WO2016129477A1 - コネクタ付電線 - Google Patents

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大地 芦田
直也 西村
康一 松本
大樹 石山
中西 一裕
大 森下
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株式会社オートネットワーク技術研究所
住友電装株式会社
住友電気工業株式会社
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Abstract

コネクタ付電線(10)は、コネクタ(20)と、コネクタの基端側に延出する電線(30)と、コネクタから電線に亘る部分を覆うように、テープ(42)が、電線からコネクタに向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成された被覆部(40)とを備える。好ましくは、コネクタ付電線は、被覆部の内部に、コネクタの基端部の外周部から電線の外周部に向けて傾斜する傾斜面が形成されたガイド部(150)をさらに備える。

Description

コネクタ付電線
 本発明は、電線と電線の端部に接続されたコネクタとを含むコネクタ付電線に関する。
 自動車等の車両に搭載されるワイヤーハーネスにおいて、コネクタ付電線は、絶縁電線とその端部に接続されたコネクタとを備える。
 また、コネクタ付電線においては、例えば、特許文献1に示されるように、絶縁電線とその端部に接続されたコネクタとの隙間に水等の液体の侵入を防ぐ防水構造が採用されることがある。
 特許文献1では、テープ状の紫外線硬化樹脂からなる基体と粘着剤との2層構造を有する紫外線硬化粘着テープがコネクタから電線に亘る部分に粘着剤を内側にして巻き付けられて硬化した被覆部材により防水が図られている。通常、粘着テープは、コネクタの基端部に巻付けられた後、電線側に向うように巻付けられる。
特開2013-187004号公報
 しかしながら、コネクタから電線に亘る部分に巻付けられた粘着テープが、コネクタから電線側に向けて順次巻付けられている場合、粘着テープの各巻層間に隙間が形成されてしまうと、当該隙間は被覆部材の外周側でコネクタ側に開口する。このため、コネクタから電線側に伝う水が内部に浸入する恐れがある。
 そこで、本発明は、コネクタから電線側に伝う水の浸入を抑制することを目的とする。
 上記課題を解決するため、第1の態様に係るコネクタ付電線は、コネクタと、前記コネクタの基端側に延出する電線と、前記コネクタから前記電線に亘る部分を覆うように、テープが、前記電線から前記コネクタに向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成された被覆部とを備える。
 第2の態様は、第1の態様に係るコネクタ付電線であって、前記被覆部の内部に、前記コネクタの基端部の外周部から前記電線の外周部に向けて傾斜する傾斜面が形成されたガイド部をさらに備える。
 第3の態様は、第2の態様に係るコネクタ付電線であって、前記ガイド部の一端部は前記コネクタの基端部の外周部に連続し、前記ガイド部の他端部は前記電線の外周部に連続しているものである。
 第4の態様は、第2又は第3の態様に係るコネクタ付電線であって、前記ガイド部は、テープが、前記コネクタから前記電線に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されたものとされている。
 第5の態様は、第2又は第3の態様に係るコネクタ付電線であって、前記ガイド部は、前記被覆部を形成するテープとは別体の部材が、前記コネクタの基端部の外周部から前記電線の外周部に向けて傾斜するように配設されたものとされている。
 第6の態様は、第1~第5のいずれか1つの態様に係るコネクタ付電線であって、前記被覆部の少なくとも一部を覆うように、テープが、前記コネクタから前記電線に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成された追加被覆部をさらに備える。
 第1の態様に係るコネクタ付電線によると、被覆部は、コネクタから電線に亘る部分を覆うように、テープが、電線からコネクタに向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されている。このため、テープの各巻層部分間に隙間が生じたとしても、コネクタから電線側に伝う水が被覆部の内部に侵入し難い。
 第2の態様によると、テープを電線からコネクタに向けて螺旋状に巻付ける際に、テープを、ガイド部の外側に巻付けていくことができる。このため、テープの各巻層部分間に隙間がなるべく生じないように、テープを巻付けていくことができる。
 第3の態様によると、テープを、電線からコネクタの基端部に向けて容易に連続的に巻付けていくことができる。
 第4の態様によると、テープによってガイド部を容易に形成できる。
 第5の態様によると、別体のシート状部材によって、任意の傾き等でガイド部材を形成し易い。
 第6の態様によると、被覆部に隙間が生じた場合でも、追加被覆部によって塞ぐことができ、水が被覆部の内部により侵入し難くなる。
第1実施形態に係るコネクタ付電線を示す概略斜視図である。 同上のコネクタ付電線を示す概略断面図である。 同上のコネクタ付電線の製造工程を示す説明図である。 同上のコネクタ付電線が水かかりした状態を示す説明図である。 第2実施形態に係るコネクタ付電線を示す概略断面図である。 同上のコネクタ付電線の製造工程を示す説明図である。 同上のコネクタ付電線の製造工程を示す説明図である。 第3実施形態に係るコネクタ付電線を示す概略断面図である。 同上のコネクタ付電線に設けられたガイド部を示す概略斜視図である。 変形例に係るガイド部を示す概略斜視図である。
 {第1実施形態}
 まず、第1実施形態に係るコネクタ付電線について説明する。図1はコネクタ付電線10を示す概略斜視図であり、図2はコネクタ付電線10を示す概略断面図である。
 このコネクタ付電線10は、コネクタ20と、電線30と、被覆部40とを備える。かかるコネクタ付電線10は、例えば、車両における配線材として用いられる。コネクタ付電線10は、車両において、定常的な水かかりの恐れが少なく、また、その量の少ない場所、例えば、濡れた人員の乗り込み、濡れた物の持ち込み、又は、飲料のこぼれ等による水かかりが発生する車室内に配設されることが想定されている。つまり、このコネクタ付電線10は、それほど高い防水性は必要ではないが、一時的な水かかり等に対しては内部への水の浸入を防止できる程度の防水性を有するものとして用いられる。
 コネクタ20は、樹脂等の絶縁材料によって金型成形された部材であり、ここでは、直方体状の外観形状を有している。コネクタ20には、その先端側(相手側コネクタに接続される側)から基端側(先端とは反対側)に貫通するキャビティが少なくとも1つ形成されている。通常、複数のキャビティが、コネクタ20内に形成される。キャビティ内には、端子が収容保持される。そして、本コネクタ20と相手側コネクタとがコネクタ接続されることで、本コネクタ20のキャビティ内の端子と、相手側コネクタ側の端子とが接続される。
 電線30は、導電性の芯線の外周に絶縁性樹脂が押出被覆等されることで被覆部が形成された構成とされている。芯線は、アルミニウム又はアルミニウム合金を材料として形成されている。もっとも、芯線は、銅又は銅合金等他の金属を材料として形成されていてもよい。本電線30は、車両等の配設対象箇所に配設された状態で、車両等に搭載された各種電気機器同士を電気的に接続するものとして用いられる。
 電線30の端部では、被覆部が除去されて芯線が所定長露出している。この露出した芯線に、端子が圧着されている。端子は、銅及び錫等を主な材料として形成されている。もっとも、端子は、アルミニウム等、他の金属を材料として形成されていてもよい。なお、電線30の芯線と端子とが異種金属によって形成されている場合、それらの接続部分で異種金属接触腐食が生じ易い。このため、電線30の芯線と端子とが異種金属によって形成されている場合、コネクタ20内部への水の浸入を抑制するための構成として、本実施形態の構成を採用することが好ましい。
 端子は、電線固定部と接続部とを含む。電線固定部は、電線30のうち被覆部に圧着される被覆圧着部と、芯線に圧着される芯線圧着部とで構成されている。接続部は、相手方の端子と電気的に接続される部分である。接続部は、筒形状のメス端子形状であってもよいし、タブ状又はピン状のオス端子形状であってもよい。
 本端子は、電線30の端部に接続された状態で、コネクタ20の基端側からキャビティ内に挿入されて、当該キャビティ内で係止固定される。この状態で、電線30は、コネクタ20の基端側に延出する。ここでは、複数の電線30がコネクタ20の基端側に延出する。
 被覆部40は、コネクタ20から電線30に亘る部分を覆うように、テープ42が、電線30からコネクタ20にむけて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されている。
 テープ42としては、樹脂等により形成された帯状の基材の一方主面に粘着層が形成された粘着テープを用いるとよい。このテープ42は、具体的には、図3に示すようにして巻付けられる。
 すなわち、コネクタ20の基端側で複数の電線30が束ねられた状態で作業者等により保持される。この状態で、コネクタ20の基端部から離れた位置でテープ42の先端部が巻付けられる。この後、テープ42をコネクタ20側に向けて螺旋状に巻付けていく。この際、テープ42が、その幅方向において1/3~2/3、好ましくは、半分程度重なり合うようにすることが好ましい。また、通常、複数の電線30を束ねたものよりも、コネクタ20の方が太いため、テープ42をコネクタ20に向けて巻付けていくに従って、順次大きな径を描くように巻付けていくことが好ましい。
 このようにテープ42を巻付けたコネクタ付電線10を、電線30の延在方向に沿った断面で観察すると、図2及び図4に示すようになる。この断面では、テープ42の各巻層部分は、コネクタ20の基端部の外周部から電線30の束のうちコネクタ20の基端部から離れた位置の外周部に向けて下り傾斜するように連なる。また、テープ42の各巻層部分の相互関係を観察すると、コネクタ20に近い巻層部分がこれよりもコネクタ20から遠い巻層部分に対して部分的に外周側に重なっている。このため、テープ42の各巻層部分間に隙間が生じたとしても、当該隙間は、コネクタ20から離れる側に開口する。このため、図4に示すように、コネクタ20から電線30側に流れる水を観察すると、当該水は、巻層部分間の隙間を通じて内部には侵入し難く、各巻層部分の表面を伝って円滑に電線30側に流れていく。このため、本コネクタ付電線10は、水平姿勢又は当該水平姿勢よりもコネクタ20を上向きにした傾斜又は鉛直姿勢で配設した場合において、簡易的にコネクタ20の基端側からの水の浸入を有効に抑制することができる。
 このように構成されたコネクタ付電線10によると、被覆部40は、コネクタ20から電線30に亘る部分を覆うように、テープ42が、電線30からコネクタ20に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されている。このため、テープ42の各巻層部分間に隙間が生じたとしても、コネクタ20から電線30側に伝う水が被覆部40の内部に侵入し難い。
 {第2実施形態}
 第2実施形態に係るコネクタ付電線について説明する。なお、本実施の形態の説明において、第1実施形態で説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。図5は第2実施形態に係るコネクタ付電線110を示す概略断面図である。
 このコネクタ付電線110は、コネクタ20と、電線30と、被覆部140と、ガイド部150を備える。
 コネクタ20及び電線30は、上記第1実施形態で説明したものと同じであるため、ここでの説明は省略する。
 被覆部140は、コネクタ20から電線30に亘る部分を覆う部分であり、テープ142が、電線30からコネクタ20に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されている。つまり、この被覆部140の部分は、上記第1実施形態における被覆部40と同様構成である。
 テープ142を電線30からコネクタ20に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けていく際には、テープ42が順次大きな径を描くように巻付けていく必要があり、その巻付け作業は難しい。
 そこで、被覆部140の内部に、コネクタ20の基端部の外周側から電線30の束の外周部にむけて傾斜する傾斜面150fが形成されたガイド部150を形成している。
 ここでは、図6に示すように、ガイド部150は、テープ142が、コネクタ20から電線30に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されている。通常、コネクタ20は、電線30の束よりも太いため、テープ142をコネクタ20の基端部の外周部に巻付けた後、電線30側に螺旋状に巻付けていくと、テープ142は、自然と電線30の中間部に向けて順次細くなりつつ電線30の束に巻付けられていく。このガイド部150の一端部は、コネクタ20の基端部の外周部に連続し、ガイド部150の他端部は電線30の束の外周部に連続する状態となる。そして、テープ142がコネクタ20から電線30側に向けて螺旋状に巻付けられた構造体の外表面により、コネクタ20の基端部の外周側から電線30の束の外周部にむけて傾斜する傾斜面150fを容易に形成できる。
 そして、図7に示すように、ガイド部150のうち電線30側の端部からコネクタ20側に向けて、テープ142を、順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けていく。この際、テープ142の内周側には、ガイド部150が存在しているため、その外周側に傾斜面150fに沿ってコネクタ20側に向けて順次太くなる被覆部140を容易に形成できる。また、この際、テープ142は、ガイド部150の傾斜面150f上に貼付けられて内周側から支えられており、この外周側に次層のテープ142を巻付けていくことができる。このため、巻付け済のテープ142のある層に対して次層のテープ142を巻付ける際に、次層のテープ142を前の層のテープ142に対して十分に強い力で押付けることができる。従って、テープ142の各巻層部分間で隙間がなるべく生じないようにすることができる。
 なお、本実施形態では、被覆部140の外周側に、追加被覆部146が形成されている。追加被覆部146は、テープ142が、コネクタ20から電線30に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されている。この追加被覆部146によって、より確実に被覆部140の内側への水の浸入が抑制されている。もっとも、この追加被覆部146は、省略されてもよい。
 なお、上記ガイド部150、被覆部140及び追加被覆部146を構成するテープ142は、連続する1つのテープ142であってもよいし、別々のテープ142であってもよい。もっとも、連続する1つのテープ142によって、ガイド部150、被覆部140及び追加被覆部146を連続的に形成することで、それらを容易に形成できる。
 このコネクタ付電線110によると、上記第1実施形態と同様に、被覆部140によってコネクタ20から電線30に伝う水が内部に侵入することを有効に抑制できる。
 また、テープ142を電線30からコネクタ20に向けて螺旋状に巻付ける際に、テープ142を、ガイド部150の外側に巻付けていくことができるため、テープ142の各巻層部分間に隙間がなるべく生じないようにすることができる。これにより、より確実に水の浸入を抑制できる。
 ガイド部150の一端部はコネクタ20の基端部の外周部に連続し、ガイド部150の他端部は電線30の外周部に連続しているため、テープ142を、電線30からコネクタ20の基端部に向けて容易に連続的に巻付けていくことができる。
 また、ガイド部150は、コネクタ20の基端部から連続的に傾斜するため、コネクタ20の基端側の縁が強い力でテープ142に接触し難く、テープ142への負担が少なくなる。
 また、ガイド部150は、テープ142によって形成されるため、当該ガイド部150を、被覆部140を形成する同じ材料であるテープ142によって容易に形成できる。
 また、ガイド部150自体は、テープ142をコネクタ20側から順次径が小さくなるように容易に巻付けていくことができるため、電線30の束をそれ程きつく結束しないように形成することができる。そして、このガイド部150にテープ142を巻付けて被覆部140を形成することができるため、被覆部140を形成する際にも、電線30の束をきつく結束しないようにすることができる。これにより、コネクタ20の基端側で複数の電線30をきつく結束しないようにすることができ、コネクタ20の基端側で電線30に加わるテンションを緩和することができる。
 また、追加被覆部146によって、被覆部140に隙間が生じた場合でも、追加被覆部146によって塞ぐことができ、水が被覆部140の内部により侵入し難くなる。
 {第3実施形態}
 第3実施形態に係るコネクタ付電線について説明する。なお、本実施の形態の説明において、第1及び第2実施形態で説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。図8は第3実施形態に係るコネクタ付電線210を示す概略断面図である。
 このコネクタ付電線210は、コネクタ20と、電線30と、被覆部140と、ガイド部250を備える。
 コネクタ20及び電線30は、上記第1実施形態で説明したものと同じであるため、ここでの説明は省略する。また、被覆部140は、上記第2実施形態で説明したものと同じであるため、ここでの説明は省略する。
 ガイド部250は、上記ガイド部150と同様の役割を果すものであるが、ここでは、被覆部140を形成するテープ142とは、別体の部材が、コネクタ20の基端部の外周部から電線30の束の外周部に向けて傾斜するように配設されたものとされている。
 ここでは、ガイド部250は、一方主面に粘着層が形成された帯状の部材252(つまり、所定長に切断された粘着テープ)によって形成されている。図8及び図9に示すように、シート状部材252の一端部は、コネクタ20の外周部の一部に貼付けられ、シート状部材252の他端部は、コネクタ20の基端側から離れた位置で電線30の束の外周部に貼付けられ、シート状部材252の中間部は、コネクタ20の外周部から電線30の束の外周部に向けて傾斜するように配設されている。かかるシート状部材252は、コネクタ20の外周部において複数箇所に設けられることが好ましい。図8では、コネクタ20の外周部の上下2箇所にシート状部材252が設けられている。
 そして、上記第2実施形態と同様に、ガイド部250の外周側にテープ142を螺旋状に巻付けていくことにより、被覆部140が形成される。なお、電線30の外周のうちガイド部250が存在しない部分においても、その周囲に存在するガイド部250の作用により、円滑にテープ142を巻付けていくことができる。
 この第3実施形態によっても、テープ142を巻付けてガイド部150を形成することによる作用効果を除いて、上記第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
 また、シート状部材252の貼付け位置を調整することで、ガイド部250の傾きを任意に調整でき、被覆部140の形状(傾き等)を容易に調整できるというメリットがある。
 図10は変形例に係るガイド部350を示す図である。
 この変形例では、ガイド部350として、樹脂成形品である金型成形部品を用いている。ガイド部350は、コネクタ20と同じ樹脂材料(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT))等で形成されることが好ましい。
 ガイド部350は、テープ142とは別体の部材であり、コネクタ20の基端部の外周部のうちの3つの主面に応じた一端側形状部分351から電線30の束の外径に応じた部分筒状の他端側形状部分352に向けて順次小さくなる形状に形成されている。そして、上記一端側形状部分351をコネクタ20の基端部の外周部に被せた状態で、電線30の束を他端側形状部分352内に通す。この状態で、コネクタ20の基端部及び一端側形状部分351にテープを巻付け、その後、上記第3実施形態と同様に、テープを電線側に向けて螺旋状に巻回していく。これにより、上記と同様の被覆部を形成することができる。
 また、この変形例によると、ガイド部350の形状を適宜変更することで、被覆部を任意の形状(傾き等)に形成できるメリットがある。
 {変形例}
 なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
 以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
 10,110,210 コネクタ付電線
 20 コネクタ
 30 電線
 40,140 被覆部
 42,142 テープ
 146 追加被覆部
 150,250,350 ガイド部
 150f 傾斜面
 252 シート状部材

Claims (6)

  1.  コネクタと、
     前記コネクタの基端側に延出する電線と、
     前記コネクタから前記電線に亘る部分を覆うように、テープが、前記電線から前記コネクタに向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成された被覆部と、
     を備えるコネクタ付電線。
  2.  請求項1に記載のコネクタ付電線であって、
     前記被覆部の内部に、前記コネクタの基端部の外周部から前記電線の外周部に向けて傾斜する傾斜面が形成されたガイド部をさらに備えるコネクタ付電線。
  3.  請求項2に記載のコネクタ付電線であって、
     前記ガイド部の一端部は前記コネクタの基端部の外周部に連続し、前記ガイド部の他端部は前記電線の外周部に連続している、コネクタ付電線。
  4.  請求項2又は請求項3に記載のコネクタ付電線であって、
     前記ガイド部は、テープが、前記コネクタから前記電線に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成されたものである、コネクタ付電線。
  5.  請求項2又は請求項3に記載のコネクタ付電線であって、
     前記ガイド部は、前記被覆部を形成するテープとは別体の部材が、前記コネクタの基端部の外周部から前記電線の外周部に向けて傾斜するように配設されたものである、コネクタ付電線。
  6.  請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ付電線であって、
     前記被覆部の少なくとも一部を覆うように、テープが、前記コネクタから前記電線に向けて順次外周側に重なり合うように螺旋状に巻付けられることにより形成された追加被覆部をさらに備えるコネクタ付電線。
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