JPH0550705U - コアホルダ - Google Patents

コアホルダ

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JPH0550705U
JPH0550705U JP10149891U JP10149891U JPH0550705U JP H0550705 U JPH0550705 U JP H0550705U JP 10149891 U JP10149891 U JP 10149891U JP 10149891 U JP10149891 U JP 10149891U JP H0550705 U JPH0550705 U JP H0550705U
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秀行 佐藤
仁 守屋
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コア片用係止爪の欠損を防止するコアホルダ
の構造を提供する。 【構成】 開口を有するケース分割体12内に取り付け
られた可撓性材から成るコア片保持枠13が有する係止
爪18が磁性体コア片1と係合し、コア片保持枠13が
有する突合せばね板20がコア片1をケース分割体12
の開口方向に押圧する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、分割型筒状磁性体コア用のコアホルダとに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコアホルダは、信号線における誘導雑音を吸収する雑音吸収装置に用 いられる。一般に、この種の装置は、2分割された筒状コア間に信号線を挿通さ せて使用される。コアホルダは、分割型筒状コアを筒形に締め付けて保持するた めのもので、従来のコアホルダの一例を、図7にコア片とともに示す。
【0003】 図7において、コア片1は、断面八角形の筒形の磁性体コアを、八角形の辺と 直交する直交線で二等分割し、中央溝2の底の両端部に角形の係合凹部3を形成 したものである。
【0004】 コアホルダは、絶縁樹脂材から成り、コア片1を、中央溝2のある面を全体に 露出させて収容できる箱状のホルダ分割体4を2個、開口縁のうち1縁をヒンジ 部5で連結したものである。ホルダ分割体4の側壁には、互いに係合しうる係合 部6と係止部7が設けられている。ホルダ分割体4の内壁の半円形の切欠き部8 の底に接する個所には、係止爪9が設けられている。対向する係止爪9の間隔は 、コア片1の2つの係合凹部3の間隔よりやや大であり、その両側に形成した縦 溝10により自由度を増加させたものである。ホルダ分割体4の内底には、コ字 形切欠きによる片持ばね11が、内方へ一部を突出させて2個(1個のみを図示 )形成されている。
【0005】 ここで、コア片1が押圧されホルダ分割体4に挿入されると、係合凹部3に係 止爪9が嵌合されて係止されるとともに、背面が片持ばね11に当接された状態 で収容される。コア片1は、片持ばね11に弾接されるとともに係合凹部3が係 止爪9に係止されることで、ホルダ分割体4の開口面より僅かに突出している。
【0006】 両方のホルダ分割体4に、コア片1をそれぞれ収容してからホルダ分割体4の 開口縁を合わせるように係合部6と係止部7を係合すると、コア片1の分割面同 志が突き合わせられ係止爪9が係合凹部3から離れて片持ばね11をさらに撓ま せることとなる。これにより、両コア片1は互いに押圧され、筒形のコアとして 保持される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のコアホルダにおいては係止爪9がホルダ分割体4と一体に形 成されており、縦溝10、即ち、肉薄部の撓みでコア片1を収容時の係止爪9に 加わる外力を緩和していた。
【0008】 しかし、肉薄部の撓みだけでは、係止爪9の自由度が比較的小さい。このため 、コア片1の軸方向の長さ寸法が製造条件のばらつき等により大きい場合や、コ ア片収容の際に片方の係止爪9に強い外力が加った場合等に、係止爪9が欠損す るという問題点がある。
【0009】 また、片持ばね11も、十分な可撓性が必要であることはいうまでもない。
【0010】 本考案の課題は、コア片用係止爪の欠損を防止するコアホルダの構造を提供す ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、2分割された磁性体コアの当該コア片をそれぞれ収容するた めのそれぞれ開口を有する2つの箱体を備えたコアホルダにおいて、前記コア片 に係合するための係止爪と、前記コア片を前記箱体の開口方向に押圧するための 加圧ばねとを有する可撓性材から成る可撓性部材が前記各箱体内に取り付けられ ていることを特徴とするコアホルダが得られる。
【0012】 即ち、互いに係合する係止部と係合部により開口面を突き合わせて組み合わせ る一対の箱形ケース分割体の中、係止爪の一対と突合せばね板を備えた、可撓性 材料の中で作ったコア片保持枠とからなり、ケース分割体の中にコア片保持枠を 取り付けたコアホルダが得られる。
【0013】
【作用】
2分割された磁性体コアの当該コア片をそれぞれ収容するためのそれぞれ開口 を有する2つの箱体を備えたコアホルダにおいて、前記箱体内に取り付けられた 可撓性材から成る可撓性部材が有する係止爪が前記コア片と係合し、前記可撓性 部材が有する加圧ばねが前記コア片を前記箱体の開口方向に押圧するため、コア 片を収容する際、係止爪が欠損することがない。
【0014】 また、一対の箱形ケース分割体は、コア片保持枠をそれぞれ収容して固定し、 コア片を収容し、信号線に貫通させて装着する働きがある。コア片保持枠は、係 止爪と突合せ板ばねとが共同してコア片を固定し、突合せ板ばねがケース分割体 と共同してコア片を突き合わせ押圧して筒形に保つように働く。
【0015】
【実施例】
本考案による一実施例を図面を参照して説明する。
【0016】 図1は、本実施例を示す分解斜視図である。図1において、コアホルダは、開 口を有する箱体であるケース分割体12を一対有する。各ケース分割体12には 、それぞれ磁性体から成るコア片1にコア片保持枠13が取り付けられた状態の 仮組体が備えられる。図1においては、両ケース分割体12から仮組体を取り外 し、さらに、一方の仮組体をコア片保持枠13とコア片1とに分解した状態を示 している。
【0017】 ケース分割体12は、従来例のホルダ分割体4と同様に、その開口縁のうち1 縁がヒンジ部5で連結されたものである。連結された各ケース分割体12には、 それぞれ係合部6、係止部7が設けられている。また、ケース分割体12には、 内底の長辺に沿って角形の透孔14が2個(1個のみを図示)形成されている。
【0018】 内底面に接する傾斜内壁には、嵌合凹部15が1つの分割体12に4つ形成さ れている(1個のみを図示)。
【0019】 コア片保持枠13は、可撓性の絶縁樹脂材(例えば、弗素樹脂、シリコン樹脂 等)から成る。コア片保持枠13は、ケース分割体12の内底にほぼ対応する方 形枠状で、短辺部の中央部には、角柱17が一体に突設されている。角柱17の 先端には、係止爪18が形成されている。短辺部の両端には、外方へ若干延びる 脚19が形成されている。長辺部には、中央で上方へ屈曲する突合せばね板(加 圧ばね)20が形成されている。係止爪18は、コア片1の係合凹部3の幅およ び高さ位置に対してそれぞれ若干の余裕を持たせた寸法である。
【0020】 仮組体においては、コア片1の係合凹部3に、コア片保持枠13の係止爪18 が係合されている。脚19をケース分割体12の嵌合凹部15に上方から入れて 小屋根16の下に押し込むことで、図1に示したように、ケース分割体12に仮 組体を取り付けできる。尚、本実施例ではケース分割体12にコア片保持枠13 が取り付けられたものをコアホルダと呼ぶ。
【0021】 図2、図3および図4は、一方のケース分割体12に仮組体が取り付けられた 状態を示す斜視図、断面図およびA−A断面図である。図3において、突合せば ね板20は、コア片1の背面(底面)に弾接し一部が透孔14に遊嵌され、係合 凹部3が係止爪18(図3には図示しない)と当接しており、コア片1はケース 分割体12の開口縁から僅かに突出する。
【0022】 このようにケース分割体12に仮組体を収容することにより、雑音吸収装置が 製造された。
【0023】 図5は、ケース分割体12の係合部6と係止部7とを係合させて、コア片1同 士を突合せばね板20による押圧作用で筒形に保持した状態を示す。
【0024】 図6は、雑音吸収装置の実際の使用状態を示す図である。図5において、符号 50は、誘導雑音を吸収しようとする信号線である。
【0025】 以上説明したように、コア片保持枠13は撓やかであり曲折しても外力を外せ ば元の形状に戻り、係止片18や脚19が欠損することはない。
【0026】
【考案の効果】
本考案によるコアホルダは、箱体内に取り付けられた可撓性材から成る可撓性 部材がコア片と係合する係止爪と、コア片を箱体の開口方向に押圧するための加 圧ばねとを有するため、コア片を収容する際に係止爪が欠損することがない。
【0027】 また、係止爪と加圧ばねとを保持枠として一体に形成したため、ケース分割体 自体は可撓性部材の無い簡素な形状とすることができる。このため、ケース分割 体の金型比較的簡単にかつ安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるコア片を含むコアホル
ダを示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例によるコア片を含むコアホル
ダを示す分解斜視図である。
【図3】図2に示すコアホルダの断面図である。
【図4】図2に示すコアホルダの断面図である。
【図5】図2に示すコアホルダを筒形に保持した状態を
示す断面図である。
【図6】雑音吸収装置の実際の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図7】コア片を含む従来のコアホルダを示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 コア片 3 係合凹部 5 ヒンジ部 6 係合部 7 係止部 9、18 係止爪 10 縦溝 11 片持ばね 12 ケース分割体 13 コア片保持枠 14 透孔 15 嵌合凹部 19 脚 20 突合せばね板 50 信号線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割された磁性体コアの当該コア片を
    それぞれ収容するためのそれぞれ開口を有する2つの箱
    体を備えたコアホルダにおいて、前記コア片に係合する
    ための係止爪と、前記コア片を前記箱体の開口方向に押
    圧するための加圧ばねとを有する可撓性材から成る可撓
    性部材が前記各箱体内に取り付けられていることを特徴
    とするコアホルダ。
JP1991101498U 1991-12-10 1991-12-10 雑音吸収装置 Expired - Lifetime JP2511548Y2 (ja)

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