JP2015116099A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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洋介 宇都木
Yosuke Utsugi
洋介 宇都木
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Abstract

【課題】外装用粘着テープによる電線群の保護が作業、熟練を要さず重労働とはならずに均一に行えて高い品質が得られ、テープ使用量を大幅に削減でき、電線群を柔らかく保護することができ湾曲して配策することが容易であるワイヤーハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤーハーネス1は、電線群2の外装用粘着テープ3による被覆を必要とする領域部分に対し、外装用粘着テープの長尺方向を電線群2の延びる方向に合わせ、かつ、外装用粘着テープ3による被覆厚さが要求基準値以上であるように外装用粘着テープで電線群が巻かれてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、電線群を外装用粘着テープで保護したワイヤーハーネスに関する。
従来のワイヤーハーネスは、電線群が、外装用粘着テープによりテープ幅の一部が重なるように螺旋状に巻く、いわゆるオーバーラップ巻きにより保護されている(例えば、特許文献1参照)。
従来では、図4に示すように、電線群が外装用粘着テープによりオーバーラップ巻きされ保護されている。オーバーラップ巻きでは、外装用粘着テープの重なりがある所とない所とで被覆厚さが変わるが、いずれの箇所においても要求基準の被覆厚さを確保する必要がある。ここで、要求基準の被覆厚さとは、オーバーラップ巻きを実行した後の外装用粘着テープの最も薄い厚さとなる箇所のテープ厚さを意味するもので、オーバーラップしていない箇所が存在する場合には外装用テープの厚さを示す。要求基準の被覆厚さは具体的には、例えば0.5mm以上とされる。このため、外装用粘着テープによるオーバーラップ巻きは例えば0.3mmのテープ厚のものをいずれの箇所においても2枚重ねとなるように1/2オーバーラップ巻きする。オーバーラップ巻きは、人手により行われるので、ハーフラップ巻きとすると、2枚重ねにならない箇所が僅かでも生じた場合には商品として納入できなくなるので、テープ幅の2/3を重ねる2/3オーバーラップ巻きが行われている。
特開2011−010474号公報
しかしながら、従来において、前述のような螺旋状のオーバーラップ巻きを行う作業には、作業員の熟練度を必要とし、重労働であり腱鞘炎になる恐れもあり、作業工数がかかりテープ使用量が多くコスト高になるという問題があった。
さらに、例えば2/3オーバーラップ巻きの作業は、粘着テープを電線群に3枚の重なりとなるように螺旋状にきわめて迅速に巻いていく作業である。このため、粘着テープを弛く巻き付けるように意識して巻いていっても粘着テープ巻き付けによるテンションが3重に加わるので、結果的に粘着テープで電線群を強く縛り付けた状態になる。
電線群は、収容室内のコーナー部等で曲げられる場合、曲率半径の小さい内側と大きい外側との間で電線同士に滑りが生じる。この滑りは、径が大きい程大きく生じる。この滑りが生じないと、電線群は湾曲しない。このため、粘着テープで2/3オーバーラップ巻きされた電線群は、粘着テープで少なくとも3重に縛られているので、電線同士が滑ることが難しく、径が大きくなればなるほどに電線群を湾曲させることが難しくなる。
この結果、粘着テープで2/3オーバーラップ巻きされた電線群を有するワイヤーハーネスは、車両のエンジンルーム内等の狭い空間では、配策の障害となる部品が多く、曲げる箇所が多いことに加え大きく曲げる必要があり、配策させることが困難であり、配策性が悪かった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、外装用粘着テープによる電線群の保護が作業、熟練を要さず重労働とはならずに均一に行えて高い品質が得られ、テープ使用量を大幅に削減でき、電線群を柔らかく結束して保護することができ湾曲して配策することが容易であるワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤーハーネスは、上記目的達成のため、電線群の外装用粘着テープによる被覆を必要とする領域部分に対し、前記外装用粘着テープの長尺方向を前記電線群の延びる方向に合わせ、かつ、前記外装用粘着テープによる被覆厚さが要求基準値以上であるように前記外装用粘着テープで前記電線群が少なくとも一巻き以上巻かれてなる構成である。
この構成により、本発明に係るワイヤーハーネスは、外装用粘着テープの長尺方向を電線群の延びる方向に合わせた状態で、外装用粘着テープで電線群を巻いているので、ハーフラップ巻きの場合と比較して品質が一定のものを作ることが容易であり、重労働を要さない。また、ハーフラップ巻きの場合のように、電線群の延びる方向に対し斜め方向に電線群を外装用粘着テープで巻かないため、巻きが過剰となることがなく、外装用粘着テープの使用量を削減でき、外装用粘着テープで柔らかく巻いた状態に電線群を保護するので、ワイヤーハーネスの曲げ配策性が良好となる。
また上記ワイヤーハーネスは、前記外装用粘着テープは、厚さが前記要求基準値の1/2以上であり、前記電線群に対して2巻き以上となるように巻かれている構成としてもよい。
この構成により、本発明に係るワイヤーハーネスは、外装用粘着テープの厚さが要求基準値の1/2以上であり、電線群に対して2巻き以上に巻かれているので、どの位置でも確実に外装用粘着テープによる被覆厚さが要求基準値以上となり、電線群を柔らかく結束して、外部干渉から保護することができる。
また、上記ワイヤーハーネスは、前記外装用粘着テープは、厚さが前記要求基準値以上であり、前記電線群に対して1巻きされ、かつ両側の長尺辺の粘着部同士が合掌状に粘着されている構成としてもよい。
この構成により、本発明に係るワイヤーハーネスは、要求基準値以上の厚い外装用粘着テープで柔らかく結束して一巻きされ、テープ長辺縁同士が合掌状に粘着され、外装用テープが電線群を柔らかく結束して保護するため、より容易に外装用粘着テープ巻きを行うことができる。
本発明によれば、外装用粘着テープによる電線群の保護が作業、熟練を要さず重労働とはならずに均一に行えて高い品質が得られ、テープ使用量を大幅に削減でき、電線群を柔らかく結束して保護することができ湾曲して配策することが容易であるワイヤーハーネスを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネスを示すもので、(a)図は正面図、(b)図は(a)図におけるA−A断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネスを外装用粘着テープで巻く前の状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るワイヤーハーネスの斜視図および断面図である。 従来のワイヤーハーネスにおけるオーバーラップ巻きを示す図である。
次に、本発明に係る一実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、ワイヤーハーネス1は車両に搭載され、複数の電線群を保護した状態に構成され、車両の各空間に配策されており、例えば各ユニットの電気的な接続を可能としている。
図1(a)に示すようにワイヤーハーネス1は、電線群2と、電線群2を保護する外装用粘着テープ3とを備えている。
電線群2は、図1に示すように、複数の電線2aからなる。電線2aは、導線と導線を保護する絶縁被膜から構成される。絶縁被膜は例えばポリ塩化ビニルからなる。
外装用粘着テープ3は、電線群2の被覆を必要とする領域に対し巻かれている。外装用粘着テープ3は、絶縁性、耐久性、耐熱性を備えた合成樹脂シート、例えばポリ塩化ビニルからなる帯状材料の片面に強粘着剤が塗布されてなる。
外装用粘着テープ3は、図1(b)に示すように、2巻き以上のすし巻き状に巻かれている。外装用粘着テープ3は、粘着テープの原反ロールから繰り出す長尺方向の寸法が電線群2の保護範囲以上とされ、テープ幅が電線群2に対し、2巻き以上となる寸法とされ、長尺方向を電線群2の延びる方向に合わせて2巻き以上のすし巻き状に巻かれている。
電線群2に対する外装用粘着テープ3による被覆厚さについて、要求基準値が例えば0.5mmである場合、外装用粘着テープ3は、厚さを例えば0.3mmのものを用い2巻き以上となるように巻かれていることにより0.6mm以上の厚さで電線群2を保護している。
ここで、要求基準の被覆厚さとは、オーバーラップ巻きを実行した後の外装用粘着テープの最も薄い厚さとなる箇所のテープ厚さを意味するもので、オーバーラップしていない箇所が存在する場合には外装用テープの厚さである。要求基準値は、例えばカーメーカー等の部品納入先から要求される値である。
ワイヤーハーネス1は、図2に示すように、外装用粘着テープ3の長尺方向を電線群2の延びる方向に合わせた状態で、上側の長辺部を電線群2に載せて半巻きし、下側に垂れる部分を矢印Xのように1巻き半以上、両手で手送りして巻き付けることにより、外装用粘着テープ3で電線群2を巻いているので、ハーフラップ巻きの場合と比較して品質が一定のものを作ることが容易であり、重労働を要さない。また、ハーフラップ巻きの場合のように、電線群2の延びる方向に対し斜め方向に電線群2を外装用粘着テープ3で巻かないため、巻きが過剰となることがなく、外装用粘着テープ3の使用量を削減でき、ワイヤーハーネス1の曲げ配策性が良好となる。
また、本実施の形態に係るワイヤーハーネスは外装用粘着テープ3による被覆厚さがカーメーカー要求基準値以上に保たれるので、電線群2を外部干渉から確実に保護することができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態に係るワイヤーハーネス1Aを示している。ワイヤーハーネス1Aは、電線群2と外装用粘着テープ3Aとを備えている。電線群2は第1の実施の形態と同一である。
外装用粘着テープ3Aは、厚さが要求基準値以上である。例えばカーメーカー要求基準値が0.5mmであれば、外装用粘着テープ3Aは、厚さが例えば0.6mmのものが用いられ、電線群2に対して1巻きされ、かつ両側の長尺辺の粘着部同士が合掌状に粘着されている。
ワイヤーハーネス1Aは、例えば外装用粘着テープ3Aの長尺方向を電線群2の延びる方向に合わせた状態で、上側の長辺部を電線群2の側面に当てがい、上端を立ち上げたままとし、下側に垂れる部分を電線群2の向こう側へ両手で手送りして電線群2に巻き付け、電線群2の上側に両側の長辺部を対向するように立ち上げ端縁を一致させて互いに密着させることにより、外装用粘着テープ3Aで電線群2を1巻きして保護しているので、ハーフラップ巻きの場合と比較して高品質で一定のものが得られる。ワイヤーハーネス1Aの製作には、重労働を要さない。また、巻きが過剰となることがなく、外装用粘着テープ3の使用量を削減でき、ワイヤーハーネス3Aの曲げ配策性が良好となる。
以上のように、本実施の形態に係るワイヤーハーネス1Aは、外装用粘着テープ3Aが合掌状に粘着されるため、容易にテープ巻きを行うことができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
以上説明したように、本発明に係るワイヤーハーネスは、外装用粘着テープによる電線群の保護が作業、熟練を要さず重労働とはならずに均一に行えて高い品質が得られ、テープ使用量を大幅に削減でき、電線群を柔らかく結束して保護することができるワイヤーハーネスを提供することができるという効果を有し、例えば車両のエンジンルーム等の狭小なスペースで大径(本数が多い)の電線群を大きく曲げて配策を余儀なくされるワイヤーハーネスに適用して有用である。
1、1A ワイヤーハーネス
2 電線群
2a 電線
3、3A 外装用粘着テープ

Claims (3)

  1. 電線群の外装用粘着テープによる被覆を必要とする領域部分に対し、前記外装用粘着テープの長尺方向を前記電線群の延びる方向に合わせ、かつ、前記外装用粘着テープによる被覆厚さが要求基準値以上であるように前記外装用粘着テープで前記電線群が巻かれてなることを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 前記外装用粘着テープは、厚さが前記要求基準値の1/2以上であり、前記電線群に対して2巻き以上となるように巻かれていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス。
  3. 前記外装用粘着テープは、厚さが前記要求基準値以上であり、前記電線群に対して1巻きされ、かつ両側の長尺辺の粘着部同士が合掌状に粘着されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス。
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