JPH05509089A - セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物 - Google Patents

セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物

Info

Publication number
JPH05509089A
JPH05509089A JP3512255A JP51225591A JPH05509089A JP H05509089 A JPH05509089 A JP H05509089A JP 3512255 A JP3512255 A JP 3512255A JP 51225591 A JP51225591 A JP 51225591A JP H05509089 A JPH05509089 A JP H05509089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
group
compound
alkyl
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3512255A
Other languages
English (en)
Inventor
ベイトソン,ジョン・ハーグリーブズ
バートン,ジョージ
フェル,スティーブン・クリストファー・マーティン
Original Assignee
ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB909016189A external-priority patent/GB9016189D0/en
Priority claimed from GB919109540A external-priority patent/GB9109540D0/en
Application filed by ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー filed Critical ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー
Publication of JPH05509089A publication Critical patent/JPH05509089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D463/00Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D463/10Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2
    • C07D463/14Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hetero atoms directly attached in position 7
    • C07D463/16Nitrogen atoms
    • C07D463/18Nitrogen atoms further acylated by radicals derived from carboxylic acids or by nitrogen or sulfur analogues thereof
    • C07D463/20Nitrogen atoms further acylated by radicals derived from carboxylic acids or by nitrogen or sulfur analogues thereof with the acylating radicals further substituted by hetero atoms or by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen
    • C07D463/22Nitrogen atoms further acylated by radicals derived from carboxylic acids or by nitrogen or sulfur analogues thereof with the acylating radicals further substituted by hetero atoms or by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen further substituted by nitrogen atoms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物本発明は新規なβ−ラク タム含有化合物、その製法およびその使用に関し、特に新規な一連のセファロス ポリンに関する。これらの化合物は抗菌特性を有しており、したがって広範な有 機体により引き起こされるヒトおよび動物の細菌感染症の治療において有用であ る。
GB 1 405 758 (ビーチャム・グループ・リミテッド(B eec hamGroup Ltd)は、化合物3−(2−テトラヒドロピラニルメチル )−7−(2−チェニルアセトアミド)−3−セフェム−4−カルボン酸を開示 し、5種類のグラム陽性細菌に対するそのイン・ビトロ活性(MIC)を記録し ている。さらに、t−ブチル−4−カルボキシラードおよびその対応する7−ア ミノ−および7−トリフェニルメチルアミノ−t−ブチルエステルの形態のその 中間体を開示している。
ナイラー・ジェイ・エッチ・シー(Nayler J、 H,C,)ら(ジャー ナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(Journal of Medic inal Chemistry) 、1977、第20巻)は〜化合物3−(2 −テトラヒドロピラニルメチル)−7β−(D−α−フェニルグリシル)アミノ セフ−3−エム−4−カルボン酸を開示し、2種類のダラム陽性および5種類の グラム陰性細菌に対するそのイン・ビトロ活性(MIC)を記録している。さら に、7−アミノ−および7β−(N−t−ブトキシカルボニル−D−α−フェニ ルグリシル)アミノ−t−ブチル−4−カルボキシラード誘導体の形態のその中 間体を開示している。
今回、本発明者らは、長期間の高レベル抗菌活性を有し、非経口内および経口内 にて共に、特に経口内にて良好な吸収性を示す、セファロスポリン核の3−位で 環状エーテル置換基を有する一連のセファロスポリンを見いだした。
本発明は、式(I); [式中、R1は水素、メトキシまたはホルムアミド;R2はアシル基、特に抗菌 活性なセファロスポリンの基;Co2R3はカルボキシ基またはカルボキシラー ドアニオン、またはR3は容易に除去可能なカルボキシ保護基(例えば、医薬上 許容されるイン・ビポにて加水分解可能なエステル基):R4はアルキル、アル ケニル、アルキニル、アルコキン、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アルキルア ミノ、アンルアミノ、ジアルキルアミルである)、アリールおよびヘテロサイク リルから選択される4個までの置換基であり、それは同一または異なっていても よく、ここでいずれのR4アルキル置換基も、所望によりいずれの他のR4置換 基によって置換されていてもよLX:xはS.、SO,SO2、OまたはCH, :mは1または2:およびnは1を意味する、ただし、R1が水素である場合、 XはSであり、3−位の置換基は非置換テトラヒドロビラン−2−イルメチル( m=2)であって、次に、R3が水素である場合、R2は2−チェニルアセチル またはD−α−アミノフェニルアセチル以外の基であって、そしてR3がt−ブ チルである場合、R2は2−チェニルアセチルD−α−アミノフェニルアセチル またはN−t−ブトキシカルボニル−D−α−アミノ−フェニルアセチル以外の 基であるコで示される化合物またはその塩を提供する。
環状エーテルの環をセファロスボ1ル核に連結する該エーテル基の結合炭素原子 は、一般に、不斉炭素である。本発明は、いずれの立体異性体、ならび(二両異 性体の混合物も包含する。
R1がホルムアミドである式(I)の化合物において、該ホルムアミド基は一N H−CHO基の水素原子がシス−またはトランス−である配置にて存在し得、こ れらのうち、通常、シス配置が優勢である。
本発明のβ−ラクタム抗生物質である化合物は医薬組成物における治療薬として 用いられるものであるため、式(1)の化合物のうち好ましい化合物は、医薬上 許容しうろことが、すなわち、式(Ia):[式中、R1、R2、R4、m,n およびXは式(I)の記載と同じ、基CO.R’はCO2R’ (ここで、CO 2R3はカルボキシ基またはカルボキシラードアニオンである)を意味するコ で示される化合物またはその医薬上許容される塩あるいは医薬上許容されるイン ・ビボにて加水分解可能なエステルであることが容易に認識されるであろう。
したがって、本発明は、治療薬として用いる式(Ia)の化合物またはその医薬 上許容される塩あるいはイン・ビポにて加水分解可能なエステル、特に経口的投 与可能な治療薬として用いるそのイン・ビボにて加水分解可能なエステルを提供 するものである。
さらに、本発明は、細菌感染の治療に用いる式(Ia)の化合物またはその医薬 上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水分解可能なエステル、さらに詳しく は、細菌感染の経口治療に用いるそのイン・ビポにて加水分解可能なエステルを 提供するものである。
さらに、本発明は、治療上有効量の式(Ia)で示される本発明の抗生物質であ る化合物またはその医薬上許容されるイン・ビボにて加水分解可能なエステルを 投与することからなる、特に治療上有効量のイン・ビボにて加水分解可能なニス チルを経口投与することからなる、ヒトおよび動物における細菌感染の治療方法 を包含する。
加えて、本発明は、細菌感染の治療用医薬の製造について、式(Ia)の化合物 またはその医薬上許容される塩あるいはイ=ハビボにて加水分解可能なエステル の使用、特に細菌感染の経口治療用医薬の製造について、イン・ビボにて加水分 解可能なエステルの使用を包含する。
R3が医薬上許容されるイン・ビポにて加水分解可能なエステル以外の容易に除 去可能なカルボキシ保護基であるか、または医薬上許容されない塩形である式( I)の化合物は、主として式(Ia)の化合物またはその医薬上許容される塩あ るいは医薬上許容されるイン・ビボにて加水分解可能なエステルの製造における 中間体として有用である。
基R3について、適当な容易に除去しうるカルボキシ保護基は、イン・ビボにて 加水分解可能なエステルを含む、カルボン酸のエステル誘導体を形成する基を包 含する。該誘導体はイン・ビボにて容易に除去できるものであることが好ましい 。
式(I)または(Ia)の化合物中、任意の置換基として存在してもよい、いず れのカルボキシ基の塩およびイン・ビポにて加水分解可能なエステルを包含する カルボキシ保護誘導体もまた本発明の範囲内に含まれることが認識されるであろ う。さらに、式(1)または(Ia)の化合物中、任意の置換基として存在して もよい、いずれのアミノ基または置換アミノ基の酸付加塩もまた本発明の範囲内 に包含される。
適当なエステルを形成するカルボキシル保護基は、通常の条件下で除去しうるち のである。R3についてのこのような基は、ベンジル、p−メトキシベンジル、 ベンゾイルメチル、p−ニトロベンジル、4−ピリジルメチル、2.2.2−ト リクロロエチル、2.2.2−トリブロモエチル、t−ブチル、t−アミル、ア リル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、アダマンチル、2−ベンジルオ キシフェニル、4−メチルチオフェニル、テトラヒドロフルー2−イル、テトラ ヒドロピラン−2−イル、ペンタクロロフェニル、アセトニル、l)−トルエン スルホニルエチル、メトキンメチル、シリル、スタンニルまたはリン−含有基、 式ニーN=CHR’のオギシム基(ここで、R7はアリールまたは複素環である )、または前記のようなイン・ビボにて加水分解可能なエステル基を包含する。
本明細書にて用いる場合、「アリール」なる語は、フェニルおよびナフチルを包 含し、各々は、所望により、5個までの、好ましくは3個までの、ハロゲン、メ ルカプト、cl−8アルキル、フェニル、CI−。アルコキシ、ヒドロキシ(C 0,□、)アルキル、メルカプト(CI−s)アルキル、ハロ(CI−a)アル キル、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、カルボキシ、CI−Sアルキルカルボニル オキシ、アルコキシカルボニル、ホルミルまたはCl−6アルキルカルボニル基 から構成される装置換されていてもよい。
本明細書にて用いる「ヘテロサイクリル」および「複素環」なる語は、適当には 、各環にて酸素、窒素および硫黄から選択される4個までのへテロ原子を含有す る芳香族および非芳香族の単および縮合環であって、その環は非置換の、または 、例えばハロゲン、(CI−a)アルキル、(C1,□、)アルコキシ、ハロ( CI−s)アルキル、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキン塩、(CI−s)ア ルコキシカルボニルのようなカルボキシエステル、(C+−s)アルコキシカル ボニル(CI−s)アルキル、アリールおよびオキソ基から選択される3個まで の基によって置換されていてもよい環を包含する。各複素環式環は、適当には、 4ないし7個の、好ましくは5個または6個の環原子を有する。「ヘテロアリー ル」なる語は、ヘテロ芳香族の複素環式環をいう。縮合した複素環式理系は、複 数の炭素環式環を含んでいてもよく、ただ1つの複数環式環を含むことを必要と する。ヘテロサイクリル基を含有する本発明の範囲内に含まれる化合物は、ヘテ ロサイクリル基の特性に依存して2種以上の互変体形を生じてもよく、このよう な互変体形はすべて本発明の範囲内に含まれる。
本明細書中にて用いる場合、「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」お よび「アルコキシ」なる語は、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖基、例えば、メ チル、エチル、プロピルおよびブチルを包含する。特定のアルキル基はメチルで ある。
本明細書中にて用いる場合、「ハロゲン」なる語は、フッ素、塩素、臭素および ヨウ素をいう。
カルボキシル基は、個々のR3基に対して適当な常法、例えば、酸−および塩基 −触媒の加水分解により、または酵素触媒の加水分解により、またはその分子の 残部に実質的に影響を及ぼさない条件下で水素化分解することにより前記のいず れかのエステルより生成することができる。
適当な医薬上許容されるイン・ビポにて加水分解可能なエステル基の例は、人体 中にて容易に分解されてその親酸またはその塩を得るものを包含する。この型の 適当なエステル基は、式(i)、(ii)、(iii)、(iv)および(V) [式中、R1は水素、C1−、アルキル、C1−7シクロアルキル、メチルまた はフェニルであり、RoはC1−6アルキル、cI−8アルコキシ、フェニル、 ベンジル、CS−tシクロアルキル、C3−7シクロアルキルオキシ、cl−6 アルキルC1−7ングロアルキル、1−アミノC1−6アルキルまたは1 (C I−aアルキル)アミノC3−6アルキルであるか:またはRoとR5が一緒に なって、所望により1または2個のメトキシ基によって置換されていてもよい1 .2−フェニレン基を形成し;Roは、所望により、メチルまたはエチル基で置 換されていてもよいCI−aアルキレンであり、R6およびRoは、独立してC 1−、アルキルであり:RIはC1−6アルキルであり、Rgは水素または所望 により、ハロゲン、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキンから選択される 3個までの基で置換されていてもよいフェニルであり:Qは酸素またはNHであ り、R1は水素またはCl−6アルキルであり:R°は水素、所望によりハロゲ ンで置換されていてもよいC1−6アルキル、C2−@アルケニル、C1−6ア ルコキノカルボニル、アリールまたはへテロアリールであるか:またはRhおよ びR“が−緒になってC1−6アルキレンを形成し:RIは水素、Cl−6アル キルまたはC1−6アルコキシカルポニルであり;およびRkはCl−1アルキ ル、C1−8アルコキン、C1−6アルコキン(CI−s)アルコキシまたはア リールを意味するコ で示される基を包含する。
適当なイン・ビボにて加水分解可能なエステル基の例は、例えば、アセトオキシ メチル、ピバロイルオキシメチル、α−アセトキシエチル、α−ピバロイルオキ シエチル、1−(ンクロヘキシル力ルポニルオキシ)プロブ−1−イルおよび( 1−アミノエチル)カルボニルオキシメチルのようなアシルオキシアルキル基; エトキシカルボニルオキシメチル、α−エトキシカルボニルオキシエチルおよび プロポキンカルポニルオキシエチルのようなアルコキシカルボニルオキシアルキ ル;ジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノメチルまた はジエチルアミノエチルのようなジアルキルアミノアルキル、特にジー低級アル キルアミノアルキル基;2−(イソブトキシカルボニル)ベント−2−エニルお よび2−(エトキシカルボニル)ブドー2−エニルのような2−(アルコキシカ ルボニル)−2−アルケニル基:フタリジルおよびジメトキシフタリジルのよう なラクトン基、および第2β−ラクタム抗生物質またはβ−ラクタマーゼ抑制剤 に結合したエステルを包含する。
好ましいイン・ビボにて加水分解可能なエステル基はビバロイルオキシメチルエ ステルである。
さらに適当な医薬上許容されるイン・ビボにて加水分解可能なエステル基は、[ 式中 R5は水素、C1−6アルキルまたはフェニルを意味する]で示されるエ ステル基である。
式(1)の化合物のカルボキシ基の適当な医薬上許容される塩は、金属塩、例え ば、アルミニウム塩、ナトリウムまたはカリウム、特にナトリウムのようなアル カリ金属塩、カルシウムまたはマグネシウムのようなアルカリ土類金属塩、およ びアンモニウムまたは置換アンモニウム塩、例えば、トリエチルアミンのような 低級アルキルアミン、2−ヒドロキシエチルアミン、ビス−(2−ヒドロキシエ チル)アミンまたはトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンのようなヒドロキ シ−低級アルキルアミン、ノンクロヘキシルアミンのようなシクロアルキルアミ ンとの塩、またはプロカイン、ジベンジルアミン、N、N−ジベンジルエチレン ジアミン、1−エフエナミン、N−メチルモルホリン、N−エチルピペリジン、 N−ベンツルーβ−フェネチルアミン、デヒドロアビエチルアミン、N、N”− ビスデヒドロ−アビエチルアミン、エチレンンアミンまたはピリジン、コリジン またはキノリンのようなどリジン型の塩基または公知のベニンジンおよびセファ ロスポリンとの塩を形成するのに用いられている他のアミンとの塩を包含する。
他の有用な塩は、リチウム塩および銀塩を包含する。式(1)の化合物の範囲内 にある塩は、常法ての塩交換により製造することができる。
式(I)または(Ia)の化合物において、基Xは硫黄または酸化された硫黄原 子、すなわち、スルホキシド(So)またはスルホン(S02)基であってもよ い。Xがスルホキシド基である場合、α−およびβ−異性体が存在してもよく、 このような異性体は共に本発明の範囲内に含まれることが認識されるであろう。
好ましくは、Xは硫黄である。
有利には、R1は水素である。
適当には、セファロスポリン核の3−位にある環状ニーチルは、置換されていな いか、またはC1−6アルキル、Cトロアルコキシ、cI−6アルコキシカルボ ニル、C16アルコキシC1−6アルキルおよびcl−6フルカノイルオキシC l−6アルキルから選択される3個までの置換基、R4で置換されている。該セ ファロスポリン核の3−位にある環状エーテルは置換されていないことが好まし い。
好ましくは、mは1である。
好ましくは、該環状エーテルは、酸素へテロ原子に隣接する環炭素でセファロス ポリン核に結合している。
適当なアシル基R2は、式(a)〜(f):^2co −(bl ^2−X:Se H21,40−(’1[式中、pは0.1または2であり;m は0.1または2であり;A1はcl−6アルキル、!換C1,6アルキル、C ト、シクロアルキル、ンクロへキセニル、シクロへキサジェニル、芳香族(ヘテ ロ芳香族を含む)基、例えば、フェニル、置換フェニル、チェニル、ピリジルま たは所望により置換されていてもよいチアゾリル基、C1,□6アルキルチオ基 または自−6アルキルオキシであり:X1は水素またはハロゲン原子、カルボン 酸、カルボン酸エステル、スルホン酸、アジド、テトラゾリル、ヒドロキシ、ア シルオキシ、アミノ、ウレイド、アシルアミノ、ヘテロサイクリルアミ、ノ、グ アニジノまたはアシルウレイド基であり;A2は芳香族基、例えば、フェニル、 2.6−シメトキシフエニル、2−アルコキシ−1−ナフチル、3−アリールイ ソキサゾリルまたは3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5−メチルイ ソキサゾール−4−イルのような3−アリール−5−メチルイソキサゾリル基: 置換アルキル基または置換ジチェタンであり;X2は−CH20CH2−1−C H2SCH2−またはアルキレン基であり:X、は酸素または硫黄原子であり: A3はアリールまたはへテロアリール基、例えば、フェニル、置換フェニル、フ リル、アミノチアゾリルまたはアミノチアジアゾリル(ここで、アミノ基は所望 により保護されていてもよい)であり:およびA4は水素、C1−、アルギル、 C51ンクロアルキル、C3−8ンクロアルキル(C+−g)アルキル、C1, 、アルコキシカルボニル(C+−s)アルキル、C2−4アルケニル、カルボキ シ(C+−s)アルキル、C2−6アルキニル、アリールまたは3個までのアリ ール基によって置換されているC1−6アルキルを意味するコで示される基を包 含する。
本明細書中にて用いる「ヘテロアリール」なる語は、適当には、各環が5または 6個の環原子を有するヘテロ芳香族の複素環式環または環系を意味する。
適当には、R2が基(a)である場合、A1はC3〜6アルキル、cs−gシク ロアルキル、シクロへキセニル、シクロへキサジェニル、フェニル、ヒドロキシ フェニルのような置換フェニル、チェニルまたはピリジルであって、x、は水素 またはハロゲン原子、またはカルボキシ、カルボン酸エステル、アジド、テトラ ゾリル、ヒドロキシ、アシルオキシ、所望により保護されていてもよいアミノ、 ウレイド、グアニジノまたはアシルウレイド基である。
適当には R2が式(d)の基である場合、A2はフェニルであり、X3は酸素 であって、pはOである。
また、R2が式(e)または(f)の基である場合、基R3についての適当な有 用基は、セファロスポリン核の7位に結合している側鎖中、ヒドロキシイミノ、 置換ヒドロキシイミノまたはビニル基を含有する抗菌活性なセファロスポリンに て通常見られるもの、例えば、フェニル、チェシー2−イル、チェシー3−イル 、フルー2−イル、フルー3−イル、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、ピ リド−4−イル、5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イルおよび2 −アミノチアゾール−4−イル(その各々において、アミノ基は所望により保護 されていてもよい)を包含する。
A、についての好ましい基は、フェニル、2−アミノチアゾール−4−イル、フ ルー2−イル、チェシー2−イル、2− (2−クロロアセトアミド)チアゾー ル−4−イル、2−トリチルアミノ−チアゾール−4−イル、5−アミノ−1゜ 2.4−チアジアゾール−3−イルおよび4−アミノピリミド−2−イルを包含 する。
式(Ia)の化合物において、A3について特に好ましい基は2−アミノチアゾ ール−4−イルである。
基A4についての適当な有用基は、水素、メチル、エチル、シクロプロピルメチ ル、トリフェニルメチル(トリチル)、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ ヘキシル、シクロへブチル、シクロオクチル、フェニル、カルボキシメチル、カ ルボキシプロピルおよびt−ブトキシカルボニルメチルを包含する。
式(Ia)の化合物におけるA4についての好ましい有用基はメチルおよび水素 を包含する。
R2が式(e)(または(f))で示される基である本発明の化合物は、syn および肌旦(またはEおよびZ)異性体またはその混合物として存在しうる。該 異性体は共に本発明の範囲内に含まれる。
R1が式(e)で示される基である本発明の化合物は、syn配置(すなわち、 アミド結合に対して更にある基OA4を有する)を有するか、またはその異性体 に富んでいることが好ましい。
同様に、R2が式(f)で示される基である場合、基A4は、好ましくは、アミ ド結合に対してcisであることが好ましく、すなわち、基(f)が2−アミノ −チアゾール−4−イルである場合、Z−配置が好ましい。
本発明のある種の化合物は、保護されていてもよいアミノ基を含有する。適当な アミノ保護基は、その分子の残部を分解することのなく、通常の条件下にて除去 しうるその分野においてよく知られた基である。
アミノ保護基の例は、Cl−6アルカノイル:ベンゾイル、フェニル環が、C1 −。
アルキル、Cl−4アルコキノ、トリフルオロメチル、ハロゲンまたはニトロか ら選択される1または2個の1換基によって所望により置換されていてもよいベ ンジル、C8□アルコキンカルボニル;前記のベンジルのように置換されている ベンジルオキシカルボニルまたはトリチル、アリルオキシカルボニル、トリクロ ロエトキシカルボニルまたはクロロアセチルを包含する。
本発明の化合物のうちいくつかは、溶媒、例えば、有機溶媒から結晶化または再 結晶することができる。このような場合、溶媒和物を形成してもよい。本発明は 、その範囲内にて水和物ならびに凍結乾燥のような方法により生成することがで きる可変量の水を含有する化合物を含む化学量論性溶媒和物を包含する。
本発明の抗生物質である化合物は医薬組成物として用いるようとするものである ため、それらは、各々、実質的に純粋な形態にて、例えば、少なくとも60%純 度にて、より適当には少な(とも75%純度にて、好ましくは少なくとも85% 、とりわけ少なくとも95%純度(ここで、%は基材重量に対する重量をいう) にて提供されることが容易に認識されるであろう。該化合物の不純な調製物は、 医薬組成物に用いられる、さらに純粋な形態の調製物を製造するのに用いること ができる。これらの化合物の純粋でない調製物は、少なくとも1%、より適当に は少なくとも5%、好ましくは10〜49にの式(1)の化合物またはその塩を 含有していなければならない。
式(Ia)で示される本発明の範囲内にある個々の化合物は、以下の医薬上許容 されるカルボン酸、塩およびイン・ビボにて加水分解可能なエステルを包含する : (6R,7R)−7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z) −メトキシイミノアセトアミド] −3−[(R3)−テトラヒドロフラン−2 −イルメチルコセフー3−エムー4−カルボン酸ナトリウム:および(6R,7 R)−7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z)−メトキシ イミノアセトアミド] −3−[(RS)−テトラヒドロフラン−2−イルメチ ル]セフー3−エムー4−カルボン酸ピバロイルオキシメチル。
本発明はまた、式(II): [式中、R1,CO2R3、R4、m、nおよびXは前記と同じ、いずれの反応 基も保護されていてよく、かつアミノ基は所望によりアシル化を生じさせる基で 置換されていてもよい] で示される化合物またはその塩を、式(III):R”OH(I I I) [式中、R2は式(I)の記載と同じ、かついずれの反応基も保護されていても よいコ で示される酸のN−アシル化誘導体で処理し、その後、要すればまたは所望によ り、1種またはそれ以上の次に示す工穆二l) いずれの保護基も除去し: 11) 基CO□R3を異なる基CO2R3に変え。
111) 基R2を異なる基R2に変え。
iv) 基Xを異なる基Xに変え。
■) その生成物を塩に変える工程 を実施することからなる、式(I)の化合物の製造方法を提供する。
式(III)の酸は、その分野において公知の方法またはそのような方法に類似 する方法により製造することができる。適当な方法は、例えば、英国特許第21 07307B号、英国特許明細書第1.536.281号および英国特許明細書 第1.508.064号に記載されている方法を包含する。
アシル化を生じさせ、所望により、式(I I)の出発物質のアミノ基上に存在 してもよい適当な基は、N−シリル、N−スタンニルおよびN−リン基、例えば 、トリメチルシリルのようなトリアルキルシリル基、トリーローブチルスズのよ うなトリアルキルスズ基、式: −P −R2°R21(式中、R20はアルキ ル、)10アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アリ ール、アラル千ル、アルコキン、ハロアルコキン、アリールオキシ、アラルキル オキシまたはジアルキルアミノ基であり、R”はRxoと同じであるかまたはハ ロゲンであり、またはR20とR”が−緒になって環を形成する)で示される基 を包含する:このようなリン基で適当なものは、−P (OC2H5)2、−P (C2H5)2、所望により、式(I I)の化合物中に導入してもよい基はト リメチルシリルである。
有利には、シリル化反応は、アシル化反応の前に、付随する塩基の添加を必要と しないシリル化剤で系内にて実施することができる。適当なシリル化剤は、例え ば、N−(トリメチルシリル)アセトアミド、N、O−ビス−(トリメチルシリ ル)アセトアミド、N、O−ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミ ド、N−メチル−N−)リメチルシリルアセトアミド、N−メチル−N−トリメ チルシリル−トリフルオロアセトアミド、N、 N’−ビス(トリメチルシリル )尿素およびN、O−ビス(トリメチルシリル)カルバマートを包含する。好ま しいシリル化剤はN、○−ビス(トリメチルシリル)アセトアミドである。シリ ル化反応は、適当には、不活性な無水有機溶媒、例えば、ジクロロメタン中、室 温にてまたは高温にて、例えば、30〜60℃、好ましくは40〜50℃にて実 施することができる。
前記の方法は、所望により、少量の、例えば、0.1当量のシリルハライド、例 えば、トリ(Cl−s)アルキルシリルハライド、特にトリメチルシリルクロリ ドの存在下で実施することができる。
酸(I I I)の反応性N−アシル化誘導体を前記の方法にて用いる。反応性 誘導体の選択は、勿論、鎖酸の置換基の化学特性による影響を受ける。
適当なN−アシル化誘導体は、酸ハライド、好ましくは、酸クロリドまたはプロ ミドを、あるいは別に対称あるいは混合無水物を包含する。アシル化は、アシル 化反応において遊離するハロゲン化水素と結合する、酸結合剤、例えば、第三級 アミン(例えば、ピリジンまたはジメチルアニリン)、モレキュラーシーブ、無 機塩基(例えば、炭酸カルシウムまたは炭酸水素ナトリウム)またはオキシラン の存在下にて達成される。オキシランは、好ましくは、エチレンオキシドまたは プロピレンオキシドのような(Cl−a) −1,2−アルキレンオキシドであ る。
酸ハライドを用いるアシル化反応は、水性または非水性媒体、例えば、水、アセ トン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ジメチルアセトアミド、ジメチルホル ムアミド、アセトニトリル、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタンまたはそ の混合物中、−50℃〜+50℃、好ましくは一20℃〜+20℃の範囲の温度 にて実施することができる。また、該反応は、水−非混和性溶媒、特にメチルイ ソブチルケトンまたはブチルアセタートのような脂肪族エステルまたはケトンの 不安定なエマルジョン中にて実施することができる。酸ハライドまたは無水物を 用いるアシル化は、適当には、ピリジンまたは2.6−ルチジンのような塩基性 触媒の存在下で実施する。
酸ハライドは、酸(I I I)または塩またはその反応性誘導体を、五塩化リ ン、塩化チオニル、塩化オキサリルまたはホスゲンのようなハロゲン化(例えば 、塩素化または臭素化)剤と反応させることにより製造することができる。
適当な混合無水物は、例えば、炭酸モノエステル、トリメチル酢酸、チオ酢酸、 ジフェニル酢酸、安息香酸、リン酸(例えば、リン(V)酸、リン(I I 1 )酸およびホスフィン酸)または芳香族または脂肪族スルホン酸(例えば、p− トルエンスルホン酸またはメタンスルホン酸)との無水物である。
あるいは、酸(III)のN−アシル化誘導体は、酸アジド、または2−メルカ プトピリジン、シアノメタノール、p−ニトロフェノール、2.4−ジニトロフ ェノール、チオフェノール、ペンタクロロフェノールを包含するノA口フェノー ル、モノメトキンフェノール、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシ ベンゾトリアゾールまたは8−ヒドロキシキノリンとのエステルのような活性化 エステル;またはN−アシルサッカリン、N−アシルチアゾリジン−2−チオン またはN−アシルフタルイミドのようなアミド:または酸(I I I)とオキ シムとの反応により製造されるアルキリデンイミノエステルである。
酸(I I I)の他の反応性N−ア/ル化誘導体は、カルボジイミド、例えば 、N、 N’−ジエチル−、ジプロピル−またはジイソプロピルカルボジイミド 、N、 N’−シーンクロへキンルーカルボジイミドまたはN−エチル−N’− [3−(ジメチルアミノ)プロビルコーカルポジイミド:適当なカルボニル化合 物、例えば、N、N’−カルボニルジイミダゾールまたはN、 N’−カルボニ ルジ−トリアゾール、インキサシリニウム塩、例えば、N−エチル−5−フェニ ルイソキサシリニウム−3−スルホナートまたは過塩素酸N−t−ブチル−5− メチルイソキサシリニウム:またはN−アルコキンカルボニル2−アルコキシ− 1,2−ジヒドロキノリン、例えば、N−エトキシカルボニル2−エトキシ−1 ,2−ジヒドロキノリンのような縮合剤と一緒に系内で反応させることによって 形成される反応性中間体を包含する。他の縮合剤は、ルイス酸(Lewis a cid) (例えば、B Br3’ C5Ha) :またはジエチルホスホリル シアニドのようなリン酸縮合剤を包含する。この縮合反応は、好ましくは、有機 反応溶媒、例えば、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ア ルコール、ベンゼン、ジオキサンまたはテトラヒドロフラン中にて実施する。
式(I I I)の酸のN−アシル化誘導体を形成する別の方法は、式(I I  I)の酸を、カルボニルハライド、好ましくはオキサリルクロリド、またはオ キシ塩化リンのようなホスホリルハライドを、低級アシル第三級アミド、好まし くはN、N−ジメチルホルムアミドを含有するハロゲン化炭化水素溶媒、好まし くは、ジクロロメタンに加えることにより予め形成された溶液または懸濁液で処 理することにある。ついで、このように誘導された式(I I I)の酸のN− アシル化誘導体を、式(I I)の化合物と反応させてもよい。アシル化反応は 、通常、−40℃〜+30℃で、所望により、ピリジンのような酸結合剤の存在 下で行うことができる。所望により、また4−ジメチルアミノピリジンのような 触媒を加えてもよい。前記のアシル化反応についての好ましい溶媒はジクロロメ タンである。
任意の還元工程、任意のR2の異なるR2への、CO,R”の異なるC0IR3 へのおよびXの異なるXへの変換、および任意の塩形成は、セファロスポリンお よびペニシリン化学の分野における周知方法を用いて実施することができる。
例えば、基XがS、SOまたはSO,である場合、基Xは、例えば、欧州特許出 願公開番号0114752に記載されているように、セファロスポリンおよびペ ニシリン合成の分野においてよく知られている酸化または還元方法により異なる 基Xに変換することができる。例えば、スルホキシド(XがSOの化合物)は、 適当な酸化剤、例えば、m−クロロ過安息香酸のような有機過酸で酸化すること により、対応するスルフィド(XがSの化合物)から製造することができる。
還元工程は、一般に、β−ラクタム化学の分野においてよく知られた方法、例え ば、ジメチルホルムアミド中、三塩化リンを用いることにより達成される。
前記の方法および後記の方法において、保護基を除去することが必要であるかも しれない。脱保護は、望ましくない副反応を最小限とするような、その分野にお いて知られているいずれの都合のよい方法によっても実施することができる。
望ましくない副生成物の分離は標準方法を用いて実施することができる。
本発明のさらなる方法において、式(I)の化合物は、式(IV):[式中、X 、R’、R2、R4、m、nおよびC0IR3は前記と同じ、P′はリン残基を 意味する] で示される化合物を環化し、その後、要すればまたは所望により、1種以上の次 の工程 i) いずれの保護基も除去し: i i) 基CO2R3を異なる基CO,R’+:変え;111) 基R2を異 なる基R2に変え:iv) 基Xを異なる基Xに変え: ■) その生成物を塩に変えること を実施することにより製造することができる。
該環化反応は、分子内ウィッチヒ型反応(intramolecular Wi ttig−typereaction)であり、典型的には、式(IV)の化合 物を有機溶媒系、例えば、トルエン中にて加熱することにより、所望により、安 息香酸のような適当な酸の存在下にて実施する。
リン残基のP゛は、典型的には、トリアルキルホスホルアニリデン残基、例えば 、トリー〇−プチルホスホルアニリデンのようなC+−gトリアルキルホスホル アニリデン残基、またはトリフェニルホスホルアニリデンのようなトリアリール ホスホルアニリデン残基である。
式(1)の化合物中のR2が、式(IV)の化合物中の基R2と異なっているこ とが必要ならば、この変換はセファロスポリン核の7−位にてアミン基を有する 式(I I)の化合物の仲介を介して達成することができる。
R2側鏑は、β−ラクタム化学において通常用いられるデルフト(Delft) 操作により除去することができる。適当な反応条件は、低温で五塩化リンとN− メチルモルホリンで処理することを包含する。
式(I I)の化合物は新規な化合物であり、それ自体が本発明の一部を形成し ている。
式(IV)の化合物は、式(■): [式中、X5R1、R2、R4、m、nおよびcozR3は前記と同じ]で示さ れる化合物をハロゲン化剤、適当には、塩化チオニルのような塩素化剤と反応さ せることにより製造することができる。その反応は、式(V)のヒドロキシル基 をハロゲン、適当には、クロリドと置き換えるものであり、典型的には、塩基、 典型的には2.6−ルチジンのようなピリジン誘導体の存在下、不活性溶媒、例 えば、テトラヒドロフラン中、低温で実施する。ホスホランの形成は、適当には 、室温でジオキサンのような不活性溶媒中、ハロー中間体を適当なホスフィン誘 導体、例えば、トリーn−ブチルホスフィンまたはトリフェニルホスフィンで処 理することにより達成することができる。
式(V)の化合物は、式(Vl): (Vl) [式中、X、R1,R”、R4、mおよびnは前記と同じ]で示される化合物を 、トリエチルアミンの存在下、グリオキシル酸エステル(OCHCO,R’)と 反応させることにより製造することができる。
Xが硫黄である式(VI)の化合物の典型的な製造では、式(Vll):[式中 、Yは脱離基であり、R4、mおよびnは前記と同じ]で示される化合物を、式 (Vlll) ・[式中、R1およびR2は前記と同じコで示される化合物と反 応させる。
適当には、脱離基Yはハロゲン、例えば、クロロである。該反応は、室温で、不 活性溶媒中、例えば、アセトンまたはジメチルホルムアミド中、塩基、例えば、 炭酸カリウムの存在下にて行うことができる。
式(V)の化合物はまた、式(IX) ・[式中、R1,R’およびC0tR’ は前記と同じ、XoはX−基の先駆体を意味する] で示される化合物を、前記の式(Vll)の化合物と反応させることζ二より製 造することができる。
Xが硫黄である式(V)の化合物の典型的な製造では、式(Vll)の化合物中 のY脱離基、適当には、クロロまたはプロそのようなハロゲンが、式(IX)の 化合物中のX′メルカプト基と置き換えられる。該反応は、室温で、不活性溶媒 中、例えば、アセトン中、後処理前に塩基、例えば、炭酸カリウムを添加するこ とで行うことができる。
式(VIII)および(IX)のアゼチジン−2−オン化合物は、複素環合成の 化学における公知方法に従って、特にβ−ラクタム化学の分野における公知方法 により製造することができる。例えば、式(VIII)の化合物は、オズポーン ・エフ・エフ(Osborne N、 F、)ら、ジャーナル・オン・ケミカル ・ソサイエティ、パーキン・トランザクションI (J 、 Chew、 So c、 Perkin Trans、 I ) 。
146.1980の方法に従って製造することができる。
Xoがメルカプト基である式(IX)の化合物は、マサユキ・ナリサダ(Mas ayuki Narisada)ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetrah edron Lett、 )。
1755 (1978)の方法に従って、4−チア−2,6−ジアザビシクロ[ 3゜2.0コーヘブト−2−エン−7−オン誘導体を開環することにより製造す ることができる。
式(VII)の化合物は公知化合物であるか、または標準方法により製造するこ とができる。例えば、Yがクロロまたはブロモである式(Vll)の化合物は、 対応するカルボン酸(Y=COOH)より、酸塩化物の形成を介し、つづいてジ アゾメタンで処理し、得られたジアゾ化合物を塩化水素または臭化水素と反応さ せることにより製造することができる。
本発明のさらなる方法において、式(1)の化合物は、式(X):[式中、R1 ,R1、C0tR’およびXは前記と同じ、Lは脱離基、適当には、メジラード 、トリフラートまたはフルオロスルホナート脱離基を意味する]で示される化合 物の3−位にある脱離基を、式(XI):[式中、Zはオルガノーキニブラート (organo−cuprate)基であり、R4およびmは前記と同じ〕 で示される化合物と反応させることにより、オルガノーキュブラート置換するこ とによって直接製造することができる。
3−位の脱離基がハロゲン、例えば、クロロであり、Xが硫黄である化合物は、 フジモト・ケイ(Fujimoto K、)ら、ジャーナル・オン・アンチバイ オチツクス(J、Antibiotics) 、40.370. (1987) の操作により製造することができる。
3−位にて脱離基、Lを有し、XがCH2である化合物は、ニス・ライニオおよ びエッチ・オナ(S、UyeoおよびH,0na) 、ケム・ファーム・プル( Chem。
本発明の方法において、△2−セフェムは、その合成経路における中間体として 機能しうることに留意すべきである。セファロスポリン化学においてよく知られ た方法により逐次異性化工程に付し、本発明のΔ3−セフェムを得る。
さらに、本発明は、式(Ia)の化合物またはその医薬上許容される塩あるいは イン・ビボにて加水分解可能なエステルと、医薬上許容される担体とからなる医 薬組成物を提供する。本発明の組成物は、経口内、局所内または非経口的使用に 適する形態のものを包含し、ヒトを包含する哺乳動物の細菌感染の治療に用いる ことができる。
本発明に係る抗生物質の化合物は、他の抗生物質と同様に、ヒトまたは動物医薬 用途のいずれか都合のよい方法における投与用に処方することができる。
該組成物は、経口内、局所内または非経口内、特に経口内のようないずれの経路 による投与用にも処方することができる。該組成物は、錠剤、カプセル、粉末、 顆粒、ロゼフジ、クリームまたは経口あるいは滅菌非経口性の溶液または懸濁液 のような液状調製物の形態とすることができる。
本発明の局所内処方は、例えば、軟膏、クリームまたはローションとして、眼用 軟膏および眼用または耳用滴剤、含浸包帯およびエアロゾルとして提供すること ができ、軟膏およびクリーム中に薬剤の浸透性および緩和性を補助するために保 存剤、溶媒のような適当な通常の添加剤を含有させてもよい。
さらに、該処方は、クリームまたは軟膏基剤およびローション用のエタノールま たはオレイルアルコールのような融和性の従来の担体を含有していてもよい。
このような担体は、その処方の約1%から約98%までの割合にて存在していて もよい。通常、該担体は該処方の約80%までを構成する。
経口的投与用の錠剤およびカプセルは単位用量供給形態であってもよ(、結合剤 、例えば、シロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントまたは ポリビニルピロリドン:充填剤、例えば、ラクトース、ショ糖、トウモルコシ澱 粉、リン酸カルシウム、ソルビトールまたはグリシン;錠剤化滑剤、例えば、ス テアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコールまたはシリカ;崩壊 剤、例えば、ポテト澱粉:またはラウリル硫酸ナトリウムのような許容しうる湿 潤剤のような通常の賦形剤を含有していてもよい。錠剤は通常の製薬工程にて周 知の方法に従って被覆することができる。経口内液状調製物は、例えば、水性ま たは油状懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形態であっ てもよく、または使用前に水または他の適当なビヒクルで復元する乾燥生成物と して提供することができる。このような液状調製物は、沈澱防止剤、例えば、ソ ルビトール、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン、ヒドロキシエ チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル または硬化食用脂、乳化剤、例えば、レシチン、ソルビタンモノオレアートまた はrカシT、非水性ビヒクル(食用油を含まない)、例えば、落花生油、グリセ リンのよフな油状エステル、プロピレッグリコールまたはエチルアルコール;保 存剤、例えば、p−1;ドロキシ安息香酸メチルまたはプロピルまたはソルビン 酸、および所望により、通常のフレーバー剤または着色剤のような通常の添加剤 を含有していてもよい。
坐剤は、通常の生薬基剤、例えば、カカオ油脂または他のグリセリドを含有する 。
非経口投与の場合、流体単位投与形は、該化合物と滅菌ビヒクル、好ましくは水 を用いて製造される。用いるビヒクルおよび濃度に依存して、化合物をビヒクル に懸濁させるかまたは溶解させるかのいずれかとすることができる。溶液を製造 するには、該化合物を注射用水に溶かし、適当なバイアルまたはアンプルに充填 し、そしてシールする前に滅菌濾過に付すことができる。
有利には、局所麻酔剤、保存剤および緩衝剤のような薬剤をビヒクル中に溶かす ことができる。安定性を強化させるのに、組成物をバイアルに充填し、水を真空 下にて除去した後に凍結させることができる。ついで、該凍結乾燥した粉末を該 バイアル中にシールし、使用前に付随の注射用バイアル水を供給してその液体を 復元することができる。非経口懸濁液は、化合物をビヒクルに溶かす代わりに懸 濁させ、滅菌処理を濾過によって達成することができないことを除いて、実画的 に同一の方法にて製造する。該化合物は、滅菌ビヒクルに懸濁させる前にエチレ ンオキシドに暴露することにより滅菌処理することができる。有利には、化合物 の均一な分配を容易にするため、界面活性剤または湿潤剤を組成物中に含める。
組成物は、投与方法に依存して、0.1重量%からの、好ましくは10〜60重 量%の活性物質を含有していてもよい。該組成物が投与単位からなる場合、各単 位は50〜500mgの活性成分を含有することが好ましい。成人の治療に用い る投与量は、投与経路および頻度に依存して、100〜3000mg/日、例え ば、1500mg/日であることが好ましい。このような投与量は1.5〜50 mg/kg/日に相当する。適当には、該投与量は5〜20mg/kg/日であ る。
式(Ia)の化合物またはその医薬上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水 分解可能なエステルを前記の投与量の範囲内で投与した場合、許容できない毒物 学上の作用があるとは考えられない。
式(Ia)の化合物は本発明の組成物中の単一の治療剤であってもよく、または 他の抗生物質とのあるいはβ−ラクタマーゼ抑制剤との組み合わせとして用いる ことができる。
有利には、該組成物はまた、式(XIII)02H [式中、Aはヒドロキシル、置換ヒドロキシル、チオール、置換チオール、アミ 人モノ−あるいはジ−ヒドロカルビル置換アミノ、または七ノーあるいはジ−ア シルアミノ:所望により置換されていてもよいトリアゾリル基;またはEP−A −0053893に記載されているような所望により置換されていてもよいテト ラゾリル基を意味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩あるいはエステルを含有する。
さらに有利な組成物は、式(Ia)の化合物またはその医薬上許容される塩ある いはイン・ビポにて加水分解可能なエステルと、式(XIV):O2H [式中、Bは水素、ハロゲンまたは式:(式中、R6およびR9は同一または異 なって、各々、水素、cl−6アルコキシカルポニルまたはカルボキシを意味す る)で示される基またはその医薬上許容される塩を意味する]で示される化合物 またはその医薬上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水分解可能なエステル とからなる。
さらに適当なβ−ラクタマーゼ抑制剤は、式(XV) ・[式中、R1’および R11は同一または異なって、各々、水素または所望により官能基で置換されて いてもよいCl−16炭化水素または複素環基であり:R12は水素またはEP −A−0041768に記載されているような、式ニーR’3または一3R”  (ここで、R13は所望により置換されていてもよいCl−1゜炭化水素または 複素環基である)の基を意味する] で示される6−アルキリデンペネム(6−alkykidene penem) またはその医薬上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水分解可能なエステル を包含する。
さらに適当なβ−ラクタマーゼ抑制剤は、例えば、EP−A−0410768お よびEP−A−0154132(共にビーチャム・グループ(7366cham Group)に記載されている、6β−ブロモペニシラン酸(6β−bromo penicillanicacid)またはその医薬上許容される塩あるいはイ ン・ビポにて加水分解可能なエステル、および6β−ヨードペニシラン酸または その医薬上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水分解可能なエステルを包含 する。
β−ラクタマーゼ抑制量のβ−ラクタマーゼ抑制剤を含有する本発明のこのよう な組成物は、当該分野において自体公知の技法および操作を用いる常法にて処方 される。
本発明の抗生物質である化合物は、グラム陰性有機体、例えば、イー・コリ(E 、coli)およびグラム陽性有機体、例えば、ニス・アウレウス(S 、 a ureus)の両方を包含する広範な有機体に対して活性である。
次の実施例にて本発明の化合物およびその中間体の製造を説明する。次の生物学 的データは、試料イー・コリ(E、coli)有機体(NCTC10104l  オヨヒ試料ニス・アウレウス(S 、 aureus)有機体(ニス・アウレウ スオックスフォード(S 、 aureus 0xford)に対してMIC値 (最小抑制濃11f) ノ形ra明ノ化合物の活性を説明する。
実施例1 (6R,7R)−7−[2−(2−7ミ)チアゾール−4−イk)−2−(Z) −1ト5ゴふニエビlユづ二用竪とL巳旦四二柁二肚ヱ投1五セフ−3−エム− 4−カルボン酸ナトリウム(a) テトラヒドロフラン−2−イル酢酸テトラヒ ドロフラン(THF)(10ml)中のテトラヒドロフラン−2−イル酢酸ベン ジル(0,4g、ケイ・ティ・ミード(K、 T、 Mead)およびビー・サ ミュエル(B 、 S amuel)、テトラヘドロン・レターズ(Tetra hedron Lett、)、1988.29.6573)を炭素上10%パラ ジウム触媒(0,08g)で処理し、該混合物を、水素のさらなる摂取がなくな り、t、1.c、分析が出発物質を示さなくなるまで、水素添加した。珪藻土を 介する濾過によって触媒を除去した。溶媒の除去によって、無色粘性油状の有意 に純粋な標記化合物を得た(0.2299.97%): v−−−CCHzCl z)3500−2700(v、b r)、 1712cm−’;6iH(CDC A’3)1、6−2.4(4H,m)、2.44−2.89(2H,m)、3. 73−4.12(2H,m)、4.22−4.51(LH,m)および11.0 9(IH,br、s)。[買置分析:十Veイオン(NHx)MH”(131) およびMNH,”″(148)コ。
(b) 2−(3−クロロ−2−オキソプロブ−1−イル)テトラヒドロフラン 乾燥ジクロロメタン(50−l)中のテトラヒドロフラン−2−イル酢酸(4, 572e)を塩化オキサリル(6,7g、4.6slD、次いでジメチルホルム アミド(DMF)2〜3滴で処理した。最初の沸騰状態がおさまった後、該溶液 を室温で1゜5時間放置した。溶媒および過剰の塩化オキサリルを真空内で除去 し、得られた油状物[ν、−,(CHx(Jz)1797cm−’]をジアゾメ タン(20mj)l:l:再溶解L、ジアゾメタン(約80ミリモル)の水浴冷 却エーテル性溶液に滴下した。t、1.c。
分析(50%酢酸エチル/ヘキサン)は、単一移動スポットとしてジアゾケトン を示した。t、1.c、によってもはや出発物質が観察されなくなるまで、該溶 液に塩化水素を通気した。ノリ力ゲル力ラムクロマトグラフィーによって薄黄色 油状の標記化合物を得た(1.8339.32%)、(測定値: (M−(J’ )’″、127. O758゜CtHnOtはM、127.0759ヲ必要トt ル) ; ν−−−(CHx(J’5)1735c+=−’; δ、1(CDC 73)1.46 1.60(IH,m)、 186−1.96(2H。
m)、2.07−2.18(I H,m)、2.76(IH,dd、J5.1, 15.6Hz)、2.85(LH,dd、J7.4,15.6Hz)、3.74 (IH,dd、J8.2゜15.2Hz)、3.87(IH,dd、J6.8.  15.2Hz)、4.19(2H,s)および4.25(LH,m)。
(c)(3R,4R)−3−フェノキシアセトアミド−4−[2−オキソ−3− [(RS)−テトラヒドロフラン−2−イルコブロブ−1−イルチオ]アゼチジ ンー2−オン DMF(ICbl)中の(3R,4R)−4−メルカプト−3−フェノキシアセ トアミドアゼチジン−2−オン(2,76g)および実施例1(b)で調製した クロロケト:/(1,489)を炭酸カリウム(1,399)で、室温で約2時 間処理した。t、 1. c。
分析はクロロケトンの消失を示した。該溶液を酢酸エチルで希釈し、水(×3) および食塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。ヘキサン980%酢酸エチルで溶 離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって無色泡状の立体 異性体の混合物状態の標記化合物を得た(2.379.60%):[測定値二M ゛、378.1241゜C+aHHNtOsSはM、378.1249を必要と すル] ; νmmx(CH(J’S)3405.3295(b r)、178 2.1693オヨヒ1600cm−’:δH(CDC1’s)1.49 1.5 7(IH,m)、1.84−1.97(2H,m)、2.02−2.14(IH ,m)、2.58.2.67.2.77.3.02(−緒2H。
4dd、 J3.3.16.2:4.7.15.3;7.9.15.2;9.4 .16.3Hz)、3.37および3,41.3.45(−緒2H,ABQ、s 、J14.7Hz)、3.69−3.95(2H,m)、4.16−4.36( IH,m)、4.58(2H。
S)、4.99.5.00(−緒IH,2d、J4.8. 4.7Hz)、5. 57(LH。
dd、 J4.8.8.8Hz)、6.93−7.07(3H,m)、7.28 −7.36(2H,m)、7.45.7.56(−緒IH,2d、J8.8Hz )。
ジクロロメタン(10m7)中の実施例1(c)で調製したアゼチジノン(2, 379)を、連続して、1.2−ジクロロエタン中の0.5Mグリオキシル酸t −ブチル(13諺7)およびトリエチルアミン(87μりで処理した。該反応を 、もはや出発物質が残存しなくなるまで、t、1.c1分析(酢酸エチル)にょ ワてモニターした。該溶液を少量に濃縮し、ヘキサン980%酢酸エチルで溶離 するシリカゲル上でのフラッシュ知マドグラフィーに付した。立体異性体の混合 物状態の無色泡状の標記化合物を得た(2.65y、83%): l/、、、( CHIC4)3492.34o5.1782.1735および1696cm−’ :δH(CDC4)1.38 1.50(IH。
m)、1.54(9H,s)、1.83−1.95(2H,m)、2.01−2 .10(IH,m)、2.56−2.89(2H,m)、3.48−3.64( 2H,m)、3.68−3.80(IH,m)、3.82−3.92(IH,m )、4.13−4.24(IH。
m)、4.49−4.55(IH,m)、4.59(2H,s)、5.03−5 .13(IH,m)、5.26−5.58(2H,m)、6.94−7.07( 3H,m)、7.30−7.46(2H,m)および7.48.7.44.7. 54.7.65(−緒IH。
4d、J8.8Hz)。
(e) 2−[(3R,4R)−3−フェノキシアセトアミド−4−[2−オキ ソ−3−[(R8)−テトラヒドロフラン−2−イル]プロブー1−イルチオ] アゼチジン−2−オン−1−イルツー2−トリーn−ブチルホスホラニリデン酢 酸t−ブ二匹 乾燥THF(10ml)中の2−ヒドロキシ−2−[(3R,4R)−3−フェ ノキシアセトアミド−4−[2−オキソ−3−[(R3)−テトラヒドロフラン −2−イル]プロプー1−イルチオコアゼチジン−2−オン−1−イル]酢酸t −ブチル(2,622g)をアルゴン下で一20℃に冷却した。ルチジン(0, 8289,0,898m1)を添加し、次いで、塩化チオニル(0,921g、 0.557m/)のT HF (5mA)中溶液を滴下した。白色沈殿物が形成 され、これを0℃に加温すると黄色にゆっくりと変化した。t、1.c、分析( 酢酸エチル)は出発物質の消失を示した。反応混合物を濾過し、固体をTHFで 洗浄した。溶媒を濾液から除去し、残留物をトルエンに溶解した。再蒸発によっ て、茶色ゴム状の粗製塩化物を得た。これをジオキサン<20m1、アルミナを 介して溶出させることによって乾燥させた)中に取り、室温で0.25時間、ト リーn−ブチルホスフィン(2,299,2,82,i)で処理した。t、 1 . c分析は生成物の形成を示し、該溶液を酢酸エチルで希釈し、水(×3)、 食塩水で洗浄し、次いで、乾燥させた。溶媒の除去、次いで、残留物のフラッシ ュクロマトグラフィーによって茶色のゴム状の標記化合物を得た(1.7269 .48%);ν、、、(CH2C12)3412.1764.1690.162 7および1601e+m−’:[質量分析:→−veイオン(チオグリセロール )MH”(693)]。
(f)(6R,7R)−7−フェノキシアセトアミドー3−[(R3)−テトラ ヒドロフラン−2−イルメチル]セフー3−エムー4−カルボン酸t−ブチル乾 燥トルエン(40■り中の2−[3R,4R−3−フェノキシアセトアミド−4 −[2−オキソ−3−[(R3))−テトラヒドロフラン−2−イル]プロブー 1−イルチオ〕アゼチジン−2−オン−1−イル]−2−トリーn−ブチルホス ホラニリデン酢酸t−ブチル(1,7269)をアルゴン下で一晩加熱還流した 。t、1.c。
分析は出発物質の消失および小さい極性生成物の形成を示した。該溶液を濃縮し 、フラッシュクロマトグラフィーに付して、もろい薄黄色泡状の標記化合物の立 体異性体混合物を得た(0.99.76%);ν−−−(CHzC4)3406 .1782.1714および1697cm−’ ;δH(CDC1’s)1.5 4(10H,s、重複m)、1゜82−2.17(3H,m)、2.13.2. 52(−緒IH,2dd、J9.4. 13、4 ; 7.0. 13.7Hz )、2.82.3.04(−緒IH,2dd、J2.7. 13、3 : 4. 5. 13.8Hz)、3.41および3.63.3.48および3.74(− 緒2H,2ABQ、J18.3.18.IH2)、3.70−4.17(3H, m)、4゜56.4.67(−緒IH,2s)、5.00.5.03(−緒IH ,2d、J5.1゜4.9Hz)、5.85.5.89(−緒IH,2dd、J 4.8.9.1:4.8. s。
8Hz)、6.92−7.70(3H,m)および7.26−7.37(3H, m)。[賀量分析:+veイオン(3−ニトロベンジルアルコール、酢酸ナトリ ウム)MNa”乾燥ジクロロメタン(5ml)中の(6R,7R,)−7−フェ ノキシアセトアミドー3−[(RS)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル] セフー3−エムー4−カルボン酸t−ブチル(0,87g)をアルゴン下で一2 0℃に冷却した。
N−メチルモルホリン(0,408g、0.443m1)を加え、つづいて乾燥 ジクロロメタン(12,4m1)中、五塩化リン(0,497g)の溶液を加え た。
その溶液を一20℃にて30分間撹拌し、ついでメタノール(5ml)を一度に 加えた。該溶液を1時間にわたって室温に加温し、ついで水(5ml)を加えた 。
ついで、該反応物をさらに30分間激しく撹拌した。ジクロロメタンを真空下に て除去し、残渣を酢酸エチルで希釈した。そのpHを0.880アンモニアで7 に調整した。有機相を水、ブラインで洗浄して乾燥させた。溶媒を除去し、フラ ッシュクロマトグラフィーに付し、黄色ガムとしてジアステレオマーの混合物で ある標記化合物を得た(0.443g、71%): (C+5Hz4NtOnS として、計算値: M、 340.1457 ;測定値:M”、 340.14 6X) ;ν、、、(CHzCb)3409(w)、1775$よび1716c m−’;δH(CDCIs)1.53(10H,s重複m)、1.80−2.1 4(3H,m)、237.2.52(−緒LH,2dd、J9.0゜13.3; 6.8.13.7Hz)、2.74.2.99(−緒IH32dd、J3.0, 13、5 ; 4.8.13゜8Hz)、3.38−4.24(5H,m)、4 .70(IH,d、J4.9Hz)、4゜94.4.96(−緒IH,2dj5 .1.5.0Hz)。
(h) (6R,7R)−7−[2’−(Z)−メトキシイミノ−2−(2−ト リチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド] −3−[(R3)−テト ラヒドロフラン−2−イルメチル]セフー3−エムー4−カルボン酸t−ブチル アルゴン下、乾燥DMF(4ml)中の懸濁液として2− (Z)−メトキシイ ミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸・塩酸塩(0,6 64g)を−50℃に冷却し、N、N−ジイソプロピルエチルアミン(0,35 7g、0.481m1)で、つづいて塩化メタンスルホニル(0,159g、0 .107m1)で処理した。−50℃にて1時間経過後、その均質溶液を、DM F (5ml)中、(g)からのアミノセファロスポリン(0,428g)およ びピリジン(0,099g、0.101m1)で処理した。反応混合物を1時間 にわたって室温に加温し、ついで酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄 して乾燥させた。溶媒を真空下にて除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィ ーに付し、淡黄色泡沫として標記化合物のジアステレオマー混合物を得た(0. 727 g。
76%)。シ、、、、 (CH2C12) 3397.1782.1718およ び1686Cm”’;δl、(CDCIs) 、1.52(10H,sjI複m )、1.80−2.16(3H。
m)、2.33.251(−緒LH,2dd、J9.3.L3.3ニア、0.1 3.7Hz)、280.3.04(−緒IH,2dd、J2.7.13.4 ; 4.5.13.7Hz)、3゜37−3.89(5H,m)、4.05(3H, s)、5,02.5゜04(−緒IH,2d。
J 4.9.4.6 Hz)、5.87(LH,s)、6.74(LHls)、 6.87(IH,d。
J8.7Hz、交換)、7.04(LH,s、交換)および7.31(15H, s)[質量スペクトル +veイオン(3−ニトロベンジルアルコール、酢酸ナ トリウム)MNa’″(788)]。
(i)(6R,7R)−7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2− (Z)−メトキシイミノアセトアミド] −3−[(R3)−テトラヒドロフラ ン−2−イルメチル]セフー3−エムー4−カルボン酸ナトリウム(6R,7R )−7−[2−(Z)−メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール −4−イル)アセトアミド] −3−[(R3)−テトラヒドロフラン−2−イ ルメチルコセフー3−エムー4−カルボン酸t−ブチル(0,677g)を0. 1M塩酸/90%ギ酸(8,9m l )に溶かした。室温にて1時間後、濃塩 酸(0,2m1)を加え、反応をさらに0.5時間続けた。白色沈澱物を濾過し 、少量のギ酸で洗浄した。該ギ酸を真空下にて濾液より除去し、無色の固形残渣 を得た。水(5ml)を加え、そのpHを炭酸水素ナトリウムで7に調整した。
わずかに混濁した溶液をHP2O8Sカラムを通し、1.2.4.6および8% THF/水で溶出した。標記化合物含有のフラクシヨン(h、 p、 1. c 、分析により)を合し、濃縮して凍結乾燥し、無色固体を得た(0.346g、 80%)ニジmaX (KBr) 1757.1670.1597および153 2cm−’;δH[(CDりzsO] 1.40−1.59(LH,m)、1. 64−1.88(3H,m)、2゜20−2.34(IH,m)、2.67.3 .04(−緒IH,2dd、J4.4.13.0: 6.8.13.2Hz)、 3.12−3.60(3H,m)、3.68−4.02(5H33゜83でm重 複S)、4.94.4.96(−緒IH92d、 J 4.6Hz)、5.49 (IH,dd、J4.7.8.1Hz)、6.74 (IH,s)、7.26( 2H,s、交換)および9.50(I H,d、 J 8.1. Hz、交換) 、[質量スペクトル:+ veイオン(チオグリセロール)MH” (490) ] 実施例2 (6R,7R)−7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(’Z )−メトキシイミノアセトアミド] −3−[(R3)−テトラヒドロフラン− 2−イルメチル]セフー3−エムー4−カルボン酸ピバロイルオキシメチルアル ゴン下、アセトン(3ml)中の臭化ピバロイルオキシメチル(0,176g) およびヨウ化ナトリウムを一緒に室温にて0.5時間反応させた。アセトンを蒸 発させてN−メチルピロリジノン(3ml)と置き換えた。この懸濁液を、N− メチルピロリジノン(3ml)中、(6R,7R)−7−[2−(2−アミノチ アゾール−4−イル)−2−(Z)−メトキシイミノアセトアミド]−3−[( R3)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]セフー3−エムー4−カルボン 酸ナトリウム(0,2g)の懸濁液に加えた。1時間後、その溶液を酢酸エチル で希釈し、水、ブラインで洗浄し、ついで乾燥させた。溶媒を除去した後、酢酸 エチルで溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーに付し、淡黄色 泡沫として標記化合物を得た(0.086 g、36%)ニジ。、−(CH2C l2)3480.3391.1786.1750.1687および1607cm −’;δ5(CDCIs)1.24および1.25(9H,2s)、1.43− 2.18(4H。
m’ s)、2.32および2.34(IH,2dd’s、J9.3,13.3 および7.5.13.7Hz)、2.87および3.13(IH,2dd’s、 J2.5,13.3および3゜8、13.7Hz)、3.47−4.17(8H ,m’ s重複s、 4.12)、5.05および5.09(IH,2d’s、 J4.7および4.7Hz)、5.85−5.97(3H,m)、6.33(I H,br、s)、7.02および7.03(IH,2s’s)、7.48および 7.55(IH,2d’s、J8.7および8.8Hz)、[質量スペクトル: +veイオン(3NOBA、Na”)MH′″(582) 、 MNa′″(6 04)]。
イン・ビトロの生物学的データ MIC(μg/ml) 有機体 イー・コリ(E、coli) xス・アウレウス(S、 A ureus)(N CTC10418) (Oxford)実施例1 1.0 2.0 イン・ビポの生物学的データ 実施例1のピーク血清濃度は33.0gg/mlであって、50mg/kgの相 当する用量で実施例2の化合物をマウスに経口内投与した30分後に得られた。
要 約 書 式(I)の化合物またはその塩、その製法、その抗菌剤としての使用およびその 中間体であって、ここで、R1は水素、メトキシまたはホルムアミド、R2はア シル基、特に抗菌活性なセファロスポリンの基; Co!R’はカルボキシ基ま たはカルボキシラードアニオン、またはR3は容易に除去しうるカルボキシ保護 基;R4は同一または異なっていてもよい4個までの置換基:mは1または2: およびnは1である。
国際調査報告 一1代ゴ肩N計1絢−−−16−1同−贈劇謹噛1国際調査報告 GB 9101227 S^ 49540

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R1は水素、メトキシまたはホルムアミド;R2はアシル基; CO2R3はカルボキシ基またはカルボキシラートアニオン、またはR3は容易 に除去可能なカルボキシ保護基; R4はアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン 、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、ジアルキルアミノ、CO2R、CO NR2、SO2NR2(ここで、Rは水素またはC1−6アルキルである)、ア リールおよびヘテロサイクリルから選択される4個までの置換基であり、それは 同一または異なっていてもよく、ここでいずれのR4アルキル置換基も、所望に よりいずれの他のR4置換基によって置換されていてもよい;XはS、SO、S O2、OまたはCH2;mは1または2;およびnは1を意味する;ただし、R 1が水素である場合、XはSであり、3−位の置換基は非置換テトラヒドロビラ ン−2−イルメチル(m=2)であって、次に、R3が水素である場合、R2は 2−チエニルアセチルまたはD−α−アミノフェニルアセチル以外の基であって 、そしてR3がt−ブチルである場合、R2は2−チエニルアセチル、D−α− アミノフェニルアセチルまたはN−t−ブトキシカルボニル−D−α−アミノ− フェニルアセチル以外の基である] で示される化合物またはその塩。
  2. 2.式(Ia): ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia)[式中、R1、R2、R4、m、n およびXは請求項1の式(I)の記載と同じ、基CO2R6はCO2R3(ここ で、CO2R3はカルボキシ基またはカルボキシラートアニオンである)を意味 する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水分 解可能なエステルである;ただし、3−(2−テトラヒドロビラニルメチル)− 7−(2−チエニルアセトアミド)−3−セフェム−4−カルボン酸または3− テトラヒドロビラニルメチル)−7β−(D−α−フェニルグリシル)アミノセ フ−3−エム−4−カルボン酸を除く請求項1記載の化合物。
  3. 3.請求項2に記載の式(Ia)の化合物のイン・ビボにて加水分解可能なエス テル。
  4. 4.治療薬として用いる、請求項2に記載の、3−(2−テトラヒドロビラニル メチル)−7−(2−チエニルアセトアミド)−3−セフェム−4−カルボン酸 または3−テトラヒドロビラニルメチル)−7β−(D−α−フェニルグリシル )アミノセフ−3−エム−4−カルボン酸を除く式(Ia)の化合物またはその 医薬上許容される塩あるいはイン・ビボにて加水分解可能なエステル。
  5. 5.細菌感染症の経口内治療にて用いる請求項3記載の式(Ia)の化合物のイ ン・ビボにて加水分解可能なエステル。
  6. 6.請求項2に記載の式(Ia)の化合物またはその医薬上許容される塩あるい はイン・ビボにて加水分解可能なエステルと、医薬上許容される担体とからなる 医薬組成物。
  7. 7.請求項3に記載の式(Ia)の化合物のイン・ビボにて加水分解可能なエス テルと、医薬上許容される担体とからなる経口内投与可能な医薬組成物。
  8. 8.治療上有効量の請求項3に記載の式(Ia)の化合物のイン・ビボにて加水 分解可能なエステルを経口内投与することを特徴とするヒトおよび動物における 細菌感染症の治療方法。
  9. 9.細菌感染症の経口治療用医薬の製造における請求項3に記載の式(Ia)の 化合物のイン・ビボにて加水分解可能なエステルの使用。
  10. 10.R1が水素である請求項1、2または3記載の化合物。
  11. 11.R2が、式(a)〜(f): ▲数式、化学式、表等があります▼(a)▲数式、化学式、表等があります▼( b)▲数式、化学式、表等があります▼(c)▲数式、化学式、表等があります ▼(d)▲数式、化学式、表等があります▼(e)▲数式、化学式、表等があり ます▼(f)[式中、pは0、1または2であり:mは0、1または2であり; A1はC1−6アルキル、置換C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、シ クロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、芳香族またはヘテロ芳香族基であり; X1は水素またはハロゲン原子、カルボン酸、カルボン酸エステル、スルホン酸 、アジド、テトラゾリル、ヒドロキシ、アシルオキシ、アミノ、ウレイド、アシ ルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、グアニジノまたはアシルウレイド基であり ;A2は芳香族またはヘテロ芳香族基、置換アルキル基または置換ジチエタンで あり;X2は−CH2O−CH2−、−CH2SCH2−またはアルキレン基で あり;X3は酸素または硫黄原子であり;A3はアリールまたはヘテロアリール 基であり;およびA4は水素、C1−6アルキル、C3−8シクロアルキル、C 3−8シクロアルキル(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシカルボニル( C1−6)アルキル、C2−6アルケニル、カルボキシ(C1−6)アルキル、 C2−6アルキニル、アリールまたは3個までのアリール基によって置換されて いるC1−6アルキルを意味する〕で示されるアシル基である請求項1、2また は3記載の化合物。
  12. 12.A1が所望により置換されていてもよいフェニルで、X1が水素またはア ミノで、A2が所望により置換されていてもよいフェニルで、X3が酸素で、A 3がアミノチアゾリル、アミノチアジアゾリルまたはフリルであって、A4が水 素、C1−6アルキルまたはカルボキシC1−6アルキルである請求項11記載 の化合物。
  13. 13.R3がピバロイルオキシメチルである請求項3、10、11または12記 載のいずれか1つの化合物。
  14. 14.セファロスポリン核の3−位に結合している環状エーテル基が置換されて いないか、またはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシ カルボニル、C1−6アルカノイルオキシC1−6アルキルまたはC1−6アル コキシC1−6アルキルから選択される3個までの置換基によって置換されてい る請求項3および10〜13記載のいずれか1つの化合物。
  15. 15.mが1である請求項1〜3および10〜14記載のいずれか1つの化合物 。
  16. 16.環状エーテル基がテトラヒドロフラン−2−イルまたはテトラヒドロビラ ン−2−イル基である請求項1〜3および10〜14記載のいずれか1つの化合 物。
  17. 17.(6R,7R)−7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2− (Z)−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(RS)−テトラヒドロフラン −2−イルメチル]セフ−3−エム−4−カルボン酸ナトリウムである化合物。
  18. 18.(6R,7R)−7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2− (Z)−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(RS)−テトラヒドロフラン −2−イルメチル]セフ−3−エム−4−カルボン酸ピバロイルオキシメチルで ある化合物。
  19. 19.前記の調製例において実質的に記載されている請求項1記載の式(I)の 化合物。
  20. 20. (a)式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、R1、CO2R3、R4、 m、nおよびXは前記の請求項1の式(I)の記載と同じ、いずれの反応基も保 護されていてよく、かつアミノ基は所望によりアシル化を生じさせる基で置換さ れていてもよい]で示される化合物またはその塩を、式(III):R2OH( III) [式中、R2は前記の請求項1の式(I)の記載と同じ、かついずれの反応基も 保護されていてもよい] で示される酸のN−アシル化誘導体で処理するか;または、(b)式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)[式中、X、R1、R2、R4、m 、nおよびCO2R3は前記の請求項1の式(I)の記載と同じ、P′はリン残 基を意味する]で示される化合物を環化するか、または(c)式(X): ▲数式、化学式、表等があります▼(X)[式中、R1、R2、CO2R3およ びXは前記の請求項1の式(I)の記載と同じ、およびLは脱離基を意味する〕 で示される化合物を、式(XI): ▲数式、化学式、表等があります▼(XI)[式中、Zはオルガノ−キユブラー ト基、およびR4およびmは前記の請求項1の式(I)の記載と同じ] で示される化合物で処理し、 その後、要すればまたは所望により、次に示す1の工程:i)いずれの保護基も 除去し; ii)基CO2R3を異なる基CO2R3に変え;iii)基R2を異なる基R 2に変え;iv)基Xを異なる基Xに変え; v)その生成物を塩に変えること を実施することからなる、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  21. 21.前記の調製例において実質的に記載されている式(I)の化合物の製造方 法。
  22. 22.式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、R1、CO2R3、R4、 X、mおよびnは前記の請求項1の式(I)の記載と同じ] で示される化合物またはその塩。
  23. 23.6R,7R−7−アミノ−3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル) セフ−3−エム−4−カルボン酸t−ブチルである化合物。
  24. 24.前記の調製例において実質的に記載されている請求項22記載の式(II )の化合物。
  25. 25.さらに、β−ラクタマ−ゼ抑制剤を含有する請求項6または7記載の医薬 組成物。
JP3512255A 1990-07-24 1991-07-22 セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物 Pending JPH05509089A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB909016189A GB9016189D0 (en) 1990-07-24 1990-07-24 Novel compounds
GB9016189.4 1991-05-02
GB9109540.6 1991-05-02
GB919109540A GB9109540D0 (en) 1991-05-02 1991-05-02 Novel compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05509089A true JPH05509089A (ja) 1993-12-16

Family

ID=26297372

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3512368A Expired - Lifetime JP2851428B2 (ja) 1990-07-24 1991-07-22 セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物
JP3512255A Pending JPH05509089A (ja) 1990-07-24 1991-07-22 セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3512368A Expired - Lifetime JP2851428B2 (ja) 1990-07-24 1991-07-22 セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物

Country Status (26)

Country Link
EP (2) EP0540609B1 (ja)
JP (2) JP2851428B2 (ja)
KR (1) KR100189075B1 (ja)
CN (2) CN1061046C (ja)
AP (1) AP832A (ja)
AT (1) ATE185567T1 (ja)
AU (1) AU648329B2 (ja)
CA (2) CA2359744C (ja)
CZ (1) CZ6493A3 (ja)
DE (2) DE69131714T2 (ja)
DK (1) DK0540609T3 (ja)
ES (1) ES2137162T3 (ja)
FI (1) FI930270A (ja)
GR (1) GR3031711T3 (ja)
HU (1) HUT63628A (ja)
IE (1) IE912569A1 (ja)
IL (1) IL98909A0 (ja)
LU (1) LU91290I2 (ja)
MX (1) MX9100317A (ja)
MY (1) MY106399A (ja)
NL (1) NL300249I1 (ja)
NO (1) NO930226L (ja)
NZ (1) NZ239061A (ja)
PT (1) PT98426A (ja)
WO (2) WO1992001696A1 (ja)
YU (1) YU129691A (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9125645D0 (en) * 1991-12-03 1992-01-29 Smithkline Beecham Plc Novel compounds
JPH07503460A (ja) * 1992-01-22 1995-04-13 ファイザー・インコーポレイテッド 2−イソセフェムおよびオキサセファム誘導体,それらの製法,その中間体および抗菌剤としての使用
GB9212609D0 (en) * 1992-06-13 1992-07-29 Smithkline Beecham Plc Novel compounds
GB9213567D0 (en) * 1992-06-26 1992-08-12 Smithkline Beecham Plc Novel compounds
GB9424847D0 (en) * 1994-12-09 1995-02-08 Smithkline Beecham Plc Novel process
GB2300856A (en) * 1995-05-16 1996-11-20 Pfizer Ltd Beta-lactam preparation
WO1998014421A1 (fr) * 1996-10-02 1998-04-09 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Procede d'esterification de composes carboxyliques
FR2776292B1 (fr) 1998-03-20 2004-09-10 Oncopharm Cephalotaxanes porteurs de chaine laterale et leur procede de synthese
GB0019124D0 (en) 2000-08-03 2000-09-27 Pfizer Novel process
AU2394302A (en) * 2000-12-04 2002-06-18 Pfizer Prod Inc Coupling process and intermediates useful for preparing cephalosphorins
EP1339723B1 (en) * 2000-12-04 2006-03-08 Pfizer Products Inc. Process and ester derivatives useful for preparation of cephalosporins
US7378408B2 (en) * 2001-11-30 2008-05-27 Pfizer Inc. Methods of treatment and formulations of cephalosporin
KR100710555B1 (ko) 2001-12-04 2007-04-24 에스케이 주식회사 광학적으로 순수한 (r)-폼 또는 (s)-폼의테트라히드로퓨라닐 케톤의 제조방법
BR112014014740B1 (pt) 2011-12-22 2021-08-24 Alios Biopharma, Inc Compostos de nucleosídeos, nucleotídeos e análogos destes, seu uso e composição farmacêutica
US9441007B2 (en) 2012-03-21 2016-09-13 Alios Biopharma, Inc. Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
USRE48171E1 (en) 2012-03-21 2020-08-25 Janssen Biopharma, Inc. Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof
SG11201407336PA (en) 2012-05-25 2015-03-30 Janssen Sciences Ireland Uc Uracyl spirooxetane nucleosides
KR102532198B1 (ko) 2012-12-21 2023-05-11 얀센 바이오파마, 인코퍼레이트. 치환된 뉴클레오사이드, 뉴클레오타이드 및 그것의 유사체
CN105254648B (zh) * 2015-11-13 2018-04-03 广东温氏大华农生物科技有限公司 一种头孢维星及其钠盐的合成方法
GB2575261B (en) 2018-07-02 2022-03-09 Norbrook Lab Ltd Intermediates in the synthesis of C3-substituted cephalosporins
AU2019324170A1 (en) 2018-08-23 2021-02-18 Seagen, Inc. Anti-TIGIT antibodies
KR20220124176A (ko) 2019-12-06 2022-09-13 버텍스 파마슈티칼스 인코포레이티드 나트륨 채널의 조절제로서의 치환된 테트라하이드로푸란
TWI794742B (zh) 2020-02-18 2023-03-01 美商基利科學股份有限公司 抗病毒化合物
CN114213433B (zh) * 2020-06-08 2023-03-24 重庆医药高等专科学校 C-3位四氢呋喃取代的头孢菌素-铁载体耦合物的制备方法
CA3216162A1 (en) 2021-04-16 2022-10-20 Gilead Sciences, Inc. Methods of preparing carbanucleosides using amides
CA3221259A1 (en) 2021-06-04 2022-12-08 Vertex Pharmaceuticals Incorporated N-(hydroxyalkyl (hetero)aryl) tetrahydrofuran carboxamides as modulators of sodium channels

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2197573A1 (en) * 1972-09-07 1974-03-29 Roussel Uclaf 7-substd-phenylacetamido-cephalosporin derivs - - antibiotics active against streptococci and staphylococci
BE793448A (fr) * 1971-12-31 1973-06-28 Roussel Uclaf Procede de preparation de nouveaux derives des cephalosporines et produits obtenus
BE791161A (fr) * 1972-01-03 1973-05-09 Beecham Group Ltd Procede pour la preparation d'analogues des cephalosporines
BE791160A (fr) * 1972-01-03 1973-05-09 Beecham Group Ltd Nouveaux cephemes substitues
NL7305936A (ja) * 1972-05-05 1973-11-07
JPS5849382A (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd β−ラクタム化合物
GB8821797D0 (en) * 1988-09-16 1988-10-19 Beecham Group Plc Novel compounds
ES2121745T3 (es) * 1989-03-30 1998-12-16 Pfizer Cefalosporinas y sus homologos, procedimiento para su preparacion y composiciones farmaceuticas.

Also Published As

Publication number Publication date
PT98426A (pt) 1992-05-29
LU91290I2 (fr) 2007-01-22
NO930226L (no) 1993-03-23
CN1111410C (zh) 2003-06-18
HUT63628A (en) 1993-09-28
DE122006000065I1 (de) 2007-03-01
ES2137162T3 (es) 1999-12-16
CZ6493A3 (en) 1994-04-13
AU8222491A (en) 1992-02-18
CN1223859A (zh) 1999-07-28
AP9100305A0 (en) 1991-07-31
WO1992001695A1 (en) 1992-02-06
AU648329B2 (en) 1994-04-21
NL300249I2 (en) 2007-02-01
NO930226D0 (no) 1993-01-22
IL98909A0 (en) 1992-07-15
CA2087967C (en) 2002-09-10
CN1060469A (zh) 1992-04-22
FI930270A0 (fi) 1993-01-22
EP0540609A1 (en) 1993-05-12
CA2087967A1 (en) 1992-01-25
AP832A (en) 2000-05-03
CA2359744A1 (en) 1992-02-06
JPH05509305A (ja) 1993-12-22
MY106399A (en) 1995-05-30
DK0540609T3 (da) 1999-12-27
DE69131714T2 (de) 2000-02-24
CA2359744C (en) 2007-02-13
YU129691A (sh) 1994-01-20
IE912569A1 (en) 1992-01-29
FI930270A (fi) 1993-03-22
GR3031711T3 (en) 2000-02-29
DE69131714D1 (de) 1999-11-18
WO1992001696A1 (en) 1992-02-06
NL300249I1 (nl) 2007-02-01
HU9300177D0 (en) 1993-04-28
MX9100317A (es) 1992-02-28
EP0540609B1 (en) 1999-10-13
NZ239061A (en) 1993-11-25
ATE185567T1 (de) 1999-10-15
CN1061046C (zh) 2001-01-24
KR100189075B1 (ko) 1999-06-01
KR930701456A (ko) 1993-06-11
EP0540606A1 (en) 1993-05-12
JP2851428B2 (ja) 1999-01-27
DE122006000065I2 (de) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05509089A (ja) セファロスポリンおよび同族体、製法および医薬組成物
JPH09511738A (ja) セファロスポリン抗生物質
KR100455544B1 (ko) 세팔로스포린항생제
JP2979235B2 (ja) 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物
US4670431A (en) Beta-lactam antibacterial agents
US5064649A (en) Cephalosporin derivatives
US4820701A (en) Penam derivatives
US5158946A (en) Cephalosporin derivatives and pharmaceutical compositions
JP2001506607A (ja) セファロスポリン誘導体
JPH07503460A (ja) 2−イソセフェムおよびオキサセファム誘導体,それらの製法,その中間体および抗菌剤としての使用
JP3238209B2 (ja) チオメチルチオカルバセファロスポリン誘導体
JP2888638B2 (ja) セファロスポリン化合物
JP2834578B2 (ja) アルファロスポリンおよび1−カルバ−1−デチアセファロスポリン
AP199A (en) Novel B-Lactam and a novel class cephalosporins.
JP2960167B2 (ja) セファロスポリン誘導体
US5665717A (en) Carbacephalosporin compound, their preparation and use
JPH04211081A (ja) セファロスポリン系抗生物質
EP0338824A2 (en) Esters of 6-beta-(alpha-oxyimino)-acylamino-penicillanic acid derivatives
JPH0564956B2 (ja)
WO1991009038A1 (en) Cephalosporins, processes for their preparation, intermediates and pharmaceutical compositions containing them
JPS63152389A (ja) 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物
JPS6089487A (ja) ジヒドロキシハロフエニルグリシン誘導体,その製法及びそれを含む医薬組成物
WO1992021682A1 (en) Processes for the preparation of cephalosporins and of pharmaceutical composition containing them
CZ163291A3 (cs) Nové beta«laktamové sloučeniny
JPH06100568A (ja) セフェム化合物、その製造法およびその抗菌組成物