JPH0246846Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 （産業上の利用分野） この考案は包丁やナイフ等の刃物類を捨てると
きなどに安全上その刃先を被覆する刃先被覆紙に
関するものである。

（従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点） 従来、鞘のない使用済みの刃物類をそのまま捨
てたり保管したりすると、その後この刃物類を取
扱うとき危険なこともあるため、刃体を紙や布等
により巻いたりしていた。しかし、紙や布等が刃
先で切断されて破れ、刃先が露出することがあ
り、安全とは言えなかつた。

そこで、このような刃先による破れを防止せん
としたものが本考案である。

考案の構成 （問題点を解決するための手段） すなわち、本考案は後記する実施例の図面に示
すように、折曲げ可能な台紙１上に同じく折曲げ
可能な金網製の刃先当て部２を貼付けるととも
に、貼着用貼着面４を形成したものである。

（作用） そして、被覆紙を刃体５に装着した状態では、
金網製の刃先当て部２が刃先５ａに直接当たる。

（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。

第１図に示す本実施例の刃先被覆紙は、台紙１
（紙や布等のように折曲げ可能なもの）上に折曲
げ可能な金網製刃先当て部２（以下金網２と称
す）が貼付けられているとともに、この金網２の
両側において剥離テープ３が貼付けられている。
この剥離テープ３を台紙１から剥がすと、第２図
に示すように台紙１上に粘着面４が表出するよう
になつている。

さて、このように構成された刃先被覆紙を使用
するにあたつては、例えば第２図に示すように、
剥離テープ３を台紙１から剥がすとともに、金網
２が相対向するように台紙１を金網２で折曲げ、
刃体５の刃先５ａ側をこの台紙１間に入れる。そ
して、金網２により刃先５ａを挟んで粘着面４を
刃体５の両側面に貼着し、第３図に示すように刃
体５の刃先５ａ側を被覆する。そのほか、刃体５
の一側面に粘着面４を貼着してから、台紙１を折
曲げて同様に被覆してもよい。

この被覆状態では、金網２が刃先５ａに直接当
たつて台紙１を保護するので、台紙１が切断され
て破れることはなくなる。又、粘着面４が刃体５
の両側面に貼着されるので、被覆紙の装着が確実
かつ容易である。

なお、本願の実施は上記に限るものでなく、刃
先当て部上に直接粘着面を形成し、両者がラツプ
するようにしても実施し得る。

考案の効果 要するに本考案によれば、金属製の刃先当て部
２により台紙１が刃先５ａから保護されるので、
台紙１の破れを防止することができ、大変安全で
ある。又、粘着面４により被覆紙の装着を容易に
行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例に係る刃先被覆紙を示す斜視
図、第２図は同被覆紙を刃体に装着する途中の状
態を示す斜視図、第３図は同被覆紙で刃体の刃先
側を被覆した状態を示す斜視図である。 台紙１、金網（刃先当て部）２、剥離テープ
３、粘着面４、刃体５、刃先５ａ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 折曲げ可能な台紙１上に同じく折曲げ可能な金
   網製の刃先当て部２を貼付けるとともに、貼着用
   貼着面４を形成したことを特徴とする刃物類の刃
   先被覆紙。