JPH10136538A - 電線固定用クランプ - Google Patents

電線固定用クランプ

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JPH10136538A
JPH10136538A JP8288171A JP28817196A JPH10136538A JP H10136538 A JPH10136538 A JP H10136538A JP 8288171 A JP8288171 A JP 8288171A JP 28817196 A JP28817196 A JP 28817196A JP H10136538 A JPH10136538 A JP H10136538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
wire
clamp
notch
fixing clamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP8288171A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yamagata
昭男 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH10136538A publication Critical patent/JPH10136538A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプと電線の横ずれ防止を図る。 【解決手段】 電線と平行に配され且つ電線と共にテー
プ巻き固定される帯板2に、固定対象部材に対し係合可
能なクリップ3を形成してなる電線固定用クランプ11
において、前記帯板2の長手方向一端縁に、前記電線を
嵌め込むために板厚方向に貫通した切欠12を形成し、
且つ該切欠12の入口に、嵌め込んだ電線の抜け防止用
フック13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線と共にテープ
巻き固定される帯板にクリップを形成した電線固定用ク
ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤーハーネスを自動車等の車
体に固定するクランプとして、図5(a)に示されるよ
うな電線固定用クランプが知られている。
【0003】この電線固定用クランプ1は、全体が樹脂
で一体成形されたものであり、ワイヤーハーネスと共に
テープ巻き固定される帯板2の端部に、車体パネルの貫
通孔に対して係合可能なクリップ3を有している。クリ
ップ3は、支柱3aの先端に一対の弾性係止羽根3bを
設けたものである。この種のクランプ1の場合、帯板2
の幅寸法Hは、一般的に10mm程度に設定されてい
る。これは、ワイヤーハーネスの径の大小に対応するた
めである。また、帯板2の他端には、テープのずれ防止
のための突起4がついている。
【0004】ところで、単線や径の細いワイヤーハーネ
スの枝部等に、このクランプ1をテープで固定する場
合、そのままでは帯板2の幅と電線の径があまりに合わ
ない。そこで、図5(b)に示すように、電線Wの外周
に予めテープTを巻き付けることで、径の増大した下巻
き部Taを形成し、その上で図5(c)に示すように、
帯板2を電線Wと共にテープ巻きして、クランプ1を電
線Wに固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いくらテープ
による下巻き部Taを形成した上で、電線Wにクランプ
1を固定しても、現実的には、図5(d)に示すように
帯板2と電線WとテープTとの間に隙間Sができてしま
うため、電線Wと帯板2が横ずれし、電線Wを車体等に
固定した際にガタつきを起こすという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、電線(特に
単線)に帯板をテープ巻きした場合の横ずれを防止し得
る電線固定用クランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
と平行に配され且つ電線と共にテープ巻き固定される帯
板に、固定対象部材に対し係合可能なクリップを形成し
てなる電線固定用クランプにおいて、前記帯板の長手方
向一端縁に、前記電線を嵌め込むために板厚方向に貫通
した切欠を形成し、且つ該切欠の入口に、嵌め込んだ電
線の抜け防止用フックを設けたことを特徴とする。
【0008】このクランプを使用する場合、切欠に電線
を通した状態で、電線を帯板と平行に直線状に延ばし、
電線に軽く折り曲げ癖を付ける。この際、電線は切欠内
に嵌め込まれた状態で抜け防止用フックで抜け止めされ
ているので、簡単に折り曲げ癖を付けることができる。
そして、その状態で、電線と帯板をテープ巻きして一体
化する。この段階で、電線は切欠に保持されているの
で、横ずれすることはなく、正しい位置にクランプをテ
ープ巻きにより固定することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の電線固
定用クランプであって、前記帯板の長手方向一端縁に平
面視L字形の貫通部を形成することで、前記電線嵌め込
み用切欠と電線の抜け防止用フックを形成したことを特
徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の電線固定用クランプであって、前記切欠の大きさが1
本の電線の径に対応していることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は実施形態の電線固定用クランプ11
の斜視図、図2は同クランプ11を電線Wに係合した状
態を示す斜視図、図3は更にテープ巻きした状態を示す
斜視図である。
【0013】このクランプ11は、図5の従来例と同様
に、電線Wと共にテープ巻き固定される帯板2に、車体
パネルの貫通孔に係合するクリップ3を形成してなるも
のであり、特に、帯板2の長手方向一端縁に、電線Wを
嵌め込むために板厚方向に貫通した切欠12を形成し、
且つ該切欠12の入口に、嵌め込んだ電線Wの抜け防止
用フック13を設けたことを特徴とするものである。そ
の他の構成は図5の従来例と同様であるので、図中同一
部分に同符号を付して説明を省略する。
【0014】前記切欠12とフック13は、帯板2の長
手方向一端縁に平面視L字形の貫通部14を設けること
で形成されており、切欠12の大きさが1本の電線Wの
径に対応している。
【0015】このクランプ11を使用する場合は、図2
に示すように、切欠12に電線Wを通した状態で、電線
Wを帯板2と平行に直線状に延ばし、電線Wに軽く折り
曲げ癖を付ける。この際、電線Wは切欠12内に嵌め込
まれた状態で、抜け防止用フック13によって抜け止め
されているので、簡単に折り曲げ癖を付けることができ
る。
【0016】次に、その状態で、電線Wと帯板2をテー
プTで巻き付けて一体化する。この段階では、電線Wが
折れ曲がった状態で切欠12に確実に保持されているの
で、横ずれすることはなく、正しい位置にクランプ11
が固定される。そして、次にこのクランプ11に突設し
たクリップ3を、車体パネルの貫通孔に係合させること
で、電線Wを車体パネルに固定することができる。
【0017】以上は1本の電線Wにクランプ11を適用
した場合であったが、太いワイヤーハーネスにこのクラ
ンプ11を適用することもできる。その場合は、図4
(a)に示すように、切欠12を利用せずに、そのまま
帯板2をテープTでワイヤーハーネスW2に固定しても
よいし、図4(b)に示すように、ワイヤーハーネスW
2の中の1本の電線Wを抜き出して、それを切欠12に
通した上で、帯板2をワイヤーハーネスW2上にテープ
Tで巻き付け固定してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電線を帯板に設けた切欠に嵌め込むことで、電
線を帯板に対して位置決めすることができる。したがっ
て、テープ巻きした際に電線と帯板の横ずれを防止する
ことができ、このクランプを介して電線を固定対象部材
に固定した場合のガタ付き防止を図ることができる。特
に、直線状に配索した電線を、切欠に嵌め込んだ状態
で、抜け防止用フックにより抜けないように保持してお
くことができるので、電線の保持が確実であり、テープ
巻き作業もやりやすくなる。また、横ずれ防止のための
テープの下巻きが不要になるため、作業効率の向上も図
れる。
【0019】請求項2の発明によれば、帯板の長手方向
一端縁に平面視L字形の貫通部を形成するだけで、請求
項1の発明の効果を得ることができる。
【0020】請求項3の発明によれば、電線が1本の場
合でも、確実に帯板と電線の横ずれを防止することがで
きるという、請求項1の発明の効果を奏する。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電線固定用クランプの斜視
図である。
【図2】本発明の実施形態の電線固定用クランプを1本
の電線に装着した状態を示す斜視図である。
【図3】図2の状態に対しテープ巻きを施し、電線固定
用クランプを電線に固定した状態を示す側断面図であ
る。
【図4】太いワイヤーハーネスに対して本発明の実施形
態の電線固定用クランプを固定した状態を示す斜視図
で、(a)は通常の使用状態を示す図、(b)はワイヤ
ーハーネスから抜き出した1本の電線を切欠に嵌めた上
でワイヤーハーネスに電線固定用クランプを固定した状
態を示す図である。
【図5】従来技術の説明図で、(a)は従来の電線固定
用クランプの斜視図、(b)は電線にテープを下巻きし
ている状態を示す斜視図、(c)はテープを下巻きした
電線に対し電線固定用クランプをテープ巻き固定してい
る状態を示す図、(d)は(c)図のVd−Vd矢視断
面図である。
【符号の説明】
W 電線 2 帯板 3 クリップ 11 電線固定用クランプ 12 切欠 13 電線の抜け防止用フック 14 貫通部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線と平行に配され且つ電線と共にテー
    プ巻き固定される帯板に、固定対象部材に対し係合可能
    なクリップを形成してなる電線固定用クランプにおい
    て、 前記帯板の長手方向一端縁に、前記電線を嵌め込むため
    に板厚方向に貫通した切欠を形成し、且つ該切欠の入口
    に、嵌め込んだ電線の抜け防止用フックを設けたことを
    特徴とする電線固定用クランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線固定用クランプであ
    って、 前記帯板の長手方向一端縁に平面視L字形の貫通部を形
    成することで、前記電線嵌め込み用切欠と電線の抜け防
    止用フックを形成したことを特徴とする電線固定用クラ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電線固定用クラ
    ンプであって、 前記切欠の大きさが1本の電線の径に対応していること
    を特徴とする電線固定用クランプ。
JP8288171A 1996-10-30 1996-10-30 電線固定用クランプ Pending JPH10136538A (ja)

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JP8288171A JPH10136538A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 電線固定用クランプ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010178503A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Yazaki Corp 電線用プロテクタ及び電線保持構造
WO2012128216A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス用固定具および当該ワイヤハーネス用固定具を備えたワイヤハーネス

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CN103444034B (zh) * 2011-03-18 2017-10-24 矢崎总业株式会社 线束固定装置和具有该线束固定装置的线束

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