JPH0554783U - 建具枠の固定構造 - Google Patents

建具枠の固定構造

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JPH0554783U
JPH0554783U JP1329191U JP1329191U JPH0554783U JP H0554783 U JPH0554783 U JP H0554783U JP 1329191 U JP1329191 U JP 1329191U JP 1329191 U JP1329191 U JP 1329191U JP H0554783 U JPH0554783 U JP H0554783U
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fitting frame
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尅依 宮前
政行 登
裕介 津村
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新日軽株式会社
日本ドライブイット株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンクリート建屋の窓枠やドア等の建具枠
を、コンクリート基部のアンカーに溶接することなく、
確固に固定すること。 【構成】 コンクリート基部2に、建具枠の幅方向に余
裕を持った孔4を形成する。そして、接続金具3に突設
されたボルト5等の凸部を、前記孔に挿入すると共に、
挿入部に充填材8を充填して固化する。そしてこの接続
金具を介して、建具枠1を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主としてコンクリート建屋の窓枠やドア枠等の建具枠をコンクリート 基部に固定した構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート構造の建屋において、その窓枠等の建具枠をコンクリート基部に 固定したものは、従来図5に示す構造であった。即ち、先ず建具枠1の外周にほ ぼ平行に形成されたコンクリート基部2にアンカ15を予め突設しておく。そし て、建具枠1を所定位置に配置すると共に、建具枠のリブに接続金具3の両端部 を嵌着する。このとき、接続金具3は建具枠1の長手方向に摺動自在に嵌着され る。そして、接続金具3の中央に切り起こされた舌部6とアンカ15の先端部と を適宜な接続片21を介して溶接固定する。このような作業を建具枠1の四周に おいて夫々複数点で行う。次いで、コンクリート基部2と建具枠1との間にモル タル20を充填すると共に、建具枠1の外側部分とモルタル20との境に図示し ない防水コーキング行い、建具枠の取付を完成していた。
【0003】
【解決しようとする課題】
従来の建具枠固定構造は、アンカ15が予め特定の位置に突設固定されている ため、そのアンカ15の端部に溶接される接続金具3の配置位置に自由度がとれ ない欠点があった。そのため、アンカ15を湾曲させたり、接続片21を介装する 等の手数をかけて、接続金具3に溶接する作業が必要となり、作業性が悪いと共 に取付精度を悪くする虞があった。また、このような建具枠を固定する場所は比 較的狭小で足場が悪い。そのような場所で金具固定の溶接作業を行う必要がある ため、その準備及び作業に多くの時間を要し、その分だけ建屋の完成を遅らせる 欠点があった。又、溶接の際に火花が飛び散り、煙やガスが発生するため、作業 環境を悪くしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は上記課題を解決するため、次の構成を取る。即ち、建具枠1 にほぼ平行に形成されたコンクリート基部2に、接続金具3を介して建具枠1を 固定した建具枠の固定構造を対象とする。そして、予めコンクリート基部2に前 記建具枠の幅方向に余裕をもった孔4を形成し、接続金具3に突設されるボルト 5又はスタッド或いは接続金具3に舌状に突設された舌部6を、孔4に挿入する 。それと共に、その挿入部7に充填剤8を充填し、接続金具3とコンクリート基 部2との間を固定したものである。
【0005】
【実施例】
次に、図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。第1図は本考案の第1 実施例の固定構造の縦断面図であり、第2図は同構造に用いられる接続金具3の 一例を示し、第3図は同接続金具3の他の例を示し、図4はさらに他の例を示す 。この固定構造は先ず、建屋の外側に矩形に開口されたコンクリート基部2に予 め孔4を穿設しておく。この孔4の直径はそこに挿入しようとするボルト5又は 接続金具3の舌部6の幅よりも大きな直径に形成される。好ましくは孔4は建具 枠の幅方向に偏平な長孔とする。すると、建具枠の取付位置の自由度が大きくな り、作業を迅速に行える。このような孔4は、コンクリート基部2の打設時に形 成しても或いは、その打設後に電動工具で穿設してもよい。このようにしてなる 孔4に図1に示す如くボルト5の一部を挿入する。このとき、建具枠の位置決め が考慮され、その建具枠に固定される接続金具の孔17の中央にボルト5が位置 される。この位置はコンクリート基部2の孔4内をボルト5が移動して決定され る。そして、ボルト5の挿入部7と孔4との間に充填剤8を充填し、それを固化 する。この充填剤8の一例としては二液混合型のエポキシ系充填剤が用いられる 。即ち、主剤としてエポキシ樹脂を用い、硬化剤として変形脂肪属ポリアミンを 用いたものがある。そして、この主剤と硬化剤とをミキシングノズル中で撹拌し つつ、孔4にその混合体を注入する。注入後16時間〜48時間で充填剤8が完 全に硬化する。すると、ボルト5はコンクリート基部2に確実に立設される。
【0006】 そこで、図1に示す如くその上端にナット18を介して接続金具3を固定する ことができる。なお、接続金具3とボルト5との締結は充填剤8の硬化前に行っ ても硬化後に行ってもよい。この実施例における接続金具3は図2に示す如く細 長い金属板からなり、その中央に長孔17が穿設されていると共に、両端部に段 付きの爪部9が切りおこし形成されている。そしてその爪部9と接続金具3の両 端平面との間に建具枠1の縁部を挟持するものである。なお、建具枠1は一般に アルミニウムの押し出し材からなり、図1に示す如くその表面側にレール部12 が形成されると共に、裏面側には矩形管状部を介して一対の側壁が外方に突設さ れ、その縁部が内向きのリブ状に形成される。そして、そのリブ部が接続金具3 の爪部9に係止されるものである。なお、建具枠1の形状は用途に応じて各種の ものが知られている。前記のようにボルト5が充填剤8によりコンクリート基部 2に固定されると共に、ナット18により接続金具3を介して建具枠1が固定さ れると、次にモルタル20が図1に示す如く充填される。すると、ボルト5,ナ ット18,接続金具3がモルタル20に埋設されると共に、建具枠1の側壁下部 が埋設される。なお、建具枠1の前面側とモルタル20との境界部には図示しな い防水用コーキング剤が充填される。そして、この建具枠1に窓10が取付られ その下端に設けられた車11が建具枠1のレール部12に案内されるものである 。
【0007】 次に、図3は本考案の第2実施例であって、図2における接続金具3の両端部 を段付きにし、ボルト5とナット18との締結部をコンクリート基部2側に突出 させたものである。このようにすることにより、ナット18を挿入し締結固定す る空間部を広く確保し、作業性を向上させることができる。次に図4は接続金具 3の他の実施例であり、この実施例は接続金具3の一方の側面から舌部6が突設 され、それが折り返し部19を介して接続金具3平面に直交する方向に延長され ている。そして、舌部6下端部が図1における孔4内に挿入され、充填剤8によ りコンクリート基部2に接続金具3が直接固定される実施例である。そして、他 の構成は図1のそれと同様である。
【0008】
【考案の効果】
本考案の固定構造は、予めコンクリート基部2に、建具枠の幅方向に余裕をも った孔4を形成しておき、接続金具3に突設されたボルト5又はスタッド、或い は接続金具3に舌状に突設された舌部6を孔4に挿入すると共に、その挿入部7 に充填剤8を充填することにより、接続金具3とコンクリート基部2との間を接 着固定したものである。従って、建具枠の取付位置の自由度が大きく精度の高い 建具枠の固定構造となる。また作業性の良い構造でもある。さらには従来の如く 建具枠1固定のために溶接作業を行う必要がなくなり、建具枠固定の作業時間を 著しく短縮できると共に、特に高所作業になりがちな建具枠取付の作業の安全性 を確保し、且つ溶接の際に生じる火花や煙及びガスの発生を防止し、作業環境を 良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定構造の縦断面略図。
【図2】本固定構造に用いられる接続金具3の第1実施
例の斜視略図。
【図3】本考案の固定構造に用いられる接続金具3の第
2実施例の斜視略図。
【図4】本考案の固定構造に用いられる接続金具3の第
3実施例の一部破断斜視図。
【符号の説明】 1 建具枠 2 コンクリート基部 3 接続金具 4 孔 5 ボルト 6 舌部 7 挿入部 8 充填剤 9 爪部 10 窓 11 車 12 レール部 13 モルタル 14 段部 15 アンカ 16 溶接部 17 長孔 18 ナット 19 折り返し部 20 モルタル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】 従来型建具枠の固定構造。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 津村 裕介 東京都大田区田園調布南八番十号 日本ド ライブイット株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具枠(1)にほぼ平行に打設されたコ
    ンクリート基部(2)に、接続金具(3)を介して前記
    建具枠(1)を固定した建具枠の固定構造において、予
    め前記コンクリート基部(2)に前記建具枠(1)の幅
    方向に余裕をもった孔(4)を形成し、前記接続金具
    (3)に突設されるボルト(5)又はスタッド或いは前
    記接続金具(3)に舌状に突設された舌部(6)を、前
    記孔(4)に挿入すると共に、該挿入部(7)に充填剤
    (8)を充填固化することにより、前記接続具(3)と
    前記コンクリート基部(2)との間を固定したことを特
    徴とする建具枠の固定構造。
JP1991013291U 1991-02-15 1991-02-15 建具枠の固定構造 Expired - Lifetime JP2556051Y2 (ja)

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JPH0554783U true JPH0554783U (ja) 1993-07-23
JP2556051Y2 JP2556051Y2 (ja) 1997-12-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312585U (ja) * 1986-07-09 1988-01-27
JPS63167872A (ja) * 1986-12-29 1988-07-11 ワイケイケイ株式会社 改装用窓枠の除去方法および改装用窓枠の取付装置

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