JPH0554027B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0554027B2
JPH0554027B2 JP63072380A JP7238088A JPH0554027B2 JP H0554027 B2 JPH0554027 B2 JP H0554027B2 JP 63072380 A JP63072380 A JP 63072380A JP 7238088 A JP7238088 A JP 7238088A JP H0554027 B2 JPH0554027 B2 JP H0554027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
making
water
compartment
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63072380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01244265A (ja
Inventor
Yasuo Hara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP63072380A priority Critical patent/JPH01244265A/ja
Publication of JPH01244265A publication Critical patent/JPH01244265A/ja
Publication of JPH0554027B2 publication Critical patent/JPH0554027B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動製氷機の製氷室中で製造さ
れ、除氷運転により該製氷室から落下する、例え
ば球体状の氷塊群や多面体状の氷塊群を、円滑に
貯氷庫に案内することのできる自動製氷機の除氷
構造に関するものである。
従来技術 各種の産業上の分野では、正六面体状をなす角
氷や所要厚みの板氷その他の氷塊を、連続的に大
量に製造する自動製氷機が、その用途に応じて好
適に使い分けられている。例えば、前記の角氷を
製造する製氷機としては、 製氷室に下向きに多数画成した立方体状の製
氷小室を、その下方から水皿により開閉自在に
閉成し、当該水皿から製氷水を各製氷小室に噴
射供給して、該製氷小室中に角氷を徐々に形成
するようにした所謂クローズドセル方式や、 下方に開放する多数の製氷小室に、水皿を介
することなく製氷水を直接供給し、角氷を該製
氷小室中に形成するようにした所謂オープンセ
ル方式が知られている。また、板氷や細粒状の
クラツシユアイスを連続的に製造する製氷機、
その他フレーク状の氷を連続製造するオーガ式
製氷機等も実施されている。
発明が解決しようとする課題 従来の各種製氷機により製造される氷は、前述
した如く、立方体状の角氷や板氷、その他フレー
ク状の氷やクラツシユアイスがその全てである。
これらの氷の内で、所要の定形を備えて、そのま
ま飲料に浮かせたり、各種食材の冷却ベツドに使
用したり出来るのは、僅かに前記の角氷があるに
過ぎない(板氷は、定形を備えて製造されるが、
通常そのままの寸法では使用し得ない)。
しかるに最近の喫茶店やレストランその他の飲
料施設では、同種営業に対し種々の面で優位に立
つて顧客を吸引するべく、他社との差別化を図る
懸命な努力が払われている。その一環として、例
えば、従来より広く普及している角氷の替わりに
球体状の氷を使用し、これにより顧客に目先の新
しい変化を提供しようとする傾向がみられる。
この球状氷は、広く飲食に供されることから、
空気混入による白濁がなく、清澄な透明氷塊で商
品価値の高いものでなければならず、また大量に
製造可能であることを必要とするが、従来この種
の要請を満たす自動製氷機は存在しなかつた。そ
こで、本願の発明者は、透明で清澄な球状氷を大
量に製造し得る製氷機の開発に当り、前記の要請
を充分に満足する機構を得たので、その基本概念
につき昭和63年1月29日付けで、発明「自動製氷
機」として特許出願を行なつた。(特開平1−
196478号公報参照) 先の出願に係る製氷機は、下方に開放する第
1製氷小室を多数画成し、背面に蒸発器を備えた
第1製氷室と、上方に開放する第2製氷小室を
多数画成した第2製氷室とを基本的に備え、製氷
運転に際し両製氷小室が対応的に閉成して、その
内部に球体状等の氷形成用空間を画成するもので
ある。この種の製氷機中には、第1製氷室が製氷
機の内部に傾斜配置され、前記第2製氷室は、製
氷運転中に第1製氷室を下方から閉成すると共
に、除氷運転に際し大きく翻転して、その第2製
氷小室を斜め下方に指向させるバリエーシヨンに
係る型式のものが提案されている。
この提案に係る製氷機では、その除氷運転に際
し蒸発器にホツトガスを通過させることにより、
第1製氷小室に対する例えば球状氷の氷結を融解
する。次いで、第2製氷室が大きく翻転して第2
製氷小室を斜め下方に指向させるが、このとき当
該第2製氷小室には球状氷が氷結したままであ
る。そこで、この第2製氷小室を電熱ヒータ等に
より加熱して、この第2製氷小室に対する球状氷
の氷結を融解させるが、このとき如何にして除氷
運転に要する時間を短縮するか、が新たな解決課
題となつている。
発明の目的 この発明は、前述した課題に鑑み、これを好適
に解決するべく提案されたものであつて、除氷運
転に際し大きく翻転した第2製氷室において、そ
の第2製氷小室に生成した氷塊を迅速に脱氷させ
得る新規な構成に係る自動製氷機の除氷構造を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達
成するため本発明に係る除氷構造は、製氷水を製
氷室に噴射供給して該製氷室内に氷塊を形成し、
該製氷室で氷結するに到らなかつた製氷水は再循
環に供するよう構成した自動製氷機において、 機体内部に傾斜状態で固定配置され、蒸発器を
背面に備えると共に、下方に開放する第1製氷小
室を多数凹設してなる第1製氷室と、 この第1製氷室に対し傾動接離自在に枢支さ
れ、製氷運転に際し前記第1製氷小室の夫々を下
方から対応的に閉成する第2製氷小室を多数凹設
してなる第2製氷室と、 この第2製氷室における裏面の周端縁に延出さ
せた側板により形成した水溜め部とからなり、 除氷運転に際し前記第2製氷室は大きく翻転し
て、前記水溜め部を斜め上方に指向させ、この水
溜め部に外部から供給される水を所要量溜めた
後、余剰の水をオーバーフローさせるよう構成し
たことを特徴とする。
実施例 次に、本発明に係る自動製氷機の除氷構造につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。なお、この発明に係る自動製
氷機によれば、第5図aに示す球状氷1以外に、
第5図bに示すダイヤカツト状の多面体氷2も製
造可能であるが、実施例としては、多数の同一寸
法の球状氷を連続製造する場合を例示する。
(製氷機構について) 第1図は、本発明の実施例に係る自動製氷機の
主要製氷機構を、製氷状態で概略的に示し、所要
直径の球状氷を多数製造する製氷室10は、傾斜
配置した第1製氷室11と、この第1製氷室11
を下方から開閉自在に閉成可能な第2製氷室12
とから基本的に構成されている。前記第1製氷室
11は、熱伝導率の良好な金属を材質とする矩形
状の構造体として構成され、製氷機の筐体(図示
せず)内部上方に、所要角度傾斜した姿勢で固定
されている。この第1製氷室11の下面部には、
下向きに開放する第1製氷小室13が所要の整列
パターンで多数凹設されている。夫々の第1製氷
小室13は半球状凹部として形成され、その直径
は一例として3cm、凹部の深さ1.5cmに設定され
ている。
前記第1製氷室11の上面に、つまり各第1製
氷小室13の頂部となる部位には、第2図に示す
冷凍系(後述)の一部を構成する管体からなる蒸
発器14が密着固定され、当該冷凍系を運転する
ことにより、この蒸発器14で気化冷媒との熱交
換が促進されて、第1製氷室11が氷点下にまで
冷却される。また除氷運転時には、第4図に示す
制御回路中のホツトガス弁HVの開放により、該
蒸発器14にホツトガスを供給して、第1製氷室
11を加温させる。
該第1製氷室11における所要の第1製氷小室
13の頂部には、製氷検知サーモTh1が配設され
ている。この製氷検知サーモTh1は、第4図に示
す制御回路に介装されて、製氷運転中はその接点
c−aを閉成すると共に接点c−bを開放し、そ
の製氷運転が終了すると、前記接点c−aを開放
すると共に接点c−bを閉成し得るよう設定して
ある。また、別の第1製氷小室13の頂部には、
除氷検知サーモTh2が配設され、この除氷検知サ
ーモTh2は、第1製氷小室13が冷却状態にある
場合にのみ接点を開放し、該製氷小室13から氷
が離間して温度上昇を伴うと、該接点を閉成する
よう設定してある。
第1製氷室11の直下には、その製氷運転に際
して、該第1製氷室11を斜め下方から閉成する
と共に、除氷運転に際して該第1製氷室11から
大きく開放可能な第2製氷室12が配設されてい
る。この第2製氷室12は、熱良導体を材質とす
る矩形状の構造体として構成され、前記第1製氷
小室13と対応する半球状凹部をなす第2製氷小
室15が、上向きに所要の整列パターンで多数凹
設されている。第2製氷小室15の直径も、3
cm、凹部の深さ1.5cmに設定され、第1製氷室1
1に対して第2製氷室12を閉成すると、両製氷
小室13,15の内部に直径3cmの球状空間が画
成される。
前述の如く、第1製氷室11に対し第2製氷室
12を大きく開放可能とするために、この第2製
氷室12の上方端部は、製氷機の筐体内部上方の
固定部位に枢軸16を介して傾動自在に枢支した
ブラケツト45に取付けられている。従つて、第
2製氷室12を、この枢軸16を中心に時計方向
に大きく回動させると、第3図aに示す如く、第
2製氷小室15を下方に指向させて翻転した状態
で、前記第1製氷小室13を開放可能となる。ま
た、第2製氷室12を枢軸16を中心に反時計方
向に回動させることにより、第1製氷小室13を
閉成可能である。
なお、第2製氷室12の開閉駆動手段として
は、第1図に示すアクチユエータモータAMが好
適に使用され、このモータAMの回転軸にカムレ
バー17およびレバー片37が同軸的に固定され
ている。そして、前記カムレバー17の先端17
aと第2製氷室12の前方端部との間に、コイル
スプリング18が弾力的に係着されている。前記
カムレバー17の基部に形成したカム面17b
は、第1製氷室11を閉成している第2製氷室1
2の側部上面にカム係合可能に寸法設定されてい
る。またカムレバー17の先端17aは、第3図
aに示す如く、第1製氷室11を開放する第2製
氷室12の側部上面に係合して、第2製氷小室1
5を下方に指向して翻転させ得る寸法に設定され
ている。
更に、第1製氷室11には、第4図の回路図に
示す切換スイツチS2が配設され、除氷運転に伴う
モータAMの回転により前記レバー片37が回動
すると、切換スイツチS2を接点a−b側から接点
a−c側に切換付勢し得るようになつている。
なお、第2製氷小室15の底部周辺に、除氷促
進用のヒータHが密着して埋設され、第4図の制
御回路に示す如く、製氷運転が完了して後述する
モータAMにより第2製氷室12が第1製氷室1
1に対して最大限離間されると、該ヒータHへの
通電がなされる。また第2製氷室12の所要部位
に、温度検知サーモTh3が配設され、該第2製氷
室12の温度を監視し得るようになつている。更
に、各第2製氷小室15の底部には所要径の通孔
12aが穿設され、後述する分配管24から製氷
水の供給および未氷結水の排出を行ない得るよう
になつている。
第2製氷室12の裏面には、圧力室23を備え
る分配管24が僅かな間隙を保持して近接配置さ
れ、該分配管24には第2製氷小室15の夫々と
対応可能な噴水孔25が穿設されている。そし
て、第1図に示す如く、第2製氷室12を第1製
氷室11に対し閉成した際に、この噴水孔25の
夫々が、第2製氷小室15に穿設した前記通孔1
2aに対応的に臨むように設定してある。
第2製氷室12における裏面の各周囲下端縁に
は、下方に延出する側板49が固定されて、矩形
状の堰からなる水溜め部51を形成している。こ
の水溜め部51は、第3図に示すように、第2製
氷室12を大きく翻転させて、該第2製氷室12
の裏面を斜め上方に指向させた際に、給水管27
から供給される水を所要量溜めて、余剰の水をオ
ーバーフローさせることにより、球状氷1の第2
製氷小室15からの剥離を促進する機能を果す。
図に示す如く、第1製氷室11および第2製氷
室12の直下に、製氷水タンク19が設置されて
いる。この製氷水タンク19は、製氷機の筐体下
方に設けられ、タンク本体から斜め上方に延在す
る水案内板48が配設されている。前記水案内板
48は、その最下端縁が下方に屈曲されてタンク
19上端部の上方に臨み、未氷結水はこの屈曲端
縁を介して該タンク19に案内されると共に、除
氷時の氷塊はこの水案内板48上を滑落して貯氷
庫に回収可能になつている(第3図c参照)。な
お、製氷水タンク19から導出した給水管21
は、給水ポンプ22を介して前記圧力室23に連
通され、また該タンク19への給水は、給水弁
WVの開放により、外部水道系に接続している給
水管27を介してなされる。
(冷凍系について) 第2図は、製氷機における冷凍系の概略構成を
示すものであつて、圧縮機CMで圧縮された気化
冷媒は、吐出管34を経て凝縮機28で凝縮液化
し、ドライヤ29で脱湿された後キヤピラリーチ
ユーブ30で減圧され、蒸発器14に流入してこ
こで一挙に膨張して蒸発し、第1製氷室11と熱
交換を行なつて、各第1製氷小室13を氷点下に
まで冷却させる。この蒸発器14で蒸発した気化
冷媒と未蒸発の液化冷媒とは、気液混相状態でア
キユムレータ31に流入し、ここで気液分離がな
される。そして気相冷媒は、吸入管32を経て圧
縮機CMに帰還し、液相冷媒は当該アキユムレー
タ31内に貯留される。
更に、圧縮機CMの吐出管34からホツトガス
33が分岐され、このホツトガス管33はホツト
ガス弁HVを経て、蒸発器14の入口側に連通さ
れている。このホツトガス弁HVは、除氷運転の
際にのみ開放し、製氷運転時は閉成する制御がな
される。すなわち、除氷運転時にホツトガス弁
HVが開放して、圧縮機CMから吐出される高温
冷媒を、前記ホツトガス管33を介して蒸発器1
4にバイパスさせ、各第1製氷小室13を加温す
ることにより、小室内部に生成される球状氷の周
面を融解させて、各氷塊を自重により落下させ
る。また蒸発器14から流出した高温冷媒は、ア
キユムレータ31に流入し、このアキユムレータ
31中に滞留している液相冷媒を加熱して蒸発さ
せ、気相冷媒として吸入管32から圧縮機CMに
再び帰還させる。なお、図中の符号FMは、凝縮
器28用のフアンモータを示す。
(電気制御回路について) この実施例に示す装置を作動させる制御回路の
一例を、第4図に示す。図において、電源供給ラ
インRと接続点Dとの間に、ヒユーズFと貯氷検
知スイツチS1とが直列に設けられ、この接続点D
と電源供給ラインTとの間に、圧縮機CM単体並
びにリレーXの常閉接点X−1bを介するフアン
モータFMが夫々並列接続されている。また除氷
運転に際して、前記第2製氷室12の傾動により
付勢される切換スイツチS2の端子aが接続点Dに
接続され、この切換スイツチ2の切換接点bは、
電源供給ラインTとの間に以下の素子を並列接続
している。
タイマT 製氷検知サーモTh1の接点c、接点a、リレ
ーXの常閉接点X−2b、ポンプモータPMの
直列系。なお、切換スイツチS2の切換接点bと
ポンプモータPMとの間には、タイマTの常閉
接点Tbが介装されている。
リレーXの常開接点X−1a、製氷検知サー
モTh1の接点b、タイマTの常開接点Ta、リ
レーXの直列系。
リレーXの常開接点X−2aとホツトガス弁
HVとの直列系。また、リレーXの常開接点X
−2aとモータAMの傾動駆動用端子mとの間
に、除氷検知サーモTh2が介装され、該モータ
AMの端子kはラインTに接続されている。
更に、切換スイツチS2の切換接点cは、前記
温度検知サーモTh3の接点a−b側を介してモ
ータAMの復帰駆動用端子nに接続されてい
る。また前記切換スイツチS2の切換接点cとラ
インTとの間には、給水弁WVおよびヒータH
が並列接続されている。なお前記タイマTは、
製氷運転の開始と共に所要設定時限の積算を開
始し、その所要設定時限がタイムアツプする
と、その常閉接点Tbを開放すると共に、常開
接点Taを閉成する動作をなし得るようになつ
ている。
(実施例の作用について) 次に、実施例に係る除氷構造の作用につき説明
する。先ず、自動製氷機に電源(電源スイツチは
図示せず)を投入する。このとき貯氷庫内には氷
塊が貯留されていないので、貯氷検知スイツチS1
は閉成され、また切換スイツチS2は接点a−b側
に接続されている。第1製氷室11の温度は室温
程度に保持されているため、製氷検知サーモTh1
は接点c−a側に接続されている。除氷検知サー
モTh2は、第1製氷室11の温度が所定値以上で
接点が閉成し、所定値以下で接点が開放するもの
であつて、製氷運転の進行中は接点を閉成してい
る。更に温度検知サーモTh3は、第2製氷室12
の温度が所定値以下で接点a−c間が閉成し、所
定値以上で接点a−b間が閉成するものであつ
て、製氷運転の進行中は接点a−b間を閉成する
と共に、接点a−c間は開放させている。
従つて電源投入と同時に、圧縮機CM、フアン
モータFM、ポンプモータPMへの通電が開始さ
れ製氷運転に入り、これにより、第1製氷室11
に設けた蒸発器14での冷媒循環がなされて、当
該第1製氷室11の冷却がなされる。また製氷水
タンク19からの製氷水20は、分配管24にポ
ンプ圧送され、該分配管24における各噴水孔2
5および第2製氷室12に穿設した前記通孔12
aを介して、これに対応する各第2製氷小室15
中に噴射される。なお、前記タイマTは、製氷運
転の開始と共に所要設定時限の積算を開始する。
噴射された製氷水は、第1製氷小室13の内面
に接触して冷却され、下方の第2製氷室12にお
ける第2製氷小室15を潤した後、この第2製氷
小室15の底部に穿設した前記通孔12aを介し
て落下し、前記水案内板48を経て製氷水タンク
19に戻され、再度の循環に供される。この製氷
水の循環を反復する内に、タンク19中に貯留さ
れる製氷水全体の温度が次第に低下する。また第
2製氷室12は、その一部において第1製氷室1
1に接触していると共に、当該第2製氷小室15
に冷却された未氷結水が接触して循環するので、
第2製氷室12自体の温度も同様に次第に低下し
て氷結点以下となる。そして、先ず第1製氷小室
13の内壁面で製氷水の一部が凍結して氷層が形
成され、未氷結水は戻り孔を兼ねる通孔12aを
経て製氷水タンク19に帰還するサイクルを重ね
る間に、前記氷層の成長が更に進行して、最終的
に第1製氷小室13および第2製氷小室15に画
成される球状空間中に球状氷1が徐々に生成され
る。
また、この間に前記タイマTがタイムアツプし
て、その常閉接点Tbを開放すると共に、常開接
点Taを閉成する。そして、前述した如く、第1
製氷小室13および第2製氷小室15での製氷が
進行して、第1製氷室11の温度が所要の温度域
まで低下すると、これを検知した製氷検知サーモ
Th1が接点c−a側から接点c−b側に切換わ
り、ポンプモータPMへの通電が停止される。ま
た、閉成中の常開接点Taを介して、リレーXが
励磁され、その常閉接点X−1bが開放して、フ
アンモータFMへの通電が停止される。更に常開
接点X−1aの閉成により、リレーXは自己保持
されると共に、常開接点X−2aの閉成によりホ
ツトガス弁HVが開放して、圧縮機CMから吐出
される高温冷媒を蒸発器14に循環供給させる
(第6図のタイミングチヤート図参照)。これによ
り第1製氷室11の加温がなされ、その第1製氷
小室13の内面と球状氷との氷結面の融解を開始
し、この球状氷1と第1製氷小室13との結合力
を低下させる。
すると、除氷検知サーモTh2が第1製氷室11
の温度上昇を検知し、その接点を閉成するので、
前記モータAMの傾動駆動用端子mへの通電がな
され、カムレバー17が回転して、基部に形成し
たカム面17bが第2製氷室12の側部上面を強
制的に下方に押圧する。既に述べた如く、第1製
氷小室13に対する球状氷の氷結は解除されてい
るので、当該第2製氷室12は第1製氷室11か
ら強制剥離されて、時計方向に傾動し始める。そ
して、第2製氷室12は、その第2製氷小室15
に球状氷1を氷結させたままの状態で、最終的に
第3図aに示す如く、略逆転状態にまで翻転し
て、その裏面を斜め上方に指向させた姿勢に至
る。このとき、第2製氷小室15から露出した球
状氷1の下半部は、製氷水タンク19の水案内板
48の上方に位置している。
第2製氷室12の翻転姿勢が最大に達したタイ
ミングにおいて、第3図aに示す如く、前記レバ
ー片37が切換スイツチS2を押圧付勢し、その接
点a−bを接点a−c側に切換える。これにより
モータAMの駆動が停止されると共に、リレーX
が滅勢され、常開接点X−1aが開放して該リレ
ーXの自己保持を解除する。また常閉接点X−1
bが閉成してフアンモータFMへの通電を開始す
ると共に、常開接点X−2aが開放してホツトガ
ス弁HVが閉成し、蒸発器14への冷媒供給を再
開して第1製氷室11の冷却を開始する。
第2製氷室12には、未だ球状氷1が付着して
いるので、温度検知サーモTh3は接点a−c側に
切換わつたままである。従つて切換スイツチS2
接点a−bから接点a−c側への切換えにより、
給水弁WVが開放して、給水管27から常温の外
部水道水を第2製氷室12の裏面に供給する。こ
の第2製氷室12の裏面には、前述した如く、側
板49により堰として機能する水溜め部51が形
成されているから、第3図bに示す如く、前記常
温の外部水道水はこの水溜め部51に所要量溜め
られて該第2製氷室12を温度上昇させ、余剰の
水はオーバーフローした後、水案内板48を介し
て製氷水タンク19に案内回収される。タンク1
9に導びかれた水は、その水位を上昇させ、所定
水位に達するとオーバーフロー管50から外部に
排出される。また、前記給水弁WVの開放と共
に、ヒータHへの通電もなされて、第2製氷室1
2に対する積極的な加熱もなされ、第2製氷小室
15と球状氷1との氷結を融解させて、第3図c
に示すように、小室壁面と球状氷1との氷結が解
除され、当該球状氷1は自重により落下し、その
直下に設けた水案内板48に沿つて滑落して貯氷
庫(図示せず)に案内回収される。
このように、球状氷1が全て第2製氷小室15
から離脱すると、第2製氷室12の温度は依然と
して給水管27から供給される外部水道水の影響
により次第に上昇する。そして、該第2製氷室1
2における各第2製氷小室15に穿設した前記通
孔12aを閉塞している氷が融解されると、この
通孔12aを介して水道水は落下し、水案内板4
8を介して製氷水タンク19に案内される(第3
図d参照)。また、第2製氷室12の温度上昇を
前記温度検知サーモTh3が検知し、その接点a−
c側から接点a−b側に切換える。これにより前
記給水弁WVの閉成とヒータHの通電停止を行な
うと共に、モータAMにおける復帰駆動用端子n
への通電がなされる。従つて、該モータAMは逆
回転してカムレバー17を駆動し、該レバー17
と第2製氷室12との間に弾力的に係着したコイ
ルスプリング18により、第2製氷室12を反時
計方向に回動付勢して、傾斜状態に復帰させるこ
とにより、再び第1製氷室11の第1製氷小室1
3を下方から閉成する。
なお、前記モータAMの逆回転によりカムレバ
ー17も逆回転し、前記切換スイツチS2を押圧付
勢して、その接点a−c側から接点a−b側に切
換えて製氷運転を再開する。ところで第2製氷室
12は、先の除氷運転中に、切換スイツチS2が接
点a−b側から接点a−c側に切換わつた時点か
ら、再び該スイツチS2が接点a−c側から接点a
−b側に切換わるまでの間、無負荷状態での冷却
がなされて製氷完了温度以下にまで温度低下して
いる。従つて、製氷検知サーモTh1も、その接点
c−a側から接点c−b側に既に切換わつてい
る。この状態で、切換スイツチS2が接点a−c側
から接点a−b側に切換わると、製氷検知サーモ
Th1は製氷完了を検知しているため、再び除氷運
転に入つて、以後第1製氷室11での冷却・加熱
が反復されるハンチング状態となる。
そこで、本実施例では、タイマTが製氷運転の
開始と共に所要設定時限の積算を開始し、その設
定時限がタイムアツプしない限り、製氷検知サー
モTh1からの信号を受入れないようになつている
(第6図のタイムチヤート図参照)。すなわち、切
換スイツチS2が接点a−b側に切換わると、製氷
検知サーモTh1は接点c−b側に切換わつてはい
るが、タイマTの常開接点Taは開放しているの
で、リレーXへの通電はなされない。このためリ
レーXの常開接点X−2aは開放状態を継続し、
かつ常閉接点X−1b、常閉接点X−2bは閉成
状態を継続して、第1製氷室11での冷却が引続
きなされる。
また、タイマTの常閉接点Tbは閉成している
ので、ポンプモータPMへの通電がなされ、製氷
水タンク19中の温度上昇した製氷水を、分配管
24における各噴水孔25および第2製氷室12
に穿設した前記通孔12aを介して、これに対応
する各第2製氷小室15中に噴射する。この温度
上昇している製氷水は、製氷完了温度以下にまで
過冷却された第1製氷室11に接触して急速冷却
されると共に、熱交換により第1製氷室11に温
度上昇を来す。そして、当該第1製氷室11の温
度が、製氷完了温度以上に達すると、製氷検知サ
ーモTh1が接点c−b側から接点c−a側に切換
わつて、この系統からもポンプモータPMへの通
電がなされる。
その後暫くすると、タイマTの設定時限がタイ
ムアツプし、その常開接点Taが閉成すると共に、
常閉接点Tbが開放される。このため、ポンプモ
ータPMへの通電は製氷検知サーモTh1の接点c
−a側からのみとなる。前述した製氷運転と除氷
運転とが反復されて、貯氷庫に所定量の球状氷が
貯留されると、貯氷検知スイツチS1が開放して製
氷機の運転が停止される。
発明の効果 以上説明した如く、本発明に係る除氷構造によ
れば、第1製氷室が製氷機の内部に傾斜配置さ
れ、製氷運転中にこの第1製氷室を第2製氷室が
下方から閉成すると共に、除氷運転に際し当該第
2製氷室を大きく翻転させて、その第2製氷小室
を斜め下方に指向させる型式の製氷機において、
除氷運転のため第2製氷室が大きく翻転した際
に、当該第2製氷室の裏面に形成した水溜め部を
斜め上方に指向させることにより、この水溜め部
に外部水道水を供給させ得るよう構成したもので
ある。そして、水溜め部に外部水道水が所要水位
で貯留された後、オーバーフローすることによ
り、前記第2製氷小室を加温し、該第2製氷小室
に対する球状氷の氷結を融解促進させるので、除
氷運転に要する時間を有効に短縮させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動製氷機の除氷機構の
概略構成を示す縦断面図、第2図は自動製氷機に
おける一般的な冷凍系の回路図、第3図a〜dは
実施例に係る装置において、第2製氷室が大きく
翻転して第1製氷室から分離し、次いで当該第2
製氷室から球状氷を貯氷庫に向けて放出する状態
を経時的に示す説明図、第4図は実施例に係る装
置を運転制御する製氷制御回路の一例を示す回路
図、第5図aは球状氷を示す説明図、第5図bは
多面状氷を示す説明図、第6図は実施例に係る製
氷装置を、第4図に示す製氷制御回路により運転
制御した際のタイミングチヤート図である。 11……第1製氷室、12……第2製氷室、1
3……第1製氷小室、14……蒸発器、15……
第2製氷小室、49……側板、51……水溜め
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 製氷水を製氷室に噴射供給して該製氷室内に
    氷塊を形成し、該製氷室で氷結するに到らなかつ
    た製氷水は再循環に供するよう構成した自動製氷
    機において、 機体内部に傾斜状態で固定配置され、蒸発器1
    4を背面に備えると共に、下方に開放する第1製
    氷小室13を多数凹設してなる第1製氷室11
    と、この第1製氷室11に対し傾動接離自在に枢
    支され、製氷運転に際し前記第1製氷小室13の
    夫々を下方から対応的に閉成する第2製氷小室1
    5を多数凹設してなる第2製氷室12と、 この第2製氷室12における裏面の周端縁に延
    出させた側板49により形成した水溜め部51と
    からなり、 除氷運転に際し前記第2製氷室12は大きく翻
    転して、前記水溜め部51を斜め上方に指向さ
    せ、この水溜め部51に外部から供給される水を
    所要量溜めた後、余剰の水をオーバーフローさせ
    るよう構成した ことを特徴とする自動製氷機の除氷構造。
JP63072380A 1988-03-25 1988-03-25 自動製氷機の除氷構造 Granted JPH01244265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63072380A JPH01244265A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 自動製氷機の除氷構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63072380A JPH01244265A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 自動製氷機の除氷構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01244265A JPH01244265A (ja) 1989-09-28
JPH0554027B2 true JPH0554027B2 (ja) 1993-08-11

Family

ID=13487629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63072380A Granted JPH01244265A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 自動製氷機の除氷構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01244265A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01244265A (ja) 1989-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0532668B2 (ja)
US4910974A (en) Automatic ice making machine
JPH0544587B2 (ja)
JPH01210778A (ja) 自動製氷機の除氷構造
JPH0541913B2 (ja)
JPH0544586B2 (ja)
JPH0554027B2 (ja)
JPH0543949B2 (ja)
JPH02143068A (ja) 自動製氷機の氷案内構造
JPH0551832B2 (ja)
JPH0565780B2 (ja)
JPH0551830B2 (ja)
JPH0551831B2 (ja)
JPH0543951B2 (ja)
JPH0551834B2 (ja)
JPH061141B2 (ja) 自動製氷機
JPH02140575A (ja) 自動製氷機の製氷構造
JPH01260271A (ja) 自動製氷機の製氷運転制御方法
JP3412677B2 (ja) 自動製氷機の運転方法
JPH0551835B2 (ja)
JPH0615279Y2 (ja) 自動製氷機の蒸発器構造
JPH0586544B2 (ja)
JP2009216255A (ja) 逆セル型製氷機
JPH0543948B2 (ja)
JPH02161272A (ja) 自動製氷機の製氷構造