JPH11205945A - ワイヤハーネス用保護シート - Google Patents

ワイヤハーネス用保護シート

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Publication number
JPH11205945A
JPH11205945A JP10006633A JP663398A JPH11205945A JP H11205945 A JPH11205945 A JP H11205945A JP 10006633 A JP10006633 A JP 10006633A JP 663398 A JP663398 A JP 663398A JP H11205945 A JPH11205945 A JP H11205945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
release paper
wire harness
width
adhesive material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10006633A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamada
山田  晃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10006633A priority Critical patent/JPH11205945A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスに巻き付けるシートに塗布し
た粘着材の表面に取り付けられている剥離紙を剥がしや
すくする。 【解決手段】 所要幅を有する絶縁性樹脂シート11の
幅方向の一側縁に沿って粘着材12が塗布されていると
共に該粘着材の表面に剥離紙13が貼着されており、該
剥離紙13に長さ方向に所定間隔をあけて幅方向への切
り込み13bを設けられている。あるいは、剥離紙13
の幅を粘着材12より広くして、粘着材に貼着されてい
ない部分をもうけている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスの保護シートに関し、詳しくは、ワイヤハーネスの
幹線から分岐する支線に側方から巻き付けて、巻き付け
端を粘着材で固着するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、ワイヤハーネ
スW/Hの幹線1から分岐する支線2の電線群には、そ
の外周に塩化ビニル製のシート3を巻き付けてボデイ等
の干渉から保護している。上記シート3には、図8に示
すように、幅方向の一端に沿って粘着材4を塗布し、そ
の表面に剥離紙5が貼着されている。この粘着材4と剥
離紙5を備えたシート3はコイル状に巻きつけられてお
り、コイルを巻き戻して、図中、一点鎖線で示すよう
に、所要長さでカットして使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記シート3は所要長
さにカットした後に剥離紙5を剥がして、電線群の外周
に巻き付けているが、剥離紙5が剥がれにくく作業性が
悪くなる問題があった。即ち、剥離紙5はカットされた
先端より剥がしていくが、粘着材4および剥離紙5もシ
ート3の長さ方向に連続しているため、カットした時に
剥離紙5が粘着材4に強く粘着されてしまい、非常に剥
がれにくくなっている。
【0004】この種の剥離紙を剥がしやすくしたものと
して、実開平6−12448号で、図9(A)に示すよ
うに、両面接着面をもつ接着テープ6に貼着した剥離紙
7の中心線に沿ってスリット7aを入れたものが提案さ
れている。
【0005】しかしながら、上記のように剥離紙7の中
心線に沿ってスリット7aをいれても、図9(B)に示
すように、カットした先端にスリット7aが位置しなけ
れば剥離紙7を剥がしにくく、かつ、中心線に沿ってス
リットがあるため、剥離紙7がスリットに沿って長さ方
向に2分割されて半分づつ剥がされ、剥離作業が2度手
間になる問題もある。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、簡単かつ確実に1度の剥がし作業で剥離紙を剥が
せるようにして、ワイヤハーネスへの保護シートの取付
作業性を改善することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスの電線群の
外周に巻き付けて保護するシートであって、所要幅を有
する絶縁性樹脂シートの幅方向の一側縁に沿って粘着材
が塗布されていると共に該粘着材の表面に剥離紙が貼着
されており、該剥離紙はシート端縁側と反対側の端縁よ
り長さ方向に所定間隔をあけて幅方向への切り込みが設
けられており、シートを曲げることにより剥離紙が上記
切り込みよりめくれて剥がれやすくしているワイヤハー
ネス用保護シートを提供している。
【0008】上記した剥離紙の端縁より幅方向に入れる
切り込みは、例えば、切り込み幅を3mmとし、長さ方
向に5mmのピッチをあけている。切り込みの方向は長
さ方向に対して直交する方向でも良いし傾斜させてもよ
い。
【0009】剥離紙を剥離する時、シートを曲げると、
切り込み部分が広がり、剥離紙の切り込み端縁がめくれ
て剥がれやすくなる。
【0010】また、本発明は、請求項2で、ワイヤハー
ネスの電線群の外周に巻き付けて保護するシートであっ
て、所要幅を有する絶縁性樹脂シートの幅方向の一側縁
に沿って粘着材が塗布されていると共に該粘着材の表面
に剥離紙が貼着されており、該剥離紙の幅を上記粘着材
の幅よりも広くして剥がれやすくしているワイヤハーネ
ス用保護シートを提供している。
【0011】剥離紙は粘着材の一端縁に沿って突出させ
ればよく、突出させる方向は外端縁側でも良いし、内端
縁側でもよく、突出幅は5mm程度が好ましい。このよ
うに、粘着材と粘着されていない部分を剥離紙に設けて
おくと、この部分より剥離紙を容易に剥がすことができ
る。特に、粘着材およびシートの外端縁より剥離紙を突
出させておくと、剥離紙を剥がしやすくなる。
【0012】上記粘着材および剥離紙を備えたシートは
コイル状に巻かれた長尺物からなり、所要長さにカット
して使用されるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3は第1実施形態を示
し、保護シート10は、前記図7に示すように、ワイヤ
ハーネスの電線群の外周に巻き付けて保護するシートで
あって、コイル状に巻つけたものより巻き戻して、所要
長さでカットして使用される。
【0014】上記保護シート10は基材となる塩化ビニ
ル製のシート11の幅方向(D)の一端縁に沿って粘着
材12が一定幅で塗布されており、該粘着材12の表面
に剥離紙13が貼着されている。該剥離紙13の幅は粘
着材12の幅と一致させており、よって、シート11の
幅方向の一側縁に沿って粘着材12と剥離紙13とが取
り付けられている。
【0015】シート11の外端縁側と反対側の剥離紙1
3の端縁13aに沿って、長さ方向(L)に一定ピッチ
をあけて幅方向への切り込み13bを設けている。該切
り込み13bの方向は長さ方向Lと直交方向としてい
る。本実施形態では、長さ方向のピッチを5mm、切り
込み深さを3mmとしている。
【0016】上記保護シート10は保護する電線群の長
さに対応させて、図1(A)に示すコイルより巻き戻し
たものをカットして使用している。図1(B)に示すよ
うに、カットした後に、剥離紙13を剥がすが、その
時、図2に示すように、保護シート10を持って屈曲さ
せる。該屈曲でシート11および粘着材12は曲げに追
従するが、剥離紙13は切り込み13bの間が広がり、
切り込み13bの間の部分13cが粘着材12よりめく
れて剥がれやすくなる。よって、この部分13cより剥
がすことにより、剥離紙13は粘着材12より容易に剥
がすことができる。
【0017】このように剥離紙13を剥がした保護シー
ト10は、図3に示すように、ワイヤハーネスの幹線か
ら分岐した支線2の電線群に巻き付け、その幅方向の両
端を接合させ、幅方向の一端縁に塗布した粘着材12で
両端を固着して、電線群に外装している。
【0018】図4(A)(B)は剥離紙13に入れる切
り込み13bの変形例を示すもので、図4(A)は左傾
斜とし、図4(B)は右傾斜としている。作用は第1実
施形態と同様である。
【0019】図5は第2実施形態を示し、剥離紙23に
切り込みを入れた剥がれやすくする代わりに、剥離紙1
3の幅Dを粘着材12(図中、クロスハッチンで示す)
の幅D’よりも広くして、粘着材12に固着されていな
い部分23aを幅方向の外側縁に沿って設けている。
【0020】このように、粘着材12およびシート11
の外側縁よりも剥離紙23を突出させておくと、この突
出し部分23aを持って剥離紙23を容易に剥がすこと
ができる。
【0021】図6は第2実施形態の変形例を示し、剥離
紙23が粘着材12よりも突出する方向を内端縁側とし
ている。この場合にも粘着材12により粘着されていな
い部分23aを持って剥離紙23を容易に剥がすことが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の保護シートによれば、粘着材と同一幅で貼
着された剥離紙に長さ方向に一定ピッチで幅方向の切り
込みを入れているため、カット位置に左右されずに、保
護シートをまげるだけで、切り込みの間の剥離紙が粘着
材よりめくれて容易に剥がすことができる。かつ、剥離
紙を剥がす時、切り込みが幅方向の全体にわたっていな
いため、一部分が剥がれて他の部分が貼着された状態で
残ることもなく、一度の剥離作業で剥離紙全体を確実に
剥がすことができる。
【0023】また、請求項2の保護シートによれば、剥
離紙の全長にわたって粘着材に貼着されていない部分を
設けているため、この部分を持って剥離紙をめくってい
くことにより、剥離紙全体を一度に確実に剥がすことが
できる。
【0024】このように、保護シートに取り付けられて
いる剥離紙を簡単かつ確実に剥がすことができるため、
ワイヤハーネスの電線群への保護シートの取付作業性を
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示し、(A)はコイ
ル状の保護シートの斜視図、(B)はコイルよりカット
された保護シートの斜視図である。
【図2】 上記保護シートより剥離紙を剥がす方法を示
す斜視図である。
【図3】 上記保護シートによりワイヤハーネスを外装
する方法を示す斜視図である。
【図4】 (A)(B)は第1実施形態の変形例を示す
概略図である。
【図5】 本発明の第2実施形態を示し、(A)は平面
図、(B)は斜視図である。
【図6】 第2実施形態の変形例を示し、(A)は平面
図、(B)は斜視図である。
【図7】 保護シートをワイヤハーネスに取り付ける方
法を示す斜視図である。
【図8】 従来の保護シートの斜視図である。
【図9】 (A)は従来例を示す斜視図、(B)は問題
点を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 保護シート 11 シート 12 粘着材 13 剥離紙 13b 切り込み 23 剥離紙 23a 突出した部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの電線群の外周に巻き付
    けて保護するシートであって、所要幅を有する絶縁性樹
    脂シートの幅方向の一側縁に沿って粘着材が塗布されて
    いると共に該粘着材の表面に剥離紙が貼着されており、
    該剥離紙はシート端縁側と反対側の端縁より長さ方向に
    所定間隔をあけて幅方向への切り込みが設けられてお
    り、シートを曲げることにより剥離紙が上記切り込みよ
    りめくれて剥がれやすくしているワイヤハーネス用保護
    シート。
  2. 【請求項2】 ワイヤハーネスの電線群の外周に巻き付
    けて保護するシートであって、所要幅を有する絶縁性樹
    脂シートの幅方向の一側縁に沿って粘着材が塗布されて
    いると共に該粘着材の表面に剥離紙が貼着されており、
    該剥離紙の幅を上記粘着材の幅よりも広くして剥がれや
    すくしているワイヤハーネス用保護シート。
  3. 【請求項3】 上記粘着材および剥離紙を備えたシート
    はコイル状に巻かれた長尺物からなり、所要長さにカッ
    トして使用されるものである請求項1または請求項2に
    記載のワイヤハーネス用保護シート。
JP10006633A 1998-01-16 1998-01-16 ワイヤハーネス用保護シート Withdrawn JPH11205945A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101139006B1 (ko) * 2009-07-24 2012-04-25 신동초 건축용 비닐 및 그 제조방법 및 장치
JP2012196036A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 分岐部保護具
WO2017077844A1 (ja) * 2015-11-02 2017-05-11 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用の樹脂シートおよび該樹脂シートの製造方法
EP1463904B2 (fr) 2001-12-18 2019-08-07 Federal Mogul Systems Protection Gaine de protection refermable par recouvrement et utilisation de cette gaine

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405