JPH077004U - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
- Publication number
- JPH077004U JPH077004U JP4052993U JP4052993U JPH077004U JP H077004 U JPH077004 U JP H077004U JP 4052993 U JP4052993 U JP 4052993U JP 4052993 U JP4052993 U JP 4052993U JP H077004 U JPH077004 U JP H077004U
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- Japan
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- breathing hole
- dry air
- lens
- lamp
- lamp chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズの曇りを確実に防止できる車両用灯具
を提供することである。 【構成】 乾燥空気発生装置17で発生した乾燥空気を
配管16を介して吸気側呼吸孔機構Bの呼吸孔14から
灯室4内に導入することにより、この乾燥空気は湿度が
低いために、レンズ3の内面に付着した水分は蒸発し、
蒸発した水分を乾燥空気に運ばれて排気側呼吸孔機構A
の呼吸孔11から外気に放出させる。
を提供することである。 【構成】 乾燥空気発生装置17で発生した乾燥空気を
配管16を介して吸気側呼吸孔機構Bの呼吸孔14から
灯室4内に導入することにより、この乾燥空気は湿度が
低いために、レンズ3の内面に付着した水分は蒸発し、
蒸発した水分を乾燥空気に運ばれて排気側呼吸孔機構A
の呼吸孔11から外気に放出させる。
Description
本考案は、レンズおよびハウジングにより灯室を画成した車両用灯具に係わり 、特にレンズの灯室内側の面の曇りを防止することができる車両用灯具に関する ものである。
【0002】
レンズおよびハウジングにより灯室を画成した車両用灯具には、例えば、ヘッ ドランプやサイドランプやリヤーコンビネーションランプやターンシグナルラン プなどの光源バルブを装備する照明等を目的とするものであり、この車両用灯具 には灯室が呼吸構造により外気に連通された半密閉構造のものがある。
【0003】 従来のこの種の車両用灯具は、ハウジングの前面開口部にレンズを装着して内 部にリフレクターを備えた灯室を画成し、ハウジングの後部のやや上部であって 、左右両側の部位に呼吸孔を有する呼吸筒を後方に一体に突設し、この呼吸筒の 先端に管状のU字形をなすグロメットを取り付けたものである。
【0004】 このような車両用灯具においては、灯室の内と外部とが、ハウジングの呼吸孔 にグロメットを介して連通し、この結果、灯室内と外部との間において呼吸作用 が行われ、灯室内の圧力変化を無くすことができる。
【0005】
しかしながら、上記の車両用灯具において呼吸作用が行われる際に、灯室内に 湿気が侵入する。このために、灯室内の温度と外気温度との差等により、レンズ の内面に曇りが発生する。この曇りが発生すると、所定の配光特性が得られなか ったり、配光光度が低下したり、見栄えが悪くなるなどの問題が生じる。
【0006】 また、密閉構造形の車両用灯具においては、初期湿度が大きい時や光源バルブ 交換時に湿気が侵入した時に、灯室内温度と外気温度との差等により、レンズの 内面に曇りが生じるという問題点があった。また、灯具呼吸装置として実開平4 −6109号公報がある。
【0007】 本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とすると ころは、レンズの曇りを確実に防止できる車両用灯具を提供することにある。
【0008】
上記の目的を達成するために、本考案は、灯具本体の前面開口部にレンズを設 けて画成された灯室に、乾燥空気を灯室内に導入する吸気側呼吸孔機構を設ける と共に、灯室に、灯室内の空気を外気に排出する排気側呼吸孔機構を設け、前記 吸気側呼吸孔機構の空気入口側に、乾燥空気を発生させる乾燥空気発生装置の出 口側を配管を介して接続したことを特徴とする。
【0009】
かかる構成により、前記乾燥空気発生装置で発生した乾燥空気を配管を介して 吸気側呼吸孔機構から灯室内に導入することにより、この乾燥空気は湿度が低い ために、前記レンズの内面に付着した水分は蒸発し、蒸発した水分は乾燥空気に 運ばれて排気側呼吸孔機構の呼吸孔から外気の放出される。このように、前記レ ンズの内面に付着した水分が蒸発するために、このレンズの曇りを確実に防止で きる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係わる車両 用灯具の正面側からの斜視図、図2は同車両用灯具の背面側からの斜視図、図3 は同車両用灯具の断面図、図4は本考案に係わる車両用灯具の他の実施例の正面 図、図5は図4X−X線に沿う断面図である。
【0011】 本考案に係わる車両用灯具は、灯具本体であるハウジング1と、このハウジン グ1の前面開口部2に装着されたレンズ3とを備えており、このハウジング1と レンズ3とで灯室4を画成している。そして、ハウジング1の内面が光源バルブ 6を中心とした回転抛物面を有する反射面部7に成されており、光源バルブ6は ハウジング1の中央部に形成された孔部8から灯室4内に挿入してあり、光源バ ルブ6は口金部9で保持部材10に保持されている。
【0012】 そして、前記ハウジング1の後部の下側の部位に呼吸孔11を有する呼吸筒1 2が後方に突出させてハウジング1と一体に形成してあり、この呼吸筒12の先 端には管状のU字形をなすグロメット13の一端開口部13a側が取り付けてあ る。このグロメット13は、その他端開口部13bが下を向くようにしてあり、 これらで排気側呼吸孔機構Aを構成している。
【0013】 また、前記ハウジング1の後部の上側には、呼吸孔14を有する呼吸筒15が 後方に突出した状態でハウジング1と一体に形成してあり、これらで吸気側呼吸 孔機構Bを構成しており、この吸気側呼吸孔機構Bの呼吸筒15は配管16を介 して乾燥空気発生装置17の空気出口側に接続してある。この乾燥空気発生装置 17として車両用の空気調和装置を使用してもよい。
【0014】 次に上記のように構成された車両用灯具におけるレンズ3内面の曇り防止につ いて説明する。乾燥空気発生装置17で発生した乾燥空気は配管16を介して上 側の呼吸孔14から灯室4内に導入される。乾燥空気は湿度が低いために、前記 レンズ3の内面に付着した水分は蒸発し、乾燥空気に運ばれて下側の呼吸孔11 から外気の放出される。このように、前記レンズ3の内面に付着した水分が蒸発 するために、このレンズ3の曇りが防止されることになる。
【0015】 また、図4、図5に示すように灯室4内のハウジング1とは別にリフレクタ1 8を備え、このリフレクタ18が、光源バルブ19を中心とした回転抛物面を有 する反射面部20の他に、この反射面部20の端にこの反射面部20とは逆に傾 斜した補助反射面部21を有する場合、この補助反射面部21には、光源バルブ 19からの光が当たらない関係上、この補助反射面部21に対向するレンズ3の 部位3aの内面には、他の部位に比べて水分が付着し易く、曇りを生じる。
【0016】 このような車両用灯具においては、前記ハウジング1の、反射面部20の後方 に位置する部位、実施例ではハウジング1の後部右側に上記した排気側呼吸孔機 構Aと同様な排気側呼吸孔機構Aを設けてあり、前記ハウジング1の、補助反射 面部21の後方に位置する部位に吸気側呼吸孔機構Bが設けてある。この吸気側 呼吸孔機構Bは、前記ハウジング1に形成した孔部23に挿入された通気管24 を備えており、この通気管24の挿入端部24aは前記灯室4の隅部5に位置し ていて、前記リフレクタ18の補助反射面部21を貫通してレンズ3の内面に近 接している。そして、前記通気管24は配管25を介して乾燥空気発生装置17 の空気出口側に接続してある。
【0017】 したがって、前記乾燥空気発生装置17で発生した乾燥空気は配管25を介し て吸気側呼吸孔機構Bの通気管24から灯室4内に導入されて、乾燥空気は湿度 が低いために、前記レンズ3の内面に付着した水分は蒸発し、乾燥空気に運ばれ て排気側呼吸孔機構Aの呼吸孔11から外気の放出される。このように、前記レ ンズ3の内面に付着した水分が蒸発するために、このレンズ3の曇りが防止され ることになる。
【0018】
以上説明したように、本考案は、灯具本体の前面開口部にレンズを設けて画成 された灯室に、乾燥空気を灯室内に導入する吸気側呼吸孔機構を設けると共に、 灯室に、灯室内の空気を外気に排出する排気側呼吸孔機構を設け、前記吸気側呼 吸孔機構の空気入口側に、配管を介して乾燥空気を発生させる乾燥空気発生装置 の出口側を接続したから、前記乾燥空気発生装置で発生した乾燥空気を配管を介 して吸気側呼吸孔機構から灯室内に導入することにより、この乾燥空気は湿度が 低いために、前記レンズの内面に付着した水分は蒸発し、蒸発した水分は乾燥空 気に運ばれて排気側呼吸孔機構の呼吸孔から外気の放出される。このように、前 記レンズの内面に付着した水分が蒸発するために、このレンズの曇りを確実に防 止できる。
【図1】本考案に係わる車両用灯具の正面側からの斜視
図である。
図である。
【図2】同車両用灯具の背面側からの斜視図である。
【図3】同車両用灯具の断面図である。
【図4】本考案に係わる車両用灯具の他の実施例の正面
図である。
図である。
【図5】図4X−X線に沿う断面図である。
1 ハウジング(灯具本体) 3 レンズ 4 灯室 11、14 呼吸孔 16、25 配管 17 乾燥空気発生装置 A 排気側呼吸孔機構 B 吸気側呼吸孔機構
Claims (1)
- 【請求項1】 灯具本体の前面開口部にレンズを設けて
画成された灯室に、乾燥空気を灯室内に導入する吸気側
呼吸孔機構を設けると共に、灯室に、灯室内の空気を外
気に排出する排気側呼吸孔機構を設け、前記吸気側呼吸
孔機構の空気入口側に、乾燥空気を発生させる乾燥空気
発生装置の出口側を配管を介して接続したことを特徴と
する車両用灯具。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052993U JPH077004U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052993U JPH077004U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077004U true JPH077004U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=12583005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4052993U Pending JPH077004U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077004U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008071574A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
JP2022025042A (ja) * | 2020-07-28 | 2022-02-09 | 浙江金業汽車部件有限公司 | 車両用灯具の防曇制御システム及び車両用灯具の防曇制御方法 |
CN114688498A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-07-01 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种车灯除雾装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP4052993U patent/JPH077004U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008071574A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
JP4605128B2 (ja) * | 2006-09-13 | 2011-01-05 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具の製造方法 |
JP2022025042A (ja) * | 2020-07-28 | 2022-02-09 | 浙江金業汽車部件有限公司 | 車両用灯具の防曇制御システム及び車両用灯具の防曇制御方法 |
CN114688498A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-07-01 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种车灯除雾装置 |
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