JPH08315654A - テープおよび該テープで結束したワイヤハーネス - Google Patents

テープおよび該テープで結束したワイヤハーネス

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JPH08315654A
JPH08315654A JP7119595A JP11959595A JPH08315654A JP H08315654 A JPH08315654 A JP H08315654A JP 7119595 A JP7119595 A JP 7119595A JP 11959595 A JP11959595 A JP 11959595A JP H08315654 A JPH08315654 A JP H08315654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
adhesive
wire harness
coated part
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7119595A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kitaguchi
勝己 北口
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスのテープ巻き作業の合理化を
図る。 【構成】 樹脂製テープの一面側に長さ方向に沿って粘
着剤11の塗布部12と粘着剤の非塗布部13とを交互
に設けているテープ10を用い、多数本の電線wを束ね
て、その外周に上記テープを巻き付け、巻付部の両端位
置A、Bで、粘着剤の塗布部でテープを固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープおよび該テープ
で結束したワイヤハーネスに関し、特に、ワイヤハーネ
スのテープ巻き作業の合理化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】多数本の電線を束ねてワイヤハーネスを
形成するとき、これら束ねた電線の外周に、樹脂テープ
を荒巻き、ラップ巻き、あるいはハーフラップ巻きして
結束し、ワイヤハーネスを形成している。
【0003】上記のように電線に巻き付けるテープとし
て、通常、非粘着テープが用いられている。この非粘着
テープを用いた場合、図5(A)(B)に示すように、
非粘着テープ1の巻始位置Aおよび巻終位置Bに、別の
粘着テープ2(図中、斜線を付して示す)を巻き付け
て、非粘着テープ1が剥がれないようにしている。
【0004】一方、図6に示すように、粘着テープ2の
みを用い、電線群の外周に巻き付けて結束し、ワイヤハ
ーネスW/Hを形成する場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、主
として非粘着テープ1を用いると、非粘着テープ1は粘
着テープ2より安価であると共に、非粘着テープ1で結
束したワイヤハーネスW/Hは、図7(A)に示すよう
に、屈曲性が良く、車両への配索時が容易に行える利点
がある。しかしながら、作業員は非粘着テープ1の巻付
後に、粘着テープ2を持ち替えて、巻終位置Bと巻始位
置Aへの巻き付けを行う必要がある。このように、2種
類のテープを用いてテープ巻きを行うと、図6に示すよ
うに1種類のテープのみを用いる場合と比較して、作業
時間が大幅に長くなり、作業能率が低下する欠点があ
る。
【0006】一方、図6に示す粘着テープ2のみを用い
ると、作業員は1つのテープだけで巻付作業ができるた
め、図5の2種類のテープを用いる場合と比較して作業
時間が短縮できる利点はある。しかしながら、粘着テー
プ2で巻き付けると、図7(B)に示すように屈曲性が
悪くなり、車両への配索が容易に行えない欠点がある。
また、粘着テープ2は非粘着テープ1と比較して高く、
粘着テープ2を全体に巻き付けるとコストアップの要因
となる。
【0007】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、主として非粘着テープを用いた場合の問題と、
粘着テープのみを用いた場合の問題の両方を解決するで
きるテープおよび該テープで結束したワイヤハーネスを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、樹脂製テープの一面側に、
長さ方向に沿って、粘着剤の塗布部と粘着剤の非塗布部
とを交互に設けていることを特徴とするテープを提供し
ている。
【0009】上記粘着剤の塗布部と粘着剤の非塗布部と
は、テープの幅方向の全体にわたって設け、長さ方向で
同一寸法、例えば、60mmの長さの塗布部と60mm
の長さの非塗布部を交互に設けることが好ましい。しか
しながら、上記構成に限定されず、非塗布部の長さを塗
布部の長さより長くしてもよい。また、粘着剤の塗布部
はテープの幅方向の全体に設けずに、例えば、幅方向の
半分だけ粘着剤を塗布してもよい。
【0010】また、粘着剤の塗布部が一目で分かるよう
に、粘着剤をテープの基材の色と異なる色とすることが
好ましい。(請求項2) あるいは、粘着剤の塗布部であることを明示する色彩を
基材シートに施していることが好ましい。(請求項3)
例えば、粘着剤の塗布部と粘着剤の非塗布部とで基材
シートの色を変えたり、あるいは、粘着剤の塗布部と非
塗布部との境界にラインを付すことが好ましい。
【0011】また、本発明は、請求項4で、樹脂製テー
プの一面側に長さ方向に沿って粘着剤の塗布部と粘着剤
の非塗布部とを交互に設けているテープを用い、多数本
の電線を束ねて、その外周に上記テープを巻き付け、巻
付部の両端位置で、上記粘着剤の塗布部で固定している
ことを特徴とするテープで結束したワイヤハーネスを提
供している。
【0012】上記テープによる電線群への巻き付けは、
荒巻き、一部ラップ巻き、あるいはハーフラップ巻きの
いずれの巻付方法にも採用できる。
【0013】
【作用】請求項1に記載のテープは、粘着剤の塗布部と
粘着剤の非塗布部とを長さ交互に設けているため、非粘
着テープを用いた場合のように、巻始位置および巻終位
置の両端を別の粘着テープを用いて止める必要はなくな
る。また、粘着テープで全体の巻き付けを行う場合と比
較して巻き付けられた部材を容易に屈曲できる。
【0014】請求項2に記載のように、粘着剤に基材シ
ートと異なる色を施すと、粘着剤の塗布部が一目で分か
るようになり、使い勝手がよい。同様に請求項3に記載
のように、粘着剤の塗布部がわかるように、基材シート
に色彩を施しても、使い勝手がよくなる。
【0015】請求項4に記載のワイヤハーネスでは、請
求項1に記載のテープを用いて電線群を結束しているた
め、1つのテープのみを用いてワイヤハーネスを形成で
き、ワイヤハーネス形成の作業能率を向上できる。ま
た、形成されたワイヤハーネスは粘着テープを巻き付け
た場合と比較して屈曲性が良いため、車両への配索時
に、配索箇所に沿って容易に屈曲させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1(A)(B)は、本発明に係わるテープ10
で、基材シート11は塩化ビニールテープからなり、そ
の一面11a側では、粘着剤15を塗布した粘着剤の塗
布部12と、粘着剤が塗布されていない非塗布部13と
を長さ方向に交互に設けている。なお、図1(A)で
は、塗布部12と非塗布部13とを明確に区別するた
め、塗布部12に斜線を施している。
【0017】上記塗布部12では、テープ10の幅方向
Wの全面にわたって粘着剤11を塗布している。なお、
図2に示すように、幅方向Wの半分に粘着剤11を塗布
してもよい。塗布部12と非塗布部13のテープ10の
長さ方向Lの寸法は夫々60mmとし、一定ピッチで交
互に設けている。なお、塗布部12と非塗布部13の長
さは上記実施例に限定されず、かつ、塗布部12と非塗
布部13の長さを同一にする必要はない。
【0018】図3は、上記テープ10を用いて、複数の
電線wを結束したワイヤハーネスW/Hを示す。テープ
10の巻付時には、巻始位置Aになるべく粘着剤の塗布
部12が位置するようにして、束ねた複数の電線wの外
周面にラップ巻きで巻き付けていく。なお、巻始端に粘
着剤の塗布部12が位置しない場合は、巻始端の粘着剤
の非塗布部13の外周面に塗布部12を重ねて巻き付け
ると、巻始位置Aでテープ10を止めることができる。
【0019】また、巻終位置Bでは、テープ10の巻終
端に粘着剤の塗布部12がくると、該塗布部12の一部
を先に巻き付けている非塗布部13の外周の一部にラッ
プさせると共に残部を電線群の外周に粘着させ、巻終位
置Bでテープ10がはがれないように止める。一方、巻
終位置に非塗布部13が位置すると、塗布部12を再度
巻き付けて、巻終位置Bでテープ10がはがれないよう
に止める。
【0020】上記のようにテープ10を用いると、粘着
剤の塗布部12があるため、従来の図5に示すように、
非粘着テープと粘着テープの2種類のテープを用いる必
要はなく、1つのテープ10のみでワイヤハーネスW/
Hを結束できるため、作業能率が向上する。
【0021】また、テープ10の全面に粘着剤が塗布さ
れていないため、該テープ10で結束したワイヤハーネ
スW/Hは、図7(C)に示すように、粘着テープを巻
き付けた図7(B)に示すワイヤハーネスより撓みやす
く、屈曲性は良くなる。
【0022】なお、上記テープ10として、粘着剤15
の色を基材シート11と変えると、例えば、基材シート
11が黒色で、粘着剤15が白色とすると、粘着剤15
の塗布部12が一目で分かるため、ワイヤハーネスの巻
付端に粘着剤の塗布部12を位置させることができる
等、使い勝手がよくなる。
【0023】さらに、図4(A)に示すように、基材シ
ート11の粘着剤を塗布していない他面11b側で、塗
布部12の領域11cと、非塗布部13の領域11dと
で、色を異ならせてもよい。さらに、図4(B)に示す
ように、塗布部12と非塗布部13との境界にライン2
0を設けてもよい。いずれの場合も、粘着剤の塗布部1
2が一目で分かるため、使い勝手がよくなる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1のテープは、非粘着テープと粘着テープとの両方の機
能を備え、両方の機能が必要な場合に好適に利用でき
る。しかも、コスト的に非粘着テープよりは高くなる
が、粘着テープよりも安価となる。
【0025】また、請求項2および請求項3のように、
粘着剤の塗布部分が一目で分かるようにすると、使い勝
手がよくなる。
【0026】さらに、請求項4のワイヤハーネスでは、
従来の非粘着テープを用いた場合に必要であった巻付部
両端の粘着テープによる止め作業は不要となり、1つの
テープのみでワイヤハーネスの形成ができる。よって、
テープによる電線の結束作業の能率を向上でき、作業時
間の大幅な短縮が図れる。また、テープは粘着剤の塗布
部と非塗布部とを交互に設けているため、粘着テープで
全体を巻き付けた場合と比較して、形成したワイヤハー
ネスの屈曲性を良好に保つことができ、車両への配索作
業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるテープを示し、(A)は斜視
図、(B)は断面図である。
【図2】 テープの他の実施例を示す斜視図である。
【図3】 本発明にかかるワイヤハーネスの斜視図であ
る。
【図4】 (A)(B)はテープの他の実施例を示す斜
視図である。
【図5】 従来例のテープで結束したワイヤハーネスを
示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面
図である。
【図6】 他の従来例のテープで結束したワイヤハーネ
スの斜視図である。
【図7】 (A)(B)は従来のワイヤハーネスの屈曲
性を示す図面、(C)は本発明のワイヤハーネスの屈曲
性を示す図面である。
【符号の説明】
10 テープ 11 粘着剤 12 粘着剤の塗布部 13 粘着剤の非塗布部 w 電線 W/H ワイヤハーネス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製テープの一面側に、長さ方向に沿
    って、粘着剤の塗布部と粘着剤の非塗布部とを交互に設
    けていることを特徴とするテープ。
  2. 【請求項2】 上記粘着剤をテープの基材の色と異なる
    色としている請求項1に記載のテープ。
  3. 【請求項3】 上記粘着剤の塗布部であることを明示す
    る色彩を基材シートに施している請求項1に記載のテー
    プ。
  4. 【請求項4】 樹脂製テープの一面側に長さ方向に沿っ
    て粘着剤の塗布部と粘着剤の非塗布部とを交互に設けて
    いるテープを用い、多数本の電線を束ねて、その外周に
    上記テープを巻き付け、巻付部の両端位置で、上記粘着
    剤の塗布部でテープを固定していることを特徴とするテ
    ープで結束したワイヤハーネス。
JP7119595A 1995-05-18 1995-05-18 テープおよび該テープで結束したワイヤハーネス Pending JPH08315654A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107685888A (zh) * 2017-06-08 2018-02-13 四川软测技术检测中心有限公司 一种胶带缠绕机
CN110648805A (zh) * 2019-08-26 2020-01-03 宁波市鄞州特尔斐电子有限公司 一种排线的端部贴胶装置和贴胶方法

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