JPH0555210A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH0555210A
JPH0555210A JP21334891A JP21334891A JPH0555210A JP H0555210 A JPH0555210 A JP H0555210A JP 21334891 A JP21334891 A JP 21334891A JP 21334891 A JP21334891 A JP 21334891A JP H0555210 A JPH0555210 A JP H0555210A
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JP
Japan
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layer
wiring
semiconductor device
cross
layer side
Prior art date
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Pending
Application number
JP21334891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Nakatani
康雄 中谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0555210A publication Critical patent/JPH0555210A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1,第2の2層配線構造13a,13bの
相互間の間隔を可及的に狭めた状態で、当該第1,第2
の2層配線構造13a,13bの相互間を覆って絶縁す
る酸化膜層15内での空間部の生成を防止する。 【構成】 相互に隣接配置される第1,第2の多層配線
構造13a,13bを有する半導体装置の構成におい
て、各多層配線構造13a,13bを形成する下層側配
線11での隣接配置側に対応する断面幅を大きく、上層
側配線12の同上断面幅をこれよりも小さくして、その
断面形状を階段状に形成させて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
さらに詳しくは、相互に隣接配置される多層配線構造を
もつ半導体装置の構成において、当該各多層配線の改良
構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a),(b) は、従来例のこの種の半導
体装置におけるタングステンシリサイド(WSi)/ポリシリ
コン(Poly-Si) の2層配線構造の各形成段階毎の概要を
示す断面模式図である。
【0003】すなわち、これらの図3(a),(b) に示す従
来例による相互に隣接配置された1組からなる2層配線
構造の構成において、符号1は基板面上などに形成され
た1層目(下層側)配線層としてのポリシリコン層、2
は当該ポリシリコン層1上に積層形成された2層目(上
層側)配線層としてのタングステンシリサイド層であっ
て、それぞれに第1,第2の各2層配線3a,3bを形
成すると共に、これらの第1,第2の各2層配線3a,
3bは、1組となって相互に所要間隔を介し隣接配置さ
れる。また、4は当該積層された配線層1,2の成形用
のフォトレジストなどのマスクパターン、5は当該1組
からなる第1,第2の各2層配線3a,3bの全体を覆
って層間絶縁膜となるシリコン酸化膜(SiO2)層、6は当
該シリコン酸化膜層5の形成時にあって、これらの1組
の各2層配線3a,3b間での中間部層内に生成される
空間部である。
【0004】しかして、実際の半導体装置の製造プロセ
スでは、図3(a) に示されているように、各マスクパタ
ーン4を用いた1組からなる第1,第2の各2層配線3
a,3bのエッチング成形後、図3(b) に示されている
ように、各マスクパターン4を除去した上で、これらの
第1,第2の各2層配線3a,3bの全体をシリコン酸
化膜層5によって覆い、このようにして所期通りの隣接
配置された1組からなる2層配線構造を構成させるので
ある。
【0005】こゝで、前記相互に隣接配置された1組か
らなる2層配線構造の場合、1組の第1,第2の各2層
配線3a,3b間の間隔をa,当該各2層配線3a,3
b毎の層厚をbとし、そのアスペクト比Aをb/aと定
義する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成による2層配
線構造をもつ半導体装置では、集積度を上げるために、
1組の各2層配線3a,3b間の間隔a小さくする必要
があるが、当該間隔aを小さくすればするほどアスペク
ト比Aが大きくなって、これらの1組からなる各2層配
線3a,3bの相互間をシリコン酸化膜層4によりカバ
ーすることが困難になるもので、一方,たとえ完全にカ
バーしたとしても、このシリコン酸化膜層4の形成に際
して、各2層配線3a,3b間での中間部層内に空間部
6が生成される惧れがあり、当該空間部6の存在は、絶
縁耐力を低下させるほか、例えば、薬液処理時における
薬液溜りになるなどの好ましくない問題点を生ずるもの
であった。
【0007】この発明は、このような従来の問題点を解
消するためになされたもので、その目的とするところ
は、多層配線構造の相互間の間隔を可及的に狭めた状態
で、当該多層配線構造の相互間を覆って絶縁する酸化膜
層内での空間部の生成を防止し得るようにした,この種
の半導体装置,こゝでは、相互に隣接配置される1組の
2層配線構造を備えた半導体装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明に係る半導体装置は、各多層配線構造を
形成する下層側配線の断面幅を大きく、上層側配線の断
面幅をこれよりも小さくして、その断面形状を階段状に
形成させたものである。
【0009】すなわち、この発明は、相互に隣接配置さ
れる多層配線構造を有する半導体装置の構成において、
各多層配線構造を形成する下層側配線での隣接配置側に
対応する断面幅を大きく、上層側配線の同上断面幅をこ
れよりも小さくして、その断面形状を階段状に形成させ
たことを特徴とする半導体装置である。
【0010】
【作用】従って、この発明の各多層配線構造では、個々
の各層配線における下層側配線の断面幅を大きく、上層
側配線の断面幅をこれよりも小さくして、その断面形状
を階段状に形成させているために、相互に隣接配置され
る多層配線構造間を覆う層間絶縁膜としての酸化膜層な
どのカバレッジを効果的に向上し得る。
【0011】
【実施例】以下,この発明に係る半導体装置の実施例に
つき、図1,および図2を参照して詳細に説明する。
【0012】図1(a),(b) はこの発明の一実施例を適用
した半導体装置,こゝでは、相互に隣接配置される1組
の2層構造配線を備えた半導体装置でのタングステンシ
リサイド(WSi)/ポリシリコン(Poly-Si) の2層配線構造
の各形成段階毎の概要をそれぞれに示す断面模式図であ
る。
【0013】すなわち、これらの図1(a),(b) に示す従
来例による相互に隣接配置された1組からなる2層構造
配線の構成において、符号11は基板面上などに形成さ
れた1層目(下層側)配線層としての,隣接配置側に対
応する断面幅を比較的大きくしたポリシリコン層、12
は当該ポリシリコン層11上に積層形成された2層目
(上層側)配線層としてのこれよりも断面幅を小さくし
たタングステンシリサイド層であり、これらの各断面幅
の差異によって横断面階段状をなすそれぞれの第1,第
2の各2層配線13a,13bを形成すると共に、これ
らの第1,第2の各2層配線13a,13bは、1組と
なって相互に所要間隔を介し隣接配置される。また、1
4は当該積層された配線層11,12の成形用のフォト
レジストなどのマスクパターン、15は当該1組からな
る第1,第2の各2層配線13a,13bの全体を覆っ
て層間絶縁膜となるシリコン酸化膜(SiO2)層である。
【0014】しかして、この実施例構成の場合には、例
えば、下層側配線層としてのポリシリコン層11の断面
幅,および隣接の同層との間隔を、先の従来構成の場合
と同一に形成させ、かつ上層側配線層としてのタングス
テンシリサイド層12の断面幅をこれよりも比較的小さ
めに形成しておけば、これらの各層によって構成される
第1,第2の各2層配線13a,13bが横断面階段状
をなすために、これらの各2層配線13a,13bの全
体を層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜層14により覆
った状態では、両下層側配線層間でのアスペクト比が従
来構成の場合と同様ではあっても、両上層側配線層間で
のアスペクト比が小さくされるために、これらの各2層
配線13a,13bにおける相互間隔を従来通りに維持
したまゝで、そのカバレッジを十分に向上できて従来の
ような層内空間部が生成されるような惧れはなく、また
併せて、シリコン酸化膜層15の被覆によって生ずる実
効的な段差自体を小さくできることから、その平坦性に
ついても向上させ得るのである。
【0015】一般的に、半導体装置における配線形成
は、通常の場合にあって、配線層の成膜,レジストなど
のマスクパターンの形成,ドライエッチング,およびマ
スクパターンの除去の順で行なわれるが、この実施例に
おける前記第1,第2の各2層配線13a,13bで
は、下層側のポリシリコン層11,および上層側のタン
グステンシリサイド層12のそれぞれを同一のマスクパ
ターン14を用いたドライエッチング,特に、そのエッ
チング速度が、上層側のタングステンシリサイド層12
よりも下層側のポリシリコン層11の方で速くなるよう
な条件によってドライエッチングさせることにより、1
回のドライエッチング処理によるのみで、所要の横断面
階段状による成形を極めて容易に行なうことができる。
【0016】次に、図2(a),(b),(c) は上記のように横
断面階段状をなす2層配線構造を得るための主要な形成
工程を順次に示すそれぞれ断面模式図である。
【0017】すなわち、この横断面階段状の2層配線構
造の形成は、まず、半導体基板上などにあって、下層側
のポリシリコン層(未成形)11a,および上層側のタ
ングステンシリサイド層(未成形)12aを順次に形成
させた後、その上層面に、例えば、写真製版法によって
パターニングされたレジストによるマスクパターン14
を形成する(図2(a))。
【0018】ついで、前記マスクパターン14を用いて
ドライエッチングを行なうが、このとき、当該ドライエ
ッチングのエッチング速度が、上層側のタングステンシ
リサイド層12aよりも下層側のポリシリコン層11a
の方が速くなるような条件,例えば、タングステンシリ
サイド層12aのエッチングレートを約310nm/min,ポリ
シリコン層11aのエッチングレートを約210nm/min に
設定する。
【0019】従って、このエッチング条件によるドライ
エッチングの場合、そのエッチング途上においては、上
層側のタングステンシリサイド層12aに対するエッチ
ングがほゞ終了し、下層側のポリシリコン層11aが露
出された時点において、当該露出された下層側のポリシ
リコン層11aに対するエッチングが、タングステンシ
リサイド層12aに比較して急激に進行することにな
る。こゝでは、この成形中間途上での各被エッチング層
のそれぞれを、上層側のタングステンシリサイド層12
b,下層側のポリシリコン層11bとして表わす(図2
(b))。
【0020】引き続き、前記ドライエッチングを所要時
間の間,継続制御させることによって、所期通りに、隣
接配置側に対応する断面幅が比較的大きくされた1層目
(下層側)配線層としてのポリシリコン層11,および
これよりも断面幅が小さくされた2層目(上層側)配線
層としてのタングステンシリサイド層12の各層,ひい
てはそれぞれに横断面階段状をなす第1,第2の各2層
配線13a,13bを極めて容易に形成し得るのであ
る。
【0021】なお、上記実施例構成においては、多層配
線構造の例として、下層側から上層側にかけて、ポリシ
リコン層,タングステンシリサイド層による2層配線構
造を挙げて説明したが、より以上の多層配線構造であっ
ても、上層側ほどエッチング速度の遅い配線材料を用い
るようにすることにより、同様な作用,効果を奏し得る
もので、例えば、3層配線構造であれば、下層側から上
層側へ、ポリシリコン層,タングステンシリサイド層,
タングステン層の順に設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上、実施例によって詳述したように、
この発明の各多層配線構造によれば、個々の各層配線に
おける下層側配線の断面幅を大きく、上層側配線の断面
幅をこれよりも小さくして、その断面形状を階段状に形
成させているために、相互に隣接配置される各多層配線
構造間の間隔を可及的に狭めた状態で、これらの各多層
配線構造を覆う層間絶縁膜としての酸化膜層などのカバ
レッジを効果的に向上し得るのであり、当該酸化膜層の
形成時における層内空間部の生成が阻止されて、層内空
間部の生成,かつ存在に伴う種々の弊害を未然に防止で
きるという優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用した半導体装置での
相互に隣接配置される1組の2層配線構造の各形成段階
毎の概要をそれぞれに示す断面模式図である。
【図2】同上実施例による横断面階段状をなす2層配線
構造の主要な形成工程を順次に示すそれぞれ断面模式図
である。
【図3】従来の同上半導体装置における2層配線構造の
各形成段階毎の概要をそれぞれに示す断面模式図であ
る。
【符号の説明】
11 下層側配線層としてのポリシリコン層 11a 未成形のポリシリコン層 11b 成形途上のポリシリコン層 12 上層側配線層としてのタングステンシリサイド層 12a 未成形のタングステンシリサイド層 12b 成形途上のタングステンシリサイド層 13a,13b 隣接配置される第1,第2の各2層配
線構造 14 マスクパターン 15 層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に隣接配置される多層配線構造をも
    つ半導体装置の構成において、 各多層配線を形成する下層側配線での隣接配置側に対応
    する断面幅を大きく、上層側配線の同上断面幅をこれよ
    りも小さくして、その断面形状を階段状に形成させたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記多層配線のうち,上層側配線から下
    層側配線にかけて、順次にエッチング速度の遅い配線材
    料を用いたことを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
JP21334891A 1991-08-26 1991-08-26 半導体装置 Pending JPH0555210A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294645A (ja) * 1999-03-29 2000-10-20 Samsung Electronics Co Ltd 半導体素子及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294645A (ja) * 1999-03-29 2000-10-20 Samsung Electronics Co Ltd 半導体素子及びその製造方法

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