JPH0550608U - 車両用部品 - Google Patents

車両用部品

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JPH0550608U
JPH0550608U JP10122691U JP10122691U JPH0550608U JP H0550608 U JPH0550608 U JP H0550608U JP 10122691 U JP10122691 U JP 10122691U JP 10122691 U JP10122691 U JP 10122691U JP H0550608 U JPH0550608 U JP H0550608U
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JP
Japan
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lens
housing
paint
vehicle
breathing
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JP10122691U
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Inventor
久夫 古谷
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、レンズ2の室内20側の面の
曇を防止することができる車両用部品を提供することに
ある。 【構成】 ハウジング1の室内20側の面に防曇性塗料
60を塗布する。この結果、その防曇性塗料60によ
り、室内20の湿気を吸収するので、レンズ2の室内2
0側の面の曇を確実に防止することができる。しかも、
ハウジング1の室内20側の面に防曇性塗料60を塗布
するだけでレンズ2の防曇効果が得られるので、従来の
ように、部品自体に加工等を施したり、あるは別部品を
用いたりする必要がないので、構造が簡単である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンズ及びハウジングにより室を画成した車両用部品に係り、特に 構造が簡単で、レンズの室内側の面の曇を防止することができる車両用部品に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズ及びハウジングにより室を画成した車両用部品には、例えばヘッドラン プやサイドランプやリヤーコンビネーションランプやターンシグナルランプ等の 光源バルブを装備する照明,信号,標示等を目的とする車両用灯具類、並びに例 えばリヤーフィニッシャー等の光源バルブを装備しないで装飾を目的とする車両 用装飾部品類、等のものがある。また、上述の車両用部品には、室内と外部とが 呼吸構造により連通された半密閉構造形のものと、室内が完全に密閉された密閉 構造形のものとがある。 以下、従来の車両用部品を図2及び図3を参照して説明する。 この例は、車両用灯具のヘッドランプ(車両用前照灯)であって、半密閉構造 形のヘッドランプに使用した例について説明する。 図において、1は例えば合成樹脂製からなるハウジングである。このハウジン グ1は、前面10と後部11とを開設する。このハウジング1の後部のやや上部 であって、左右両側の所に呼吸筒12を後方に一体に突設し、その呼吸筒12に 後述する灯室20内と外部とを連通させる呼吸孔13を設けると共に、この呼吸 筒12の中間部の外周面に段部14を設ける。 2はレンズである。このレンズ2は、後部を開口した形状をなす。このレンズ 2の後部開口部を前記ハウジング1の前面開口部10に、例えばホットメルト等 により気密状に接着シールして、取り付ける。この結果、ハウジング1およびレ ンズ2により画成された灯室20が形成される。 3は可動リフレクタである。この可動リフレクタ3は、前部を開口し、その前 面側(内面側)に例えば回転放物面の反射面30を、例えばアルミ蒸着等により 設ける。また、この可動リフレクタ3は、後部に透孔31を設け、その透孔31 の周縁に光源バルブ取付具(図示せず)を設ける。この可動リフレクタ3を前記 ハウジング1にピボット軸受機構(図示せず)により回動可能に取り付ける。こ の結果、可動リフレクタ3は、前記灯室20内に回動可能に収納される。 4は光源バルブで、例えばH4型のバルブである。この光源バルブ4は、ガラ ス管球40と、このガラス管球40中に配設したメインフィラメント及びサブフ ィラメント(図示せず)と、そのサブフィラメントの下方に配設した遮光体(図 示せず)と、前記ガラス管球40の前端に設けた遮光膜(図示せず)と、前記ガ ラス管球40の後部から一体に設けた口金41と、その口金41の中間部に一体 に設けた鍔部42と、前記口金41の後部から突設したターミナル43とからな る。この光源バルブ4を前記可動リフレクタ3の後部透孔31から可動リフレク タ3の前面反射面30側に挿入し、光源バルブ4の鍔部42を可動リフレクタ3 の透孔31の周縁に当接させ、可動リフレクタ3の取付具により光源バルブ4を 可動リフレクタ3に着脱可能に取り付ける。この結果、光源バルブ4が可動リフ レクタ3の前面側に配設され、かつ光源バルブ4のメインフィラメント及びサブ フィラメントが前記可動リフレクタ3の反射面30の回転中心軸(光軸)と平行 に位置し、またメインフィラメントが可動リフレクタ3の反射面30の焦点F近 傍に位置する。 44は前記光源バルブ4の口金41に密着したゴムキャップ、45は前記ゴム キャップ44の周縁部を前記ハウジング1の後部開口部11に密着させる取付キ ャップである。 5は前記灯室20内と外気との呼吸作用および水の侵入防止作用を行なうゴム 製のグロメットであって、管状のU字形をなす。このグロメット5の一端(上端 )開口51を呼吸筒12の先端部に外嵌し、呼吸筒12の段部14にグロメット 5の一端面を当接させ、そのグロメット5の他端(下端)開口(図示せず)を下 方に向け、そのグロメット5の他端開口を前記ハウジング1の後部壁に対向させ る。 かくして、前記光源バルブ4を点灯すると、この光源バルブ4からの光がリフ レクタ3の反射面30において反射し、その反射光がレンズ2を透過し、所定の 配光パターンで外部に照射される。 また、かかるヘッドランプにおいては、灯室20内と外部とが、ハウジング1 の呼吸孔13およびグロメット5を介して連通する。この結果、灯室20内と外 部との間において呼吸作用が行われ、灯室20内の圧力変化を無くすことができ る。さらに、グロメット5はU字形に屈曲し、かつ一端開口51を呼吸筒12に 外嵌して他端開口を下にして取付けたので、グロメット5の下端開口に水が入り 、その水がグロメット5内を通って灯室20内に侵入しようとしても、屈曲した 道程のグロメット5内の途中で水はその自重で落下してグロメット5の下端開口 から外部に排出され、水の逆侵入を防ぐことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来のヘッドランプは、灯室20内と外部とが、ハウジング 1の呼吸孔13およびグロメット5を介して連通するものであるから、灯室20 内と外部との間において呼吸作用が行われる際に、灯室20内に湿気が侵入する 。このために、灯室20内の温度と外気温度との差等により、レンズ2の内面に 曇(図2中斜線にて、また図3中点々にてそれぞれ示す。)6が発生する。その レンズ2の内面に曇6が発生すると、例えば上述の車両用灯具の場合、所定の配 光特性が得られなかったり、配光光度が低下したり、見栄えが悪くなる等の問題 が生じる。 なお、上述のヘッドランプ以外の半密閉構造形の車両用部品においても、同様 にレンズの室内側の面が曇る。
【0004】 また、密閉構造形の車両用部品においては、初期湿度が大きい時や光源バルブ 交換時の湿気の流入した時等に、室内の温度と外気温度との差等により、レンズ の内面に曇が発生する。
【0005】 そこで、上述のヘッドランプを始めとする車両用部品のレンズの内面の曇を防 止する技術が先に出願された。例えば、このような技術としては、実開昭62− 176901号がある。 しかしながら、上述の技術等は、灯体とその内部に設置した反射鏡との間に空 気流通路を形成せしめ、該空気流通路内に流通空気との接触面積を大きくする防 曇部材(例えば、反射鏡の外面又は灯体の内面、あるいは両面をホーニング加工 等により細かい凹凸を有する粗面からなるもの、また例えば別部品のアルミ材を ハニカム構造を持った帯状にしたもの等であって、湿気を空気流通路内に留めて おくものである。)を設置するものであるから、構造が複雑である等の問題があ る。
【0006】 本考案の目的は、構造が簡単で、レンズの室内側の面の曇を防止することがで きる車両用部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
ハウジングの室内側の面に防曇性塗料を塗布したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案は、ハウジングの室内側の面に塗布した防曇性塗料により、室内の湿気 を吸収するので、レンズの室内側の面の曇を確実に防止することができる。しか も、ハウジングの室内側の面に防曇性塗料を塗布するだけでレンズの防曇効果が 得られるので、従来のように、部品自体に加工等を施したり、あるは別部品を用 いたりする必要がないので、構造が簡単である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の車両用部品の一実施例を図1参照して説明する。この例は、車 両用灯具のヘッドランプ(車両用前照灯)であって、半密閉構造形のヘッドラン プに使用した例について説明する。図中、図2及び図3と同符号は同一のものを 示す。 図において、60は防曇性塗料である。この防曇性塗料60をハウジング1の 灯室20側の面(内面)に、図1に示すように、全面に亘って若しくは部分的に 塗布する。なお、図1において、図面の作製上ハッチングを省略し、防曇性塗料 60の部分にハッチングを施した。また、図面の作製上防曇性塗料60の厚さを 実際の厚さ(5〜20μm)より強調して厚く図示してある。
【0010】 この実施例における本考案の車両用部品は、以上の如き構成からなるので、ハ ウジング1の呼吸孔13およびグロメット5を介して、灯室20内と外部との間 において呼吸作用が行われる際に、灯室20内に湿気が侵入したとしても、その 灯室20内に侵入した湿気を防曇性塗料60により吸収するので、レンズ2の室 内側の面の曇を確実に防止することができる。 しかも、ハウジング1の室内側の面に防曇性塗料60を全面に亘って若しくは 部分的に塗布するだけでレンズ2の防曇効果が得られるので、従来のように、部 品自体に加工等を施したり、あるは別部品を用いたりする必要がないので、構造 が簡単である。
【0011】 さらに、この実施例において使用する防曇性塗料60は、防曇効果を示すとき には水を吸収し、かつ灯室20内が乾燥した場合には水を放出させるものであり 、しかもこの放出時の水の粒子の大きさが吸収時の水の粒子の大きさに比較して 非常に小さい等の性質を有している。このために、前記防曇性塗料60に一旦吸 収されてかつ放出された水は、上方に上昇する傾向にある。従って、この実施例 のヘッドランプのように、呼吸構造(呼吸孔13およびグロメット5)を灯室2 0の上部側に設けておけば、その灯室20内の防曇性塗料60に一旦吸収されて かつ放出された水を効率良く外部に排出させることができ、レンズ2の内面の曇 止効果をさらに向上させることができる。
【0012】 なお、上述の実施例においては、ヘッドランプについて説明したが、その他の 車両用灯具類や車両用装飾部品類等の車両用部品にも使用することができる。 また、上述の実施例においては、半密閉構造形のヘッドランプについて説明した が、密閉構造形の車両用部品にも使用することができる。 さらに、上述の実施例において、ハウジング1の灯室20側の面に防曇性塗料 60を全面に亘って塗布すれば、防曇性塗料の塗布量が大となり、その分水の吸 収量が増大してレンズ2の曇止効果がさらに向上される。また、ハウジング1の 灯室20側の面であって、呼吸構造(呼吸孔13およびグロメット5)付近に部 分的に防曇性塗料60を塗布すれば、防曇性塗料60に一旦吸収されてかつ放出 された湿気の外部への排出が効率良く行なわれので、レンズ2の曇止効果が向上 される。
【0013】 なお、上述の防曇性塗料60としては、例えば樹脂分子中に−0H基を多量に 含有させると共に樹脂自体を水溶化塩とした耐久性,防曇性,半導体性機能を付 与したアクリル系樹脂(出願人:昭和シェル石油株式会社、代理人:友松英爾、 種別:特許、整理番号:HP000808−1、このFD出願に係るもの)の防 曇性塗料を使用する。かかる防曇性塗料60は、吸水量が在来の防曇性塗料と比 較して大であるから、上述のレンズ2の内面の曇止の効果が大である。また、か かる防曇性塗料60は、半導体の性質を有するので、ハウジング1の室内20側 の面における静電気の帯電を防止することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の車両用部品は、ハウジングの室内側の面に 防曇性塗料を塗布したものであるから、その防曇性塗料により、室内の湿気を吸 収するので、レンズの室内側の面の曇を確実に防止することができる。しかも、 ハウジングの室内側の面に防曇性塗料を塗布するだけでレンズの防曇効果が得ら れるので、従来のように、部品自体に加工等を施したり、あるは別部品を用いた りする必要がないので、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用部品の一実施例を示し、半密閉
構造形のヘッドランプに使用した例の断面図
【図2】従来の車両用部品を示し、半密閉構造形のヘッ
ドランプに使用した例の正面図
【図3】図2におけるIII−III線断面図
【符号の説明】
1…ハウジング、13…呼吸孔、2…レンズ、20…灯
室、3…リフレクタ、4…光源バルブ、5…グロメッ
ト、60…防曇性塗料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ及びハウジングにより室を画成し
    た車両用部品において、前記ハウジングの室内側の面に
    防曇性塗料を塗布したことを特徴とする車両用部品。
JP10122691U 1991-12-10 1991-12-10 車両用部品 Pending JPH0550608U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134668A (ja) * 1984-07-27 1986-02-18 Casio Comput Co Ltd 仮名漢字変換処理方式
JPS6362101A (ja) * 1986-08-07 1988-03-18 ヘラ・コムマンディトゲゼルシャフト・ヒュック・ウント・コムパニ− 車両用ヘッドライト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134668A (ja) * 1984-07-27 1986-02-18 Casio Comput Co Ltd 仮名漢字変換処理方式
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