JPH05508897A - 接触コンバーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 接触コンバータ一 本発明は、主に、自動車用の接触コンバーターに関する。

接触コンバーターは、排気ガスが大気に排出される前に実質的に無毒にするため に、自動車エンジンからの排気ガスの処理に使用される。処理は、排気ガスが適 当な触媒で被覆された孔を有する多孔性セラミックブロックを含む部屋を通過す ることによる。

セラミックブロックは、部屋の端部が共に溶接されている二枚の半殻から形成さ れた部屋の中に収容され、当該部屋は入口と出口を有する。セラミックプロ、ツ クは、当該セラミックブロックをコンバーターの外部の低温から断熱し、防音し 且つ部屋の膨張・収縮に対してセラミックブロックを緩衝するために繊維材料で 被包されている。

慣用されている繊維材料は商標名５ＡＦＦＩＬとして販売されている９５％アル ミナ製の低密度マットである。英国特許出願第２１７１１８０Ａ号及び第２２０ ５９２９Ａ号各明細書に、接触コンバーター中でセラミックブロックを取付は容 易にするため、複数のセラミックブロックを被包する方法に関する提案がなされ ている。

これらの方法は殆どの領域で許容できることが判明しているが、繊維材料の周囲 又は繊維材料の層の間の数層のプラスチック材料の存在が、繊維材料の汚染源と なる可能性があり、当該繊維材料の有効性を損ない得ることが分かつている。

本発明の一面は、接触コンバーターの周囲に繊維材料を設置する方法を提供する ものであり、その結果、上記問題を解消するか又は少なくとも軽減する。

本発明では、接触コンバーターブロックを少な（とも一層の繊維材料マット中に 被包し、この少なくとも一層の繊維材料を引っ張りながらプラスチック材料で被 包することを含む、接触コンバーターブロックを保護し、断熱する方法を提供す る。

層のプラスチック材料と重なる。本発明の一好適実施態様では、このプラスチッ ク材料のシートは相対的に小範囲に自身で重なり、それにより、シートに対する 所望の張力が到達した後、重なり端部を互いに接着できる。好適な実施態様では 、プラスチックシートの一端を保持しながら他端に力をかけるか、又はシートの 両端を反対方向に同時に力をかけるかのいずれかによりプラスチックシートに張 力をかける。本発明の好適な一提案はプラスチックシートの一端又は両端にルー プを形成できることであり、そこにバー、ロッド等を挿入できる。次いで、所望 の方向にバー、ロッド等の端部に力をかける。ループはシートの端部を折り重ね 、その端部を自身に両面接着テープ又はその他の接着剤、例えばいわゆるシアノ アクリレートタイプの湿分硬化接着剤、若しくは紫外線硬化性接着剤（これらは 噴霧又は滴下施用であってもよい）によるような手段で接着することにより形成 されつる。熱溶接によりループを形成することも可能である。

一旦、プラスチックシートに張力がかけられると、どのような適当な手段、例え ば、両面接着テープ又はその他の接着剤、例えばいわゆるシアノアクリレートタ イプの湿分硬化接着剤、若しくは紫外線硬化性接着剤（これらは噴霧又は滴下施 用であってもよい）を使用するような手段を使用して自身に接着できる。プラス チックシート同士の重なった端部を接着するために溶接することも別の可能性て あり得る。

プラスチックシートがロールから供給されているとき、引っ張っているループの みがプラスチックシートの自由端に形成される必要があり、他の端部はロールに 結合されることにより有効に定着されることが了解される。これは本発明の方法 を自動化して実施する際に用いると好ましいと思われる。

本発明の別の好適な態様では、プラスチック材料の相対的に細いストリップを繊 維材料及び張力下で繊維材料の周囲を被包したプラスチックシートの上に配置し 、その結果、その反対端部はこの細いストリップと重なり、当該反対端部は次い で適当な手段により前記相対的に細いストリップに接着する。この実施態様では プラスチック材料のシートの両端部はお互いに重ならない。

本発明に使用される好適な材料は、使用される接着剤と同様に、要求される張力 に耐えるのに足る強度を有しなければならない。特に、本発明に使用するのに適 当なプラスチック材料は炭素及び水素を基礎とするものであり、酸素を基礎とす るものも可能性がある。ポリプロピレン及びポリエステルは本発明に使用するプ ラスチック材料として特に適切であることが見いだされている。

繊維材料はその両端部で好ましくは重なっており、好ましくは接触コンバーター ブロックのより平坦な表面上で重なっている。（殆どの接触コンバーターブロッ クは卵型の断面を有する。）ブロックの反対側の、より平坦な表面上の繊維材料 に特別の厚さを与えるために別のパッドを与えるのが有利でありうる。このよう な配列は、繊維材料の厚さがブロックのより曲った面で薄（、その結果、半殻両 端部が溶接のために共に圧力をかけられるときに、接触コンバーターの半殻両端 部間に捕捉されている繊維材料の可能性が少ないことを意味する。

本発明は、本発明に従って被包された接触コンバーターブロック、並びに被包し た接触コンバーターブロックを含む接触コンバーターも包含する。

本発明を添付の図面を参照して例示のみの目的で更に説明する。ここで、図１は 、繊維材料で接触コンバーターブロックを被包するための第一段階を略図で示し 、 図２は、繊維材料で接触コンバーターブロックを被包するための第二段階を略図 で示し、 図３は、接触コンバーターブロックを被包するための最終段階を略図で示し、そ して 図４は、接触コンバーターブロックを被包する別の方法を略図で示す。

添付の図面を参照すると、通常は共に溶接されている金属製のハーフシェル中に 収容されているタイプの楕円形の断面を有する触媒転化器ブロック１０は、まず 繊維状材料、典型的には５ＡＦＦＩＬの層１２で被包され、ブロックのフラッタ 一部分（ｆｌａｔｔｅｒ　５ｅｃｔｉｏｎ）上に重なるようにされる。次に、ポ リプロピレンのシート１４が張力下で繊維材料の回りに巻かれ、その重なり合っ た端部が共に接着されて、図３に示すような最終製品を与える。

プラスチックシートを巻く方法は以下の工程を包含するものである。フィルムの 幅は、転化器ブロックの長さと同等であり、その長さはカバーの外周の約１゜２ ５倍である。シートのそれぞれの端部は折り曲げられてループ１６が形成され、 シートの主要部分に、例えば両面接着テープ、湿分硬化性接着剤、ＵＶ硬化性接 着剤又は溶接によって接着される。図示されているように、シート１４の両方の 端部はループ状になっているが、例えば自動化系においては、プラスチックシー トはローラーによって送り出されるので、以下において明らかとなる理由により シートのこの端部においてはループは必要ではない。

両面接着テープの片１８を、図面において示されているように、裏打片をそのま まにした状態で左側のループの直ぐ前のプラスチックシート１４を横切って固定 する。予備の裏打片はわずかに放射してテープ上に折り曲げられている。

次に、平らな金属棒２０をそれぞれのループ１６中に挿入し、ブロックを必要な 繊維状材料でしっかりと（しかしながら大きな張力をかける必要はない）被包し た後に、プラスチックシートを繊維状材料の回りに巻き、その端部に重ね合わせ る。棒状部材２０の端部は水圧シリンダー（図示せず）に係合しており、繊維材 料を圧縮するために張力が施されて棒状部材を互いに離している。ループ１６は 、プラスチックシート１４の遊離端を、その間に接着結合が形成される部分に対 するシート１４の反対面上にひっくり返すことによって形成されるということに 留意すべきである。所望の張力に達したら、裏打片をテープ１８から取り除き、 放射方向の圧力を施して、重なり合っている関係においてプラスチックシートを それ自身に接着する。明らかに、プラスチックシートがロールから切断されて供 給されている場合には、これはアンカーとして機能し、シートの他方端に力を施 して必要な張力を得るだけでよい。

次に、棒状部材２０を取り外し、過剰のプラスチックシート及び繊維材料を切断 する。

また、１８において両面接着テープの代わりに硬化性接着剤を施すことができる 。かかる接着剤は、湿分硬化性、所謂シアノアクリレートタイプの接着剤又はＵ Ｖ硬化性接着剤であってよい。また、接着剤の必要なしにループ１６を形成する ことができる。あるいはそれどころか、プラスチックシートの端部を、そこに張 力をかけるために何らかの方法で掴むこともできる。

本発明の方法を特定の態様において説明したが、本発明の方法を好適な機械で自 動的に行う場合のように、特定の状況に適合させるために上記の態様を変更する ことができることは明らかである。更に、本発明は特に触媒転化器ブロックの被 包に関して説明しているが、本発明方法は他の被包用途に関しても好適である。

添付図面の図４を参照すると、図４は転化器ブロック１０を被包する別の方法を 示しているが、ここでは、上述と同様に、ブロック１０を繊維材料の層１０で張 力下でかつその端部を菫ね合わせて被包している。プラスチック材料の比較的狭 い片３０を繊維材料１２の重ね合わさった領域の上に配置する。次に、プラスチ ック材料のシート３２をブロック１０の回りに巻き、それぞれの端部においてロ ーラー３４を通す。ローラー３４は、互いの方向に向かって移動して、シート３ ２のそれぞれの端部に施す張力に加えて、シート３２に張力を施すように配置さ れている。湿分硬化タイプのような接着剤を、３６における片３０及び接着剤上 に配！される張力をかけられたシート３２に施して、それを張力下でその場に固 定し、ブロック１０の被包を完了する。最後に、シート３２の残余端を切断除去 する。

ＦＩＧ、　４ 要約書 触媒転化器ブロック（１ｏ）を、まず繊維材料（１２）の層で被包し、次に張力 下においてプラスチック材料のシート（１４）で被包する。プラスチック材料の シートの重なり合った端部を共に接着する。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．触媒転化器ブロックを、繊維材料のマットの少なくとも１層中に被包し、繊 維材料の少なくとも１層を張力下でプラスチック材料で被包する工程を含むこと を特徴とする触媒転化器ブロックを保護及び絶縁する方法。 ２．プラスチック材料のシートがそれ自体重なり合っている請求の範囲第１項に 記載の方法。 ３．プラスチック材料のシートが張力下で比較的小さな範囲でそれ自体重なり合 っており、重なり合っている端部が共に接着されている請求の範囲第２項に記載 の方法。 ４，プラスチックシートの他の端部を保持しながら一方の端部に力を施す請求の 範囲第２項又は第３項に記載の方法。 ５．シートの両端に力を施す請求の範囲第２項又は第３項に記載の方法。 ６．プラスチックシートの一方又は両方の端部を、その中に棒状部材、ロッド状 部材などを挿入して力を施すことができるループに成形する請求の範囲第２項〜 第５項のいずれかに記載の方法。 ７．プラスチック材料のシートの端部を折り曲げ、それをそれ自体に接着するこ とによってループを形成する請求の範囲第６項に記載の方法。 ８．プラスチック材料のシートの端部がプラスチック材料のシートの下層シート に重なり合っている請求の範囲第１項に記載の方法。 ９．プラスチック材料の比較的狭い片を、繊維材料及び張力下において繊維材料 の回りを被包するプラスチックシートの上に配置して、プラスチックシートの端 部が狭い片と重なり合い、該端部が狭い片に接着する請求の範囲第８項に記載の 方法。 １０．プラスチック材料が炭素及び水素のみをベースとするものである請求の範 囲第１項〜第９項のいずれかに記載の方法。 １１．プラスチック材料がポリプロピレンである請求の範囲第１０項に記載の方 法。 １２．プラスチック材料が、炭素、水素及び酸素のみをベースとするものである 請求の範囲第１項〜第９項のいずれかに記載の方法。 １３．プラスチック材料がポリエステルである請求の範囲第１２項に記載の方法 。 １４．繊維材料が、触媒転化器ブロックのフラッター表面上に重なり合っている 請求の範囲第１項〜第１３項のいずれかに記載の方法。 １５．実質的に添付図面の図１〜図３又は図４を参照して上記に説明されかつこ れらの図に示されている触媒転化器ブロックを保護及び絶縁する方法。 １６．請求の範囲第１項〜第１５項のいずれかに記載の方法によって被包された 触媒転化器ブロック。