JPH0238425Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0238425Y2 JPH0238425Y2 JP67083U JP67083U JPH0238425Y2 JP H0238425 Y2 JPH0238425 Y2 JP H0238425Y2 JP 67083 U JP67083 U JP 67083U JP 67083 U JP67083 U JP 67083U JP H0238425 Y2 JPH0238425 Y2 JP H0238425Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- buffer layer
- elastic tube
- core
- current transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 21
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
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- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、変流器特に、その鉄心とその上に巻
かれるコイルとの間の緩衝層の改良に関するもの
である。
かれるコイルとの間の緩衝層の改良に関するもの
である。
鉄心とコイルとを一体に樹脂でモールドするモ
ールド形変流器においては、モールド樹脂の硬化
応力が鉄心に歪を与え、特性に悪影響を及ぼすこ
とは知られている。また、鉄心上にコイルを巻く
時の張力によつても、鉄心に歪が生じると共に、
鉄心の角部でコイルの絶縁にきずが付くことがあ
る。これを防ぐために、従来では、鉄心に樹脂製
の保護キヤツプやプレスボードを当て、その上に
テープを巻いて固定することなどにより、絶縁層
を兼ねる緩衝層を形成していたり、鉄心に塩化ビ
ニールのコーテイングを施し、その上に綿テープ
を巻くことなどにより、絶縁層を兼ねる緩衝層を
形成していた。しかし、保護キヤツプやプレスボ
ードの製造にコストがかかり、また塩化ビニール
のコーテイングにもコストがかかり、さらに、テ
ーピングに工数を必要とする問題点があつた。
ールド形変流器においては、モールド樹脂の硬化
応力が鉄心に歪を与え、特性に悪影響を及ぼすこ
とは知られている。また、鉄心上にコイルを巻く
時の張力によつても、鉄心に歪が生じると共に、
鉄心の角部でコイルの絶縁にきずが付くことがあ
る。これを防ぐために、従来では、鉄心に樹脂製
の保護キヤツプやプレスボードを当て、その上に
テープを巻いて固定することなどにより、絶縁層
を兼ねる緩衝層を形成していたり、鉄心に塩化ビ
ニールのコーテイングを施し、その上に綿テープ
を巻くことなどにより、絶縁層を兼ねる緩衝層を
形成していた。しかし、保護キヤツプやプレスボ
ードの製造にコストがかかり、また塩化ビニール
のコーテイングにもコストがかかり、さらに、テ
ーピングに工数を必要とする問題点があつた。
本考案の目的は、上述した問題点を解決し、鉄
心の緩衝層を低コストで、且つ少ない工数で形成
することができる変流器を提供することである。
心の緩衝層を低コストで、且つ少ない工数で形成
することができる変流器を提供することである。
この目的を達成するために、本考案は、絶縁性
の弾性管材を鉄心の窓部に挿入し、弾性管材の両
端部を鉄心の外周面へ折り返すことによつて、緩
衝層を形成したことを特徴とする。
の弾性管材を鉄心の窓部に挿入し、弾性管材の両
端部を鉄心の外周面へ折り返すことによつて、緩
衝層を形成したことを特徴とする。
以下、本考案を図示の実施例に基づき詳細に説
明する。
明する。
第１，２図は貫通形変流器に本考案を適用した
場合の一実施例を示し、第１図ａ，ｂ，ｃは緩衝
層形成工程を示す斜視図及び断面図、第２図は緩
衝層が形成された鉄心の断面図を示す。先ず、ゴ
ムチユーブなど絶縁性のある弾性管材１をリング
状の鉄心２の窓部３へ挿入する（第１図ａに示す
矢印方向）。次に、弾性管材１の弾性を利用し、
鉄心２の外周面へ弾性管材１の一方の端部を伸ば
しながら折り返し（第１図ｂに示す矢印方向）、
弾性管材１のもう一方の端部を前記一方の端部の
上に重ねて折り返して（第１図ｃに示す矢印方
向）、鉄心２を包む（第２図の状態）。なお、鉄心
２の外周面に折り返された弾性管材１の合わせ目
４は、弾性管材１の弾性により密着する。
場合の一実施例を示し、第１図ａ，ｂ，ｃは緩衝
層形成工程を示す斜視図及び断面図、第２図は緩
衝層が形成された鉄心の断面図を示す。先ず、ゴ
ムチユーブなど絶縁性のある弾性管材１をリング
状の鉄心２の窓部３へ挿入する（第１図ａに示す
矢印方向）。次に、弾性管材１の弾性を利用し、
鉄心２の外周面へ弾性管材１の一方の端部を伸ば
しながら折り返し（第１図ｂに示す矢印方向）、
弾性管材１のもう一方の端部を前記一方の端部の
上に重ねて折り返して（第１図ｃに示す矢印方
向）、鉄心２を包む（第２図の状態）。なお、鉄心
２の外周面に折り返された弾性管材１の合わせ目
４は、弾性管材１の弾性により密着する。
真空含浸時に合せ目４から鉄心２に樹脂が含浸
するおそれのある場合には、合わせ目４に接着剤
を塗布してもよい。
するおそれのある場合には、合わせ目４に接着剤
を塗布してもよい。
また、弾性管材１の両端部を折り返すことによ
つて鉄心２を包むことができるので、鉄心２の積
層幅５が異なつても窓部３が同じ径であれば、弾
性管材１の長さを変えるだけで容易に行うことが
できる。
つて鉄心２を包むことができるので、鉄心２の積
層幅５が異なつても窓部３が同じ径であれば、弾
性管材１の長さを変えるだけで容易に行うことが
できる。
第３図は貫通形変流器に本考案を適用した場合
の別の実施例を示す。第１，２図と同様部分は同
一符号にて表す。第１，２図の実施例と異なる点
は、弾性管材１の合わせ目６を接着テープ７等で
留めているところである。
の別の実施例を示す。第１，２図と同様部分は同
一符号にて表す。第１，２図の実施例と異なる点
は、弾性管材１の合わせ目６を接着テープ７等で
留めているところである。
本考案はモールドする代りに、鉄心とコイルの
上にエポキシ樹脂含浸テープを巻き、熱処理し
て、エポキシ樹脂含浸テープ中のエポキシ樹脂を
硬化させるタイプの変流器や、鉄心とコイル上に
単に絶縁テープを巻くのみの簡易形の変流器にお
いても同様に適用することができる。
上にエポキシ樹脂含浸テープを巻き、熱処理し
て、エポキシ樹脂含浸テープ中のエポキシ樹脂を
硬化させるタイプの変流器や、鉄心とコイル上に
単に絶縁テープを巻くのみの簡易形の変流器にお
いても同様に適用することができる。
以上説明したように、本考案によれば、絶縁性
の弾性管材を鉄心の窓部に挿入し、弾性管材の両
端部を鉄心の外周面へ折り返すことによつて、緩
衝層を形成したから、鉄心の緩衝層を低コストで
且つ少ない工数で形成することができる。
の弾性管材を鉄心の窓部に挿入し、弾性管材の両
端部を鉄心の外周面へ折り返すことによつて、緩
衝層を形成したから、鉄心の緩衝層を低コストで
且つ少ない工数で形成することができる。
第１図ａ，ｂ，ｃは本考案の一実施例における
緩衝層形成工程を示す斜視図及び断面図、第２図
は本考案の一実施例における鉄心及び緩衝層を示
す断面図、第３図は本考案の別の実施例における
鉄心及び緩衝層を示す断面図である。 １……弾性管材、２……鉄心、３……窓部、４
……合わせ目、５……積厚幅、６……合わせ目、
７……接着テープ。
緩衝層形成工程を示す斜視図及び断面図、第２図
は本考案の一実施例における鉄心及び緩衝層を示
す断面図、第３図は本考案の別の実施例における
鉄心及び緩衝層を示す断面図である。 １……弾性管材、２……鉄心、３……窓部、４
……合わせ目、５……積厚幅、６……合わせ目、
７……接着テープ。
Claims (1)
- 鉄心と、該鉄心の上に巻かれるコイルとの間
に、緩衝層を設けた変流器において、絶縁性の弾
性管材を前記鉄心の窓部に挿入し、弾性管材の両
端部を鉄心の外周面へ折り返すことによつて、前
記緩衝層を形成したことを特徴とする変流器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP67083U JPS59107129U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP67083U JPS59107129U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 変流器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59107129U JPS59107129U (ja) | 1984-07-19 |
| JPH0238425Y2 true JPH0238425Y2 (ja) | 1990-10-17 |
Family
ID=30132419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP67083U Granted JPS59107129U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 変流器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59107129U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7321119B2 (ja) * | 2020-03-25 | 2023-08-04 | 三菱電機株式会社 | 零相変流器 |
-
1983
- 1983-01-07 JP JP67083U patent/JPS59107129U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59107129U (ja) | 1984-07-19 |
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