JP5061749B2 - スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents
スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5061749B2 JP5061749B2 JP2007164198A JP2007164198A JP5061749B2 JP 5061749 B2 JP5061749 B2 JP 5061749B2 JP 2007164198 A JP2007164198 A JP 2007164198A JP 2007164198 A JP2007164198 A JP 2007164198A JP 5061749 B2 JP5061749 B2 JP 5061749B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- splice
- adhesive tape
- foam sheet
- sheet
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/70—Insulation of connections
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5216—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases characterised by the sealing material, e.g. gels or resins
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
また、シリコンが固化するまでに巻き付ける発泡シートと粘着テープの巻き付け力が弱いと、シリコンをスプライス部の隙間に押し込む力が弱く、シリコンが隙間に充填されずに止水性能が低下する恐れもある。
前記発泡シートの表面に電線のスプライス部を載置した後に、該発泡シートを前記広巾の粘着テープの一側部と共に前記スプライス部の全周に巻き付け、前記スプライス部および該スプライス部の両側に連続する電線の芯線露出部を止水剤含有の前記発泡シートで被覆し、該発泡シートを前記スプライス部、芯線露出部に密着させて前記止水剤を押し付け、かつ、前記芯線露出部に連続した電線の絶縁被覆部を前記発泡シートの長さ方向の両端から突出した広巾の粘着テープで被覆し、この状態で、前記発泡シートの両端を重ね合わせると共に前記広巾の粘着テープの一側部の対向面を粘着させ、
ついで、前記発泡シートより巾方向に突出させている前記広巾の粘着テープの他側部を強い力ですし巻き状に巻き付けて、前記発泡シートを押圧し、該発泡シートに浸透している止水剤を前記スプライス部、芯線露出部および絶縁被覆部へと押し出して隙間に充填させ、
ついで、巻き付けた前記粘着テープの外周面の全長のみを、更に別の細巾の粘着テープで螺旋状にきつくハーフラップ巻きし、該ハーフラップ巻き時に前記広巾の粘着テープおよび前記発泡シートを押圧して、該発泡シートに浸透している止水剤を更に押し出して前記隙間に充填し、
前記発泡シート、広巾な粘着テープおよび細巾の粘着テープの3重の巻き付けでスプライス部の剛性を、該スプライス部を挟む両側の電線より大としていることを特徴とするスプライス部の止水方法を提供している。
また、これにより発泡シートの弾性力による防水部の径の増大および、発泡シートへの止水剤の吸収を抑制できるので、止水剤を芯線の間に保持しやすくなる。
さらに、外周に粘着テープをハーフラップ巻きすることで、スプライス部の剛性が増加し、スプライス部を屈曲させにくくできる。その結果、スプライス部を含む領域を車両配索時に湾曲させても、スプライス部は直線性を保持し、スプライス部の両側の電線を屈曲させることができる。
図1乃至図5に本発明の実施形態を示す。
電線w1、w2は夫々長さ方向の中間位置で絶縁被覆部11を皮剥ぎして芯線を露出させ、該芯線露出部12、12を超音波溶接により溶接してスプライス部13を形成している。
前記スプライス部13の両側に連続する電線の芯線露出部12は、シリコーン樹脂(以下、シリコンと略す)14内に埋設されている。該シリコン14による埋設部分に発泡シート15と広巾の粘着テープ16をすし巻きして巻きつけ、さらにその外周を別の細巾の粘着テープ17を螺旋状にハーフラップ巻きして巻き付けて、止水したスプライス部10を形成している。
また、発泡シート15の巻き付け方向Yは巻きつける重ね合わせた複数の電線の外周の長さ以上とし、発泡シート15を重ね合わせた電線w1、w2の外周に少なくとも一周巻きは付けられるようにしている。
まず、図2に示すように、電線w1、w2をスプライス接続する中間位置の絶縁被覆部11を皮剥ぎし、芯線を露出させて芯線露出部12を形成する。これら芯線露出部12を超音波溶接により溶接してスプライス部13を形成し、電線w1とw2を中間接続しておく。
次ぎに、発泡シート15の中央位置にシリコン14を予め設定した定量だけ塗布する。塗布されたシリコン14は発泡シート15内に浸透すると共に発泡シート15上にも位置する。
ついで、図4に示すように、発泡シート15の中央部のシリコン14の塗布部分に電線w1、w2のスプライス部13と、該スプライス部13の両側に連続する電線の芯線露出部12と、芯線露出部12に連続する部分の電線の絶縁被覆部11aとを載置する。さらに、発泡シート15から突出する広巾の粘着シート16上に前記絶縁被覆部11aに連続する電線の絶縁被覆部11bを載置する。
このように、スプライス部10が屈曲せず、直進線を保持することにより、スプライス部10で発泡シート15および広巾の粘着テープ16に亀裂や剥がれ等が起こることを防止でき、止水性能をより高めることができる。
11 絶縁被覆部
12 芯線露出部
13 スプライス部
14 シリコン
15 発泡シート
16 広巾の粘着テープ
17 細巾の粘着テープ
w1、w2 電線
Claims (2)
- 広巾の粘着テープの内面の巾方向の一側部の中央部に、シリコーンからなる止水剤を塗布した発泡シートを配置し、
前記発泡シートの表面に電線のスプライス部を載置した後に、該発泡シートを前記広巾の粘着テープの一側部と共に前記スプライス部の全周に巻き付け、前記スプライス部および該スプライス部の両側に連続する電線の芯線露出部を止水剤含有の前記発泡シートで被覆し、該発泡シートを前記スプライス部、芯線露出部に密着させて前記止水剤を押し付け、かつ、前記芯線露出部に連続した電線の絶縁被覆部を前記発泡シートの長さ方向の両端から突出した広巾の粘着テープで被覆し、この状態で、前記発泡シートの両端を重ね合わせると共に前記広巾の粘着テープの一側部の対向面を粘着させ、
ついで、前記発泡シートより巾方向に突出させている前記広巾の粘着テープの他側部を強い力ですし巻き状に巻き付けて、前記発泡シートを押圧し、該発泡シートに浸透している止水剤を前記スプライス部、芯線露出部および絶縁被覆部へと押し出して隙間に充填させ、
ついで、巻き付けた前記粘着テープの外周面の全長のみを、更に別の細巾の粘着テープで螺旋状にきつくハーフラップ巻きし、該ハーフラップ巻き時に前記広巾の粘着テープおよび前記発泡シートを押圧して、該発泡シートに浸透している止水剤を更に押し出して前記隙間に充填し、
前記発泡シート、広巾な粘着テープおよび細巾の粘着テープの3重の巻き付けでスプライス部の剛性を、該スプライス部を挟む両側の電線より大としていることを特徴とするスプライス部の止水方法。 - 自動車に配索される電線であって、該電線が湾曲して配索される領域にスプライス部があり、該スプライス部が請求項1に記載の方法で止水されており、前記湾曲して配索される領域内で前記スプライス部を挟む両側が屈曲されると共に該スプライス部は直線性を保持していることを特徴とするスプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164198A JP5061749B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 |
PCT/JP2007/070993 WO2008155865A1 (ja) | 2007-06-21 | 2007-10-29 | スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 |
EP07830727.9A EP2161787B1 (en) | 2007-06-21 | 2007-10-29 | Method of waterproofing splice area and wiring structure for automobile wire harness with splice area |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164198A JP5061749B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009001167A JP2009001167A (ja) | 2009-01-08 |
JP5061749B2 true JP5061749B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=40156029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007164198A Expired - Fee Related JP5061749B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2161787B1 (ja) |
JP (1) | JP5061749B2 (ja) |
WO (1) | WO2008155865A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5264130B2 (ja) * | 2007-09-13 | 2013-08-14 | 矢崎総業株式会社 | 線間止水方法 |
CN102673494A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-09-19 | 东风汽车有限公司 | 一种车架线束布线方法及其车架线束 |
JP6224945B2 (ja) * | 2013-08-01 | 2017-11-01 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP5994761B2 (ja) * | 2013-10-11 | 2016-09-21 | 住友電装株式会社 | 止水構造付電線および止水構造付電線の製造方法 |
JP2016163509A (ja) | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネスの防水構造 |
JP7028098B2 (ja) * | 2018-08-01 | 2022-03-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | スプライス部の固定構造 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4849580A (en) * | 1988-02-11 | 1989-07-18 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Environmental protection closure for wire splices; and method |
GB9107864D0 (en) * | 1991-04-12 | 1991-05-29 | Raychem Sa Nv | Environmental sealing |
JP2970338B2 (ja) * | 1993-09-22 | 1999-11-02 | 住友電装株式会社 | 電線接続部の自動防水処理装置 |
JPH07255115A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネスの防水構造 |
JPH08148200A (ja) * | 1994-11-24 | 1996-06-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネスのスプライス部保護バンド |
AU2001237606A1 (en) * | 2000-03-07 | 2001-09-17 | Tyco Electronics Raychem Nv | Cable sealing |
US7572979B2 (en) * | 2004-04-26 | 2009-08-11 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Waterproof structure and waterproof method for wire connecting part |
JP2007141517A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤーハーネスの防水加工方法 |
-
2007
- 2007-06-21 JP JP2007164198A patent/JP5061749B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-10-29 WO PCT/JP2007/070993 patent/WO2008155865A1/ja active Search and Examination
- 2007-10-29 EP EP07830727.9A patent/EP2161787B1/en not_active Not-in-force
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2008155865A1 (ja) | 2008-12-24 |
EP2161787B1 (en) | 2014-10-15 |
JP2009001167A (ja) | 2009-01-08 |
EP2161787A4 (en) | 2013-09-18 |
EP2161787A1 (en) | 2010-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6278272B2 (ja) | 導電線及びその配索構造 | |
JP5061749B2 (ja) | スプライス部の止水方法および該スプライス部を有する自動車用ワイヤハーネスの配索構造 | |
US9721699B2 (en) | Water-stop structure for wire harness | |
JP2016062816A (ja) | ワイヤハーネス及びワイヤハーネス製造方法 | |
JP2013058330A (ja) | シールド線のコネクタ接続端末処理構造部及びシールド線のコネクタ接続端末処理構造部の製造方法 | |
JP2019075866A (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2018078761A (ja) | 電線接合部の保護構造及びワイヤハーネス | |
JP2011065964A (ja) | 止水部を備えたシールド電線および該シールド電線の止水部の形成方法 | |
JP6011521B2 (ja) | ワイヤーハーネス | |
JP2010126648A (ja) | ワイヤハーネス結束用テープ | |
JP5468412B2 (ja) | シールド線および該シールド線の形成方法 | |
JP2015079665A (ja) | シールド電線及びシールド電線の製造方法 | |
JP2012138187A (ja) | シールド電線及びシールド電線の製造方法 | |
JP2008147476A (ja) | シールド部材及びそのシールド部材を有したワイヤハーネス | |
WO2021010145A1 (ja) | ワイヤーハーネス | |
JP2006314170A (ja) | シート材によるワイヤハーネス保護構造、シート材によるワイヤハーネス保護方法、及びワイヤハーネス保護用のシート材 | |
WO2014168098A1 (ja) | 電線群の端末集中スプライス | |
JP2010074927A (ja) | ハーネス保護材およびその取付方法 | |
WO2021010131A1 (ja) | ワイヤーハーネス | |
JP2015072883A (ja) | ワイヤーハーネス | |
JP2015116099A (ja) | ワイヤーハーネス | |
JP2004055197A (ja) | フラットケーブル及びフラットケーブルにおける屈曲部の形成方法 | |
WO2016129477A1 (ja) | コネクタ付電線 | |
JPH10210627A (ja) | 電線外装材 | |
JP5264130B2 (ja) | 線間止水方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120710 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |