JPH055043Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH055043Y2 JPH055043Y2 JP1988128599U JP12859988U JPH055043Y2 JP H055043 Y2 JPH055043 Y2 JP H055043Y2 JP 1988128599 U JP1988128599 U JP 1988128599U JP 12859988 U JP12859988 U JP 12859988U JP H055043 Y2 JPH055043 Y2 JP H055043Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining flange
- spike pin
- spike
- cover plate
- slip member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、自動車等のタイヤに装着して用いる
車両用スパイク付き滑止め部材に関するものであ
る。
車両用スパイク付き滑止め部材に関するものであ
る。
（従来技術）
従来、車両用スパイク付き滑止め部材として、
例えば実開昭62−88603号公報、または実開昭62
−88604号公報の如きものがある。
例えば実開昭62−88603号公報、または実開昭62
−88604号公報の如きものがある。
（考案が解決しようとする問題点）
ところが、上記従来品は、いずれもスパイクピ
ンの路面側に対する抜け出しは、抜止鍔部が芯部
材に係合するため、防止することができるが、反
対側に対する抜け出しには前記芯部材は何ら役立
たず、しかも前記スパイクピンの上部側の弾性体
の肉厚は薄いため、この部分がスパイクピンの動
きによつて劣化破損し、スパイクピンが抜け出て
しまうという問題点があつた。
ンの路面側に対する抜け出しは、抜止鍔部が芯部
材に係合するため、防止することができるが、反
対側に対する抜け出しには前記芯部材は何ら役立
たず、しかも前記スパイクピンの上部側の弾性体
の肉厚は薄いため、この部分がスパイクピンの動
きによつて劣化破損し、スパイクピンが抜け出て
しまうという問題点があつた。
また特開昭62−128811号公報の如く、スパイク
ピンのフランジ部の反路面側に帆布を介在させる
ことによりタイヤ方向へのスパイクピンのタイヤ
方向への没入を防止するようにしたものも公知で
あるが、このものは帆布であるため強度的に脆
く、しかも帆布自体が容易に変形してしまうた
め、確実にスパイクピンの没入を防止することは
できないという問題点があつた。
ピンのフランジ部の反路面側に帆布を介在させる
ことによりタイヤ方向へのスパイクピンのタイヤ
方向への没入を防止するようにしたものも公知で
あるが、このものは帆布であるため強度的に脆
く、しかも帆布自体が容易に変形してしまうた
め、確実にスパイクピンの没入を防止することは
できないという問題点があつた。
（問題点を解決するための手段）
本考案は上記問題点を解決することを目的とし
ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの
外周面および両側面に適合し得る所要巾をもつて
形成した滑止め部材の内部に、複数条の芯部材を
所要間隔をもつて並列に配列するとともに前記芯
部材間に、抜止鍔部を設けたスパイクピンを挿入
し、前記スパイクピンの抜止鍔部を前記芯部材に
係合可能に位置するとともに前記スパイクピンの
抜止鍔部上方に、前記抜止鍔部上面との間に所要
の間隔を設けて前記抜止鍔部より大きい面積から
なる断面皿状の硬質板製カバープレートをその凹
弧面側を前記抜止鍔部上面側に対向状態として配
置し、前記スパイクピン、カバープレート、芯部
材を前記弾性体と一体にモールド成型したことを
特徴とするものである。
ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの
外周面および両側面に適合し得る所要巾をもつて
形成した滑止め部材の内部に、複数条の芯部材を
所要間隔をもつて並列に配列するとともに前記芯
部材間に、抜止鍔部を設けたスパイクピンを挿入
し、前記スパイクピンの抜止鍔部を前記芯部材に
係合可能に位置するとともに前記スパイクピンの
抜止鍔部上方に、前記抜止鍔部上面との間に所要
の間隔を設けて前記抜止鍔部より大きい面積から
なる断面皿状の硬質板製カバープレートをその凹
弧面側を前記抜止鍔部上面側に対向状態として配
置し、前記スパイクピン、カバープレート、芯部
材を前記弾性体と一体にモールド成型したことを
特徴とするものである。
（実施例）
以下、図示した実施例に基づいて具体的に説明
する。
する。
１は滑止め部材であつて、ゴムや合成樹脂等の
弾性体により、タイヤＡの外周面および両側面に
適合し得る所要巾をもつて形成されている。２，
２は前記滑止め部材１の内部に所要の間隔をもつ
て並列に配列されたワイヤー、チエーン、その他
適宜強靱な部材で形成された複数条の芯部材、
３，３は前記芯部材２，２間に挿入配置されたス
パイクピンであつて、前記スパイクピン３，３の
基端部側には抜止鍔部３ａ，３ａが形成されてお
り、該抜止鍔部３ａ，３ａは前記芯部材２，２に
係合する状態に配置されている。３ｂ，３ｂは前
記スパイクピン３，３の先端部側に形成された食
込部である。４はスパイクピン３，３のカバープ
レートであつて、前記スパイクピン３，３の上方
部に前記抜止鍔部上面との間に所要の間隙を設け
配置されて弾性体により一体にモールド成型され
たものであり、第３図示の如く断面皿状をなし、
金属、プラスチツク等の硬質板からなり、その大
きさは前記スパイクピン３，３の抜止鍔部３ａ，
３ａより大きく、かつスパイクピン３，３一個
用、あるいは複数個用任意で、しかも皿状の凹弧
面側を前記抜止鍔部上面側に対向状態として一体
にモールドされている。５は前記滑止め部材１に
形成された面取り部、Ｂは滑止め部材１を取付け
るためのロープ、ワイヤー、チエーン等の索条
体、Ｃは緊締具、Ｄは路面である。
弾性体により、タイヤＡの外周面および両側面に
適合し得る所要巾をもつて形成されている。２，
２は前記滑止め部材１の内部に所要の間隔をもつ
て並列に配列されたワイヤー、チエーン、その他
適宜強靱な部材で形成された複数条の芯部材、
３，３は前記芯部材２，２間に挿入配置されたス
パイクピンであつて、前記スパイクピン３，３の
基端部側には抜止鍔部３ａ，３ａが形成されてお
り、該抜止鍔部３ａ，３ａは前記芯部材２，２に
係合する状態に配置されている。３ｂ，３ｂは前
記スパイクピン３，３の先端部側に形成された食
込部である。４はスパイクピン３，３のカバープ
レートであつて、前記スパイクピン３，３の上方
部に前記抜止鍔部上面との間に所要の間隙を設け
配置されて弾性体により一体にモールド成型され
たものであり、第３図示の如く断面皿状をなし、
金属、プラスチツク等の硬質板からなり、その大
きさは前記スパイクピン３，３の抜止鍔部３ａ，
３ａより大きく、かつスパイクピン３，３一個
用、あるいは複数個用任意で、しかも皿状の凹弧
面側を前記抜止鍔部上面側に対向状態として一体
にモールドされている。５は前記滑止め部材１に
形成された面取り部、Ｂは滑止め部材１を取付け
るためのロープ、ワイヤー、チエーン等の索条
体、Ｃは緊締具、Ｄは路面である。
次に作用について説明する。タイヤＡは装着さ
れた滑止め部材１は、車両の走行時に第６〜７図
示のようにスパイクピン３，３の先端部を路面
（氷、雪面）に食込ませ、タイヤＡの滑りを防止
するものである。またこの際路面との摩擦、衝撃
力により前記滑止め部材１が変形してスパイクピ
ン３，３を前記滑止め部材１から抜出するような
作用が生じても前記スパイクピン３，３の抜止鍔
部３ａ，３ａが芯部材２、２に係合してスパイク
ピン３，３の抜出しは防止されるとともに前記ス
パイクピン３，３の上方部（反路面側）に対する
抜出し、および前記スパイクピン３，３の動きに
よる弾性体の上部薄肉部の劣化破損は、カバープ
レート４によつて防止され、安定した走行を行う
ことができるものである。
れた滑止め部材１は、車両の走行時に第６〜７図
示のようにスパイクピン３，３の先端部を路面
（氷、雪面）に食込ませ、タイヤＡの滑りを防止
するものである。またこの際路面との摩擦、衝撃
力により前記滑止め部材１が変形してスパイクピ
ン３，３を前記滑止め部材１から抜出するような
作用が生じても前記スパイクピン３，３の抜止鍔
部３ａ，３ａが芯部材２、２に係合してスパイク
ピン３，３の抜出しは防止されるとともに前記ス
パイクピン３，３の上方部（反路面側）に対する
抜出し、および前記スパイクピン３，３の動きに
よる弾性体の上部薄肉部の劣化破損は、カバープ
レート４によつて防止され、安定した走行を行う
ことができるものである。
（効果）
以上説明したように本考案によれば、ゴムある
いは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周面お
よび両側面に適合し得る所要巾をもつて形成した
滑止め部材の内部に、複数条の芯部材を所要間隔
をもつて並列に配列するとともに前記芯部材間に
抜止鍔部を設けたスパイクピンを挿入し、前記ス
パイクピンの抜止鍔部を前記芯部材に係合可能に
位置するとともに前記スパイクピンの抜止鍔部上
方に、前記抜止鍔部上面との間に所要の間隔を設
けて前記抜止鍔部より大きい面積からなる断面皿
状の硬質板製カバープレートをその凹弧面側を前
記抜止鍔部上面側に対向状態として配置し、前記
スパイクピン、カバープレート、芯部材を前記弾
性体と一体にモールド成型したものであるから、
スパイクピンはその両側に芯部材が位置し、かつ
前記スパイクピンの抜止鍔部が前記芯部材に係合
する状態となり、その結果走行時にスパイクピン
を抜出すような作用が生じても前記スパイクピン
の抜止鍔部が前記芯部材に係合してスパイクピン
の抜出しは確実に防止されるものであり、しかも
前記スパイクピンの抜止鍔部上面の上方部には所
要の間隙を設けて前記抜止鍔部より大きい面積か
らなる断面皿状の硬質板製のカバープレートが、
その凹弧面側を前記抜止鍔部上面側に対向して配
置されて一体にモールド成型されているので、前
記スパイクピンの上方への抜出し、および前記ス
パイクピンの動きによる弾性体の上部薄肉部の劣
化破損は前記硬質板製カバープレートによつて防
止されるものであり、しかも前記カバープレート
は断面皿状で、かつその凹弧面側を前記抜止鍔部
上面側に対向せしめてあるので、前記抜止鍔部上
面と前記カバープレート間に介在する弾性体は前
記カバープレートによりその変形を抑止され、そ
の結果、前記スパイクピンの抜止鍔部の上方への
抜出し、緩みはより一層確実に防止され、安定し
た走行を行うことができるものであるとともに、
スパイクピンを超硬合金その他適宜の硬質材製と
なすことにより変形、摩耗を小となし、スパイク
ピンとしての性能を充分に発揮せしめ得、長期の
使用に供し得る等の効果がある。
いは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周面お
よび両側面に適合し得る所要巾をもつて形成した
滑止め部材の内部に、複数条の芯部材を所要間隔
をもつて並列に配列するとともに前記芯部材間に
抜止鍔部を設けたスパイクピンを挿入し、前記ス
パイクピンの抜止鍔部を前記芯部材に係合可能に
位置するとともに前記スパイクピンの抜止鍔部上
方に、前記抜止鍔部上面との間に所要の間隔を設
けて前記抜止鍔部より大きい面積からなる断面皿
状の硬質板製カバープレートをその凹弧面側を前
記抜止鍔部上面側に対向状態として配置し、前記
スパイクピン、カバープレート、芯部材を前記弾
性体と一体にモールド成型したものであるから、
スパイクピンはその両側に芯部材が位置し、かつ
前記スパイクピンの抜止鍔部が前記芯部材に係合
する状態となり、その結果走行時にスパイクピン
を抜出すような作用が生じても前記スパイクピン
の抜止鍔部が前記芯部材に係合してスパイクピン
の抜出しは確実に防止されるものであり、しかも
前記スパイクピンの抜止鍔部上面の上方部には所
要の間隙を設けて前記抜止鍔部より大きい面積か
らなる断面皿状の硬質板製のカバープレートが、
その凹弧面側を前記抜止鍔部上面側に対向して配
置されて一体にモールド成型されているので、前
記スパイクピンの上方への抜出し、および前記ス
パイクピンの動きによる弾性体の上部薄肉部の劣
化破損は前記硬質板製カバープレートによつて防
止されるものであり、しかも前記カバープレート
は断面皿状で、かつその凹弧面側を前記抜止鍔部
上面側に対向せしめてあるので、前記抜止鍔部上
面と前記カバープレート間に介在する弾性体は前
記カバープレートによりその変形を抑止され、そ
の結果、前記スパイクピンの抜止鍔部の上方への
抜出し、緩みはより一層確実に防止され、安定し
た走行を行うことができるものであるとともに、
スパイクピンを超硬合金その他適宜の硬質材製と
なすことにより変形、摩耗を小となし、スパイク
ピンとしての性能を充分に発揮せしめ得、長期の
使用に供し得る等の効果がある。
図は本考案の一実施例を示すものであつて、第
１図は本考案品のタイヤに装着した状態の側面
図、第２図は滑止め部材の斜視図、第３図は同要
部の正断面図、第４図は同底面図、第５図は芯部
材をチエーンとした場合の同底面図、第６〜７図
は使用状態における各例を示す一部拡大側断面図
である。 １……滑止め部材、２……芯部材、３……スパ
イクピン、３ａ……抜止鍔部、３ｂ……食込部、
４……カバープレート、５……面取り部、Ａ……
タイヤ、Ｂ……索条体、Ｃ……緊締具、Ｄ……路
面。
１図は本考案品のタイヤに装着した状態の側面
図、第２図は滑止め部材の斜視図、第３図は同要
部の正断面図、第４図は同底面図、第５図は芯部
材をチエーンとした場合の同底面図、第６〜７図
は使用状態における各例を示す一部拡大側断面図
である。 １……滑止め部材、２……芯部材、３……スパ
イクピン、３ａ……抜止鍔部、３ｂ……食込部、
４……カバープレート、５……面取り部、Ａ……
タイヤ、Ｂ……索条体、Ｃ……緊締具、Ｄ……路
面。
Claims (1)
- ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤ
の外周面および両側面に適合し得る所要巾をもつ
て形成した滑止め部材の内部に、複数条の芯部材
を所要間隔をもつて並列に配列するとともに前記
芯部材間に、抜止鍔部を設けたスパイクピンを挿
入し、前記スパイクピンの抜止鍔部を前記芯部材
に係合可能に位置するとともに前記スパイクピン
の抜止鍔部上方に、前記抜止鍔部上面との間に所
要の間隔を設けて前記抜止鍔部より大きい面積か
らなる断面皿状の硬質板製カバープレートをその
凹弧面側を前記抜止鍔部上面側に対向状態として
配置し、前記スパイクピン、カバープレート、芯
部材を前記弾性体と一体にモールド成型したこと
を特徴とする車両用スパイク付き滑止め部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988128599U JPH055043Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988128599U JPH055043Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0249601U JPH0249601U (ja) | 1990-04-06 |
| JPH055043Y2 true JPH055043Y2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=31382091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988128599U Expired - Lifetime JPH055043Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055043Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0581902U (ja) * | 1991-03-18 | 1993-11-05 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具のレンズ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62128811A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-11 | Bridgestone Corp | タイヤ滑り止め装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6288603U (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-06 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP1988128599U patent/JPH055043Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62128811A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-11 | Bridgestone Corp | タイヤ滑り止め装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0249601U (ja) | 1990-04-06 |
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