点検出用固定光学格子に向けて反射す
る反射手段と、この反射手段により反射され、且
つ、前記基準原点検出用固定光学格子及び基準原
点検出用可動光学格子を通つた光を受光して原点
検出用信号に変換する原点検出用受光素子と、を
有してなる反射型光学式変位測定装置。 2 前記固定光学格子は、前記発光源と反射手段
との間に配置され、該発光源から射出される光が
前記固定光学格子を通つて反射手段に至るように
された特許請求の範囲第1項記載の反射型光学式
変位測定装置。 3 前記インデツクススケールには、前記反射手
段と前記発光源との間の位置で、照明光透過窓が
設けられた特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の反射型光学式変位測定装置。 4 前記インデツクススケールの可動光学格子は
複数に区画され、前記照明光透過窓は、該複数の
区画の間に配置されてなる特許請求の範囲第3項
記載の反射型光学式変位測定装置。 5 前記発光源、固定光学格子、可動光学格子、
反射手段、基準原点検出用固定光学格子、及び、
基準原点検出用可動光学格子は、該発光源からの
光が固定光学格子及び可動光学格子に対する基準
原点検出用固定光学格子及び基準原点検出用可動
光学格子の格子高さ方向の隙間を通つて前記反射
手段に至るように配置されてなる特許請求の範囲
第1項記載の反射型光学式変位測定装置。 6 前記反射手段は、前記メインスケールの前記
格子形成面とは反射側の面に形成された反射面と
された特許請求の範囲第1項乃至第5項のうちい
ずれかに記載の反射型光学式変位測定装置。 7 前記反射手段は、前記メインスケールの前記
格子形成面と反対側の面に隣接して配置された反
射鏡とされた特許請求の範囲第1項乃至第5項の
うちいずれかに記載の反射型光学式変位測定装
置。 8 前記反射鏡は、前記インデツクススケールと
一体的に往復動可能とされた特許請求の範囲第7
項記載の反射型光学式変位測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15690786A JPS6324128A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | 反射型光学式変位測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15690786A JPS6324128A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | 反射型光学式変位測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6324128A JPS6324128A (ja) | 1988-02-01 |
JPH0411807B2 true JPH0411807B2 (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=15637994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15690786A Granted JPS6324128A (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | 反射型光学式変位測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6324128A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2562479B2 (ja) * | 1988-04-25 | 1996-12-11 | 株式会社 ミツトヨ | 反射式xyエンコーダ |
JPH03287015A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-17 | Mitsutoyo Corp | 反射型光学式変位検出器 |
JP5982161B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2016-08-31 | 株式会社ミツトヨ | エンコーダ |
JP6108988B2 (ja) * | 2013-06-29 | 2017-04-05 | 株式会社東京精密 | エンコーダ |
-
1986
- 1986-07-03 JP JP15690786A patent/JPS6324128A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6324128A (ja) | 1988-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |