JPS6325709Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325709Y2
JPS6325709Y2 JP1981015753U JP1575381U JPS6325709Y2 JP S6325709 Y2 JPS6325709 Y2 JP S6325709Y2 JP 1981015753 U JP1981015753 U JP 1981015753U JP 1575381 U JP1575381 U JP 1575381U JP S6325709 Y2 JPS6325709 Y2 JP S6325709Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
bobbin
insulation material
coil
interlayer insulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981015753U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57130409U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981015753U priority Critical patent/JPS6325709Y2/ja
Publication of JPS57130409U publication Critical patent/JPS57130409U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325709Y2 publication Critical patent/JPS6325709Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受像機のフライバツク
トランスのような多層コイルに係り、コイルに含
浸した含浸材にボイドがなく、絶縁性能が優れた
多層コイルを提供することを目的とするものであ
る。
筒状ボビンに電線を平たく巻き、両端部を外部
に導出し、更にその周囲に層間絶縁材を巻回した
後、第2層目の電線を平たく巻き、両端部を外部
に導出する。というような操作を繰り返えして、
各層の巻線の両端を外部に導出して構成した多層
コイルは、フライバツクトランスの高圧コイルそ
の他に多く使用されている。導出した巻線端は、
例えば筒状ボビンの両端に設けた絶縁端子に中継
接続して固定される。このように多くの巻線端を
導出する場合には、ボビンの周方向に沿つて少し
ずつずらせて絶縁端子を設け、巻線端もそれに応
じて少しずつずれたところから導出することによ
つて、線間の絶縁距離を十分にとることができ
る。
しかしながら、この考え方を十分に活用するた
めには、巻き始めと巻き終りの点から巻線を導出
する際に巻回方向に直角に、即ち巻軸方向に平行
に導出することが線間の絶縁距離を最大にするた
めに必要である。更にそのためには、電線をその
巻き始めと巻き終りの2点でボビン或は層間絶縁
材に固定することが、特に細い電線では不可欠で
ある。そうでないと電線を軸方行に平行に導出す
ることが困難であるばかりでなく、巻線が乱れて
外部に飛び出し、層間の巻線が接触して絶縁不良
を引き起すおそれが生じる。
このように電線をボビンに固定する方法として
従来多く使用されている方法は、粘着剤を塗布し
たプラスチツクテープをコイルの巻き始めと巻き
終りの部分に貼りつけて固定することである。第
1図はかかる構造を示すもので、1は円筒状ボビ
ン、2はボビンに固定された絶縁端子、3は絶縁
端子2に設けた端子導体、4はボビン1に巻いた
最外層の層間絶縁材、5は巻装した電線、6及び
7は巻き始めと巻き終りの部分で、粘着剤塗布テ
ープ9で固定して巻線端8を導出している。この
ほかに熱融着材料(ホツトメルト)や、硬化性接
着剤等で固定する方法が用いられているが、いず
れも接着個所に微小な気泡(ボイド)が生じ易
く、高圧が加わるコイルでは、含浸剤を含浸して
も部分放電が発生し、絶縁性能を悪くする原因に
なつている。
本考案は、以上の点を改善し、含浸剤を含浸し
た時にボイドが生じないようにしたものである。
次に図面を参照して本考案の実施例について説明
する。第2図は本考案の一実施例を示し、最外層
の巻線部分を示している。円筒状ボビン1の周囲
に平たく巻いた電線層と、層間絶縁材(紙又はプ
ラスチツクフイルムより成る)を交互に層状に巻
装したものであり、2はボビン1に設けられた絶
縁端子、3はその端子導体、4は層間絶縁材であ
り、層間絶縁材4にはその巻軸方向の縁部に切り
込み10が設けられている。各電線層のコイルの
巻き始め6と巻き終り7はこの切り込み10に電
線を引掛けて、巻軸方向に平行に電線端部を導出
し、端子導体3に接続されている。8はその導出
部を示す。このようにしてコイルの巻き始めと巻
き終りは層間絶縁材4の切り込みに完全に固定さ
れる。この切り込み10の形状は、巻線がボビン
の軸に平行に引き出せればよいので、図示以外の
形状をとることもできる。
本考案によれば次のような実用上の効果が得ら
れる。
1 各電線層のコイルの巻き始めと巻き終りが層
間絶縁材の巻軸方向の絶縁に設けられた切り込
みに引掛けて固定され、この切り込みは層間絶
縁材の縁部にコイルの巻線方向に並べて任意の
方向に且つ所要数並べて設けることができるの
で、積層された複数個のコイルの始端と終端を
無理なく容易にこの切り込みに引掛けて所望の
位置に確実に固定することができる。
2 コイルの固定に接着剤や融着材料を使用しな
いため、含浸剤を含浸した時、ボイドが発生す
ることがなく、そのため絶縁性能が高く高圧に
耐え得る多層コイルを作ることができる。
3 各電線層の端末は層間絶縁材に設けられた切
り込みに引掛けるだけで固定され、電線を絶縁
材に巻き付けたり、はんだ付けしたりする必要
がないので、端末処理が簡単で生産性がよく、
多量生産に適する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の多層コイルの端面図aと側面図
b、第2図は本考案の一実施例の端面図aと側面
図bである。 1……ボビン、2……絶縁端子、3……端子導
体、4……層間絶縁材、5……電線、6……巻き
始め、7……巻き終り、8……巻線端、9……粘
着剤塗布テープ、10……切り込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状ボビンに平たく巻いた電線と層間絶縁材と
    を複数個交互に層をなして巻装し、これに含浸剤
    を含浸した多層コイルにおいて、層間絶縁材の巻
    軸方向の縁部に切り込みを設け、この切り込みに
    前記各層のコイルの始端と終端を引掛けてこれに
    固定した上、巻軸に平行に電線端部を導出したこ
    とを特徴とする多層コイル。
JP1981015753U 1981-02-05 1981-02-05 Expired JPS6325709Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981015753U JPS6325709Y2 (ja) 1981-02-05 1981-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981015753U JPS6325709Y2 (ja) 1981-02-05 1981-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57130409U JPS57130409U (ja) 1982-08-14
JPS6325709Y2 true JPS6325709Y2 (ja) 1988-07-13

Family

ID=29813743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981015753U Expired JPS6325709Y2 (ja) 1981-02-05 1981-02-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6325709Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59119012U (ja) * 1983-01-31 1984-08-11 株式会社村田製作所 電磁コイル
JPS63164407A (ja) * 1986-12-26 1988-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd フライバツクトランス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53149713A (en) * 1977-06-01 1978-12-27 Murata Manufacturing Co Flyback transformer
JPS564211B2 (ja) * 1973-04-02 1981-01-29

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744658Y2 (ja) * 1977-09-29 1982-10-02
JPS564211U (ja) * 1979-06-21 1981-01-14

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564211B2 (ja) * 1973-04-02 1981-01-29
JPS53149713A (en) * 1977-06-01 1978-12-27 Murata Manufacturing Co Flyback transformer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57130409U (ja) 1982-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7541908B2 (en) Transformer
JPS6325709Y2 (ja)
US2180420A (en) Insulated spool for electromagnets
US3461414A (en) Inductive coil and method of making the same
US2444737A (en) Electrical coil
JP2004119682A (ja) モールド変圧器用コイル及びその製造方法
US3691498A (en) Resin impregnated transformer coil assembly
JPH0351937Y2 (ja)
JP2001006947A (ja) トランス
JPS5812422Y2 (ja) フライバツクトランス
JP2607763Y2 (ja) トランス
JPH0110914Y2 (ja)
JPH048571Y2 (ja)
JPS6059823B2 (ja) 無鉄芯型電機子の製造方法
JPS6041706Y2 (ja) 変成器の巻線
JPH0238425Y2 (ja)
JPH0376104A (ja) 高周波トランス
JPS6011614Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH0341449Y2 (ja)
JPS61124002A (ja) プラスチツクテ−プ絶縁転位電線
JPH07235221A (ja) 転位電線
JPS6111851Y2 (ja)
JPS645846Y2 (ja)
JPH0128647Y2 (ja)
JPS5929307A (ja) 多導体線の製造法