JP2542236B2 - 磁気カ―ドと識別方法 - Google Patents

磁気カ―ドと識別方法

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JP2542236B2 JP63104039A JP10403988A JP2542236B2 JP 2542236 B2 JP2542236 B2 JP 2542236B2 JP 63104039 A JP63104039 A JP 63104039A JP 10403988 A JP10403988 A JP 10403988A JP 2542236 B2 JP2542236 B2 JP 2542236B2
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貞一 一色
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は乗車券購入カード、銀行カード、クレジット
カードなど使用が金券或は現金の出納や現金に関係の深
い磁気カードの構造及び識別方法に関する。
(従来技術とその問題点) 乗車券購入カード、銀行カード、クレジットカード等
の磁気カードは最近急速に普及しておりますます利用分
野が増大している。これに伴って、不正使用の防止が重
要な課題となっている。
従来から若干の不正使用防止手段は提案されまた一部
実用化されているが、いまだ十分でない。
従来、磁気カードを識別するために磁気カードの磁気
情報記録用の磁性層に識別情報を記録すると共に、特定
領域に穿孔等の機械的な不連続部を形成して識別手段と
することが行なわれている。例えば、磁気カードの使用
回数又は使用残量を表示するために、磁気カードの特定
領域に使用回数に応じた位置及び個数の穿孔を形成し、
磁性層には使用回数に応じて正確な使用回数情報を記録
し、穿孔形成領域には使用回数に応じて正確又は大まか
な使用回数を表示し、磁気カードの次回の使用に際して
前者は磁気ヘッドで読み取り、後者は光学的に読み取
り、両情報を照合して現在の使用残量を検出することが
行なわれている。この方法は磁気記録情報の改ざんによ
る磁気カードの不正使用を防止する機能を有するが、十
分ではない。すなわち、この磁気カードでは穿孔を不透
明なプラスチックフイルムの貼着によりマスクし、かつ
磁気記録部を書き換えると改ざんが可能であり、不正使
用を防止することができない。
この対策として、穿孔の光学的な読み取りの代わり
に、穿孔形成領域にも磁性層を形成し、使用に際して穿
孔領域を一定周波数のパルス波形で磁化し、穿孔の有無
による磁束の変化を記録部とは別の磁気ヘッドで検出す
ることが提案されている(特開昭61−85624号)。この
方法はある程度有効であるが、穿孔の位置が磁気記録ト
ラックの幅方向に変動すると、再生ヘッドで穿孔のパル
スも検出されることになり、誤判断の原因となる。この
ため、波形成形および選択に複雑な回路を必要とする。
同様な試みとして、穿孔形成領域を磁気記録部の磁性
層の保磁力より大きい高保磁力の磁性層で穿孔と同一の
大きさの小円状に形成し、使用に置いてこれら小円を打
ち抜き、読み取り時にはこれらの小円を磁化して磁束の
検出非検出によって使用回数を検出するのことが提案さ
れている(特開昭特開昭59−94188号)。この方法で
は、穿孔と小円との整列が困難であり、誤動作の原因と
なるので読み取り情報を複雑な回路を用いて処理する必
要がある。
(発明の目的) したがって、本発明の目的は、使用回数情報等の識別
情報が穿孔等の不連続部の形成によって記録されるか又
はこれと共に磁性層にも記録される形式の磁気カードに
おいて、磁気カードの使用回数又は使用残量その他の識
別情報を検出するのに適した構造及び識別方法を提供す
ることにある。本発明は特に不正な変造が行なわれた場
合にも正確な識別が可能な磁気カードの構造及びその識
別方法を提供することを目的とする。
(発明の概要) 本発明は、磁性材料を塗布して磁気情報記録のための
第1の磁性層を設けた磁気カードであって、その特定領
域に穿孔を行なうことにより不連続部を形成する磁気カ
ードおいて、前記特定領域には、前記磁性層の保磁力よ
りも小さい保磁力を有する第2の磁性層を設けたことを
特徴とする磁気カードを提供する。
本発明は更に上記磁気カードの第1磁性層を一方向へ
磁化しておき、第2の磁性層を前記一方向に磁化した時
と反対方向に磁化した時との再生磁束の違いにより識別
を行なう方法である。
これにより、本発明の磁気カードは変造されても正確
な識別を行なうことができる。
(発明の具体的な説明) 本発明によると、第2磁性層が第1磁性層と同一の方
向に磁化された時には穿孔部分からの漏れ磁束は両磁性
層からの漏れ磁束の和として検出されるから出力が大き
くなり、一方第2磁性層を反対方向に磁化した時には穿
孔部分からの両者の漏れ磁束は相殺されるから出力が小
さくなる。したがって両出力を比較することにより、穿
孔部分の確実な読み出しが可能となる。
今、穿孔形成領域に非磁性のマスクが不正使用の意図
で成されたとしても、穿孔の存在は容易に検出される。
一方、この領域に磁気テープのような磁性のマスクがな
されたとしても、通常の磁気テープは保磁力が低いため
に穿孔の存在は容易に検出し得る。これらの点は後で詳
しく説明する。
(実施例の説明) 以下実施例を参照して本発明を詳しく説明する。
第1図は本発明の一実施例としての磁気カードの平面
図であり、第2図は第1図のA−A′部分の断面の構造
を示した図である。この磁気カード1は厚さ188μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムの基板2の片側全
面に保磁力が3000エルステッドの磁性層3を均一に塗布
してある。この磁性層3の特定された位置には、カード
発行者の情報、カードの種類、使用金額、使用回数とい
った情報を磁気記録再生するための情報記録トラック4
が設けられている。更に磁性層3の別の特定された位置
には、全長に亘り一方向に直流磁化された識別トラック
5が設けられている。この様な一様な直流磁化は識別ト
ラック5上を記録ヘッドで直流磁化してもよいし、磁性
層3を塗布した時の磁場配向を利用してもよい。
識別トラック5上には、保磁力が磁性層3より低い、
例えば300エルステッドの第2の磁性層6がストライプ
状に形成されている。この磁性層6はストライプ状に塗
布してもよいし、オフセット又はスクリー印刷機などに
より磁気印刷してもよいし、ホットスタンプで形成して
もよい。磁性層3および第2の磁性層6の上には、磁性
層の色即ち茶色又は黒色の色相を隠蔽するための着色層
7が設けられている。そして前記識別トラック5の中心
部に沿っては直径2mmの貫通孔8による磁気的不連続部
が設けられている。
次にこの磁気カードの使用時の動作を説明する。
この磁気カードを端末機に入れると、情報記録トラッ
ク4ではデータの再生が行われるが、この時直ちに再生
データをもとに処理を行なわず識別トラック5を使いカ
ードの正当性の判定を同時に行なう。
即ち、識別トラック5では先づ記録ヘッドによって第
2の磁性層6が、磁性層3の磁化の向きと同じ方向に磁
化される。この時の識別トラック5の不連続部の断面の
磁化の様子を第3図に示す。図のように不連続部分で
は、磁性層3と第2の磁性層6とがそれぞれ同じ向きに
磁化され同極の磁極が生じている。従って再生ヘッドで
この部分を再生すると両者を合わせた大きな出力9が発
生する。次に記録ヘッドに流す電流の向きを反転し第2
の磁性層6を磁性層3の磁化の向きと逆方向に磁化す
る。この時記録ヘッドから発生する磁界の強さHは磁性
層3の保磁力をHC1、第2の磁性層の保磁力をHC2として
HC2<H<HC1を満たすように設定する。即ち第2の磁性
層のみを磁化できる強さに設定するのである。この時の
識別トラック5の不連続部の断面の磁化の様子を第4図
に示す。磁性層3と第2の磁性層6の磁化の向きが逆に
なるので、貫通孔による磁性層の不連続部分では、図の
ようにそれぞれ逆の極性の磁極が発生し、その部分で閉
磁路が形成されるので、外部にはほとんど磁束が漏えい
せず、この部分を再生ヘッドで再生しても僅かな出力10
しか発生しない。
このカードの正当性判定方法は、先づ第2の磁性層6
を磁性層3の磁化の向きと同じ方向に磁化して、その際
再生される出力パルスの数や、そのパルスが現われる時
間を読みとり、情報記録トラック4に記録されていたそ
れらの情報と照合する。その後第2の磁性層6を磁性層
3の磁化の向きと逆向きに磁化して再生ヘッドで再生す
る。その際正規の構造のカードであれば出力パルスは検
出されない。次にこのカードの識別トラック5上に市販
のカセットテープなどの磁性体を貼り付けて穿孔をマス
クした後、磁気記録情報を改ざんして変造した場合の動
作を説明する。第5図は変造されたカードの穿孔による
不連続部分の断面の様子を示したものであり、図におい
て1は第1図および第2図で説明した本発明による磁気
カードである。13は市販のカセットテープなどの磁気テ
ープであり、14は厚さが12μmのポリエステルフィルム
のベース、15は保磁力が約360エルステッドの磁性層で
ある。磁気テープ13と磁気カード1とは図示していない
接着剤によって貼り合わされている。このような変造カ
ードを端末機に入れると、識別トラックでは記録ヘッド
によって磁気テープ13の磁性層15が磁気カード1の磁性
層3の磁化の向きと同じ方向に磁化される。この時の識
別トラック5の穿孔による不連続部の断面の磁化の様子
を第6図に示す。磁気テープ13の磁性層15、磁性層3お
よび第2の磁性層6はそれぞれ矢印の方向に磁化されて
いるが、磁性層3および第2の磁性層6からカード表面
までの距離は着色層7、磁気テープ13のベース14および
磁性層15のすべての厚さを加えた約20〜30μmであり、
磁性層3および第2の磁性層6の磁化による磁束はカー
ド表面まで到達しない。従って再生ヘッドでこの不連続
部を再生すると磁気テープ13の磁性層15による磁束のた
めにスレショルドレベル11以上の出力電圧16が発生する
ので再生パルス17が得られる。なお同図では第2の磁性
層6の磁化の向きが磁性層3と同じ向きであるが、逆で
あっても前述の理由により再生ヘッドの出力電圧は変ら
ない。
次に記録ヘッドに流す電流の向きを反転し、磁気テー
プ13の磁性層15を磁性層3の磁化の向きと逆方向に磁化
する。この時の識別トラック5の不連続部の断面の様子
を第7図に示す。貫通孔による不連続部では同図の様に
磁気テープ13の磁性層15は第6図とは逆の極性の磁極が
発生する。この部分を再生ヘッドで再生すると第6図と
は極性が異なるが波高値は等しい出力電圧18が発生し、
再生パルス19が得られる。つまり正規のカードの読み取
りの時と異なり、記録ヘッドに流す電流の向きを反転し
た時にも再生パルスが発生するので、容易に変造カード
を見破ることができる。本方式はこのように識別トラッ
ク5でカードの正当性を判定した後に、各種処理を行な
い情報記録トラックの書き換えをするので、カードの偽
造が困難となり安全性を高めることができる。
なお本実施例では、識別トラック5の再生は記録ヘッ
ドで第2の磁性層6を正負それぞれの方向に磁化してか
ら行なうとしたが、再生ヘッドから直流磁界を発生させ
ながら行なってもよい。この場合の直流磁界HBもHC2<H
B<HC1を満たすように設定する。また、本実施例では、
磁気カード1の識別トラック5の部分のみを記録層3よ
り保磁力の低い第2の磁性層6を積層するとしたが情報
記録トラック4を含めたカード全面を保磁力の低い第2
の磁性層で蔽った2層構造とすれば、特開昭63−34727
に開示されているように、より安全性の高い磁気カード
となる。
更に、識別トラック5の磁気的不連続部は、カードの
使用状況に応じて、使用金額や残額又は使用回数や残り
回数などを視覚情報として表示するための穿孔と兼用し
ても良い。
(発明の効果) 本発明の磁気カードは、その識別トラックに磁気テー
プを貼ったり貫通孔に他の磁気カードの磁気部材を埋め
て偽造しても極めて容易に不連続部の存在が検出できる
ので、磁気カードの偽造を防止することができる。
識別トラック上に積層する磁性材料はガンマ酸化鉄な
どの安価なものでよく、加工方法も印刷など量産性のよ
い方法が使用できるのでカードのコストアップにはなら
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気カードの平面図、第2図は第1図
のA−A断面図、第3図は本発明の磁気カードの識別の
第1段階を説明する図、第4図は本発明の磁気カードの
識別の第2段階を説明する図、第5図は変造された磁気
カードの断面図、第6図は変造された磁気カードの識別
の第1段階を説明する図、及び第7図は変造された磁気
カードの識別の第2段階を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/80 G07F 7/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性材料を塗布して磁気情報記録のための
    第1の磁性層を設けた磁気カードであって、その特定領
    域に穿孔を行なうことにより不連続部を形成する磁気カ
    ードにおいて、前記特定領域には、前記磁性層の保磁力
    よりも小さい保磁力を有する第2の磁性層を設けたこと
    を特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】前記特定領域において前記第1の磁性層は
    予め一方向に磁化されている前記第1項記載の磁気カー
    ド。
  3. 【請求項3】穿孔は使用回数に応じて形成される前記第
    1項記載の磁気カード。
  4. 【請求項4】第1の磁性層を予め一方向に磁化してある
    前記第2項記載の磁気カードの前記第2の磁性層を前記
    方向に磁化し次いで前記第2の磁性層を反対方向に磁化
    した時の穿孔部の磁束変化を検出することを特徴とする
    磁気カードの識別方法。
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