JP3087623B2 - ワイヤハーネス結束用テープ及びワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス結束用テープ及びワイヤハーネス

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JP3087623B2
JP3087623B2 JP07226683A JP22668395A JP3087623B2 JP 3087623 B2 JP3087623 B2 JP 3087623B2 JP 07226683 A JP07226683 A JP 07226683A JP 22668395 A JP22668395 A JP 22668395A JP 3087623 B2 JP3087623 B2 JP 3087623B2
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projections
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスを構成する多数の電線群の外周に巻き付ける結束
用テープおよび、該テープを巻き付けたワイヤハーネス
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤハーネス結束用テ
ープは塩化ビニール等の樹脂製テープからなり、粘着剤
が片面に塗布されている場合もあるが、いずれの場合も
表裏両面が平滑面となっている。
【0003】上記テープは図5に示すように、多数の電
線Wの外周面に通常ラップ巻きで巻き付けて電線群を結
束している。このテープTを巻き付けて形成したワイヤ
ハーネスW/Hは、クリップ等を介して自動車のボディ
面に沿って配索しているが、自動車の走行中に振動によ
りボディ面と接触する可能性がある箇所等には、さら
に、発泡ウレタンシート等からなるソフトシートSをす
し巻き状態に巻き付けている。該ソフトシートSは、巻
付端に粘着剤を塗布して固着しているか、あるいはバン
ド等で締結して固定している。
【0004】上記ソフトシートSを巻き付けることによ
り、ボディ面と接触した時に緩衝を図ってワイヤハーネ
スを保護すると共に、干渉音を低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにテープTの外周にさらにソフトシートSを巻き付
けると、作業手数がかかると共に、部品点数が増える欠
点がある。さらに、ソフトシートSを巻き付ける区間に
曲げ部分があると、ソフトシートを巻き付けにくく、か
つ、ソフトシートにシワがよる等の欠点がある。
【0006】本発明は、上記した問題を解消せんとする
もので、テープとソフトシートの2重巻を不要とし、テ
ープを巻き付けるだけでソフトシートも巻き付けた場合
と同様の機能を付与することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、多数の電線群の外周に巻き
付けて使用するワイヤハーネス結束用テープであって、
テープ基材の少なくとも1面に多数の突起を隙間をあけ
て突設していることを特徴とするワイヤハーネス結束用
テープを提供している。
【0008】上記突起は薄肉のテープ基材の片面あるい
は両面より突出する円柱形状等の突起している。あるい
は、基材の一方面を凹ませて反対面に突出させた形成し
た突起としてもよい。
【0009】上記突起の先端面あるいは/および突起側
と反対側の突起が設けられていない基材面に粘着剤が塗
布されている。(請求項2)
【0010】また、本発明は、請求項3で、請求項1ま
たは請求項2に記載のテープが電線群の外周に巻き付け
られ、上記テープの突起が内周側あるいは/および外周
側に位置しているワイヤハーネスを提供している。
【0011】上記突起を有するテープを電線群の外周に
巻き付け、その突起側を電線群と接触する内周側とする
と、電線群の回りに空気層を形成することができる。よ
って、断熱効果を得ることができると共に、ボディ等と
接触した時に発生する干渉音を上記空気層で吸収して軽
減することができる。反対に突起側を外周側とした場合
も、外部と接するテープの表面積を大とするため、放熱
効果が高まり、かつ、車体との干渉時に凹凸を有する面
が接触することになるため、干渉音を低減できる。よっ
て、突起を両面に設けて、電線群の内周側と外周側とに
突起を位置させると、上記放熱作用と干渉音の低減作用
を相乗的に発生させることができる。また、いずれの場
合も、突起を有することにより、干渉時の衝撃を低減で
き電線群を保護することができる。
【0012】さらに、電線群にテープを巻き付けるだけ
でよく、従来必要とされたソフトシートの巻き付けを不
要とできるため、作業手数を半減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1(A)(B)(C)は第1実
施形態のワイヤハーネス結束用テープを示す。テープ1
は塩化ビニールよりなり、薄肉で両面が平滑面の帯形状
のテープ基材2の片面2a、すなわち、(C)に示すテ
ープ・ロール状とした場合に内周面に位置する側に円柱
形状の突起3を隙間をあけて突設している。なお、突起
3の形状は円柱形状に限定されず、半球形状でも良い
し、角柱形状でもよい。さらに、細長い棒状の突起であ
ってもよいが、巻き付けた時に、突起がつぶれなて略平
面状にならない程度の高さは必要である。
【0014】また、図1(B)に示すように、突起3の
先端面3aに粘着剤4を塗布している。
【0015】上記第1実施形態のテープ1は図2のよう
に、突起3を多数の電線Wよりなる電線群の外周面と接
するように巻き付けて、電線群を結束する。
【0016】上記テープ1で結束されたワイヤハーネス
W/Hでは、突起3が電線側と接する内周側に位置する
ため、突起3の先端面3aが電線Wと接触して粘着剤4
で固着されると共に、突起3の間に隙間が生じる。この
隙間が空気層となって、電線の外部から発生する輻射熱
を遮断する断熱作用を奏する。また、ワイヤハーネスW
/Hがボディと接触した時に発生する干渉音が上記空気
層により吸収されて干渉音を低減できると共に、接触作
用に緩衝される。
【0017】図3(A)(B)は第1実施形態の変形例
を示し、(A)に示すように、突起3が設けられていな
いテープ基材2の他面2bに粘着剤4を塗布している。
該テープ1は、(B)に示すように、突起3を外周側と
し、粘着剤4を塗布した側を内周側として電線群の外周
面に接触させて巻き付けている。
【0018】上記のように突起3を外周側に位置させる
と、テープ1の大気と接触する表面積を大として、放熱
効果を高めることができる。また、外部に突起3が位置
するため、ボディと接触した時に突起3が緩衝作用を行
い、ワイヤハーネスの保護を図ると共に、干渉音を低減
する。
【0019】図4(A)(B)(C)は第2、第3、第
4実施形態のテープを夫々示す。図4(A)の第2実施
形態のテープ1は、突起3をテープ基材2の両面2aと
2bとに形成している。該テープ1では表裏両面の突起
2の先端面に粘着剤4を塗布している。
【0020】図4(B)の第3実施形態のテープ1は、
突起3’をテープ基材2に凹凸を設けて形成している。
すなわち、基材2の他面2bを凹ませて一面2a側に突
出させている。図4(C)の第4実施形態のテープ1
は、上記突起3’をテープ基材2の両面に形成してい
る。
【0021】上記第2、第3および第4実施形態のテー
プ1を用いて電線群を結束した場合も、第1実施形態と
同様の作用を有する。
【0022】なお、上記突起3、3’を有するテープ1
を、通常の突起のないテープで電線群を結束した後、そ
の外周面に巻き付けてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるテープを用いて電線群を結束してワイヤハーネ
スを形成すると、テープ自体に突起を設けているため、
従来の発泡ウレタン等からなるソフトシートと同様な作
用を生じさせることができる。すなわち、突起の間に隙
間が空気層となって、放熱あるいは断熱効果を奏する。
また、空気層の存在により干渉音の低減作用を奏すると
共に、ボディとの接触時に接触圧を緩衝してワイヤハー
ネスの保護を図ることができる。
【0024】また、突起を有するために、テープ巻き作
業に滑りが発生しにくく、テープ巻き作業が容易にでき
る。しかも、従来テープ巻とソフトシート巻きの2工程
が必要であったが、テープ巻きだけの1工程とすること
ができ、作業工程を半減できると共に、ソフトシートを
不要として部品点数の削減、それに伴うコスト低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のテープを示し、(A)は斜視
図、(B)は断面図、(C)はロール状に巻つけられた
状態を示す斜視図である。
【図2】 上記テープを電線群に巻き付けた状態を示す
断面図である。
【図3】 (A)は第1実施形態の変形例を示す断面
図、(B)は電線群に巻き付けた状態の断面図である。
【図4】 (A)(B)(C)は第2、第3、第4の実
施形態を夫々示す断面図である。
【図5】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ 2 テープ基材 3 突起 W 電線 W/H ワイヤハーネス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の電線群の外周に巻き付けて使用す
    るワイヤハーネス結束用テープであって、テープ基材の
    少なくとも片面に多数の突起を隙間をあけて突設してい
    ることを特徴とするワイヤハーネス結束用テープ。
  2. 【請求項2】 上記突起の先端面あるいは/および突起
    側と反対側の突起が設けられていない基材面に粘着剤が
    塗布されている請求項1に記載のワイヤハーネス結束用
    テープ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のテープ
    が電線群の外周に巻き付けられ、上記テープの突起が内
    周側あるいは/および外周側に位置しているワイヤハー
    ネス。
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