JP2018078761A - 電線接合部の保護構造及びワイヤハーネス - Google Patents

電線接合部の保護構造及びワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性を向上することが可能な電線接合部の保護構造及びワイヤハーネスを提供する。【解決手段】第1電線11の端末部において絶縁被覆14から露出した導体13と、前記第1電線11よりも高い屈曲性を有する第2電線12の端末部において絶縁被覆16から露出した導体15とを接合した接合部17と、前記接合部17の外周に二重に被せ付けられた収縮チューブ23と、を備えている。このような構成によれば、仮に一つの収縮チューブ23が裂けても、もう一つの収縮チューブ23が接合部17を保護するから、耐久性を向上することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、電線接合部の保護構造及びワイヤハーネスに関する。
従来、ハイブリッド車あるいは電気自動車等の車両に搭載されるワイヤハーネスにおいて、例えば単芯線電線と撚線電線等、屈曲性が異なる電線を接合したものが知られている。例えば下記特許文献1には、車両に搭載するにあたって柔軟性を要しない部位には単芯線電線を使用し、機器等との接続のために柔軟性を要する部位には撚線電線を使用するべく、単芯線電線と撚線電線とが接合されたワイヤハーネスが記載されている。単芯線電線と撚線電線とは、単芯線電線の端末部において絶縁被覆から露出した導体と、撚線電線の端末部において絶縁被覆から露出した導体とが、両電線の延び方向と交差方向に重ね合わされて超音波溶着により接合されている。接合部には収縮チューブが被せ付けられ、電気的絶縁が保持されている。
特開2016−58137号公報
しかしながら、上記のような構成では、例えば柔軟な電線が繰り返し振れることによって収縮チューブが端から裂けたり、接合部のエッジによって収縮チューブが裂けたりする虞があり、耐久性の向上が望まれた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、耐久性を向上することが可能な電線接合部の保護構造及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明の電線接合部の保護構造は、第1電線の端末部において絶縁被覆から露出した導体と、前記第1電線よりも高い屈曲性を有する第2電線の端末部において絶縁被覆から露出した導体とを接合した接合部と、前記接合部の外周に二重に被せ付けられた収縮チューブと、を備えているものである。
本発明のワイヤハーネスは、第1電線と、前記第1電線よりも高い屈曲性を有する第2電線と、前記第1電線の導体と前記第2電線の導体とを接合した接合部と、前記電線接合部の保護構造と、を備えているものである。
本発明によれば、仮に一つの収縮チューブが裂けても、もう一つの収縮チューブが接合部を保護するから、耐久性を向上することができる。
実施例1におけるワイヤハーネスであって、電線の接合部の近傍を拡大して示す断面図 電線の接合部を示す斜視図 電線の接合部を示す側断面図 電線の接合部を示す平断面図 実施例2における電線の接合部を示す斜視図 電線の接合部を示す側断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の電線接合部の保護構造は、前記収縮チューブにおいて、内側に被せ付けられている内側収縮チューブと、外側に被せ付けられている外側収縮チューブとは、長さ寸法及び耐熱性が異なるものとされている。よって、例えば相対的に耐熱性が高い収縮チューブの長さ寸法が、相対的に耐熱性が低い収縮チューブの長さ寸法よりも小さくされている場合には、コスト的に効率良く耐熱性を高めることができる。すなわち、一般に、収縮チューブは、耐熱性が高いほど高価であるため、相対的に耐熱性が高い収縮チューブ、すなわち高価な収縮チューブを、相対的に耐熱性が低い収縮チューブ、すなわち安価な収縮チューブよりも短くすることにより、コスト的に効率良く耐熱性を高めることができる。
また、本発明の電線接合部の保護構造は、前記収縮チューブにおいて、内側に被せ付けられている内側収縮チューブの軸方向の端部が、外側に被せ付けられている外側収縮チューブの軸方向の端部に覆われないで外部に露出しているものとしてもよい。このような構成によれば、収縮チューブが二重に被せ付けられていることを目視により確認することができるから、内側収縮チューブの入れ忘れを防ぐことができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるワイヤハーネスは、ハイブリッド車等の車両に搭載され、車両の前部に搭載された機器と、車両の後部に搭載された機器との間に接続されるものである。本実施例のワイヤハーネスは、複数(本実施例では3本)の導電線10を有している。
複数の導電線10は、車両の床下に取り付けられるシールドパイプ30内に一括して挿通されている。シールドパイプ30の大部分は、車両の床下に沿って前後方向に延び、シールドパイプ30の前後両端部は、車室内に配されている。シールドパイプ30は、金属製(例えばアルミニウムあるいはアルミニウム合金製)の長尺なパイプによって構成されている。シールドパイプ30は、断面円形状をなすものであり、所定の配管経路に沿うように曲げ加工されている。
シールドパイプ30の前後両端部には、編組部材31が接続され、導電線10の全長は、シールドパイプ30または編組部材31に包囲されることでノイズ遮蔽されている。編組部材31は、導電金属素線を筒状に編み込んで形成したものであり、良好な屈曲性を有している。編組部材31は、シールドパイプ30の端部にかしめリング32によってかしめ付けられている。
編組部材31は、良好な可撓性を有する外装部材33に包囲されて保護されている。外装部材33は、例えば合成樹脂製のコルゲートチューブ等とされている。
外装部材33とシールドパイプ30との間にはグロメット34が取り付けられている。グロメット34はゴム材によって筒状に形成されたものであり、一端側はシールドパイプ30に密着し、他端側は外装部材33に密着している。グロメット34は、結束バンド等の固定部材35によってシールドパイプ30及び外装部材33に締め付けられて固定されている。
導電線10は、第1電線11と、第1電線11よりも高い屈曲性を有する第2電線12と、を長さ方向に接続した構成となっている。
第1電線11は、1本の金属棒からなる導体(以後、第1導体13と称する)を絶縁被覆14で包囲した構成の単芯線電線とされている。第1導体13は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金によって断面円形状に形成されている。
第2電線12は、複数の金属素線を撚り合せてなる撚線導体(以後、第2導体15と称する)を絶縁被覆16で包囲した構成の撚線電線とされている。第2導体15は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金によって形成されている。第2電線12の外径寸法は、第1電線11の外径寸法よりも大きいものとなっている。
導電線10は、図3に示すように、第1電線11の端末部において絶縁被覆14から露出した第1導体13と、第2電線12の端末部において絶縁被覆16から露出した第2導体15とを接合した接合部17を有している。第1導体13と第2導体15とは、第1電線11及び第2電線12の延び方向と交差方向に重ね合わせて接合されている。接合部17は、導電線10がシールドパイプ30に挿通された状態では、図1に示すように、シールドパイプ30の端面から所定距離だけ外方、言い換えると、編組部材31の内方に位置している。
露出した第1導体13の端末部には、図3に示すように、平板状に圧潰された圧潰部18が設けられている。圧潰部18は、第1導体13の径方向における一方の側に寄せられ、全体が、第1導体13の中心線よりも一方の側に位置している。圧潰部18は、第1導体13の軸線に略平行をなしている。
圧潰部18の幅寸法は、図4に示すように、第1導体13の他の部分の幅寸法に比して大きくなっている。すなわち、圧潰部18は、圧潰に伴って第1導体13の先端側及び幅方向の両側に拡がっている。
第1導体13の端末部には、図3に示すように、圧潰部18が形成されることで段差部19ができている。段差部19は、第1導体13の径寸法の略半分よりも大きい段差を有している。圧潰部18のうち段差部19側の面は、第2導体15との接合面21とされている。接合面21は平坦な面とされている。
一方、露出した第2導体15の端末部には、素線同士が溶着されてブロック化されたブロック部22が設けられている。ブロック部22は、扁平な略直方体形状に形成されている。ブロック部22の高さ寸法(図3の上下方向の寸法)は、第2導体15の他の部分の径寸法に比して小さくされている。また、ブロック部22の幅寸法(図4の上下方向の寸法)は、第2導体15の他の部分に比して若干大きくされている。ブロック部22の前後方向の寸法は、圧潰部18の前後方向の寸法と同等であり、ブロック部22の幅方向の寸法は、圧潰部18の幅方向の寸法と同等とされている。ブロック部22は、第2導体15の径方向の中心に位置し、高さ方向の両側には段差が形成されている。
第2導体15のブロック部22は、第1導体13の接合面21に重ね合わされ、例えば超音波接合機によって接合される。この超音波溶着により、第1導体13と第2導体15との接触部位が金属間接合し、電気的接続が得られる。圧潰部18とブロック部22とが接合された状態では、第1電線11の中心軸と第2電線12の中心軸とが概ね同軸上に位置している。
接合部17の外周には、収縮チューブ23が二重に被せ付けられている。収縮チューブ23は、いずれも熱収縮チューブとされている。収縮チューブ23において、内側に被せ付けられている内側収縮チューブ23Uと外側に被せ付けられている外側収縮チューブ23Sとは、長さ寸法及び耐熱性が異なるものとされている。
内側収縮チューブ23Uは、外側収縮チューブ23Sよりも長さ寸法が小さくされている。内側収縮チューブ23Uは、少なくとも第1導体13の圧潰部18及び第2導体15のブロック部22の重なり部分の全体を包囲可能な長さ寸法を有しつつ、第1導体13及び第2導体15の露出部分の全長よりも短い寸法とされている。接合部17に被せ付けられた状態の内側収縮チューブ23Uの両端部は、第1電線11の絶縁被覆14及び第2電線12の絶縁被覆16に至らないものとされている。
内側収縮チューブ23Uは、外側収縮チューブ23Sよりも耐熱温度が高いものとされている。本実施例では、内側収縮チューブ23Uの耐熱温度は150℃程度、外側収縮チューブ23Sの耐熱温度は120℃程度とされている。すなわち、本実施例では、相対的に耐熱性が高い内側収縮チューブ23Uの長さ寸法が、相対的に耐熱性が低い外側収縮チューブ23Sの長さ寸法よりも小さくされている。
外側収縮チューブ23Sは、内側収縮チューブ23Uの全長を覆うことが可能な長さ寸法を有している。接合部17に被せ付けられた状態の外側収縮チューブ23Sの両端部は、第1電線11の絶縁被覆14の端部及び第2電線12の絶縁被覆16の端部に被さっている。外側収縮チューブ23Sの軸方向における中心部に、内側収縮チューブ23Uが配され、外側収縮チューブ23Sのうち内側収縮チューブ23Uと重ならない部分(収縮チューブ23が一重になる部分)の長さ寸法は、第1電線11側と第2電線12側とで同等の寸法とされている。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のワイヤハーネスは、第1電線11の端末部において絶縁被覆14から露出した第1導体13と、第1電線11よりも高い屈曲性を有する第2電線12の端末部において絶縁被覆16から露出した第2導体15とを接合した接合部17と、接合部17の外周に二重に被せ付けられた収縮チューブ23と、を備えている。この構成によれば、接合部17に形成された第1導体13のエッジまたは第2導体15のエッジにより、仮に内側収縮チューブ23Uが裂けても、外側収縮チューブ23Sが接合部17を保護するから、耐久性を向上することができる。すなわち、収縮チューブ23が一重のみの場合に比べて接合部17を保護する強度が増すから、絶縁性能を保持することができる。
また、収縮チューブ23において、内側に被せ付けられている内側収縮チューブ23Uと、外側に被せ付けられている外側収縮チューブ23Sとは、長さ寸法及び耐熱性が異なるものとされ、相対的に耐熱性が高い内側収縮チューブ23Uの長さ寸法が、相対的に耐熱性が低い外側収縮チューブ23Sの長さ寸法よりも小さくされている。一般に、収縮チューブは、耐熱性が高いほど高価であるため、相対的に耐熱性が高い内側収縮チューブ23U、すなわち高価な収縮チューブを、相対的に耐熱性が低い外側収縮チューブ23S、すなわち安価な収縮チューブよりも短くすることにより、コスト的に効率良く耐熱性を高めることができる。
また、接合部17は、第1導体13と第2導体15とが、第1電線11及び第2電線12の延び方向と交差方向に重ね合わせて接合されているから、電線11,12の延び方向の力に対しては強いけれども、電線の延び方向と交差する方向の力(剥がし方向の力)に対しては弱いという特性がある。そして、屈曲性が高い第2電線12は振れやすいので、第2電線12が振れることによって接合部17に剥がし方向の力が作用し、接合部17の剥離を招く虞が生じる。このような接合部17の剥離を防ぐ手段として、曲がりにくい硬質チューブに接合部17を収容することが考えられるけれども、硬質チューブを取り付けるにはテープ巻きが必要である。本実施例では、収縮チューブ23を二重に被せ付けることにより強度が増しているから先のような接合部17の剥離を防止することができ、かつテープ巻き作業にかかる手間を省くことができる。加えて、収縮チューブ23は、硬質チューブ等の樹脂外装部材に比して耐熱性能が高いため、耐久性能を向上することができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係るワイヤハーネスを図5及び図6によって説明する。
本実施例のワイヤハーネスは、内側収縮チューブ23Uの軸方向の端部が、外側収縮チューブ23Sの軸方向の端部に覆われないで外部に露出している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るワイヤハーネスは、実施例1と同様に、第1電線11の端末部において絶縁被覆14から露出した第1導体13と、第1電線11よりも高い屈曲性を有する第2電線12の端末部において絶縁被覆16から露出した第2導体15とを接合した接合部17と、接合部17の外周に二重に被せ付けられた収縮チューブ23と、を備えている。収縮チューブ23は、実施例1と同様、いずれも熱収縮チューブであり、内側収縮チューブ23Uと外側収縮チューブ23Sとは、長さ寸法及び耐熱性が異なるものとされている。
本実施例では、内側収縮チューブ23Uの長さ寸法が、外側収縮チューブ23Sの長さ寸法よりも大きくされている。内側収縮チューブ23Uは、第1導体13及び第2導体15の露出部分の全長を覆うことが可能な長さ寸法を有し、接合部17に被せ付けられた状態の内側収縮チューブ23Uの両端部は、第1電線11の絶縁被覆14の端部及び第2電線12の絶縁被覆16の端部に被さっている。
外側収縮チューブ23Sは、少なくとも第1導体13の圧潰部18及び第2導体15のブロック部22の重なり部分の全体を包囲可能な長さ寸法を有しつつ、第1導体13及び第2導体15の露出部分の全長よりも短い寸法とされている。接合部17に被せ付けられた状態の外側収縮チューブ23Sの両端部は、第1電線11の絶縁被覆14及び第2電線12の絶縁被覆16に至らないものとされている。
外側収縮チューブ23Sは、内側収縮チューブ23Uの軸方向における中心部に配され、内側収縮チューブ23Uの軸方向の両端部が、外側収縮チューブ23Sの軸方向の端部に覆われないで外部に露出している。内側収縮チューブ23Uの両端部(外側収縮チューブ23Sに覆われていない部分、言い換えると収縮チューブ23が一重になる部分)の長さ寸法は、第1電線11側と第2電線12側とで同等の寸法とされている。
外側収縮チューブ23Sは、内側収縮チューブ23Uよりも耐熱温度が高いものとされている。本実施例では、外側収縮チューブ23Sの耐熱温度は150℃程度、内側収縮チューブ23Uの耐熱温度は120℃程度とされている。すなわち、本実施例では、相対的に耐熱性が高い外側収縮チューブ23Sの長さ寸法が、相対的に耐熱性が低い内側収縮チューブ23Uの長さ寸法よりも小さくされている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、第1導体13と第2導体15との接合部17の外周に、収縮チューブ23が二重に被せ付けられているから、接合部17の耐久性を向上することができる。さらに、内側収縮チューブ23Uの軸方向の端部が、外側収縮チューブ23Sの軸方向の端部に覆われないで外部に露出しているから、収縮チューブ23が二重に被せ付けられていることを目視により確認することができ、もって内側収縮チューブ23Uの入れ忘れを防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、第1導体13と第2導体15とが、第1電線11及び第2電線12の延び方向と交差方向に重ね合わせて接合されているが、これに限らず、第1導体と第2導体との接合構造は任意に変更することができ、例えば、第1導体と第2導体とを、軸方向の端面同士を突き当てて接合したものであってもよい。
(2)上記実施例では、2の収縮チューブ23が被せつけられているが、これに限らず、3以上の収縮チューブを被せ付けて3重以上にしても良い。
(3)上記実施例では、第1導体13に圧潰部18が形成され、第2導体15にブロック部22が形成されているが、これに限らず、圧潰部またはブロック部を形成することなく第1導体と第2導体とを接合してもよい。
(4)上記実施例では、収縮チューブ23が熱収縮チューブとされているが、これに限らず、例えば収縮チューブは常温収縮チューブ等であってもよい。
(5)上記実施例では、第1導体13が1本の金属棒からなり、第2導体15が複数の金属素線を撚り合せてなるものとされているが、これに限らず、例えば第1導体は金属パイプ等であってもよく、また第2導体は多数の金属素線を編み込むことにより形成された編組線等であってもよい。
(6)上記実施例では、内側収縮チューブ23U及び外側収縮チューブ23Sの耐熱温度を例示したが、これに限らず、収縮チューブは、任意の耐熱温度のものを用いることができる。
(7)上記実施例1では、内側収縮チューブ23Uの耐熱温度が外側収縮チューブ23Sの耐熱温度よりも高いものとされているが、これとは逆に、例えば周囲の熱害対策として、外側収縮チューブの耐熱温度を内側収縮チューブの耐熱温度よりも高いものとしてもよい。
(8)上記実施例2では、内側収縮チューブ23Uの長さ寸法が外側収縮チューブ23Sの長さ寸法より大きくされて内側収縮チューブ23Uの端部が外部に露出しているが、これに限らず、例えば内側収縮チューブと外側収縮チューブとの長さ寸法を同等とし、両チューブを軸方向にずらして被せ付けることで、内側収縮チューブの端部を露出させてもよい。
11…第1電線
12…第2電線
13…第1導体(導体)
14…絶縁被覆
15…第2導体(導体)
16…絶縁被覆
17…接合部
23…収縮チューブ
23U…内側収縮チューブ
23S…外側収縮チューブ

Claims (4)

  1. 第1電線の端末部において絶縁被覆から露出した導体と、前記第1電線よりも高い屈曲性を有する第2電線の端末部において絶縁被覆から露出した導体とを接合した接合部と、
    前記接合部の外周に二重に被せ付けられた収縮チューブと、
    を備えている電線接合部の保護構造。
  2. 前記収縮チューブにおいて、内側に被せ付けられている内側収縮チューブと、外側に被せ付けられている外側収縮チューブとは、長さ寸法及び耐熱性が異なるものとされている請求項1に記載の電線接合部の保護構造。
  3. 前記収縮チューブにおいて、内側に被せ付けられている内側収縮チューブの軸方向の端部が、外側に被せ付けられている外側収縮チューブの軸方向の端部に覆われないで外部に露出している請求項1または請求項2に記載の電線接合部の保護構造。
  4. 第1電線と、
    前記第1電線よりも高い屈曲性を有する第2電線と、
    前記第1電線の導体と前記第2電線の導体とを接合した接合部と、
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電線接合部の保護構造と、
    を備えているワイヤハーネス。
JP2016220258A 2016-11-11 2016-11-11 電線接合部の保護構造及びワイヤハーネス Active JP6686846B2 (ja)

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