JP3001262U - 結束具 - Google Patents

結束具

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JP3001262U
JP3001262U JP1994002318U JP231894U JP3001262U JP 3001262 U JP3001262 U JP 3001262U JP 1994002318 U JP1994002318 U JP 1994002318U JP 231894 U JP231894 U JP 231894U JP 3001262 U JP3001262 U JP 3001262U
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cables
layer
binding tool
adhesive
release paper
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Application number
JP1994002318U
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English (en)
Inventor
敏也 澤木
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型紙を必要とせず、しかもケーブル類を束
ねた際に結束具の厚みを保ちつつ確実に束ねることがで
きる。 【構成】 軟質ポリウレタンフォームからなる外層11
と、ポリプロピレンフォームからなる中間層12と、自
己以外のものには粘着性を示さない自己粘着剤からなる
内層13とからなり、結束具10によってケーブル類1
5を挟むようにし、前記内層13どうしを互いに圧着し
て結束する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は結束具に関し、特には自動車部品や電子楽器などのケーブル、配線 など(以下ケーブル類)を束ねるための結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、車室のパネル内に配されたケーブル類が、自動車の走行中の振動な どによって、車体と接触し異音を発することがある。また、電子楽器などにあっ ては、音量が大きくなると、ケーブル類が振動しケースなどと接触して異音を発 することもある。そのため、前記異音の発生をを防ぐため、結束具によって前記 ケーブル類が束ねることが行なわれている。
【0003】 その結束具としては、軟質ポリウレタンフォームなどの弾性発泡体からなる略 長方形の結束具本体と、前記本体の片面に設けられた接着剤層と前記接着剤層の 表面に設けられた離型紙とからなるものが知られている。なお、前記離型紙は、 前記接着剤層の表面が、使用時まで他の物と接着しないように保護するためのも のである。この結束具は、使用時に前記離型紙が剥がされ、ケーブル類を巻着ま たは挟むようにして束ねることにより、前記接着剤層が互いに接着される。
【0004】 しかしながら、この構造にあっては、使用する際にその都度離型紙を剥がさな ければならず、作業が手間であるだけでなく使用後には剥がされた離型紙がゴミ となって残り、その処理も問題であった。
【0005】 さらに、前記結束具内でケーブル類がズレるのを防ぐため、前記結束具は若干 引き伸ばされた状態でケーブル類に巻き付けられ、その際生じる前記軟質ポリウ レタンフォームの弾力性によってケーブル類を緊締することが多い。そのため、 前記軟質ポリウレタンフォームが伸びて厚みが薄くなり、所望の振動吸収性を発 揮しなくなるという問題もある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、このような問題を解決するために提案されたものであって、離型 紙を必要とせず、しかもケーブル類を束ねた際に結束具の厚みを保って確実に束 ねることのできる結束具を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、軟質ポリウレタンフォームからなる外層と、ポリプロ ピレンフォームからなる中間層と、自己以外のものには粘着性を示さない自己粘 着剤からなる内層との三層構造よりなる結束具に係る。
【0008】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の結束具の使用例を示す斜視図、図2はこの結束具の断面図で ある。
【0009】 図1に示されるように、この考案の結束具10は複数のケーブル類15を一体 に結束するためのもので、外層11と中間層12と内層13との三層構造を有し ている。前記結束具10は、ケーブル類を結束する幅(長さ)に応じて異なり、 通常約30〜900mmの間の適当な幅を有する。そして、その長さ(ケーブル に対して直交方向の長さ)は、図のようにケーブル類15に巻き付けられた場合 、端部10a,10aが多少余る程度に形成される。この端部10a,10aは 、結束具10をケーブル類15に固定する接合部を構成する。
【0010】 外層11は、結束されたケーブル類15を衝撃から保護するとともに、そのケ ーブル類15が振動などによってケースや車体などの外部の物品と接触して発す る異音を防ぐためのもので、結束具10の最も外側に形成されている。この外層 11は、衝撃緩衝性、振動吸収性ならびに吸音性のある軟質ポリウレタンフォー ムよりなり、ケーブル類の太さや発生する振動などに対応する適宜の厚みに形成 されている。本実施例では約3〜10mmの厚みである。なお、この軟質ポリウ レタンフォームは難燃タイプのものを用いてもよい。
【0011】 中間層12は、結束具10によってケーブル類15を結束した際に、外層11 が伸びて薄くなるのを防ぐためのもので、ポリプロピレンフォームによって構成 されている。このポリプロピレンフォームは、前記外層11を構成する軟質ポリ ウレタンフォームよりも伸びにくい性質を有している。そのため、ケーブル類1 5を強固に結束するために結束具10を引っ張りながら用いても、外層11が伸 びて薄くなることはなく、所望の衝撃吸収性および振動吸収性などが保持される 。なお、本実施例において、前記中間層12は、発泡倍率が30〜100倍、特 には30〜50倍の独立気泡構造からなるポリプロピレンフォームが好適に用い られ、その厚みは約1〜10mmである。
【0012】 内層13は自己以外のものには粘着性を示さない自己粘着剤よりなり、ケーブ ル類などの被結束物と接触する面に設けられている。前記自己粘着剤は、自己の 材質のみに接着し自己以外の材質には接着性を示さないので、使用時まで内層1 3表面を離型紙などで覆っておく必要がない。 この自己粘着剤としては、たとえばラテックスからなるものが知られている。 前記ラテックスからなる自己粘着剤は、摩擦に対する抵抗力が極めて高いため、 結束時に前記内層13内をケーブル類15が滑るおそれがない。 なお、ラテックスからなる内層13を前記中間層12の片面に設けるには、エ マルジョン系のラテックスを塗布後乾燥固化させて、あるいはラテックスを加熱 溶融して、前記中間層12表面に層状に設け硬化させればよい。
【0013】 このような構成よりなる結束具10は、前記内層13をケーブル類15側にし て当該ケーブル類13を挟むようにして束ね、両端10a,10aの内層13a ,13aを互いに圧着する。それによって、前記内層13どうしが自己粘着性に よって簡単かつ確実に接合され、ケーブル類15が強固に結束される。
【0014】 なお、本考案の結束具は、結束具10を構成する外層11および内層12が弾 性を有する発泡体よりなるため、被結束物はケーブル類に限らず、壊れやすいも のを束ねるのにも適している。
【0015】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の結束具によれば、接着面を離型紙で覆 っておく必要がない。そのため、使用の際に前記離型紙を剥がす手間や剥がされ た離型紙の処理も不要で簡単かつ確実に結束することができる。 さらに、軟質ポリウレタンフォームより伸びの少ないポリプロピレンフォーム よりなる中間層が設けられているので、軟質ポリウレタンフォームの厚みが維持 されており、衝撃および振動に対する所望の吸収性も保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の結束具の使用例を示す斜視図であ
る。
【図2】この結束具の断面図である。
【符号の説明】
10 結束具 11 外層 12 中間層 13 内層 15 ケーブル類

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質ポリウレタンフォームからなる外層
    と、ポリプロピレンフォームからなる中間層と、自己以
    外のものには粘着性を示さない自己粘着剤からなる内層
    との三層構造よりなる結束具。
JP1994002318U 1994-02-21 1994-02-21 結束具 Expired - Lifetime JP3001262U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012161234A (ja) * 2011-01-13 2012-08-23 Yazaki Corp ワイヤーハーネス
JP2014031432A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Inoac Corp 結束テープ
JP2019040090A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 住友電気工業株式会社 光ファイバユニット、光ケーブル

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