JPH0553001B2 - - Google Patents

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JPH0553001B2
JPH0553001B2 JP60096736A JP9673685A JPH0553001B2 JP H0553001 B2 JPH0553001 B2 JP H0553001B2 JP 60096736 A JP60096736 A JP 60096736A JP 9673685 A JP9673685 A JP 9673685A JP H0553001 B2 JPH0553001 B2 JP H0553001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
film
magnetic film
output
head
Prior art date
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Application number
JP60096736A
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English (en)
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JPS61255502A (ja
Inventor
Jiro Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は磁気記録媒体、特に磁気カード類の偽
造防止に有効な磁気記録、および記録の読取方法
に関する。
〈従来の技術〉 最近、磁気記録媒体は各分野で、広範囲に普及
している。例えば、銀行、電話等で用いるキヤツ
シユカード、交通機関で使用されている磁気切
符、磁気回数券、磁気定期券、高速道路通行券、
バス共通回数券などがある。
この磁気カード類の利用の拡大にともない、偽
造されることが懸念される。
とくに、最近磁気カードに磁気記録情報のデー
タを書き込むエンコーダ類が多種多様な形で出回
つており、容易に入手できるようになつてきた。
したがつてこれらを使用し、磁気カードを不正に
作製するのは比較的簡単に行われるという問題が
生じてきた。
これらの不正使用を防止するために、例えば特
公昭48−41884、特公昭52−2604、特公昭52−
20879および特公昭53−38900等ダブルチエツク機
能を有する磁気カードが提案されている。
しかし、このダブルチエツク機能を有する磁気
カードにおいても、券の真偽を判定するのみなの
で、使い古しの真券を再度新しい情報に書き換え
て、新券として使用する場合に対しては、無力と
なる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は種々ある偽造行為の中で、とくに磁気
カード類に使用金額の残高表示や使用回数を表示
する目的で施される穴あけ(パンチ)に対する偽
造、すなわち穴あけ部分に他の材料を埋め込まれ
た場合に生ずる検知機の誤動作を防止しようとす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明の特徴とするところは穴あけ部に相当す
る箇所に予め磁性膜を設けた磁気カードを使用す
ることにある。この磁性膜は、例えば残金等の書
き込みをおこなう本記録用の磁気ストライプとは
別に設けるもので、その形状はカードの長さ方向
にストライプ状でもいいし、パンチの径より大き
い正方形、長方形、円形を等間隔あるいは対数ス
ケールで入れるか、あるいは社名、商標等のパタ
ーン状や注意書、宣伝文等の文字状でもよい。
又、磁性膜の大きさは、パンチの直径より大で
あるか又はパンチの直径の50%以上を含有する面
積である必要がある。
該磁性膜の磁気保磁力はとくにこだわらない
が、穴あけ部への偽造材料の選択性の点からして
出来れば2000Oe以上の高保磁力の方が偽造され
にくいので本発明には好ましい。
又、本発明でいう磁性膜を設ける手段として
は、オフセツトやスクリーン印刷等の印刷や箔押
し等が考えられ、これにより10μm以下の塗膜厚
に調整される。さらに又、偽造者に対するカモフ
ラージユのため、着色している磁性膜の上に磁気
カードの表面色に近い不透明色の塗膜を適宜設け
てもよい。
第1図は上述した本発明でいう磁気カードの一
実施態様を示す斜視図であり、11はポリエステ
ルフイルム等の非磁気カードからなる基体、12
は本記録用の磁気ストライプ、13は偽造防止用
の磁性膜、14はパンチである。
本発明は上記の構成からなる磁気カードに施さ
れた磁性膜の位置に穴あけをおこない、使用回数
を表示する。この穴あけによつて欠落した磁性膜
の有無を検知することによつて使用回数を知るこ
とが出来る。この穴あけ部分を偽造者が他の材料
で埋めても、以下に述べるような本発明でいう磁
性膜の検知方法によれば偽造が無力となり偽造者
の不正使用が防止される。
第2図は磁気カード券売装置の中に設ける本発
明に必要な検知機構の略図を示すものであり、2
1は第1磁気ヘツド、22は第2磁気ヘツド、2
3は第3磁気ヘツド、又24はパンチ機である。
まず「行き」の工程25の第1磁気ヘツドに指
定の直流電流を流し磁界を与えて偽造防止用磁性
膜および偽造された磁性膜全体を均一に磁化させ
る。第3−1図はこの場合における通常の高保磁
力の偽造防止用磁性膜31および偽造のため埋め
込まれた低保磁力の偽造用磁気膜32の出力の分
布をモデル的に示すもので、P1は偽造防止用の
磁性膜の出力、P2は偽造用の磁性膜の出力を示
す。
次に第2磁気ヘツドにて第1磁気ヘツドとは逆
方向であつて、かつP2が消えるよう磁界をかけ
第3−1図に示した出力の一部を消磁する。この
場合、消磁後の偽造防止用磁性膜の出力分布は第
3−2図に示すP3となる。つまり、P1−P3が消
磁された出力となり、偽造用磁性膜の出力P2
完全に消える。次いで第3磁気ヘツドで第3−2
図に現れた磁化パターンを読みとり正確なパンチ
を検知して使用回数を知る。つまりこの段階で偽
造部32の効力は無力となる。
次に使用回数に応じ必要な場合はパンチ機24
にて既存使用回数の次の位置にパンチを施し、
又、パンチを要しない場合はそのまま「帰り」の
工程26に移り、パンチを施した場合はまず第3
磁気ヘツドで正確なパンチを検知する。次に第2
磁気ヘツドで「行き」の工程で残つているP3
消去しさらに第1磁気ヘツドで磁性膜全体に出力
が出ていないことを確認してから検知装置外に搬
出することにより、本発明の磁気記録方法を実施
することが出来る。
<実施例> 以下本発明を実施例をもつて詳述する。
実施例 1 188μmの厚さを有する酸化チタン練込みポリエ
ステルフイルムからなる基体の上に本記録用の磁
気ストライプを施し、さらに抗磁力2750Oe、平
均粒径0.7μmのストロンチウムフエライトを主成
分とする下記組成の磁気塗料を8μmの塗布厚さに
なるようグラビアコーターにてストライプ状に塗
布し本発明の磁気カードを作製した。
ストロンチウムフエライト 100重量部 ポリエステル樹脂(バイロン200 東洋紡社製)
40 カーボンブラツク(#40 三菱化成社製) 1 メチルエチルケトン 580 得られた磁気カードをそのままパンチなしで前
述した検知装置で検知した結果、使用回数0回を
示した。このカードを5回使用した後、基体と同
じ酸化チタン練込みポリエステルフイルムで穴あ
け部を埋めて再度検知装置で検知した。その結果
正規の使用回数5回を検知し偽造による不正使用
を防止することができた。
実施例 2 188μmの厚さを有する酸化チタン練込みポリエ
ステルフイルムからなる基体の上に本記録用の磁
気ストライプを施し、さらに抗磁力2750Oe、平
均粒径0.7μmのバリウムフエライトを主成分とす
る下記組成の磁気インキを3μm厚さとなるよう特
定のパターン上にスクリーン印刷機で印刷し本発
明でいう磁気カードを作製した。
バリウムフエライト 100重量部 ポリエステル樹脂 100 シクロヘキサノン 50 得られた磁気カードをそのままパンチなしで前
述した検知装置で検知した結果、使用回数0回を
示した。このカードを10回使用した後に250Oeの
磁性膜を有する定期券を注意深く穴あけ部に埋め
て再度検知装置で検知した。その結果、偽造され
た穴あけ部が正しい磁性膜でないため、正規の使
用回数10回を検知し、偽造による不正使用を防止
することができた。
〈発明の効果〉 本発明は上記の構成からなるので各種の磁気カ
ード類において仮にエンコーダーで本記録用磁気
ストライプの磁気情報を改ざんしても、パンチの
改ざんまでは不可能であるので偽造者が使い古し
の旧カードを新券に偽造することを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用する磁気カードの一例を
示す斜視図、第2図は穴あけ部の偽造をチエツク
する検知機構の略図、第3−1図は磁性膜全体を
磁化させた時の出力の分布図、第3−2図は磁性
膜全体を消磁させた時の出力の分布図である。 11……基体、12……本記録用磁気ストライ
プ、13……偽造防止用磁性膜、14……パン
チ、21……第1磁気ヘツド、22……第2磁気
ヘツド、23……第3磁気ヘツド、24……パン
チ機、25……「行き」の工程、26……「帰
り」の工程、31……偽造防止用磁性膜、32…
…偽造用磁気膜、P1……偽造防止用磁性膜の出
力、P2……偽造用磁性膜の出力、P3……消磁後
の偽造防止用磁性膜の出力。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気カードに施された穴あけ部の偽造を検知
    する機能を有する磁気記録方法であつて、該穴あ
    け部に相当する位置に予め磁性膜を設けてなる磁
    気カードを下記のとおり3つの磁気ヘツドを往復
    する段階、すなわち (イ) 第1磁気ヘツドにて磁界をかけ磁性膜全体を
    磁化し、 (ロ) 第2磁気ヘツドにて穴あけ部に埋め込まれた
    偽造用磁性膜の出力が消えるよう磁性膜全体に
    逆磁界をかけて消磁し、 (ハ) 第3磁気ヘツドにて磁性膜の磁化パターンを
    読み取り正確な穴あけ部を検知し、 (ニ) 帰りの段階で第2ヘツドにて(ロ)の段階で残つ
    ている残留出力を消去し、 (ホ) 帰りの段階で第1ヘツドにて磁性膜全体に出
    力が出ないことを確認する、 ことからなる検知機能を有することを特徴とする
    磁気記録方法。
JP60096736A 1985-05-09 1985-05-09 磁気記録方法 Granted JPS61255502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60096736A JPS61255502A (ja) 1985-05-09 1985-05-09 磁気記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60096736A JPS61255502A (ja) 1985-05-09 1985-05-09 磁気記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61255502A JPS61255502A (ja) 1986-11-13
JPH0553001B2 true JPH0553001B2 (ja) 1993-08-09

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ID=14172990

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60096736A Granted JPS61255502A (ja) 1985-05-09 1985-05-09 磁気記録方法

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JP (1) JPS61255502A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589309U (ja) * 1981-07-11 1983-01-21 株式会社寺岡精工 ストレツチ包装装置におけるフイルム繰出し装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589309U (ja) * 1981-07-11 1983-01-21 株式会社寺岡精工 ストレツチ包装装置におけるフイルム繰出し装置

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Publication number Publication date
JPS61255502A (ja) 1986-11-13

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