JP3144372U - ワイヤーハーネスの保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の車体に沿って配索されるワイヤハーネスを、衝撃や摩擦から守り、十分保護することができる保護構造を提供する。
【解決手段】電線の複数条を電線の表面に直接、もしくは電線1を内蔵した樹脂製のコルゲート管2の表面に、発泡ポリエチレンシート3Pを円管状に被覆することで、低コストのワイヤハーネスの保護構造が得られ、特に、一様に微細な凹凸模様を付与した発泡ポリエチレンシート3Pを用いた場合は、任意の箇所で千切って使用できるので、種種の構造の保護構造を達成でき、又、皺の発生がなく、曲げやすい。
【選択図】図1

Description

本考案は、ワイヤハーネス特に自動車用のワイヤハーネスの保護構造に関する
自動車の車体に沿って配索されるワイヤハーネスは、その代表的な構造として直接電線をテープで一体にするものもあるが、電線の所定数を樹脂製のコルゲート管内に内蔵させて、更にこの樹脂製のコルゲート管の外周に発泡ポリウレタン樹脂を緩衝材として筒状に被覆接着させて、その緩衝作用により、外部の干渉材から保護する構造のワイヤーハーネスの保護構造が広く用いられている。
特許第3637739号公報参照
その構造例は、図4のワイヤハーネスの保護構造例の一部破断斜視図に示すように、複数条の電線1を内蔵して樹脂製のコルゲート管2が設けられ、その周囲に発泡ポリウレタン樹脂層3uが接着剤層4を介して貼り付けられてワイヤーハーネスの保護構造が構成されている。
しかし上記構造のワイヤーハーネスの保護構造では、ワイヤハーネスのサイズや長さなど非常に種類が多いにも拘わらず、発泡ポリウレタンをそのサイズに対応して一々型で打ち抜いて用意する必要があるので、コスト高になることが避けられず、シート状のもので対応できればコストの点で有利なことは明らかであるが、発泡ポリウレタンではこれができないことが知られている。
なお発泡ポリウレタンは燃焼したときに、有害なガスを発生するので、自動車の事故による火災は勿論、廃棄物処理の点からも、他の材料の出現が待望されるところである。
また、電線の複数条を単にテープで束ねただけでは、車体に沿って配索されるワイヤハーネスを、衝撃や摩擦から守り、十分保護することはできない。
上記課題を解決するために、本考案は、車体に沿って配索されるワイヤハーネスを、電線の複数条の外側を、内面に接着層を有する、発泡ポリエチレンシートにより被覆してなることを特徴とするワイヤーハーネスの保護構造であり(請求項1)、より具体的には、電線の複数条の外側に、直接内面に接着層を有する、発泡ポリエチレンシートにより被覆してなることを特徴とするワイヤーハーネスの保護構造(請求項2)、及び電線の複数条を樹脂製のコルゲート管内に内蔵し、該コルゲート管の表面を、内面に接着層を有する、
発泡ポリエチレンシートにより被覆してなることを特徴とするワイヤーハーネスの保護構造(請求項3)であり、該コルゲート管は長手方向に割りが入れられていることを特徴とする請求項3に記載のワイヤーハーネスの保護構造(請求項4)である。
また、発泡ポリエチレンシートが一様に微細な凹凸模様を付与したものであることを特徴とする請求項1、2もしくは3のいずれかに記載のワイヤーハーネスの保護構造(請求項5)である。
なお、本考案において、ワイヤハーネスと称するものは、直線状及び分岐状のものを含むものである。
また、発泡ポリエチレンシートに用いられる樹脂材料は、エチレン単独重合体に限らず、他のオレフィン成分と共養重合されたエチレン共重合体であってもよい。また、ポリエチレン以外のオレフィン重合体を含んでいてもよい。
更にポリエチレンシートには、添加剤、例えば、着色剤、防カビ剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、シリコーンオイルなどの潤滑剤などを含有させてあってもよい。
上記においてコルゲート管に割り入れした場合には、該コルゲート管の装着作業性の向上ができ、また、発泡ポリエチレンシートは、発泡してないポリエチレンシートに比べて、自動車に配索された保護効果が、ウレタン発泡体同様にこすれ音低減の効果がある。しかし、この発泡ポリエチレンシートに一様に微細な凹凸模様を付与したものを用いた場合は、模様を利用して手で切れやすくなり、種々のサイズや形状に対応しやすいので、低コストで、保護効果が得られる。また、前記模様の効果として該発泡ポリエチレンシートを曲げても皺を発生しにくいので、好ましい保護構造が得られる利点がある。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本考案の実施の形態の一例であり、自動車の内部に配索されるワイヤハーネス用の電線1を内蔵して構成された樹脂製のコルゲート管の外周に、発泡ポリエチレンシート3pを円管状に被覆し、その内面を該コルゲート管に接着剤層4で貼り付けられている。この場合は、コルゲート管の保護作用のほか、発泡ポリエチレンシート3pの作用により、車の振動に対し、電線を保護することが出来る。なお、コルゲート管は割りが入っている場合は、装着が容易である。
また、後述の図3に示すように、発泡ポリエチレンシートに、一様に微細な凹凸模様を付与したポリエチレンシート3pは、例えばエンボス加工により製造できるが、内面には接着層を付することにより、電線の上に直接もしくはコルゲート管の表面に一層もしくは多層巻きすることが出来る。
図2は本考案の実施の形態の他の一例であり、束ねた電線に、内面に接着層4を付してなる発泡ポリエチレンシート3pを直接巻きつけた場合で、通常電線の条数が少ない場合にコルゲート管を用いずに製造される。特に電線(分岐部を含む)に直接多重巻き出来るので、製造が簡単で、低コストで保護効果も得られるという利点がある。
また、図1及び図2に用いられる発泡ポリエチレンシートは、図3に示すように、一様に微細な凹凸模様を付与した発泡ポリエチレンシート3pであってもよいが、この構造のものは、例えば発泡ポリエチレンシートをエンボス加工により製造できる。また、内面には接着層を付することにより、電線の上に直接もしくはコルゲート管の表面に一層もしくは多層巻きすることが出来る。
一様に微細な凹凸模様を付与した発泡ポリエチレンシート3pは、図3に示すように、凹部5と凸部6とで微細な模様を形成しているので、シートのどの部分でも同様に使用でき、厚さも模様が細かいほど一定になる。又、シートであるから、一重巻き、多重巻きいずれの要求にも対応できる。
また、分岐したワイヤハーネスについては、図示してないが、その形状に応じて、直接前記発泡ポリエチレンシートを巻きつけるか、コルゲート管を被せた表面に前記発泡ポリエチレンシートを巻きつけることにより構成できることは容易に理解できるであろう。
また、如何なる種類ワイヤハーネスであっても、本考案では発泡ポリエチレンシートを緩衝構造に用いるのであるから、ワイヤハーネスにこすれ音が発生しにくいことと、特に
微細な模様を形成しているシートにあっては、手で千切れやすいことからその必要長、形状に応じた対応ができるので、低コストであり、更に材料がポリエチレンであるから、ワイヤハーネスが燃焼をした場合でも有害ガスを発生するおそれは全くない。
また、本考案で用いられる発泡ポリエチレンシートは劣化しがたく、加水分解しがたく長期間使用できる。この点従来のワイヤハーネスにおけるポリウレタンは加水分解しやすく、不安がある。
本考案の一例を示す一部剥離露出の斜視図である。 本考案の他の一例を示す一部剥離露出の斜視図である。 本考案に用いら微細な凹凸模様を付与したポリエチレンシートの部分表面図である。 従来のワイヤーハーネスの保護構造の一例の斜視図である。
符号の説明
1 電線
2 樹脂製のコルゲート管
3u ポリウレタン発泡層
3p 微細な凹凸模様を付与した発泡ポリエチレンシート
4 接着剤層
5 凹部
6 凸部

Claims (5)

  1. 電線の複数条の外側を、内面に接着層を有する、発泡ポリエチレンシートにより被覆してあることを特徴とするワイヤーハーネスの保護構造。
  2. 電線の複数条の外側に、直接内面に接着層を有する、発泡ポリエチレンシートを被覆したポリエチレンシートにより被覆してあることを特徴とするワイヤーハーネスの保護構造。
  3. 電線の複数条を、樹脂製のコルゲート管内に内蔵し、該コルゲート管の表面を、内面に接着層を有する、発泡ポリエチレンシートにより被覆してあることを特徴とするワイヤーハーネスの保護構造。
  4. コルゲート管が長手方向に割り入りされていることとを特徴とする請求項3に記載のワイヤーハーネスの保護構造。
  5. 発泡ポリエチレンシートが一様に微細な凹凸模様を付与したものであることを特徴とする請求項1,2もしくは3のいずれかに記載の1ワイヤーハーネスの保護構造。
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